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記事削除要求への回答(拉致監禁問題:下)-苦しみと痛み 

改革か自壊か(12)

 -回答文の構成-
「記事削除要求への回答(拉致監禁問題・上)」
「記事削除要求への回答(拉致監禁問題・中)」
「記事削除要求への回答(拉致監禁問題・下)」
「記事削除要求への回答(ピースパレス問題)」
ゴチックが今回の文章。

 

HKの拉致監禁に何もしなかった教団本部

 書面では、昨年秋監禁されたHKさんのことに言及している。
「貴殿は、荒川家庭教会所属のHKさんの事件に対して、拉致対策チームは何もしていなかったというが、それは事実ではない。HKさんが10月24日に帰省し、連絡が取れなくなって以降の経緯は以下の通りである」

 拉致監禁問題の対策をどう熱心に取り組んだのか-という観点から、経緯を検討する。

(引用はじめ)
10月26日 親戚と名乗る方から職場に休むという電話。
10月27日 職場無断欠勤。 
        自宅や本人の携帯に連絡を試みたが、「電源が入っていないためつながりません」というアナウンスが流れるだけ。
10月28日 東京の自宅を訪問したが、オートロックのためマンションの中に入れず、在宅かどうか確認が取れず。
10月30日 所轄署に相談したが、「事件性なし」と判断される。
11月2日  事件として当会のサイトにアップ。
11月5日  米国大使館にレポート提出。
11月8日  教会員向けニュース番組「U-ONEニュース」で事件について放送。(主に礼拝などで試聴されている)
(引用終わり)

 HKさんに電話連絡を試みる。自宅を訪問する。こんなのは対応策と呼べるシロモノではない。唯一対応策と呼べるものは「所轄署に相談した」。ただそれだけである。それも「事件性なし」と言われ、すごすごと引き返しただけ。
 相談したのは教団本部の拉致監禁対策のメンバーではなかった。
心配したHさんの知人が、愛知県内の警察署を訪問して相談するなどしていますが、現時点ではHさんの所在について全く手掛かりがありません」(「新たな拉致監禁事件が発生―東京の成人女性が帰省先から行方不明に」

 もし実務をやっている経験豊富な澤田氏(広報部長)なら、いくつかの資料をもって、執拗に食い下がったはずだ。
 なぜ、澤田氏が愛知に出向かなかったのか。おそらく、彼のことだから愛知に出向きたいと貴殿に申し出たはずだ。しかし、拉致対策費はゼロ。広報予算から旅費(3万円程度)を出すことは可能だったはずだが、それさえ認められなかったのではないか。
 事実と違うというのなら、なぜ、拉致対は動かなかったのか、説明を求めたい。

 貴殿が示した経緯からわかるのは、実家に戻るというHKさんに事前に何の対策も取っていなかったということだ。荒川教会にあるはずのGPS付きの携帯電話を持たせなかった。おそらく口頭での注意すら与えていなかっただろう。
 また、拉致監禁されたことがわかった段階で、興信所を雇うこともしなかった。拉致対策費として豊富な予算をつけていた「国進時代」には、興信所を雇い、監禁場所を探そうとしていた。(宇佐美ストーカー冤罪事件の刑事裁判で、相対者の監禁場所を探すために興信所を使ったことを、教団側は認めていた)

石橋の救出にも取り組んでいない

 要するに、何のといってもいいほどに、何もしなかった。
 それにもかかわらず、貴殿はこう述べる。
「この間、徳野会長や本部局長はじめ全国の担当者に経過報告し、11月16日にHKさんの脱会書が届くまで捜索活動を続けている」
 <どのような捜索活動を行なったのか>という私の当然の質問を見越して、唐突にこう述べる。
「当方は貴殿の執筆活動のために、拉致監禁された可能性の高い信徒を捜索しているわけではないので、当方の行動の詳細を必要以上に外部に公開する必要はないと考える」
 さすが宗教役人!失礼ながら吹き出してしまった。

