『我らの不快な隣人』の書評? 『ザ・ファクタ』 

書評・感想(4)

会員制総合情報誌『ザ・ファクタ』」2008年8月号


「反カルト」ライターの「統一教会擁護」が波紋呼ぶ


統一教会に入信した娘や息子を強制的に親が連れ戻し、密室に閉じ込めて脱会させる行為は、拉致監禁と呼べるのではないか――。
こんな問いかけをした本が話題になっている。
7月中旬に刊行された『我らの不快な隣人 統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇』(米本和広著、情報センター出版局)である。

 同書のベースになっているのは、2004年に月刊「現代」に発表された「書かれざる宗教監禁の恐怖と悲劇」と題するルポルタージュだ。
 当時、多くの宗教関係者がこのルポの内容に驚いた。それは、統一教会のシンパではなく、これまでカルトと目されるさまざまな教団を批判し続け、反カルトの人々とも密接な関係を保ってきたはずの米本氏によって書かれたものだったからだ。

 米本氏は同書で、強制的に脱会させられた元信者が「拉致監禁」によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ姿を克明に記すとともに、脱会をサポートするキリスト教の一部牧師らによるディプログラミング、すなわちマインドコントロールから抜け出す脱洗脳のための手法を糾弾し、報酬などについても疑問を呈している。
 また、霊感商法対策に打ち込んできた弁護士、一部の宗教社会学者に対しても、厳しいまなざしを向けている。

 根底にあるのは、カルト信者の2世の姿を描いた自身の著書『カルトの子』同様、「反カルトの子」にも悲劇が起きているとの危機感だ。
 さらに「反統一教会」勢力への批判をタブー視する風潮が現代日本にあり、PTSDなどの被害が正確に伝わっていない、と考えているようだ。・・・

ただ、こうした言論活動が統一教会側に歓迎されているのは事実で、米本氏の活動に「利敵行為」の非難が消えそうにない。統一協会は今も布教活動を続けている。

最近、本誌に届いた「反統一教会」の告発文は「日本女性6500人がマインド支配され、嫁不足の農村で日本嫁獲得のため教会に入信した即席信者の韓国男性と合同結婚式で結婚させられている」などと伝えている。

 やや長めの感想 
 この書評、とりわけ見出しを見て、自分の感受性がおかしいのかと不安な気分がもたげ、そして不思議な気分に包まれた。

 評者が書いている通り、私はこれまで幸福の科学、コスモメイト(現ワールドメイト)、法の華三方行、ヤマギシ会、レムリア(現ホームオブハート)、ライフスペース、顕正会、浄土真宗親鸞会など「カルトと目されるさまざまな教団を批判し続け」てきた。
信者二世という視点からは、エホバの証人、オウム、統一教会も取り上げた。(『我らの不快な隣人』54?55頁、「米本陳述書(1)」を参照)
 幸福の科学やヤマギシ会、ライフスペースからは裁判に訴えられ、幸福の科学は「極悪ライター」として名指しで私を批判したこともあった。おそらく、多くの団体は私のことを目の敵にしたのではないだろうか。

 ところで、もし、こうした団体の機関誌や書籍などの出版や販売が、何らかの勢力によって物理的に妨害されたとしたら、私たちはどういう態度を取るのだろうか。狂信的な反カルト論者は別にしても、多くの国民はどんな団体のそれであれ、言論の自由は守らなければならないと思うだろう。

もし、出版妨害事件を私が知った場合、妨害の実態をとことん暴くだろう。その記事に対して、評者はやはり私が「カルトを擁護した」と思うのだろうか。

「私はあなたの意見には反対だ。だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」

これは、フランスの思想家、ヴォルテール(1694年?1778年)の言葉である。

では、もし、先にあげたすべての団体のメンバーがある日、突然、拉致監禁され、監禁下で脱会を迫られていることが発覚した場合、国民はどんな反応を示すのだろうか。
 当然、「ノン」だろう。
「言論の自由」と同じように、「身体の自由」はどんなことがあっても守らなければならない人としての権利と思うからだ。

