西川勝は矜持を無くしたのか?それとも耄碌したのか?
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一筆一論(20)
今年下半期最初の、社会的にはあまりというか全く意味のない原稿である。お付き合いのほどを
日本に統一教会を布教した西川勝。韓国名は諸説あり、崔翔翼、崔奉春、崔翔●(立偏に羽)。
同氏が一般に(といっても一部の人)知られるようになったのは、別冊宝島『「救い」の正体』に所収された高山教生記者の
「【最初の伝道師・西川勝氏(74歳)が語る】統一協会よ!なぜ“堕落”してしまったのか!」
のインタビュー記事によってであろう。
初出は1999年9月。私もこの記事によって初めて西川勝のことを知った。
いずれ記事全文を紹介するつもりだが、全編これ体験に基づいた、痛烈な統一教会批判&文鮮明批判であった。
1999年に74歳だから、今は91歳か。うちの母の2歳下。だいたいの様子は想像できる。韓国から日本に来れるぐらいだから、母よりは足腰がしっかりしているのであろう。
その西川氏が5月22日の尾瀬霊園で全日本聖和祝祭(慰霊祭)に来賓として招かれていたというのである。スピーチはなし。
鞍馬天狗さんの「週刊ブーイング (2016年5月22日)『西川勝氏が第34回 全日本聖和祝祭に登場!』」によれば、「昨日は「日本開拓の碑ー除幕式」が行われ西川勝先生より貴重なみ言葉が語られました」とさ。残念ながら、み言葉がない(泣
【教団公式サイトの記事】「第34回「全日本聖和祝祭」を開催」(夫婦で参加したそうだ)
【写真の出所】教団Facebook https://www.facebook.com/ffwpu.jp/photos/a.424468567603941.106163.392438530806945/1172488526135271/?type=3&theater
なぜ、こんな社会的には全くどうでもいいようなことを綴るのか。それには理由がある。
私は購読料的カンパをもとに西川さんにインタビューしたいと考えていたからだ。それを期待してカンパを送ってくれた人もいた。
統一教会を退会(いつかは不明)した彼は、2008年にホテルオークラで開かれた「日本宣教50周年記念大会の教会行事」に参加するため来日した。
このときの教団幹部らの反応は、「招待したら来ちゃったよ。アワワワ」というものだった。
西川氏に違和を覚えた。でも、小生わりとアバウトに考えるところもあって、まあ50周年だからいいか、と曖昧に。それに密航伝道ということもあったし。
先の話である。高山教生の「統一協会よ!なぜ“堕落”してしまったのか!」は、金編であった。それで、高山さんの向こうを張って女編をインタビューしたいと思うようになった。
「文の野郎、俺の女房にも手をつけようとした」
こうした言葉を間接的ではなく、生で聞きたかった。
しかし、気持ちは萎えてしまった。
鞍馬天狗さんは、「週刊ブーイング (2016年5月22日)『西川勝氏が第34回 全日本聖和祝祭に登場!』」で、こう書いている。
<どうしてこんなやつを教団の公式な式典に呼ぶのだろうか>
食口の立場からすると、当然の感覚だろう。しかし、非教会員からすると、誰を招待するのかというより、招待されてやってくるほうの矜持に関心がわく。招待するのは自由ですからねえ。高額エンドレス献金集めの決起集会においらを呼ぼうが、それは自由というものです。
しかるに、西川氏は統一教会批判をしておきながら(1999年)、一度ばかりか(2008年)、再び招待されてやってきた(2016年)。
矜持というものがあるのだろうか。強い疑念を抱くようになった。
しかもである。統一原理は正しいがお金に堕落した文鮮明が間違っているという立場ならともく、今や統一原理さえ否定しているようだ。
ちゃぬの韓国裏日記の「あの西川勝先生がyoutubeに登場」 (2015年3月26日)を眺めてもらいたい。
14本の講義動画が掲載されている。教義には門外漢だが、なにやらこれまでの統一教会(家庭連合)とは違ったことを話している。
ちゃぬさんは「日本統一教会内に西川勝派も存在しているということなのでしょうか?文教祖の死後、ますます分裂する統一教会」と疑問を投げかけ、鞍馬天狗さんは「日本の教団を開拓した功績はあるとしても、今は完全に分派である」と断罪する。
だんだん横道にそれていくのだが、日本の教団は組織をあげて文顯進・郭錠煥・神山威・文亨進らを批判し、そして組織から排除していった。ところが、そんなことまるで忘れたように、「今は完全に分派」となった西川氏を日本に招聘する。デタラメ統一さん!だこと。
しかもである。そもそも西川氏は「金に堕落した統一教会、文鮮明」に嫌気がさして、三行半を叩きつけた。
その後、金ヘドロの沼から黄金色の花が咲いた。名前は「高額エンドレス献金花」(90年代前半)。
西川氏は、本質的には私と同じように高額エンドレス献金を批判して、やめたはず。それなのに、そうした人を招待しそれに応じるとは、これ如何に。おそらく、著名な古参幹部が離れ、寂しくなって呼んだのかも

一方、どうして西川氏はノコノコとやってくるのだろうか。考えられるのは-
(1)矜持を失った。
(2)耄碌してきた。
これらの補足になるのだが、老境になると誰しも孤独になる。自分を認めてくれるような甘い言葉を囁かれると、うれしくなるものだ。自分の人生が認められたような気分になる。しかも、往復旅費はタダ。宿泊は尾瀬の高級旅館(?)
