ほんとうにお馬鹿で小狡い弁護士たち(涙
- 後藤控訴審
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後藤控訴審(1)
6月5日。12年間監禁されていた後藤徹さんの控訴審が始まった。わずか20分だったが、とても面白かった。
このときの模様はすでに「拉致監禁by宮村の裁判記録」にアップされている。まるで裁判中継をしているかのようなリアリティある傍聴記だった。 写真とイラストもなかなかいい。
「いよいよ控訴審の第一回法廷が開かれた!」
「控訴審裁判傍聴記(その2)-激しい書面の攻防(注:6月9日に修正加筆しました)」
「傍聴記(その3)- 証拠&証人について」
暗在さんの十八番(おはこ)の表現をお借りすれば、ワロタワロタである。
どんな模様だったのか。 解説を加えて紹介しておく。
その1・怠慢
双方の書面のやりとりを整理しておくと、
1月28日=東京地裁の判決日
(東京高裁から控訴理由書の提出期限は4月3日と通達あり)
4月2日 =原告が控訴理由書と原告陳述書などの証拠を提出。
4月14日=被告宮村が控訴理由書(1)と元信者らの陳述書などの証拠を提出。
4月16日=被告兄らが控訴理由書(1)を提出。
5月28日=被告宮村が陳述書等の証拠提出。
5月29日=原告が宮村控訴理由書(1)と同兄ら控訴理由書(1)に対する反論準備書面を2通提出。
5月30日=被告宮村が控訴理由書(2)を提出。
5月30日=被告兄らが妹陳述書等証拠を提出。
6月3日 =原告が宮村陳述書及び兄ら証拠に対する反論準備書面を提出。
6月3日 =兄らが控訴理由書(2)及び兄隆、兄嫁洋子の陳述書などの証拠を提出。
6月5日(第1回)=開廷2時間前!に、被告宮村が反論陳述書を提出。
【参考資料】をコピペしたので、読んでもらいたい。
控訴:
「控訴期間は、判決書の送達を受けてから2週間の不変期間(天変地異以外裁判所が変更できない期間)である(民事訴訟法285条)。この期間内に、控訴審を担当する裁判所(控訴裁判所)宛ての控訴状を、第一審の裁判所に提出して、控訴の提起をする。控訴状に、控訴の理由が記載されていない場合は、控訴状提出から50日以内に、控訴理由書を提出する(民事訴訟規則182条。もっとも、理由書の提出が期間に遅れても、316条1項2号で却下理由となる上告理由書と異なり、287条が却下理由とはしていないため、受理してくれる場合もある[2])」
要するに、判決が下ってから2週間後に「控訴状」(控訴する意思を示す書面)を提出しなければならない。 控訴状になぜ控訴するのか理由が書かれていない場合は、控訴状の提出から50日以内に控訴理由書を提出しなければならない-というわけである。
今回の裁判では、裁判所は控訴理由書の締め切りを4月3日と指示した。それにもかかわらず、被告側はそれを無視した。
なんと、被告(後藤兄ら、宮村峻)が控訴理由書のすべてを提出し終えたのは控訴審の2日前のこと!被告代理人は4人(山口広・木村壮・山口貴士・荻上守生)もいるというのに。
要するに、忙しさにかまかけた怠惰・怠慢なのだ。ふつうの弁護士なら絶対にしないこと。裁判長がよく受理したもんだと感心する。真意は不明だが、結果から判断すれば裁判長が被告側(反統一)を優遇したわけである。
その2・姑息
怠慢に加え、こんな理由も考えられる。
原告後藤が控訴理由書にどんなことを書いてくるか。それを待ってから出そう。つまり姑息作戦である。
繰り返しになるが、宮村の2通目の控訴理由書は締め切りから2か月後。後藤兄らに至っては控訴審2日前!