一部の国民は、思想改造のために旧ソ連や中国で行われていた、北朝鮮では今も行われている収容施設のことを想起するのではないか。

「身体の自由」の侵害が唯一認められるのは、緊急避難が必要な特殊な状況下か、懲役刑に処せられた場合だけだろう。死刑に次ぐ重い罪を懲役刑にしたのは、「身体の拘束」が人間にとって苦痛であるからにほかならない。

それゆえ、監禁は懲役7年の重罪とされているのだ。

では、前述と同じような設問を考えてみよう。
「カルトと目される団体」すべてのメンバーが水面下で拉致監禁にあっていることを、私が暴露した場合、やはり評者は「カルトを擁護した」と見なすのだろうか。

以上に述べてきたようなことが頭をよぎり、私の感受性がおかしいのかと不安な気分になり、そのあとで、こうしたことが何故わからないのかと不思議な気分に包まれたのである。

こと統一教会の信者だけは、拉致監禁されてもかまわないというのだろうか。
そして、統一教会の信者であれ、「身体の自由」を拘束してはならないと書けば、「統一教会を擁護した」という評価になってしまうのか・・・。

実に不思議、不可解な話なのである。

どうも、統一教会というワールドに近づくと、統一教会か反統一教会か(カルトか反カルトか)という二元論的視野狭窄に陥り、是々非々で物事を考えられなくなってしまう人たちがいるようである。


話は変わる。

『ザ・ファクタ』の評者は、“政治的”にバランスを保つためか、あえて最後の三行を付け加えた?ような印象を受ける。

 同じ記者であっても取材対象、取材方法によって、事実認識に差が生じるのはよくあることである。しかしながら、「日本女性がマインド支配されている」とか「韓国男性と結婚させられている」といった、日本女性の人格を無視した記述ができるのは、かなりの取材を必要とする。
 しかるに、ニュースソースは「本誌に届いた反統一教会の告発文」だけのようだ。
 記事の書き方からすれば、おそらく、告発文に信憑性があるかどうか、裏付け取材を行っていないように思われる。

 拙著では第14章の「韓国に渡った花嫁たち」で、韓国人男性と結婚した日本の花嫁たちのインタビューなどをもとに彼女たちの素顔を描いている。それを無視して、信頼できる保証のない「告発文」を引用して事足れりとしてしまうのは、まさに「反統一教会勢力への批判をタブー視する風潮」に呪縛されているとしか言いようがないのである。

 私のところにも出版社気付で、統一教会を告発する文章や資料が届いたことがある。分厚い封書であった。告発者に連絡を取ろうと考えたが、差出人の名前はなかった。こうなると、告発文はたんなる怪文書にすぎなくなってしまう。どうして実名で告発してこないのか、これまた不思議でならなかった。



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コメント

本は注文しました。

「暴力的でない拉致監禁」と「保護説得」の境界があいまい、と言うような意見もあるようで・・・

本人の承諾のないものは「暴力的」でなくても「拉致監禁」だと思うんですが、違うんでしょうか。

「拉致監禁」問題に冷淡な元信者さんが多いのは、この問題が統一教会側に利用される事を嫌がっているからなのでしょうか。

統一教会の問題&統一教会が嫌いなことと、「拉致監禁」問題は全く別のことだとおもいますが・・・・。

個人的には「FACTA」のいくつかの記事は結構評価していたのですが、この書評に限って言えばガッカリの一言です。

すいませんが

>「反カルトの子」にも悲劇が起きているとの危機感だ。

これはどういう事でしょうか?

幸さんへ

 拙著の10頁、詳しくは『カルトの子』を読んでください。

 評者がいう「反カルトの子」という意味は、「反統一教会の親の子(信者)」という意味で、「悲劇が起きている」というのは水面下での拉致監禁のことを言っています。

米本さんの解説で理解できました。

丁度数日前から「カルトの子」を読んでいる所です。

抹茶さんへ

 拙著を買っていただき、ありがとうございました。とてもうれしいです。

 「暴力的でない拉致監禁」と「保護説得」の境界があいまい、と言うような意見もあるようで・・・
 本人の承諾のないものは「暴力的」でなくても「拉致監禁」だと思うんですが、違うんでしょうか。


