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近藤さんは永遠に生きている。 

近藤さんの近著『医者が教える「がん」にならない30の習慣(宝島新書」

近藤さんは数十年にわたって「がん」研究」一筋。
近藤さんがセカンドオピニオンで対談した相談者は約1万人。
そしてすべての医学雑誌を読み込み、
医者が教える「がん」にならない30の習慣((宝島社新書)を出版した。

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母の生命力 

38度近くの熱が出て、生協病院の救命救急センターに。
原因は膀胱炎。これで二度目。
医師に歳(99)も歳だから、覚悟はしておいてください、と。
(96歳の森英恵はあっと言う間に逝った)

葬式の準備(主に部屋の片づけ)をしなければと焦ったが、3日後に病院に出向くと、退院の話に。面食らった。
退院は一週間後に。ヤレヤレ。

ちなみに、母に転機が訪れたのは79歳のとき。今のおれより8歳上。
自転車で転んだのだ。

子どもの頃は、短距離、テニス、駅伝、スポーツは万能。
79歳になっても、自転車などすいすいだった。
大腿骨骨董骨折。
老人に多い骨折だが、生協病院の当時の担当医がヤブだった。
それをきっかけに母は耄碌するようになった。

まぁ、耄碌すれど、生命力はありあり。もっとも、腰はまがり、補助輪を使って、おたおただが。

ただし、百人一首の記憶と取りは、東大文以上。


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近藤さんの死はショックだった。 


近藤誠さんが急逝した。
73歳。
ショックだった。

以前のようなストレス時代と違って、この数年は睡眠時間は7時間、犬の散歩は30分、健啖は変わらず。心身ともに絶好調のはず。
上京して、豚カツ(有名店)でもご馳走しようかと考えているところだった。それだけに残念。

続きは今度に。



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医師だけでなく、歴史学者もいい加減だ。 

富山の中世 解明したい 富山市郷土博物館主査学芸員 萩原大輔さん(38)
2021年3月8日 05時00分 (3月8日 10時24分更新)

中日新聞2022年3月22日

 金沢市立玉川図書館近世史料館所蔵の古文書「乙夜之書物(いつやのかきもの)」を解読し、一五八二年の本能寺の変で明智光秀が鳥羽(京都市南部)にいた記述を発見した富山市郷土博物館主査学芸員の萩原大輔さん(38)。北陸に現存する資料を中心に、歴史の新しい見方を提唱している。 (聞き手・長森謙介)

 −今回の発見の経緯は。
 「定期的に玉川図書館には足を運んでいた。『乙夜之書物』は数年前にも目を通したが、記述量が膨大で富山に関する記述しか見ていなかった。コロナが落ち着いた昨年十一月に再度読むと、本能寺の記述を見つけた」

 −資料は全て解読されているものだと思う人は多い。
 「なぜ富山の学芸員が石川の資料を解読するのか、とインターネットでも書かれていた。資料といっても全部見るわけではない。斜め読みして自分の研究に関係する部分を読み込む。まさか加賀藩に本能寺の変の記述があると思わない。だから読み解かれてない資料はまだまだあると思う

 −歴史を好きになったきっかけ。また歴史の持つ魅力は。
 「歴史好きだった父の影響。歴史小説も好きで、物心つく年齢では武将の名前などは言えた。魅力は現代に生きながら他の時代を追体験できること。資料から当時の状況を想像できる。ちょっとした旅行みたいなものだと思う。特に人物史は歴史に親しむ入り口としてはとてもいい」

 −他にも新説を発見している。その意義は。
 「極端な話、本能寺の変で明智光秀が鳥羽にいたことが分かっても歴史の大きな流れに何も影響はない。でも歴史学という学問としては正しい流れ。今知られている歴史も現段階での研究過程。事象を疑い、複眼的に見ることは非常に大事」

 −今後、学芸員をしながら成し遂げたいことは。
 「富山は米騒動くらいしか教科書に出てこない。資料も少ない。最古の古文書が南北朝時代のもので、鎌倉以前の資料が見つかっていない。ただ新たな資料の発見や既知の資料を捉え直すことで、新事実を掘り起こせる可能性は十分にある。富山の中世のあらましが分かるよう形にしたい。私は富山に住んでいても地元の人から言えば『旅の人(県外出身者の意)』。だからこそ富山から発信して、『萩原を学芸員に採用してよかった』と言ってもらえるように引き続き頑張りたい」

【プロフィール】はぎはら・だいすけ=1982年生まれ。滋賀県湖南市(旧甲西町)出身。中学2年のときに見たNHK大河ドラマ「毛利元就」で中国地方の戦国大名・大内義隆に興味を持ち山口大で歴史学を学ぶ。その後、京都大大学院文学研究科博士課程修了。専門は中世史。2009年から現職。好きな歴史上の人物は豊臣秀吉。
(引用終わり)

在の日本史の記述(山川出版)は次のようになっている。
「(信長の)独裁的な政治手法はさまざまな不満を生み、1582年毛利氏征伐の途中、滞在した京都の本能寺 で配下の明智光秀に背かれて敗死した」
信長 が明智軍勢によって殺害されたのは事実だとしても、その場所は京都の本能寺ではな かった。当時、明智は三重県の鳥羽にいたのだから。

歴史学者の「エビデンス能力」も実にいい加減なものである。勉強になった。


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【備忘録】ハーベスト出版「尼子物語」、高橋直樹「山中鹿之助」

水木しげるの「妖怪画談」は絶対お勧めです。 

カラー版の「岩波新書」なんて初めてです。
約300の妖怪が「談義」とともに紹介されています。

冒頭に説明文が載っている。
「ぼくは子供の時(四、五歳)、お寺に行ってばあさん(のんのんばあ)に、お寺の地獄極楽の絵をみせてもらった。
それからというもの、お寺に行くと一日中、地獄極楽の絵をながめていた。
それは、本当にあると思って、非常に驚いてしまったからだ。
(生まれながらに、そういうものを受け入れ易い素質であったように思う)

のんのんばあのいうお化けについても、それは本当にいるのだ、と思ってしまった。
それ以来、初心にインプットされた。妖怪の実在について、不変だった。考えてみるとおかしなものある。
すなわち、いる、と思って五十年以上が経過してしまったわけだが、そこのところが、おかしいといえばおかしいが、ついに終生の友となってしまったのである」

あとがきには、うんちく深いことが書いてある。それは手に取って読んでもらいたい。
棚の横の「講談社学術文庫」をながめていたら、「妖怪」に関する学術書が多いことに驚いた。


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【備忘録】別冊宝島「あなたが選ぶ老人介護」:、川島芙美子「こども出雲国風土記」、別冊宝島「となりの創価学会」、葉室麟「秋月記」、「心理学ワールド」