ひょっとして、夫婦同伴で日本タダ旅行が楽しめると考えたのかも。
「おまえ、行くか」
「そうねえ、日本に行けるのも最後だろうから、お誘いに乗りましょうか」
話を大元に戻せば、こうした人に韓国に出向いて文鮮明の女編をインタビューする価値があるのか(信用の担保はあるのか)、と考え込んでしまったのだ。
悩ましい話。まあ、経過観察だろうなぁ。
書いてて胸くそが悪くなりました。さして意味ある記事ではなし。早めに更新します。
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コメント
言ってしまえば
より深い矜持があるかも?
いろいろ可能性があります。まずは主流派からのお誘いに乗ろうとした可能性。昇華祭への参加のみならず、その後の期待も込めて、長ものに巻かれようとしたと。これは最悪。矜持も何もなく、西川勝よ、お前もか?となります。
次に、カネを誰が出そうとも、そんなことどうでもいいじゃん、墓参りができて、懐かしい教え子にもまだ生きている人なら会える。この場合も、カネの面で矜持を問う人はあるだろうが、それくらいの軽い気持ちで来たかもしれない。
次に招待と言っても、カネは教え子たちの中で生き残っているもので出し合い、顔を曇らせる韓国人幹部らに、カネのことで迷惑はかけないと教え子たちが押し切ったという場合。教え子たちが昔、福岡のホテルに招いた時もそんな計らいをしたと聞いたことがある。ま、教え子たちもかなりの人たちが他界したであろうから、カネは出せない可能性は高い。
次に、教団としての策略があって、本人もそれを知っていて、矜持もしっかり持っていたとしても、日本教団の現状をしっかり把握し、敵陣奥深く探りを入れるために、あえて誘いに乗るということも考えられよう。しっかり渡航費、滞在費をいただきながら、教え子たちの墓参りも済ませながら、笑顔で敵陣を探ると。
ま、いろいろの場合があるだろうから、次の情報待ちだな。
西川先生でなくとも、昔の責任ある立場で離教された方で秘密を知っておられる方は是非暴露して下さい!生きているうちに!
そう言えば、西川先生は確かに歳も歳だし、もう無理ですかね。
統一教会草創期の方やその頃立正佼成会から入会された方や統一教会幹部で統一教会の深部の秘密を知っておられる方々で統一教会を離れられた方々や内部離教信者の証言が欲しいです。
何故離れたのか?
宗教と科学の統一、内的知と外的知の統一を謳い文句に標榜して来た嘘つき朝鮮カルトの統一教会が、あらゆる矛盾や問題が覆い隠したまま今後も代を変えて日本国で続いて行く事は気持ち悪い事甚だしいですね!
