fc2ブログ

「統一教会」教祖一家“真の家庭”の内実(1)-呪われた血統 

ルポ・書籍・書評・感想 (18)

一冊の本 表紙
一冊の本 目次

 朝日新聞出版刊の『一冊の本』(5月号)に掲載された拙稿を紹介する。
(引用はじめ。読みやすいように行空けを適宜行ない、写真を挿入した)


「統一教会」教祖一家“真の家庭”の内実

米本和広


 桜田淳子の国際合同結婚式や「霊感商法」、6、7年前には違法な印鑑販売で約40人の信者が逮捕-などで話題を集めてきた統一教会。教祖の指示のもと、地に堕ちたイメージを払拭したいという動機もあって、10数年にわたって名称変更を文化庁に申請していたが、昨年ようやく認められ「世界平和統一家庭連合」(家庭連合)に。教団内は大いに盛り上がったが、直後に<旧統一教会に3400万円賠償命令/組織的活動認定>(信者妻が未信者夫のお金を盗んで献金したという事件)がマスコミで報じられ、お祭り気分は急に萎えてしまった。

 この団体、日本で1964年に宗教法人として認可されてから今日まで一貫して金まみれなのだが、ここではあまり知られていない教祖一家のことを報告する。
 家庭連合の教祖は韓国人の文鮮明(1920年1月~2012年9月)。妻はやはり韓国人の韓鶴子(1943年1月~)。2人は7男・7女の子どもをもうけている。
 文一家は、信者たちから「真の家庭」と呼ばれているが、その実態は理想的な幸せ一家とは程遠い。

 長女の誉進は離婚。
 長男の孝進も離婚。不倫・暴力・薬物・アルコール依存が離婚の原因で、再婚したものの健康状態は回復せず45歳で死去。
 次女は生後すぐに夭折。
 三女の仁進も離婚(後述)。
 次男の興進は17歳のときに交通事故死。
 四女の恩進も四男の国進も離婚。国進は再婚後、隠し子がいることが発覚した。
 六男の栄進は離婚後に自殺。

o0650029713564400760.jpg

 実に、成人した12人の子どものうち6人が離婚しているのである。
 とりわけ、三女の仁進(一時期、アメリカ家庭連合のトップ)はスキャンダラスである。
 文鮮明の側近の息子と結婚し、4人の子をもうけたが、妻子ある信者(ノルウェー人)と不倫し、密かに出産。それが原因で離婚となったあと、その不倫相手と再婚した。現在は引き取った4人の子と不倫相手との子の5人の親権者である。不倫相手には2人の子どもがいたが、ノルウェイ人の妻(国籍はフランス)が引き取った。夫は無収入だから組織が金で解決したと思われる。離婚した前夫(一時期麻薬中毒)は、日伊ハーフの女性信者と同棲している。

 新興宗教はあまたあり、教祖一家にはそれなりの不幸なドラマはあるだろうが、文家の右に出るほどの家庭はないだろう。

 家庭連合の信者たちはこうした事実がありながら、今でも故文鮮明と韓鶴子を「真のご父母様」と敬い、5万人の日本信者(世界家庭連合の半分を占める)は、内部情報によれば毎年300億円前後の献金をしている。
 教団の最高責任者は内輪の会合で「信者の4分の1は経済的に深刻な状態にある」と報告しているのだが、貧乏でも借金してまで献金する。極度の依存症としか言いようがない。日本の信者の精神模様を研究すれば、「依存」に関する新たな心理学的知見を得ることができるのではないか。

 なぜ、文鮮明・韓鶴子の子どもたちは不倫したり離婚したりするのだろうか。
 ひとつには、桜田淳子の国際合同結婚式で話題になった、マッチング結婚と呼ばれる「自分の好みとか感情」を抜きにした“神が選んだ(恣意的)結婚”があげられよう。
 しかし、それだけで解釈することはできない。なぜなら、教団の発表によればマッチング結婚した一般信者夫婦の離婚率は1・7%というからだ。好きでもない相手と結婚したから家庭が破綻する、というわけではないということである。