 徳野氏をはじめとする統一教会が拉致監禁に消極的な態度を取っていると、なぜ断言できるのか。
 それは、2014年1月2日に拉致監禁された石橋正人氏の救出に、全くといっていいほど取り組んでいないからだ。
 救出の署名を呼びかけたものの、集めただけで、どこにも提出されることなく、ネットの倉庫に保管されているだけ。
 これについては、シックの秀さんが記事にしているので省略するが、私の回答書と思って読んでもらいたい。
●秀のブログ
●タイトル「730日」
●http://hydenoshikou.kakuren-bo.com/Entry/197/

 なお、後藤徹氏が「2016年 代表年頭所感」(1月12日付)で、後出しジャンケン的に、石橋氏の救出に取り組んでいるといった趣旨のことを述べているが、これについては後日批判するつもりである。

「730日」を読んでも、徳野氏が「ユダ」(拉致監禁に背を向けた裏切り者)でないと思われるのなら、反論していただきたい。

信徒の苦しみと痛みに関心のない統一教会

 最後に、看過できない記述を指摘して終わりにする。
「信徒の拉致監禁時における苦しみと痛みは誰よりも、我々が受け止めてきているし、そのような姿勢で現在も取り組みは変わりなく続けている。」
 役人特有の作文だとは思いながらも、厚顔無恥にもよくもこんなことが平気で書けるものだと感心する。「苦しみと痛み」を貴殿が認識できたのは、拙著で書かれた故宿谷麻子さんのことを知ったからではなかったか。よくも平気でのうのうと。

「後藤徹氏が12年間以上も監禁されていたとき、私たちは後藤氏の苦しみと痛みを受け止めることができず、何の救出活動もしなかったことを、心から反省している。この反省を踏まえ云々」ぐらいのことは書くべきであろう。

 ともあれ、前出の1文に激しく反発する、拉致監禁体験者は少なくないだろう。なぜなら、私が拉致監禁問題を取材するようになってから15年以上が経過するが、「私の拉致監禁時における苦しみと痛みを、誰より教会の人たちがしっかり受け止めてくれた」といった話なぞ、一度も聞いたことがないからだ。
 その逆の証言はいくつもある。今も教会員である人に迷惑がかかりそうなので、脱会した人の証言を紹介しておく。
 強制脱会者のkoyomiさんである。後藤徹氏が裁判を支えてくれた人として感謝している女性である。(【参照】「最高裁が上告を棄却!勝訴判決確定!!後藤裁判ついに終結!!!」の後段)

●ブログ「私がカルトにはまった理由」
●タイトル「拉致監禁に関心なくなった家庭連合(統一教会) 」
●http://ameblo.jp/nanakusa-1995/entry-12102777136.html

 全文を読んでいただきたいが、ここではテーマと関係する記述を引用しておく。

「1995年の2度目の監禁説得で、私は統一教会の間違いがわかりました。
 しかし、脱会に対する思いは、揺れていました。
 監禁が解かれ、しばらくした時に、こともあろうに私は説得者の家から統一教会に電話しました。
 マザーより『逃げておいで』と言われ、逃げなければいけないと思い、翌日一人になれた時に教会に戻りました。監禁場所はかなり遠かったので、統一教会に戻るのに1日かかりました。
 しかし、戻ってきた私に、マザーや教会の人は会おうともせず、青年部でアパートに一人暮らししている人の所にいるよう言われました。
 1回目の監禁から逃げた後は、教会のホームに置いてくれました。しかし、2回目は電話では話してくれるも、会って話そうとはしてくれず、教会のホームに迎えてくれることはありませんでした」
 
 この苦しみと痛みを、貴殿らは理解することができるのだろうか。

-回答後にわかったこと-

 2015年の正月に、杉並教会のATさんが拉致監禁され、その2カ月後に拘束を解かれた。
【関連記事】
「正月に新たな事件発生か。 東京の成人男性が行方不明」
「二か月以上、拘束状態におかれた青年教会員が解放!」
 後者の記事の末尾を読んでもらいたい。こう明記されている。
「同件については、所轄の高井戸署 が行方不明届を受理していました」