隣の奴の回答を盗み見て、チャイムが鳴ってから答案用紙を出す狡賢いクラスメートがいたけど、あれと同じ。“人権派”弁護士が聞いて呆れる。
その3・無責任と嘘の取り繕い
被告側が提出した書面は、後藤兄らと宮村氏との間で辻褄が合わないことが書かれていたそうである。拉致監禁を首肯していると受け止められてもしようがない記述もあったとか。そのことを後藤側は「反論準備書面」で指摘したそうだ(6月3日)。
それを読んで大慌てとなった宮村氏と代理人は開廷2時間前に反論陳述書を出しましたとさ

なぜ、こんなことが起きるのか。
反統一弁護士に限ったことではないのだが、共同受任には弱点があるのだ。
弁護士の顔ぶれをおさらいしておく。
原告後藤徹の代理人は福本弁護士一人である。
原告が訴えた被告は後藤兄ら(3人)、宮村氏、松永牧師、松永の教会が所属する教団の6人(法人)である。
被告後藤兄らの代理人は、山口貴士&荻上守生(最近とみに評価が悪化している紀藤正樹弁護士さんの、リンク法律事務所の弁護士)、
宮村は山口広&木村壮(東京共同法律事務所所属の弁護士。宇佐美ストーカー犯という冤罪ストーリーを創作した弁護士)、
松永氏は東麗子(彼女の弁護活動は知らず。新米弁護士に「接客業だから、歯をきれいにしましょうね」と、まるで化粧品のオバサンのようなアドバイスしている弁護士)と中村周而(赤面症ではないかと思われる日本共産党系弁護士)、教団の弁護士(名前失念、なかなか知的そうな弁護士)。
話を本題に。
日本の弁護士は「落ち葉(種々雑多な細かい事件)拾い的な弁護活動」(日弁連の分析)をしている。
飯を食うために少額の案件をたくさん抱え、落ち着いて大きな問題に立ち向かうような弁護活動をしていないという意味だが、多くの案件を抱えているため結果として日本の弁護士は「忙しい」。
これまで様々な職業の人を取材してきたが、「忙しい」「忙しい」を平気で口にする美学ゼロは弁護士さんだけ。実際、落ち葉拾いゆえに忙しいのであろう。 依頼者の陳述書まで代筆している弁護士が大半だから・・・。
(*陳述書は当事者が書くのが原則!しかし、それを要求したら依頼者は「文章なんか書けない」と引いてしまう。それで、弁護士はお客さんに去られたらまずいと、代筆するのである。もう一つ、裁判に勝つために弁護士が書くという場合がある。今回の被告側の場合がそうである。松永牧師の陳述書を東弁護士が勝手に直していたことが地裁で暴露されたことがあった)
このことを前提に話を進める。
共同受任の良さは、それぞれの弁護士がそれぞれの得意分野で力を合わせることによるパワーアップである。(薬害エイズ、薬害肝炎訴訟、再審-冤罪訴訟を想起せよ)
ところが、短所もある。
共同受任の場合、役割分担する。役割を分担し、ときどき検討会をやればいいのだが、「忙しい」ゆえに、打ち合わせなどできない。そうなると、共同受任といっても協業なしの分業に過ぎなくなる。
今回の控訴審に向けての被告代理人たちの動きがまさにそうで、被告宮村関連の書面を被告後藤兄らの代理人たちは読むことをしなかった。つまり、お任せ(無責任)である。
その結果、被告宮村と被告後藤兄らの書面で、辻褄が合わない記述が素通りして東京高裁に提出されたのだ。
そもそも、今回の被告らの主張は、拉致監禁などなかったという「拉致監禁虚構説」である。
嘘をつくのは簡単なようで案外難しい。一つの嘘をつくと、別の嘘もつかなければならなくなるからだ。嘘が嘘の連鎖となって、よほどの打ち合わせをして詰めの作業をしないと、「(虚偽の)事実」に綻びが生じる

その結果、原告は「えっ、この記述と宮村書面の記述とは矛盾している!」と驚くことになる。
それで、開廷2時間前になって、慌てて「宮村反論陳述書」を出さざるを得なくなったというわけなのである。 クスッ
(裁判ブログでの書面アップが楽しみじゃ)
その4・正義の実現に逆行する
日本の裁判で何度も指摘されたのは、裁判が長いということである。
裁判が長々と続けば、正義の実現が遅れる。
そのために、裁判の迅速化が叫ばれてきた。
宮村氏ら被告代理人たちの弁護活動は、まさにこれと逆行する動きであった。
今回の控訴審で、控訴理由書が裁判所が指示したように4月3日までに提出されていたら、おそらく6月5日に即日結審となり、次回は判決申し渡し日となっていたと思う。なにしろ、高裁の裁判長は「一審でかなりの書面が提出されていますから・・・」と新たな証人尋問には消極的だったから。
4人の弁護士たちの「後出しジャンケン」的な仕事によって、次回期日(8月21日)を入れることになってしまった。