 とすれば、原因は文鮮明と韓鶴子の子育てにあるとしか考えられない。
 2人の子育ては、徹底したネグレクト(育児放棄、児童虐待の1つ)だった。
 長男孝進の元妻洪蘭淑は『わが父 文鮮明の正体』でこう明かしている。
「文夫妻は子どもたちの養育にはあまり手をかけなかった。赤ちゃんが生まれるとすぐ、その子は教会の『兄弟姉妹』に預けられ、彼らが乳母や子守をした。『イーストガーデン』(文ファミリーの家)にいた14年間のあいだ、文師か夫人が子供たちのだれかの鼻をふいてやったり、一緒にゲームをするのを見たことは一度もない」
「私自身も、彼の草創期の弟子二名の娘として、子供時代に両親の放置を耐え忍んだ。文師はこの点に関して、ひとつの神学的説明を用意していた。メシア第一、である。彼は信者たちが彼の代理として、大衆に対する改宗運動に身を捧げることを期待していた。個人的な家庭の幸せを追及するのはわがままというものだった」(文鮮明は自分のことをメシアであると確信していた)

 この証言では2つのことを語っている。子どもより宗教運動のほうが大切であると文鮮明は考え、実行していたこと。もう1つは、文夫妻に子どもへの愛情がそもそも欠落していたということである。
 後者は、文鮮明と韓鶴子の幼少期の体験が原因しているはずだが、なにぶん目ぼしい資料がない。教団側の書物によれば、文鮮明の母親は“暴力的育児”を行っていた。その影響かどうかは不明だが、彼の兄と姉は精神を患っていたことがある。
 韓鶴子の両親は鶴子の誕生前後に離婚し、母親は鶴子が生まれる前から狂信的と表現していいほどにキリスト教系の新興宗教にのめり込んでいた。
 文鮮明も韓鶴子も、母親よりも祖母との思い出話のほうを多く語っている。
 しかしながら、これだけの材料で「愛情欠落」の原因を幼少期の体験に求めることはできないだろうが、といってさらなる材料を集めるのは不可能に近い。

 話題を戻し、「個人の幸福よりもメシア第一」のことに。文家7男の亨進によれば、「(子どもの頃)両親と会えたのは、いろいろな機会をすべて合計したとしても、一年のうちでたったの一週間や二週間」に過ぎなかったという。
 文家の家庭は「愛にあふれた真の家庭」とは全く正反対の、子への愛着が完全に欠落した機能不全家庭だったということだ。
 子どもたちの離婚の原因は愛着障害によるもので、欠落した愛着(心の空洞)を埋めるために、ドラッグ、アルコール、性に依存するようになった、と言っていいだろう。

 日本の熱心な信者は、「個人的な家庭の幸せより宗教活動」という文鮮明の教えを実践してきた。その結果は、拙著『カルトの子 心を盗まれた家族』で書いたように、信者2世の精神の不健全な発達である。親は2世同士の結婚を勧めているが、うまく結婚と相成ってもかなりの割合で破綻していると聞く。

家庭連合(旧統一教会)は「神の理想家庭の実現」を謳う宗教団体だが、俯瞰してみれば、幸せそうな振る舞いをしている教祖一家も信者一家も同じ「愛着障害」という病に苦しんでいる-といえるのではないか。
(引用終わり)


【ランダムでちょっと長い後書き】(上)


文&韓夫妻の12人の子どものうち半数が離婚。文&韓一家が近所に住んでいたら、近所の人たちはどんな感想を抱くのだろうか。当然のことながら「不幸な家庭だ」。「呪われた一家」と思う人もいるだろう。
 それなのに、両親が平然と「私たちは真の家庭だ」と言い、さらには「私たちは70億の人類を救う」と高言し、彼らを支持する人たちが「そうだそうだ」と相槌を打てば、これまた当然のことながら、「ちょっと頭がおかしい人たち」と思うに違いない。
 これが「世界平和統一家庭連合」の一断面である。