 受理するのを嫌がる警察が行方不明届を受理したのは、拉致監禁問題に取り組んできた拉致対のメンバー、おそらく澤田拓也氏(広報部長)が警察に執拗に働きかけたからであろう。
 HKさんとの違いはどこにあるのか。
 所轄署の場所が違うところという以外にない。高井戸警察署がある高井戸駅は渋谷から約200円、HKさんの所轄署が名古屋駅近辺だとすれば、渋谷から約1万円である。


-後藤さんに問う!-

 前回の記事「記事削除要求への回答(拉致監禁問題:中)-嘘八百」 のコメント欄で、後藤さんは2本の投稿をしています。それを前提に質問します。質問内容は、秀さんの投稿(「それで」)とかぶります。

(1)後藤さんは「全国拉致監禁・強制改宗被害者の会」 の代表を務めています。仕事をされていますから、日常的に本部の拉致監禁対策プロジェクトに関わることはできないと思いますが、対策担当の本部メンバーはご存知のはず。同会のサイト「2016年 代表年頭所感」で、まるで教団を代表してかのように、2015年のことを総括的に報告されているのだから、(専門的に拉致監禁問題に携わっている)メンバーを知らないわけがありません。教えてください。

(2)HKさんの救出に拉致監禁対策メンバーが全く動かなかったことは、回答文でも前掲の囲み記事でも指摘しています。
「今後も拉致監禁を撲滅したい」と願っている後藤さんは、このことをどのように思っているのでしょうか。本部に叱責を含め何かアドバイスでもされたのでしょうか。
「今後はライフワークとして拉致監禁問題に取り組んでいく」と記者会見で発言したインチキ徳野氏と同じ道を歩まれるのでしょうか。まあ、それも一つの生き方かぁ。

 なお、一言二言。
 後藤さんは前出の年頭所感でHKさんのことに触れています。
「失踪から3週間後にH.K.さん直筆の脱会届がH.K.さんが所属していた教会の教会長宛てに届きました。関係者の情報からH.K.さんは、現在は既に監禁状態にはないと思われます」
 失礼ながら、笑ってしまいました。
「関係者の情報からH.K.さんは、現在は既に監禁状態にはないと思われます」という記述です。
 関係者の情報から?
 冗談はおよしになってくださいな。脱会届のあと、H.K.さんの代理人から「献金等返還請求」の通知書が本部と荒川教会に届いています。すでに献金返還は始まっているはず。
 あなたが私に教えてくれたのではなかったっけ。いや、鴨野氏からだったか。
 なにが「現在は既に監禁状態にはないと思われます」、だぁ!
 
 私は鴨野氏に通知書に書かれている代理人の名前を教えて欲しいと頼みました。しかし、「本部が拉致監禁問題に取り組んでいないというあなたに教える必要はない」という狭量な小役人的な御言葉。
 なぜ、代理人の名前を知りたいのか。それは弁護士の名前を聞けば、監禁説得した牧師の心当たりがつく。そのことをブログで書けば、その牧師の半径100キロ(車で2時間の距離)内に実家がある青年シックに注意を促すことができると考えたからです。私は「拉致監禁されたシックの苦しみ」を、青年シックに味わってもらいたくないと切に願っているからです。
 情報が入られなければ、青年シックに注意を促すこともできない。
 鴨野氏にはこうした気持ちが全く理解できていない。

 最後に。あなたからの返事があるかどうはわかりません(おそらく、実質的アベルの鴨野氏から「もう相対基準を結ばなくてもいい」という指令がきているような感じがします)が、一心病院であなたに最初に会った2008年2月から今日まで8年間付き合ってきました。いずれ、「一教会員後藤論」を書いてみようと思っています。
 お子に恥じないような生き方を切に望んでいます。

 

-次回は「ピースパレス」名誉毀損問題についてを書きます-

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関連記事

コメント

広い心

米本さんの広い心に拍手です!