少ない情報源ですが、西川氏に対する現状認識を
私のブログに記述した西川観です。
周囲の先輩方にお聞きした実情です。
↓ 引用はじめ
大変 申し訳ありません。
前回の記事、「矛盾する西川勝氏」は、ほとんど間違いでした。
読者の方に指摘していただいて、実態をつかむことができました。
● 西川勝氏は カリフォルニア在住、日本ではない
● 西川勝氏は 分派活動するようなタイプではない
● 西川勝氏は「庶子」の存在を価値視していない
● 西川勝氏を 12双の櫻井夫人等が、純粋に慕って、時々日本にお呼びしている
● 西川勝氏は 頑張っている教会の青年を見ると、外からでも応援したくなる気質
● 西川勝氏は 善人教会を説くも、野心はない
● 西川勝氏の人格だからこそ、久保木会長や笹川良一が帰依できた
● 西川勝氏本人が「どうしてこんなに金・金になっちゃったかなー」と残念がっている
● 西川勝氏は 今現在も、生活は質素で、自力では訪日できないぐらい
● 西川勝氏は リアカー引いて耳パン食べた兄弟姉妹を未だに慕っている
上記の方向で修正させていただきたいと思います。
四研に関する考察はそのままですが、西川勝氏が矛盾していたわけではない事は、明確に否定させていただきます。
大変 申し訳ありませんでした。
(引用終わり)
↓ もう一つ引用(関心がある方のみ飛んでください)
上記の一つ前の修正前文章です。
http://ameblo.jp/amakis/entry-12155861608.html
重ねて申し上げますが、米本さんに研究費を送って差し上げたい気持ちはあるのですが、まだもう少し そういう状況ではないので、コメントのみに控えさせていただいています。申し訳ありません。
韓国人ってこういう大風呂敷的な人生論が好きなんだね。
三本みた限りでは、細かいところでは工夫がしてあって、自分が探求してきた限りではという西川先生の言い分もわかりますが、大枠はパクリですね。最後までみてみないとわからないけど、統一原理といっていることの大差はないように見えます。
西川情報
西川評価10項目には頷かされるところもありますが、情報源である「周囲の先輩方」の西川贔屓を感じてしまいます。
というのは、こういう情報が届いているからです。
(引用はじめ)
西川先生は、おそらく教会から資金援助を受けていると思います。根拠は、今なお韓国とアメリカを自由に往来しているという事実と、目の黒いうちは食口を救いたいと言っておきながら、未だに救いの為の行動を何らとっていないことからです。
これらのことから、分派活動阻止の目的で教会は生活費を含め活動資金を与えているのではないかと思っています。教会の体質からして十分に考えられることだと思っています。
(引用終わり)
私は、根拠はなかったのですが、教会から資金援助を受けているのではないかと憶測していました。
なぜ、そう穿ったのか。
それは、統一教会の動きや流れを見てくると、教会内の人間関係はすべて金を媒介としている-ことに気がついたからです。
西川氏は別冊宝島『救いの正体』を通して統一教会を告発した。それなのに、私が知る限りでの批判・告発活動は約20年間でこれだけにとどまっているのです。
(目の黒いうちは食口を救いたいと言っておきながら、未だに救いの為の行動を何らとっていない)
「頑張っている教会の青年(言い方を換えれば、教会に失望している青年)を見ると、外からでも応援したくなる気質」
であれば、批判・告発を続ける(分派活動ではない!)のは当然だし、「よろず相談」をやることだってできたわけです。
毎月いくら支援を受けているのかは不明ですが、月10万円で批判・告発をやめてくれるのであれば、安いものでしょう。水面下での資金提供が始まったのは、宝島に記事が載ってからでしょう。
このように解釈すると、西川氏への「?」はすべて解けます。もはや、経過観察をする必要はなくなりました。
YouTubeを見る限りでは勢力なし
家庭連合に飼われている分派予備軍という風情。他の分派がかつぎ出しさえしなければ、分派にまで成長するのは難しいかも。
思い入れ
アーチストにしろ宗教活動にしろ青春時代にはまる人が多いですよね。溢れる情熱をぶつけている感じがします。それが青春時代の思い出となり忘れられない。私もそうかな。若い頃の写真を見返すと教会関係のものが多いから忘れられない。
統一運動においても青春時代を捧げたもの、ましてや結婚まで人生を捧げたもの、一般で結婚してから入信した方なら莫大なお金を捧げたものを全否定するのは難しいと思います。もう信じていない私ですらその信じていた時代の自分を全否定したくない思いは残っていますから。信じた自分へのプライドを捨てきれないというのでしょうか。逆にあそこまで全否定できる柑橘系の方に感心すらしてしまいます。
公職者にしても間違った部分を感じながら経済的現実問題もあるでしょうが、自分の人生の職業にまでしてなかなか戻れない自分の思い入れがある方も多いと思います。今聞けば古びた昔の歌も思い出が詰まっているといとおしいものです。
西川氏にしても組織と教義は否定しても共に活動した食口との思い出は捨てずらいいとおしいものなのではないでしょうか。年をとれば余計そうなるものでしょう。人間は頭だけで生きる生物ではありません。そこに金が絡んでるとなると興醒めですが、、、生きるには金がいるから切ないね。
いずれにせよそんな多くの人の思い入れが詰まったものが少しでも良い着地点にたどり着いたらと思います。
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