介護で帰省した小生のところにどうして原稿依頼が、と思われる人は少なくないだろう。編集者からの手紙を引用する。「2008年を境に著書を出されなくなって、気になっていた」云々のあと、
「ネットで米本さんのお名前を検索をしますと、主に統一教会を巡って誹謗中傷も含めてさまざまな書き込みがあります。私にはその正否を判断することはできませんが、ただ、今まで出されている書籍の中で一貫して書かれていること、『カルトであろうが反カルトであろうが、基本的には子どもたちをはじめてとして、他者の人権を抑圧する側を批判する』というスタンスは一貫しているものと信じております。
 そういった思いから今回、思いきってご連絡申し上げました」

 数年前頃には、私のことを誹謗中傷する2チャンネルを見ていたことがあったけど、あまりにもトンチンカンなので、視界から消してしまった。『人々をしてその言うに任せよ』『 犬が吠え、隊商は通る』である。

 カルトに関して私を批評するのであれば、『教祖逮捕』『洗脳の楽園』『カルトの子』『我らの不快な隣人』を読んでからにしていただきたいものだ。その上での批判なら大いに耳を傾ける。

今回の原稿で指定された枚数は400字原稿用紙にして7・5枚だった。
 あと1枚欲しかった。
 書き切れなかったことを一言だけ。チャイルド・アビューズ(不適切な養育)は世代間にわたって続く。
 親は自分が育てられたようにしか子どもを育てることができない
 文仁進氏の子どもは今後どのように育っていくのか、親になったときどんな子育てをするのか、気にかかる。
 
 話を戻し、週刊誌で力の入った記事は4頁で14枚(今回の拙稿の2倍)。おいらのブログ記事はだいたい週刊誌1本の記事分量。ときに2本分もあったりする。確かに長い。推敲して短くしなければなあ。刈り込んでいけばいくほどいい原稿が書けるのだが・・・。
 自分史を含め本を書きたいという人は分量を参考にしていただきたい。新書の場合、一冊が250枚前後
(続く)

家はほんとうに不幸だ、それに家族みんなが(洪蘭淑さんを除く)気がついていないからノーテンキでいいやと思われた方は
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 統一教会へ
にほんブログ村 をクリック!
関連記事

コメント

確認です

米本さん、国進氏に隠し子がいることは確認できたのですか?

どこの誰とかそういう情報は持っていらっしゃるのでしょうか?

かなり重要な問題です。
  • [2016/06/06 16:20]
  • URL |
  • バカボンパンツ
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

Re: 確認です

 左のカテゴリー「統一教会考」の21から通して読んでください。

 ネットであれほど話題になったのに、「文国進氏の隠し子説」を断固として否定した文家の人は誰も居ませんでした。

 本題からずれますが、この一連の記事で文亨進氏の学歴詐称のことは事実誤認がありました。修正しなければならないと考えています。

 仁進氏、国進氏、亨進氏など一連のスキャンダルは、いわゆる悪魔連盟(文鮮明の重臣たち)が流したものです。
 このことも、実証的に書かなければならないと思っているのですが・・・。

 ともあれ、「かなり重要な問題です」とは思っていません。理由が知りたいです。

 ネグレクトは子どもにとって過酷なことであることを理解してもらいたいです。

その理由は

米本さん、ありがとうございます。

事実と判断された理由も分かりました。「重要な問題」なのは「私にとって」でしたね。失礼しました。

というのも、あれは確か2010年の秋だったと記憶していますが、国進氏が我が家の近所の教会に来て、隠し子疑惑の事を本人が話したからです。
その時は、三男派がそう言っているが、本当ならその子を私のところに連れて来ればいい、と言ってましたね。どう聞いても否定しているとしか受け取れませんでした。

ですから、重要な問題だと書いたのです。

とにかく、「統一教会考(21)」から読んでみますね。
  • [2016/06/06 18:12]
  • URL |
  • バカボンパンツ
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