保身に走る狭い狭い心と対照的です。

衝撃的な欠陥と隙

米本様のコメント
>私は鴨野氏に通知書に書かれている代理人の名前を教えて欲しいと頼みました。しかし、「本部が拉致監禁問題に取り組んでいないというあなたに教える必要はない」という狭量な小役人的な御言葉。
 なぜ、代理人の名前を知りたいのか。それは弁護士の名前を聞けば、監禁説得した牧師の心当たりがつく。そのことをブログで書けば、その牧師の半径100キロ(車で2時間の距離)内に実家がある青年シックに注意を促すことができると考えた


ということですが。
真のお花〇脳からはきっと出てこない発想ですから、、、。
食い物にされる人が可哀そうになります。
情報発信できる人が質の良い情報を出してあげれられないと現状は救えないですね。
今のような時に対策やってるやってると言ってもただの自己満足のようでパフォーマンスに過ぎない対策は意味がないですね。
実に腹立たしいです。

保身

全てが組織の為、、突っ込めば組織に属する職員の為に自己満足とパフォーマンスでやってるようにしか見えないです。
 それは一般社会でも見る事だけど、教会が掲げてる高い理想とのギャップがすごすぎて詐欺レベルです。

他ブログになりますが、「いつも私のとなりに神様」で祝福家庭の離婚率の低さと出生率の高さを誇ってましたが、独裁国家なら離婚せずに出生率を高めよと指示があれば達成できるはず。その中身が離婚したくてもできなかった、、、酷い場合国際祝福を受けたものの苦しくても自国に帰る費用も頼れる人もいなく子供の為に我慢するしかない食口がいるのに本当に誇れるんでしょうか?
 まともな宗教団体なら数字より中身を見ますよね。高額献金による苦しみは持っているだろうし、以前教会が行った一般食口アンケートによる幸せを感じている率は高くはなかった。礼拝参加率も下がって分派に流れている。

結局公職者が、「いつも私のとなりに《だけ》神様」と感じてるのが統一教会の実態で兄弟姉妹と呼ばれる食口が苦しんで神様の愛を感じれなくても平気なんでしょう。
 それか自分の神様は栄光の神であり、一般人食口の神様と使い分けているのか、理解できません。伝道も組織維持の為の人材確保ですかね。

まともな人間なら矛盾に苦しむだろう状況で長年仕事できるのだから、公職者の採用条件に鈍感力を明記すべきです。きっと鴨野氏が良い見本を示して指導なさるでしょう。
 兄弟姉妹の苦しみは無視し、天の栄光の為という名の下、どこまでも自分と家族の為に生きる幹部がいる組織が発展するほど日本人は馬鹿ではないと信じたいですが、政治家と官僚に操られてきた国民性ですからね。

鴨ちゃん、何をしているんです?逆噴射ですよ

いま、ひらめきました。せっかく後藤さんが最高裁まで行って勝ちをもぎ取った拉致監禁撲滅運動が、これからというときに、逆噴射で失速、墜落…。なぜ?何故?ナゼ?不可解な教団のこの行動は何?私はいまひらめいたのです。答えは単純。「機長、逆噴射です」の機長のごとく、まともな組織経営のできる精神状態ではないのです。いわゆる、カルト脳の一症状なのです。

常識的には、多額の裁判費用をかけてもぎ取った勝訴なんだから、この恩恵をもっと広げるため、12年5ヶ月から、4年、3年、2年と低減化していくことを考えるでしょう。

もちろん、家族との戦いになるわけだから、尻込みする人も出てくるでしょう。その拉致監禁被害者が訴訟を引き受けるかどうかはその人次第です。が、その戦いができるよう、予算だけでも計上するのが常識的判断でしょう。