「遅くとも7月一杯までに書面を出し終えるようにしてください」
と裁判長は語っていたが、怠惰怠慢・姑息が改まるとは思えない。
たぶん、お盆前にドッドッと書面が出てきて、後藤徹さん、お盆休みがなくなるのではないか。
(原告側は「約束日を守らない書面を裁判所は受理すべきではない」といった趣旨の意見書を提出したほうがいいと思うのだが。余計なお世話か)
その5・証拠の加工
「傍聴記(その3)- 証拠&証人について」を読んでもらいたい。
要するに、被告代理人(山貴&荻上)が偽装的加工した証拠を提出してきたのである。
新たな証拠とは「原告後藤の母が新津福音キリスト教会での勉強会でメモしたノート」である。
そのノートを丸ごと提出すべきなのに、表紙と裏表紙を含め、自分たちに都合のいいところをバサッと切り取った紙の塊であった。まるで理研の小保方さんのお子さまバージョンのようなもの
こんな想像をした。当たらずとも遠からずだろう。
「これ、けっこういい証拠になるけど、でもこっちにとってマイナスなところがあるんですよねえ」(荻上弁護士)
「そうなんだよなあ」(山口貴士弁護士)
横で話を聞いていた紀藤正樹弁護士が一言。
「マイナスをなくし、プラスを生かす。これが弁護士道ですぞ」
沈思黙考したあと、山貴弁護士、明るい素っ頓狂な声で。
「なるほど~~。まずいところは切り取ればいいのだぁ~」
荻上弁護士、ちょっと戸惑ったように、「大丈夫ですかねえ」
こうして考えていてもしようがないからやってみようと、山貴弁護士、ハサミでじょきじょき。そして--。
「♪これでいいのだ♪ 天才バカボンバカボンボン」
これが事実なら、こいつらバカだぁ!
福本弁護士の一喝によって、次回期日にノートの原本が提出されることになった。(これも楽しみじゃ)
その6・陰険・陰湿
知ったか有田さん風に言えば、「私は知っているけど、まだ書けない」
もったいぶったい言い方をしてごめんなさい。いずれ書きます。
傍聴記あれこれ(1)
田中清史(エイト)さんも傍聴していたのに、いまだカルト新聞には書かれておらず。彼、都合の悪いことは書かないからなあ。
教会の傍聴記は2つ。
教団若手宗教官僚Aによる傍聴記: 「後藤徹氏の控訴審・第1回口頭弁論」
教団若手宗教官僚Bによる傍聴記: 「後藤代表の控訴審が開廷」
こんなんでメシ(出所は献金)が食えるから、極楽トンボでいいよなあ![]()
反統一の元信者も加わっている、冒頭に掲載した3本の傍聴記と比べ読みすれば、みなさんもそう思うでしょう。世話人はみんな仕事(正業!)で忙しいというのに。
腹が立ってくるので、つい、小言幸兵衛の小言である。
Bの仕事の一つは、「全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会」サイトの管理運営である。
上をクリックしてみればわかるが、アップ日は1月6日・24日、2月20日、3月5日、5月23日、6月11日。半年間でわずか7本だ。
拉致監禁のネタはないのか。
そんなことはない。書くべきことは山ほどある。
忙しいのか。
そんなことはない。せっせと個人のフェースブックをアップしていらっしゃる。それも実にどうでもいい内容。
情けない!の一言である。こんな体たらくだから、統一さんが衰退の一途を辿っているのも・・・ガッテン、ガッテンだ。
傍聴記あれこれ(2)
まず、傍聴記(??)の全文コピペである。
引きこもり?軟禁?12年も?家を出れなかった大男の控訴審
2014年06月07日
テーマ:統一教 NEWS
後藤徹氏の控訴審について
第1回口頭弁論
6月5日(木)
東京高等裁判所で、統一教会信者「後藤徹」氏が、12年間も家族に監禁され統一教会からの棄教を強要されたとして、自身の家族を訴えている事件の控訴審・第1回口頭弁論が開かれました。
第2回口頭弁論
8月21日(木)午前10時半から511号法廷です。
*****************
一審から傍聴しつづけてきましたが、普通に考えれば、大男である後藤氏が高齢の母親や姉らに12年も監禁されていたなんておかしな話です。
統一教会を離れる・・離れない・・・という狭間悩み苦しむ信者にみられるという不安定な精神状態なのか、あるいは統一教会を見限ってのあきらめなのか、反対に親兄弟に対しての諦めなのか・・・いずれにしてもそのような状態が「12年」も続いていたとは考えられないと思います。
裁判官は、どこまで統一教会問題を理解しているのか?
統一教会が違法な手段で集めた献金を・・・政治献金として貰っている誰かが司法に圧力でもかけているのか?