米本さんほど統一教会に依存している人はいない。もし統一教会問題に関わらなければ、ここまで注目されることもなかっただろう。
現在は、是々非々というよりかなり非の角度をつけて統一教会をたたくことにより元食口など教会に批判的なの特定の人たちに相手してもらっている。
この人が人権などと嘯いてみても信じない。文家の子供の心配などしているはずがない。
誰かがブログで少しでも反論しようものなら酷い言葉を浴びせかける。他のブログ主を少ない情報で決め付ける。
前回のスレなど、他者に対するレッテル貼りはおよそ人権とは程遠いものであった。差別とはまさに一部の情報による他者への決め付け・レッテル貼りではないのか。

Re: その理由は

>あれは確か2010年の秋だったと記憶していますが、国進氏が我が家の近所の教会に来て、隠し子疑惑の事を本人が話したからです。
その時は、三男派がそう言っているが、本当ならその子を私のところに連れて来ればいい、と言ってましたね。どう聞いても否定しているとしか受け取れませんでした。

(1)「三男派がそう言っているが」。この当時の状況からすると、悪魔連盟ではなく、「三男派がそう言っている」という認識だったと思います。
 権力の暗闘の実態はここ1、2年でようやくわかりつつあるようになったのですから。

(2)舛添都知事ではないけど、内輪にならいくらでも言い訳できます。
 国進氏は三男さんに訴訟をいくつか提起していたわけだから、隠し子云々が虚偽であったのなら、名誉毀損で裁判を提起していたはず。

plimaさん、だいじょうぶですか。

>もし統一教会問題に関わらなければ、ここまで注目されることもなかっただろう。

 本文記事を読みましたか。

「私を批評するのであれば、『教祖逮捕』『洗脳の楽園』『カルトの子』『我らの不快な隣人』を読んでからにしていただきたいものだ。その上での批判なら大いに耳を傾ける」


 plimaさん、読んだ?

 最後の本によって、有田芳生国会議員らによって、私は統一教会御用ライターとされましたが、口幅ったいのだけど、小生が世間にほんの少しばかり注目されたのは『洗脳の楽園』と『カルトの子』によってでした。

 2つとも、大宅賞、講談社ノンフィンクション賞にノミネートされ、新聞・雑誌に書評が多く載りましたので。

 ピーチク書くのであれば、実証的に!

>この人が人権などと嘯いてみても信じない。文家の子供の心配などしているはずがない。

 文家の子どものことなど心配はしていないし、そもそもそんなことは一つも書いていない。

「書き切れなかったことを一言だけ。チャイルド・アビューズ(不適切な養育)は世代間にわたって続く。
 親は自分が育てられたようにしか子どもを育てることができない。
 文仁進氏の子どもは今後どのように育っていくのか、親になったときどんな子育てをするのか、気にかかる」
 
 しっかりしなよ、plimaさん!

文教祖に関する精神分析

>家庭連合(旧統一教会)は「神の理想家庭の実現」を謳う宗教団体だが、俯瞰してみれば、幸せそうな振る舞いをしている教祖一家も信者一家も同じ「愛着障害」という病に苦しんでいる-といえるのではないか。