これから上げ潮モードという時に、一つの勝ちだけで満足する人は、大きく勝つことができません。これから上昇という時に「機長、逆噴射です。」鴨ちゃんの判断ミスですね。しかも、ありうる判断ミスではありません。あってはならない判断ミスです。

というところで、余談になりますが、昔ある有能な記者が世界日報にいました。羽田空港に着陸しようとして、羽田沖に墜落した日航機墜落事件の時、ラジオか何かでその情報を得た世界日報の記者が、タクシーを飛ばして近くまで行って、靴が濡れようとスーツがダメになろうとなんのその。歩いて近づこうとしているのを見て、警備艇の人が哀れに思ったか、乗せてコクピットまで連れて行ってくれたそうです。

そこで写真を撮りまくり帰社して現像したと。大手新聞社はヘリとかで遠くからの映像しか取れなかったのですが、その記者は無謀にも歩いて海の中へ。結果的にコクピット内の写真を撮れたわけですが、その中になんと操縦桿が写った写真があり、逆噴射状態を示していたそうです。

残念なことに、当時世界日報社内に飛行機の操縦がわかる人がいなくて、特ダネを逃したと。その時点ではまだ原因不明だったわけだから、間違いなく超弩級の特ダネ写真だったわけですが、残念でしたね。

その記者とは鴨ちゃんではありません。同年代の人で、鴨ちゃんも知っている人。その人がまだ教団にいてくれたら、間違いなく「鴨ちゃん、何をしているんですか」と、逆噴射予算を元に戻してくれただろうに。これも残念至極。

子供じみた鴨野氏

><どのような捜索活動を行なったのか>という私の当然の質問を見越して、唐突にこう述べる。
「当方は貴殿の執筆活動のために、拉致監禁された可能性の高い信徒を捜索しているわけではないので、当方の行動の詳細を必要以上に外部に公開する必要はないと考える」
 さすが宗教役人!失礼ながら吹き出してしまった。

(後藤さんへの質問より)
>私は鴨野氏に通知書に書かれている代理人の名前を教えて欲しいと頼みました。しかし、「本部が拉致監禁問題に取り組んでいないというあなたに教える必要はない」という狭量な小役人的な御言葉。


 上記の抗議文の記述や今回米本氏によって‘暴露’された上記引用の発言内容は 鴨野氏の偽善性と狭量な人間性を自ら露わにしてしまいました。
 米本氏と鴨野氏の関係が商売を競う同業者であるなら そのような秘密主義の態度や冷淡さもおかしくはないのでしょうが、米本氏は一般人ジャーナリストで‘拉致監禁には反対の立場の人’鴨野氏は家庭連合の広報局長で‘拉致監禁問題を解決せねばならない人’という関係を考えれば、鴨野氏の態度は明らかに異常で本来の‘公務’を放棄しており、話す様も立派な大人とは思えません。
 抗議文の記述において米本氏が関心を持つはずの「捜索活動」の説明を避けたのは、実際に拉致監禁被害者救出活動を真面目にやっていないからであって、現実にそれをやっているか、真剣になってやろうとする意志があるならば、その説明ができないはずがありません。
 その鴨野氏の発言などからは、拉致監禁問題解決には実際に真剣に取り組んでいないし、それを行なう意志もあまりないのが確認できるのです。