 ええ、その通りです。
 一筆一論の予定稿で「拉致監禁か保護か」を書いていますが、拉致監禁とは「一定の区画された場所に、無理に連れて行き、そこに閉じ込め、そこから出る自由を奪うこと」を意味します。

 ポイントは抹茶さんが書かれている通り、本人の承諾があるかどうかにあります。承諾がないから、物理的力を行使して、無理に、「一定の区画された場所に閉じ込め、自由を奪う」わけですから。

 「暴力的でない拉致監禁」なんて、初めて聞く言葉です。暴力的でなければ拉致監禁と表現することはできません。変な日本語です。
 逆に、「暴力的な拉致監禁」といった言い方もふつうはしません。拉致監禁とは物理的に身体の自由を奪うことと同義語だからです。「暴力的な拉致監禁」という表現はトートロジーです。

 なお、刑法の解釈は以下に。
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-76.html#more

 また保護説得は日本語にない言葉で、一般の人にとっては意味不明な造語です。
 保護は「気をつけて守ること。かばうこと」であり、「迷子を保護する」「野鳥保護」「傷口の保護」が用例です。
 ですから、この「保護」と「説得」を合わせた「保護説得」と聞いて、何のことか分かる日本人はいないでしょう。私も最初に「保護説得」の言葉を聞いたときはそうでした。

 取材の結果、保護とは拉致監禁と同義語だとわかりました。
 拙著の第三章、ルポhttp://www5.plala.or.jp/hamahn-k//gendai.htmを読んでください。
 保護=拉致監禁の私の意見に、まともに反論された人はいまだいません。
 
 それどころか、最近は反統一教会の有力メンバーの間で、「保護説得」の言葉を表立って使うことも自粛されています。保護が拉致監禁と同義語だと認識しているからです。

 大変長い説明になりましたが、このように見てくると、「暴力的でない拉致監禁」と「保護説得」の境界があいまいという意見は、実に不可解なのです。突き詰めて言えば、「拉致監禁(暴力的でない?拉致監禁)」と「拉致監禁(保護説得)」の境界があいまいと言ってるのと同じだからです。

説明ありがとうございました。


「拉致監禁」と「保護説得」が同義語なのは知っています。

拉致監禁では印象が悪いので保護説得と言っているだけです。

拉致監禁で改宗した方はそれを「保護説得」と表現するのでしょうね。
自分は「拉致監禁されていたのではない」と。

恐怖

何か、それが犯罪告発のものであれ、統一教会に少しでも有利になることを書いたら、火達磨になってしまうという恐怖がマスコミを覆っているような感じを受けます。


>霊感商法対策に打ち込んできた弁護
>士、一部の宗教社会学者に対して
>も、厳しいまなざしを向けている。

なんでここで・・霊感商法を持ち出さなければならないのか?

問題にしているのは、拉致監禁に関係し、後押しし、またそれを知りながら告発しない弁護士や宗教学者であり、

それが結果的にそういうことになっているだけはないでしょうか?

誤認を誘導するような文章であり、首を傾げますが、

その原因はこの一言に現れているように感じます。

「利敵行為」

これは戦争であり、統一教会は憎むべき敵であるという意識・・・。

敵には人権を認める必要はない・・・そういう声が聞こえてきそうな気がして、寒々としました。

そして、これを書かせたその真の動機が、マスコミに覆う恐怖であれば、戦前の言論統制を連想してしまいます。

そういう中で、本著を書かれた勇気には改めて脱帽いたします。

米本さんに質問があります

こんにちは。
いつもブログを興味深く拝見しています。

米本さんに質問があります。
2ちゃんねるにこのような書き込みがありましたが本当のことでしょうか?