 文教祖一家や統一信者二世の多くの割合が愛着障害の問題を抱えていることについては、既に‘火の粉を払え’において米本さんが何度も指摘しており、米本さんの統一信者家庭問題理解の中核をなしています。
 私はその指摘は極めて重要なものであり、その問題を理解できずして統一教会=家庭連合の何が問題であるのかを本質的に理解することは難しいと思っています。
 文教祖の実像については一般人が多くのことを知るのは難しいのですが、長男孝進氏の元妻洪蘭淑さんは間違いなくその実像を知っており、米本さんも参考にしておられるその著書『わが父 文鮮明の正体』は貴重な資料となります。
 一般的で正常な家庭で育った人であれば、自分の子に対する愛情は自然と湧いてくるものであり、たとえ人から子供と自由に会えないように遠ざけられたとしても、遠くからでも会いに行きたいと思うはずなのです。
 文氏は統一教会の中ではメシアであり、その上には誰もいません。
 自分が何をしようと批判する人などおらず、たとえ、前に語った説教とまったく矛盾する説教を後で語ったとしても、それは間違いであるなどと指摘する信者は教会内には一人もいないのです。
 従って、自分の子供を溺愛しようが、「アベルの子女よりカインの子女を先に愛さねばサタンに讒訴されます」などと言う信者がいる訳が無いのです。
 実際に文氏はカイン(神から遠い立場にある者)の子女を先には愛しておらず、それが故に文氏の子女たちは働かなくても生活が可能なのであり、カインの子は愛されるどころか持ち金をことごとく搾取されてしまうのです。
 文氏が「アベルの子女よりカインの子女を先に愛さねばサタンが讒訴する」という内容を語ったのは下手な言い訳であり、実際の他の行動とも矛盾しているのです。
 つまり、子供をいつでも自由に可愛がることはできたはずなのに、文氏はその様に愛する気持ちが湧いてはこなかったということなのです。
 そのように子供に愛が向かない原因は何かと考えるならば、米本さんが指摘されたように愛着障害以外考えられないのです。

 統一信者は何かと言えば「原理」を口にしたり、教祖の「み言葉」を持ち出します。
 しかし、統合失調症ぎみであるため、その内容などまったく理解できていません。
 統一信者のとても大好きな言葉に「神の責任分担95%、人間の責任分担5%」という原理講論に由来する言葉があり、何かといえば口にします。
 自分では何もできない幼少期の子供に関して言えば、その子供に5%などというものはないのです。
 幼少期の子供は親からしてもらう以外何もできず、愛は受けることしかできないのです。
 そのような幼少の子供はまだ理性は発達していませんが感性は極めて敏感なのです。
 そして自分が体験したことは脳にしっかり刻み込まれることになり、それ以後の性格を形作ってしまうのです。
 幼少期の子供の養育は親に100%の責任があり、子供に5%などと言うものはありません。
 もし、子供が愛着障害を持つようになって性格が歪み、幸福な人生を送れなかったとしたら、その責任は100%親にあるのです。
 子供の性格を歪めて人生を台無しにさせてしまったとしたら、その親はいわば子供の人格殺人をしたのと同じことになるのです。
 育児放棄は如何なる理由があろうと許されることではなく、もし子供を愛したい思いが無いのであれば子供などつくってはならないのです。
 自分の子を愛せる環境があったにも関わらず、直接愛することをしなかった親というものは間違いなく正常な人間ではないのです。
 前の記事とも関係してきますが、文氏の思考は強い妄想に依拠していたと同時に、愛の世界においては自己愛性パーソナリティ障害の症状も見られ、実際の言動から判断すれば精神的に問題を抱えた人物であったのは否定のしようがありません。
 その様な文氏がメシアとして崇められ、絶対化されて宗教団体を作ることが出来た背景には、やはり問題ある人間社会が存在するのであり、私は朝鮮半島の社会には当時は負の文化が根強くあったのだと思います。
 もちろんそれは差別するつもりでそう言っているのではなく、朝鮮半島の人々も世界から良い影響を受ければ変わることもできるし、進歩の可能性はあるのです。
 しかし、過去の歴史と文化は決して世界に誇れるようなものではないし、世界のリーダーを生むような土壌はもっていないのです。
 文氏の間違いは自己愛と同時に極端な民族主義的朝鮮愛にあるのです。
 

>文教祖に関する精神分析

神々の黄昏さん

>>家庭連合(旧統一教会)は「神の理想家庭の実現」を謳う宗教団体だが、俯瞰してみれば、幸せそうな振る舞いをしている教祖一家も信者一家も同じ「愛着障害」という病に苦しんでいる-といえるのではないか。

> 文教祖一家や統一信者二世の多くの割合が愛着障害の問題を抱えていることについては、既に‘火の粉を払え’において米本さんが何度も指摘しており、米本さんの統一信者家庭問題理解の中核をなしています。
> 私はその指摘は極めて重要なものであり、その問題を理解できずして統一教会=家庭連合の何が問題であるのかを本質的に理解することは難しいと思っています。