 鴨野氏は「本部が拉致監禁問題に取り組んでいない」とブログ記事に書かれ、へそを曲げて敵対心をもったことになるのですが、鴨野氏が家庭連合の広報局長といういわば教団の‘顔’であることを思うと、もはや失望しか感じません。
 統一教会=家庭連合の‘顔’が信仰者としての人格を示せなくていったいどうするのでしょうか。
 統一信者が「真の父母」以下であるというイエス・キリストは『しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。』(マタイ福音書、5/44)と言っているのです。
 文先生も「許せ、愛せ、団結せよ」と言っていたのではなかったでしょうか。
 家庭連合の‘顔’である人が、敵でもない人に痛いところを突かれたからといって、へそを曲げて 共通の目的には必要な情報を与えないというのはお話しにならないのです。
 鴨野氏は宗教団体である家庭連合の恥さらしでしかないのです。
 米本氏が暴露した鴨野氏の発言は彼が偽善者であることを物語っており、人格的にも未熟な子供じみた人であることが判明してしまったのです。
 実に哀れとしか言いようがありません。
 鴨野氏の抗議文や彼について書かれた今回の記事からわかることは、統一教会=家庭連合では人格が子供のような人が上に立っているのであり、その組織では人格者など育てられないということです。

梶栗正義さんの戸惑いの言葉

鴨ちゃんは、教団はずっと拉致監禁問題に取り組み続けたという。しかし、私が所属教会の依頼を受けて、恵比寿から明治神宮まで(だったと思う)の拉致監禁反対キャンペーンのデモに参加した時、挨拶に立った梶栗正義さんは、「なんでまたこんなことを急に始めたか、不思議に思う人もいるかもしれない」的な導入部分の挨拶から、お話を始めた。どうよ?鴨ちゃん、鴨ちゃんの話と、梶栗正義さんの話、どっちが本当よ?

質問文の形で書いたが、質問するつもりはなく、梶栗正義さんは急にこんなキャンペーンが始まったという意識だったよ、と言いたかったので、この問いに答える必要はない。もう一つ事例をあげよう。

以前、鳥海豊さんが中心になって拉致監禁撲滅運動に取り組んでいた時期がある。その頃、江利川会長(当時)は、鳥海さんが郵便物の送付先の所在地として松涛本部の名前を貸してほしいと頼んだ時、断ったという。よく「所在地:〜」って書いてある、あれだな。

どうよ?これは協力したということになるのかな。鳥海さんはよく千葉の修練所などを借りて対話集会などを開いていたようだが、場所を貸しただけ、あとの面倒なことはお断りというのは、ただ単に協力しただけ、ということだよね。ずっと教団として取り組んできたってのは、ウソだねえ。

鴨ちゃん、徳ちゃんの辞任会見で、その場を取り仕切って、徳ちゃんに「会員が悪いことしたのは、会員を管理できなかった私たちの責任です」って大ウソをつかせた鴨ちゃんだから、この程度のウソは鴨ちゃんにとってはウソの範疇に入らないんだね。という事は、教団内の通達事項でも、広報局発表の公文は、皆マユツバなのか?

信仰者たらんとするならば

家庭連合(旧統一)の信仰者たらんとするなら、反摂理的活動の片棒を担ぐことはできません。教団の実態を暴いているこのブログと歩調を合わせつつ、信仰者であろうとすることは矛盾なのです。その内容こそ、摂理推進と伝道に致命的打撃を与え得るからです。後藤氏は信仰のゆえに長い監禁生活に耐えました。教団の拉致対策と火の粉は、教団の姿勢が全く方向転換されなければ、一致し得ないという事だと思います。

信仰者たらんとすればこそ

戦ってるね君

>家庭連合(旧統一)の信仰者たらんとするなら、反摂理的活動の片棒を担ぐことはできません。教団の実態を暴いているこのブログと歩調を合わせつつ、信仰者であろうとすることは矛盾なのです。

家庭連合の取っている方向が正しければそれを支援し、間違っていればその間違いを正す。これが真の信仰者の姿勢だが、君の言う信仰者とは、正しく定義し直せば盲信者だ。言葉は正しく使おうね。

信仰や宗教のあり方

久しぶりのコメントです。あまりにも問題が多くてコメントする意欲もなくなっていました。

家庭連合側が拉致監禁の対策を疎かにしたことを素直に認めて、今後努力することを約束すれば、それで済むと思うのですが、とかくすると信仰者というものは他人からの批判的な指摘を謙遜に受け入れられない体質を作り上げてしまうことが多いのですね。それは、信仰者を自認する私自身を見ても分かります。