>{647:今も食口 09/04(金) 07:15 ZLQGvfw9
昨年、足立教会で米本さんの拉致監禁に関する講演会がありました。
数百人の食口を前にした米本さんの第一声は「皆さ~ん!手相伝道頑張ってますか~?」でした。
米本さんは、手相伝道を応援してくれてました。
これも本の宣伝だったのでしょうか? }



2ちゃんねるには米本さんの悪口を書いている人が増えてきています。
そういう人はちゃんと米本さんの本を読んでいるのか理解に苦しみます。

  • [2009/09/07 08:13]
  • URL |
  • 米本さんファン
  • [ 編集 ]
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ニセ者さんへ

精神の卑しさ

「米本さんに質問があります」のタイトルで書かれたハンドルネーム「米本ファン」の正体は、緊急ニュース(13)http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-101.html#more
 で、投稿された匿名希望さん(8月26日21時50分)、匿名さん(8月27日10時)です。反統一教会派で拉致監禁肯定派です。
 
 返信コメント「ようやく」で書きましたが、拉致監禁を肯定する人からの投稿として素直に歓迎したのですが、その後、私が反論すると、「では、これで失礼します」と、尻尾をまいて逃げていった人でもあります。

 同欄で、反統一教会派の早川さんが「本当に失礼な奴だな」と題して、私に同情してくれていました。

 これで失礼されたのかと思いきや、またまた登場してこられるとは。いやはやなんと言うか、よほど反論されたことが悔しかったのでしょうねえ。
 姿を消されてから再度の登場まで2週間弱。ストレスの雌伏期間だったのでしょう。

 襟を正して再び登場されるのであれば、それなりに礼というものがあります。自宅を訪問するのであれば、お茶などを手土産に、「この前は失礼しました。あれからまた疑問が出てきたので教えてください」といったように。

 しかし、ネットが普及してから、礼儀作法はほんとどなくなり、相手の顔が見えないものだから、好き勝手に罵詈雑言。とりわけ、医者サイトの掲示板はひどいものです。患者や裁判に訴えた医療被害者の悪口のオンパレード。
 匿名掲示板でも珠玉の投稿はあるけど、それを見つけるのには不快な気分を抑制しなければならず、結局、読む気が失せてしまいます。

 ニセ者さんの場合、今度は「米本ファン」ときた。ファンと書かれれば、私が喜ぶとでも思ったのか、反統一教会びとのこの人の「精神の貧しさ」いや「精神の卑しさ」を感じてしまいます。
 反統一教会の正義のイメージは墜ちていく一方です。

足立教会での講演の真相

 ところで、反統一教会・良識派の人にとっても、2チャンネルの投稿記事は気になるところだと思います。そこで、事情を説明しておきます。ただし、2チャンネルを読んでいないので、ニセ者さんの引用文がベースです。

 拙著『我らの不快な隣人』を昨年7月に出してから、新たな拉致監禁の発生にアンテナを張っていました。拉致監禁が発生しても、教会本部に報告される仕組みができていなかったため、独自に調べるしかありませんでしたから。

 その結果、統一教会・北東京教区(行政単位でいえば足立・荒川・北区)で、ここ2、3年で、6件もの拉致監禁が発生し、1人はいまだ監禁中ということがわかりました。

 この教区での拉致監禁発生件数は目立って多く、拙著に登場した人だけでも、
後藤徹さん然り(355~363頁)。
門田由紀江さん然り(315~318頁ほか)
小林宗一郎さん然り(114頁ほか)。
 なお、それぞれのことに触れたブログは
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-category-7.html(後藤)
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-30.html#more(門田)
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-39.html#more(小林)

 本では取り上げませんでしたが、10年前頃に、時間を置かずに、約50人の足立教会の教会員が次々と監禁されたことがありました。
 それは脱会した人が、脱会の挨拶にホーム(マンションなどの一室で共同生活)を訪れた際、隙を見つけて、教会員の名簿を盗んだことがきっかけでした。その名簿をもとに、親に連絡し、次々と拉致監禁が実行されたわけです。
 絡んだ牧師は、当時、日本基督教団・立川教会の愛澤豊重氏(現、日本キリスト教連合会常任理事)

 こうした状況が頭にありましたから、ここ2、3年で6人もが監禁という話を聞き、正直、愕然としました。

 そこで、「拉致監禁をなくす会」は、青年信者を対象にした勉強会の企画を考え、会のメンバーが北東京教区の教区長さんに申し入れました。

 当日、主催者側として参加したのは「拉致監禁をなくす会」から2人、それにゲストとして私。聴衆者は同教区の青年信者350人弱(大半は女性)。500人の青年信者がいるそうですから、かなりの信者が集まったわけです。
 私が会場で配ったのは、レジュメとPTSDに関する精神科医の論文などでした。