興味深い話ですね。私は今、自分のblogで、文氏の「み言」が統合失調症からくるとしか考えようのないものなのか、それとも原理講論に記されている「統一原理」を絶対的真理と確信するあまりに発するものと理解する余地があるものなのか、確認する作業に入ったところです。今回の神々の黄昏さんの投稿も面白いテーマだと思います。神々の黄昏さんの投稿はいつも私の知的好奇心を刺激してくださって面白い。今後の投稿も楽しみにしています。

言葉は厳密に。

goutさん
>多くの方が誤解されているのですが、文教祖が統合失調症だったと言ってるのではありません。
(晩年は統合失調症に近い認知障害があったと推測)
 統合失調症と統合失調型妄想性人格障害の違いは糖尿病と高血糖症の違いに対比してイメージしてくださればわかりやすいと思います。
(前の記事でのコメント)

神々の黄昏さん
>(文氏は)統合失調症ぎみであるため、その内容などまったく(教会員は)理解できていません。


原田さん
>文氏の「み言」が統合失調症からくるとしか考えようのないものなのか、


 私は個人的にこれまで精神分裂病(精神統合失調症)に罹った2人の知人(仮にAとB)を知っています。
 Aさんはときおり発症し、そのたびに入院していました。
 退院後、Aさんに「入院する直前、ぼくと楽しそうに話してたじゃない・・・」と水を向けると、
「あのとき、新橋の地下街を歩きながら話しているときに、こんな言葉が聞こえていたんだ。
<米本がおまえを殺そうとしている>

 Bさんと電話で話していると、様子が明らかに変だったので、浦和から横浜の彼のアパートに駆けつけました。
 彼は、目を大きく見開き、恐怖に引きつったような顔で「録音テープを隠し持っているだろっ」。しばらく話していると、突如、アパートから飛び出し、裸足で逃げ出してしまいました。
 交通事故を心配し、追いかけ、警察にも電話するなど、あのときは大変だった。
 その後、名古屋から両親に来てもらい、あとのことは頼みました。彼は入院し、精神分裂病と診断されました。

 繰り返しますが、goutさんは文氏のことを統合失調症と言っているわけではありません。

※この話題になると、前のテーマに戻ってしまいますので、レスコメントはやめてください。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

カリスマ

やはり、こういう記事に現役信者さんは
そっ閉じ 状態ですね。

>>子どもより宗教運動のほうが大切であると文鮮明は考え、実行していたこと。もう1つは、文夫妻に子どもへの愛情がそもそも欠落していたということである。


マウスの脳の”報酬系”という部分に電極をさしレバーを押すとドーパミンが分泌するように設定すると、マウスは死ぬまでレバーを押し続けるらしい。
子育て中の母マウスも例外でなく、赤ちゃんマウスの授乳(この時オキシトシンが分泌されている)を放棄してレバーを押し続けるらしい。
 
人間は
目標を達成した時(今月の献金目標達成しましたか?)
承認欲求が満たされた時(褒められたり称賛をあびたり崇拝されたりした時)
感動した時
崇高な使命をしていると思ってる時
何かを崇拝している時
誇大妄想に耽けってる時(「神の血統」だから「み旨」を優先すれば神が守ってくれて立派に育つだろうなんていう妄想)

等にドーパミンが分泌されます。(興味のある方は、ドーパミンと覚せい剤、ドーパミンと統合失調症の関係も調べて見てください)
 例えば、上納金いや献金勝利大会で「アボニム、オモニム マンセー」と信者が絶叫しているのをみて、
きっと文夫妻の脳内にはドーパミンが溢れかえっていたでしょうね。
 愛情欠落というより 、ドーパミン(宗教妄想、宗教依存症)の魔力に勝てなかった。
子供をほったらかしているパチンコ依存症の母親の脳内と同じく
ドーパミン(快楽ホルモン)>>>オキシトシン(別名子育てホルモン)
だったと思います。