それから、真の愛を説く宗教ほど、下手をすれば真の愛を持っていない、という逆説の場合も多いのです。宗教は高尚なことを教える割には、人に対して冷たくなる場合があります。家庭連合が拉致監禁されたシック達に対して意外と冷たいのもそこから頷けるかも知れません。家庭連合は本当の宗教のあり方を求めるべく、反省する方向に向かって欲しいですね。

ただ、後藤さんは組織の現実に悩んでいるところがあるのではないかと思うと、可哀想だなという気持ちです。彼が12年間も苦難を乗り越えた勇気をこれからも発揮できるように祈りたいです。

米本さん、いつもありがとうございます。

広報局長として他にもっとやることがあるのでは?

 鴨野局長を個人攻撃するつもりはありませんが、火の粉のブログに、いちいち目くじらをたてる暇があったのなら、もっと他に広報局長としてやることがるのでは?と思います。
 削除要求文を読んでも相変わらず世界日報時代から学生新聞の毛の生えたような文章しか書けない傲慢な姿勢が見られます。何故、鴨野氏が広報局長に抜擢されたのかもいまだ疑問符です。
 今、家庭連合(統一教会)は反日団体と見なされています。韓鶴子氏自身が、埼玉アリーナで「日本は歴史認識を改めよ」といっております。江利川元会長はソウルで日本人女性会員を引き連れて従軍慰安婦に日本は謝罪せよとデモ行進しています。そんな反日団体のレッテルを張られたままで伝道できるわけがありません。
 広報局長として家庭連合は愛国団体であることをアピールするよう努力していますか?。
 ぜひ宋会長をはじめ、日本で活動している韓国人幹部をつれて靖国神社に参拝するよう進言してください。参拝したら韓国世界日報にその記事を掲載するよう進言してください。
 そうしたら家庭連合は愛国団体として堂々と活動できます。鴨野局長、期待しております。

アベル・カインの原則から

> 家庭連合の取っている方向が正しければそれを支援し、間違っていればその間違いを正す。これが真の信仰者の姿勢だが、君の言う信仰者とは、正しく定義し直せば盲信者だ。言葉は正しく使おうね。

原田様のおっしゃることは理にかなっていると思いますが、残念ながら、教団の教育に従う(あくまで教団の認知するという意味での)模範的信仰者がこのブログを読む姿を想像する事ができません。カインがアベルを屈服する方法は、アベルを自然屈服してアベルのアベルになることです。そうして初めて耳を傾けるかもしれないという事です。つまり、拉致対策でいえば、拉致対策チーム以上に拉致対策で成果をあげて、拉致対策チームを支えること以外にありません。(勿論、所属する責任分担の現場を納得させるために、摂理献金、伝道の勝利も必須だ。)今の教団の文化を知りませんから、古い価値観でしか書けませんが、間違いなく教団から、火の粉は反摂理的ブログとみられていると思います。

少なくとも自分が教育を受けた時代の信仰者はこのブログを読まない(涙)

>アベル・カインの原則から

戦ってるね君

>原田様のおっしゃることは理にかなっていると思いますが、残念ながら、教団の教育に従う(あくまで教団の認知するという意味での)模範的信仰者がこのブログを読む姿を想像する事ができません。

分かった。君が批判しているのは盲信者のことだね。「教団の教育に従う(あくまで教団の認知するという意味での)模範的信仰者」というのは正確に定義すると「盲信者」のことだ。

君のような書き方をすると、本物の信仰を持ちたいと思っている人たちは、教団内にいちゃいけないみたいに読めるからね。教団の盲信者か、米本ブログ派かみたいな二者択一みたいな断定的な書き方はやめたほうがいい。教団内にいるが、米本ブログも読んでいる人の居場所がなくなるからね。

ありがとうございます

原田様の深い愛情に感じ入った次第です。

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