弁護士山口氏のコラムを評す(4) 

山口コメント(4)
勝訴の裏側1

裏側 : 両面ある物の、普通は隠れて見えない方の側。文脈により、物事の背後にひそむ(意外に)醜悪な事情を指す(新明解国語辞典



 これまでのブログ記事(「弁護士山口氏のコラムを評す 牽強付会1?3」)は、山口広弁護士が「お粗末な論文」と評した私のルポ「書かされざる宗教監禁の恐怖と悲劇」が最高裁判事に影響を与えたこと、全国弁連(全国霊感商法対策被害弁士会)に所属する少なからぬ弁護士たちが「保護説得」と呼ばれる脱会方法の実態が「拉致監禁」であることを知っていたこと?を明らかにした。

 これからの3回にわたる「勝訴の裏側」では、弁護士や牧師たちが「全面勝訴した!」と喧伝する、今利理絵氏が提訴した裁判の裏側の事情を書くことにする。

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弁護士山口氏のコラムを評す(5) 

山口コメント(5)
勝訴の裏側2

 清水牧師が強制説得に関わっていたことを知っていたのは、紀藤弁護士ばかりではなかった。

 今利氏が提訴してから、弁護士たちは清水、黒鳥の両牧師に有利になるような陳述書を裁判所に提出することを決めた。清水氏は自分の説得によって脱会した元信者に陳述書を依頼した。

入信から脱会までの経緯を書いて欲しい。ポイントは親子で話し合いに入った経緯、できれば希望して話し合いに入ったことなど。私との話し合いは平穏だったこと」

 牧師側の裁判戦術が透けて見える。

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弁護士山口氏のコラムを評す(6) 

山口コメント(6) 
勝訴の裏側3

 前回書いたように、「話し合いは希望して入った」「話し合いは平穏だった」と書いて欲しいという清水牧師の要望を、元信者のKM氏は断わり、事実をありのままに綴った陳述書を弁護士に送った。

 彼女が弁護士渡辺博氏に送ったファックス全文を紹介しておく。それを読めば、裁判の裏側の事情を理解することができるだろう。

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弁護士山口氏のコラムを評す(7) 

山口コラム(7)
小細工1

小細工 : 根本的な解決ではなく、つまらない策略や手段で一時を糊塗すること(新明解国語辞典



 コラムを読んで思わずのけぞり「嵌められた」と思ったのは、次の一文だった。

彼は統一協会が有罪判決を受けた恐喝事件、薬事法違反事件、マイクロ過労運転の死亡事故、古参の信者大貫の殺人事件、韓国人夫が日本人妻を殺した事件などさえ知らないまま、あるいは敢えて無視して書いている

これを読めば、誰だって、米本和広のルポは統一教会を身びいきしたものと思うだろう。
なぜ、嵌められたと思ったのか。話は長くなる。

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弁護士山口氏のコラムを評す(8) 

山口コラム(8)
小細工2

 警察庁の検挙ゼロ件の議事録を読んで、こんな仮説が生まれた。

牧師も、牧師の説明を鵜呑みにした信者家族も、ひょっとしたら、民事事件と刑事事件との区別がわからず、統一教会が数多く敗訴した民事事件を犯罪事件と思い違いをしているのではないか。それだったら話の辻褄があう

それでも、長年統一教会問題と取り組み、数多くの資料を収集している牧師も果たしてそうなのか・・。

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