 会場となったのは足立教会の大広間。教区の幹部によれば、統一教会に批判的な人間が大広間でしゃべるのは、教会始まって以来のことだそうです。

 会場に集まっていた女性信者(私からするとお嬢さん方という感じ)は、緊張した面持ちでした。おそらく、このブログの「ザ・ファクト」に書かれているように、しゃべるのは反カルトライター(なかにはサタンだと思っていた人もいたかも)だと囁かれていたからだと思いました。

 そこで、緊張を和らげるために、第一声で、「みなさん、手相伝道、頑張ってますか!」とかましたのです。
 これで、緊張は一気にほぐれ、会場は笑いの渦に包まれました。笑いの中には、問題となっている手相伝道を、反カルトライターから「頑張っていますか」と声をかけられたための戸惑いの笑いもあったように思えました。

 このときの私の第一声は、異化効果と呼ばれる一種のレトリックです。ベテランの警察官などがときおり使うようです。「最近、羽振りがいいようだな。まだ現役で(泥棒)頑張っているのか」

 このレトリックは功を奏し、緊張はほぐれ、拉致監禁の話を真剣に聞いてもらうことに成功しました。

 後日の話になりますが、このときのことが縁で、「渡辺博弁護士の秘密めいた手紙」http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-35.html#more
を知ることができました。

 また、数人の青年信者とは個人メールでやりとりするようになり、内部の情報も入手できるようになりました。(手相伝道は廃止され、問題として取り上げる情報がないため、今のところ有効活用できるものはありませんが)

 しかしながら、先に「成功した」と書きましたが、実際はそうではありませんでした。
 「緊急ニュース(13)」で紹介した3人の新たな拉致監禁のうち、1人はこの教区の青年女性信者だったからです。彼女が私の話を聞いていたかどうかは知りませんが、仮に聞いていたとしても、
「まさかうちの親に限って、拉致監禁なんかするわけがない」
 と、実家に戻ったのでしょう。
 彼女は今も監禁中。残念でなりません。

 話を勉強会のことに戻せば、私がスピーチした時間は質疑応答を含めると、1時間半でした。一部の反統一教会の人たちは、この第一声をもって、私を統一教会側の人間であることを意図的に印象づけようとしているみたいですが、1時間半のうちの10秒足らずの一声(ひとこえ)をもって、そのように操作するのは、悪質なレトリックとしか言いようがありません。

 このやり方は、デキの良くない学者(論者)の間でも、ときおりやられる方法で、一部の記述を全体の文脈から切り離して引用し、あたかもその記述が全体の文脈であるかのように論じ、相手を陥れる方法です。まあ、そうした学者(論者)は一時期売れっ子であっても、論壇から相手にされなくなるので、いつのまにか姿が消えていますが・・・。

またまた女スパイ

 賢明な読者は、ここまで読んで、疑問に感じられるでしょう。

「拉致監禁をなくす会」主催の勉強会には、会のメンバーと教会員しかいなかったのに、どうしてスピーチの内容が外に漏れるのか。

 実は、私のスピーチを聞いていた350人弱の教会員の中に、一人だけ、渡辺博弁護士をはじめとする反統一教会諸兄と内通していた女性がいたのです。
 この女性を仮にAさんとしておきます。(今後、あんまり悪さをするようなら、私も名誉を守るために実名で書きます

 このAさんは、勉強会が行われる頃、脱会の意向を示し、渡辺弁護士に献金等返還請求のことを相談をしていました。

 ところがです。頭がくらくらすることに、このAさんはホームに住みながら、法律事務所に出かけていたのです。
 この話を聞いたとき、どうしてホームから追い出さないのかと聞いたことがあります。

 答えて曰く。
Aさん、無一文なんです。可哀相なんです。ですから、献金返還請求によって彼女にお金が入ったら、出て行ってもらうことになっているんです

 しばし、私の開いた口はふさがりませんでした。

 暴力団の施設に寝泊まりしているヤクザが、足を洗いたいと、警察に相談する。まわりの兄貴分たちは「ちぇっ、しょうがねえなあ。弁護士と相談して親分から金を巻き上げたら、ここから出て行くんだぜ」