 そういえば、私も学生時代、民青や中核と闘うことを神様が拙に与えた崇高な使命(み旨)だという妄想にとらわれていた。
原研活動によるドーパミン分泌は必然的に
学業に対する愛着障害につながり、
キャンパスライフ延長摂理に突入したものだ。
(非原理世界では留年というらしい)

 
>>韓鶴子の両親は鶴子の誕生前後に離婚し、母親は鶴子が生まれる前から狂信的と表現していいほどにキリスト教系の新興宗教にのめり込んでいた。

 で連想されるのは、新堂冬樹著「カリスマ」である。どこの宗教団体をモデルにしているか読み始めるとすぐわかる。

現役信者時代これを読んで自己を客体化しはじめるきっかけになった。


 最後に、 厚かましいが、

 「カルトの子」を読んで文家の子女に対する認識が変わったことを拙ブログで紹介する。
背景に現役信者と私の間における「文教祖なら米本さんをどう評価するかの論争」がある。

「火の粉にガソリンを近づけてみた」
http://ameblo.jp/5200043/entry-12008166453.html
決して親のエゴで子を不幸にしてはいけない。

三つ子の魂 百まで

>文家の家庭は「愛にあふれた真の家庭」とは全く正反対の、子への愛着が完全に欠落した機能不全家庭だったということだ。


そうですね。理想家庭の出発点はまず子育てからですね。
母親の役割を人任せにし、疎かにした結果が現在の文教祖一族の家庭の姿なのです。
どの子女たちも父母の愛に飢えていたのです。
乳幼児期から充分な愛情を注ぎ子育てに専念していたなら、子が説教を通してまで異常に母親を強烈に批判したり、兄弟同士の骨肉の争いなど生じなかったでしょう。
まさに愛着障害故の結果なのだと思います。
そして文夫妻の生い立ちをみても愛着障害が起因しているように思われます。
決して私たちが理想とする真の家庭の姿ではありません。
母の位置を離れ、独生女論を主張し続ける韓鶴子総裁の姿は哀れでもあります。

文家の子どもたちの受難

コトさん
>どの子女たちも父母の愛に飢えていたのです。

 そう思います。

 これに加え、文家の子どもたちは学校社会でイジメにあっています。
「ムーニストの子ども」
 当時のアメリカでは父親・文鮮明に対する批判がすさまじかったらしいです。
「おまえの父親は」というイジメを受けていた。

 ふつうなら、学校で父親のことを悪く言われたら(たとえば「おまえの親父は朝鮮人)、「父ちゃんのことで、こんなひどい目にあった」と両親に泣いて訴えます。
 ところが、家に戻っても、両親はいない。子どもにとって、これほどひどい状況はありません。

 当然、ストレスはたまり発散させるしかない。
 それは弱いところに向かう。
 文国進氏は孝進・興進・顯進に暴力を受けたと、訴えていたことがありました。
 動画では涙目だったと記憶しています。

 孝進・興進・顯進が取り立てて暴力的ではなかったと思います。三人にはストレスが充満し、弱い国進氏に負のエネルギーが向かったのだと思っています。


 文国進さんは、意味もなく笑顔を浮かべるシック(お愛想笑いを浮かべるシック)に嫌悪感を抱いたと聞いています。

 ニタニタ笑いは、当時のクラスメートのそれと二重写しになったのだと推測しています。

 それゆえ、彼が日本担当だったとき、日本の教団幹部は彼を羽田に迎えに行くときはとても緊張していたそうです。

 要諦は謹厳実直。無意味な笑みは浮かべない。

 私は顯進氏の言動というか「動き」「仕種」に疑問を抱いていますが、根っこには子ども時代のことが関係しているはずです。

 こうしたことをしっかり思考せずに、文3男さんがいいとか、文4・7男がいいとか書いている記事を読むと、やはり、大丈夫かなぁ、と。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