 どんなに奇想天外な爆笑映画でも、こんなストーリーはあり得ないでしょう。だから、私の頭はくらくらし、開いた口はふさがらなかったのです。

 統一教会員には「いい人が多い」と拙著で書きましたが、この話を聞いて、「いい人」の前に、「お」の自乗をつけるんだったと、悔やんでいます。

 もっとも、彼女たちがAさんのことを可哀相だと思うのは、「統一教会に献金し、物品購入したために、無一文になった」という負い目もあったのでしょう。

 ともあれ、こんな事情があって、Aさんは私の講演を聞きながら、秘かに録音テープを取って、反統一教会諸兄に「手柄の品」として渡したのでしょう。

「おっ、おおぉ!良くやったな。これで米本を叩けるぞぉ。デカシタデカシタ」
 と周囲の声に、Aさんの有頂天になった表情が、思わず浮かびます。
 献金勝利(K勝利)で周囲から称賛されたときと同じ表情です。

 内面から生じる主体的な喜びではなく、周囲から称賛されることによって生じる喜びという点で、共通しています。
 なぜなら、周囲に「そのテープ、主催者の拉致監禁をなくす会の許可を得て、録音したのか」と質問された場合、喜びなどわかずに、シュンとなるからです。

 統一教会から反統一教会に転じても、思考スタイル、感受性の質はまったく変わらない。Aさんが統一教会から真にアウフヘーベンされることを祈っています。

 彼らは、私が配った資料を読み、録音テープを聞いて、ガッカリしたと思います。

<使えるのは、冒頭の10秒足らずだけかあ>

 以上が足立教会講演の全容であります。

 米本ファンさん、さらに熱烈な米本ファン2乗になられたと確信しています。

幽霊食口さん&なすびさんへ

 幽霊食口さん。「恐怖」と題された投稿、ありがとうございました。

 「ルポ・書籍・書評・感想」のカテゴリを設けてから、初めての直截的なコメントでした。

 「なすび」さん、初めての投稿、ありがとうございました。これからもコメント欄に書き込んでください。よろしくお願いいたします。編集ボタンを押せば、すぐに修正できますので、ご遠慮なく。 

統一教会様

私、入信中<小川さんあんた人がよ過ぎるよ!!!!>って言はれたことがありますが、そのことばそのまま返してやりたいです。<統一教会さんあんた俺以上に人がよ過ぎるよ!!!!!>

これは本当ですか?

<「みなさん、手相伝道、頑張ってますか!」

私もその場にいましたが、本当に米本さんがおっしゃられたように、その場を和ます感じの発言でした。

また、去年の講演の内容を9月4日(金)に書き込みがあるなんて、おかしな書き込みですね。

<Aさん、無一文なんです。可哀相なんです。ですから、献金返還請求によって彼女にお金が入ったら、出て行ってもらうことになっているんです

これは本当の話ですか?

私もその教会に所属していますが、たとえ献金などで負い目を感じていたとしても、「…献金返還請求によって彼女にお金が入ったら…」と発言していたとは、かなり問題です。

献金返還請求で出されるお金も、最終的には教会員の献金からでるから、その発言者は本当にお役所人の言葉ですね(どんなに国が訴訟で負けたとしても、支払われるお金は国民の税金から)。

献金をなんだと思っているのでしょうか?

また、相手弁護士につながっていた時点で普通だったら、追い出します。本当に理解できませんでした。

<それは脱会した人が、脱会の挨拶にホーム(マンションなどの一室で共同生活)を訪れた際、隙を見つけて、教会員の名簿を盗んだことがきっかけでした。その名簿をもとに、親に連絡し、次々と拉致監禁が実行されたわけです。

これは名簿の窃盗罪に当たらないのでしょうか?

その内容を当時の人に聞いても、みんなうやむやにするだけでした。

西岡さんへ

 すべて事実です。もし、具体的な証拠は?と聞かれるのであれば、私の個人ブログか電話あるいは封書でどうぞ。

Aさんという女性の件、驚きましたね。

昔(8年前の話)離婚裁判を起こすから弁護士(反対派の)に相談すると教会に言った時点で、不審者情報を流すぐらいでしたけどね・・・

反対弁護士につながっているのですから、当然ですよね。




違法な拉致監禁を肯定する輩が「米本ファン」を名乗るとは、真正米本ファンの私としては由々しき事態である。このニセモノ野郎を次のターゲットにしてくれようか。たぶんエイトとかいう奴だろうと睨んでおる。

Aさんの話は、もうなんて顔をしたら良いか判りません。

泣いていいのか、怒ったらいいのか、笑ったらいいのか・・・

多くの人は、統一教会を不気味だと感じられているのでしょうけど、

私から言わせれば・・・・表現が悪いのですが・・・・あほの集団です。


もう少し上品な表現すれば・・・”羊”なんです。

集団の中にいると、全く安心し、回りを疑うことをしない、とにかく、牧者もしくは、集団の行動のみを気にして、相互関係に無頓着。

その癖、外部には異常な恐怖感を持つ。

まったく、やれやれです。

で、セキュリティー意識はほぼゼロ。そういうところだけ、妙に人が良すぎ。

関係ない話で申し訳ないですが、私なんかが取り組んでいる、SNS問題もセキュリティーの面で最悪だから、使用を止めるように呼びかけても、

”私達に隠す事はないわ・・・もし反対派が居るなら、素晴らしい所を判ってもらって、回心させるわ”

という反応です・・・・もうずっこけます。


ちなみに、知っておられるかどうかは判りませんが、


>数百人の食口を前にした米本さんの
>第一声は「皆さ~ん!手相伝道頑張
>ってますか~?」でした。

のネットでの初出は、私が知っている限りでは、下記の記事です。

http://ip.tosp.co.jp/TKj/TosTKJ020.asp?I=easycure8888&P=0&Tid=2263118&SPA=10

05/23(土)03:03 付け記事

>彼は昨年、北千住の統一協会ダミー
>サークル『ビギン』に於いて数百人
>の統一協会信者に対して行った講演
>の際、『皆さん、手相伝道頑張って
>いますか!?』と挨拶したそうで
>す。


どうでもよい内容を鼻高々書かれる感性には首を傾げますが、

それを、このブログに貼り付けるために、2chに書いて、それからこのブログに書く、この小技の連続。

こちらの方もやれやれですね。

返信ありがとうございます

米本様

具体的な証拠は大丈夫です。

ただ、反対弁護士と繋がっていた人と一緒に生活していたという神経がよくわかりません。

本当に不思議な宗教団体ですね(私もその中にいますが…)

それにしても、米本ファン(?)さんは本当に手の込んだことやりますね。

暇な方なのでしょうか?
こちらの方がかなり不思議です。

女スパイ

米本さんのコメント (またまた女スパイ)を読んで思ったのですが、田中幸子さんの両親宛に(渡辺博弁護士)から本人には絶対 <秘密> にしてください!との内容の 保護説得=拉致監禁をすすめる手紙が送られてきた。その手紙に関して一人の女性に心当たりがある。(その彼女に家の住所は教えたことがないのに)とのコメントを田中さんがされてた箇所がありましたけど、それとホームから渡辺博弁護士のところへ通っていた <Aさん>?が田中さんが言う(一人の女性に心当たりがある)と言う人?なのかと勘ぐってしまいます。統一教会の敵は、<内部にいる!!>てことになりますよね。同じ釜の飯食べた仲間.苦楽を共にした仲間 <兄弟姉妹>統一教会では、こう呼びますよねー。ユダの裏切りみたいだ!!!! まー教会でもいろいろあるだろうし嫌な事(嫌なアベル)も多分いたと思います。わたしもそうでした。<仲間を売り渡す>そこまで心精神 <さもしく>ならなくても....しかし、ここまで統一教会おがつくはっきりいって <おばかさん!!> <とうふのかどに頭うって....> 無一文でかわいそう献金で出し尽くしているから
それはそれで自分でいいと思ってそのときは、献金したのでしょうけど。献金返還請求でお金が入ったら出ていってもらう? 俺も、米本さん同様頭くらくらしてきた。 

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