現役も暇ではないので

goutさんへ
>やはり、こういう記事に現役信者さんは
そっ閉じ 状態ですね。

何が「やはり」なのか、全く意味が判りませんが、現役信者にも暇な人もいるでしょうが、暇でない人も少なくありませんので。

ちなみに私は正社員の正業をはじめ、仕事を複数持ち、子供の保育園の送迎、子育て(配偶者が育児放棄しているため)その他諸々・・暇ではない中、当該ブログは毎日目は通していますが、投稿はなかなかできないことが少なくないです。

事情は人それぞれなので、いちいち反応がないからと言って、そう言われても困ります。

なお、思想、信条の自由という観点から、こちらに投稿する現役の方は、元の方を非難、攻撃はしていないようですので、その点考察いただけると幸いです。

「坊主憎けりゃ・・」というお気持ちかとは思いますが。

真の家庭~現実にありえないってこと。

記事のタイトル~呪われた血統だが、この写真だけは、すばらしい。真の親を中心に3世代勢ぞろいし、ホント優秀な血統のように見える。

しかし、「真の家庭」とは、現実にありえないと思わされる記事。真の親だから、真の子供が生まれてくるという論なのに。で、原因は真の親でなかったということになるのでは?
文教祖の家族は、アメリカで生活されていたし、こんな内容もアメリカでは、よくある話ではないのか。 真の家庭もアメリカナイズされた、家庭だったのでは?

>なぜ、文鮮明・韓鶴子の子どもたちは不倫したり離婚したりするのだろうか。
不倫したり、離婚したりするお金と時間があるんでしょう。
有名人になればもっと要る。
例えば、ナンスクさんは、離婚して毎月6000ドル支払われたというから。孝進氏の女性には、鶴子夫人が現金渡して去らせたとか。

文教祖様は、自分の位置「メシヤ~再臨主~救世主」なので、「真」にこだわりすぎたんじゃないか。
普通の家族でよかったんじゃないか。なぜなら、普通であることも、むずかしいご時勢なのだ。
真の神、真の愛、真の○○の日など真だらけの教会である。




不思議な事実

確かに、文氏の子供たちは大変な環境のなかに育った。しかし、顕進氏、國進氏、亨進氏は今や、自分が後継者だと(國進氏は亨進氏支持だが)自認している。つまり、文氏を慕っているということか?

「カルトの子」は今や教区長。苦難の子供時代の意識を何らかのきっかけで転換して、一皮むけたということか?

苦難の時代はあったが、何かが文氏との関係を再構築させた。何があったのだろう?

Re: 不思議な事実

 悪いけど、意味不明。

 すべての言葉がそうである。

 自分の記事を再読してくださいな。

>カリスマ:遠慮しているんだと思いますよ。

>やはり、こういう記事に現役信者さんは
>そっ閉じ 状態ですね。

遠慮している現役信者が多いのかもしれません。こちらのblogでは、炎上する話題が多いからかもしれません。

同感する内容に関しては遠慮する必要はないですが、何度か炎上させて、ストップがかかった経験があると、同感できる内容はこちらのコメント欄で、こりゃーやベーと思えば自分のblogでと、遠慮する気持ちから使い分ける人もいるでしょう。

goutさんがメールアドレスを表示させていないので、個人的にお伝えすることができず、コメ荒らしになるかもと心配しつつも、こちらに投稿させていただきました。どなたからのレスも不要です。

>Re: 不思議な事実

米本さん

ありがとうございました。

これも意味不明かもしれませんが。

原田さん、投稿を抑制的に。

>Re: 不思議な事実
米本さん
ありがとうございました。
これも意味不明かもしれませんが。

 少々意味不明の投稿が続いています。
 控えてくださいませんか。


>goutさんがメールアドレスを表示させていないので、個人的にお伝えすることができず、コメ荒らしになるかもと心配しつつも、こちらに投稿させていただきました。どなたからのレスも不要です。

 あの~、ここは原田さんのブログではありません。
 goutさんに伝えたいことがあれば、「いつも私の隣に献金FAX」のコメント欄に書いてくださいな。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://yonemoto.blog63.fc2.com/tb.php/726-c8ea9631