少なくとも、この裁判で、後藤氏をコントロールして裁判を闘っている統一教会の言い分が通ると、今まで以上に被害が拡大することは明白です。
後藤氏も自分が「被害者」だという事に気が付けないのでしょうかね?
裁判所の、賢明な判断を願うばかりです。
・・・。
Kyoko
URLはhttp://ameblo.jp/w-kazoku/entry-11872538750.html
(ブログは「UC(統一教会)食口の悲劇!」*全国弁連ご推奨のブログである)
どんな傍聴記があってもいいのだが、元信者にして反統一になったKyokoさんのはどうだろうか。
彼女は「一審から傍聴しつづけて」きたという。それなのに、この程度?と、反統一びととてそう思うだろう。
Kyokoさんのブログは一度取り上げたと記憶する。 要旨は以下の内容だったはず。
(1)私(Kyoko)は統一信者だった。
(2)親は反対することなく、私のことを見守ってくれていた。
(3)私は自主脱会した。
このブログを読んで、彼女の親の態度に感動した。それで紹介したと記憶する。
この文の流れからすると、親たちは愛情を持って子どもを見守るべきであって保護(拉致監禁)説得するのは良くない-という結論になるはずなのだが、なぜか拉致監禁を容認する、ないしは拉致監禁は統一教会のでっち上げだとなってしまう。分裂である。
察するに、こういうことではないのか。
統一教会に入り、献身信者になった。自分のすべてを犠牲にして、情熱のすべてを統一に注ぎ込んだ。しかし、統一の間違いに気がついた。
退会後、彼女は統一時代を内省的に総括することなく、思考方法を止揚することなく、私を騙し私の青春を奪った統一が憎い、統一を批判、攻撃しなければならない-となった。反統一元信ブロガーと共通する心理構造であり、 「反カルトのカルト性」にも通じる話である。
統一が反統一になった、敵対物に転化しただけのこと。止揚されることなく、次元が同じところにとどまっていれば、人間性が豊かになることはない。ブログを始めてもう5年、「反統一教会」がアイデンティティになってしまっているのだ。
それゆえ、後藤裁判の傍聴に欠かさず出向いていても、
「普通に考えれば、大男である後藤氏が高齢の母親や姉らに12年も監禁されていたなんておかしな話です」
といった程度のことしか書けないのだ。間違いなく、東京地裁の判決文さえ読んでいない。同じ元信の暗在さんやkoyomiさんと感受性がまるで違う。統一教会にいまだ呪縛されていることに気がついていないのだ。可哀相にと言うしかない。アーメン
Kyokoさんのことを取り上げることはもうないだろうから、もう一言。
統一・反統一という狭い次元から脱することがなければ、「統一・反統一の世界」しかなくなる。それ以外の一般社会のことに関心がわいたとしても、それを真っ向から受け止めることはなく、どうしても統一・反統一のベクトルで物事を見てしまう。
その例が2011年3・11に関する話題である。
彼女は仙台の友人を支援するために、被災地に出向いた。立派である。
しかし、戻ってきてから書いたのは・・・。
http://ameblo.jp/w-kazoku/entry-10845276645.html
<このような非日常の状況の中、恩を売って、信者を獲得しようなどという考えがあるのでしたら、やめて欲しいものです。統一教会の動きに注目して行きたいと思います>
これを読んで、Kyokoさんは正直、病んでいると思った。確か、仙台に一週間ほど行くことをアナウンスした記事には「統一教会がどさくさに紛れて違法勧誘していないか観察してきます」という一文があったはず。さすがに削除したのか見当たらず。
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-後藤控訴審情報-
裁判ブログで、後藤さんの控訴理由書がアップ中です。
「第1 拉致監禁(荻窪フラワーホーム迄)に関する事実誤認」
「第2 被控訴人松永および被控訴人宮村の責任に関する事実誤認」
「後藤徹氏の控訴理由書-食事制限は愛情なのか??」
控訴理由書の構成は第1 拉致監禁(荻窪フラワーホーム迄)に関する事実誤認、第2 被控訴人松永および被控訴人宮村の責任に関する事実誤認、第3 被控訴人日本同盟基督教団の使用者責任否定の不当性、第4 食事制裁に関する事実誤認、第5 損害額認定に関する不当性、第6 国際法違反となっており、上掲3番目には第3から第6までが収録されています。
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山貴弁護士の呆れた失態
そのノートを丸ごと提出すべきなのに、表紙と裏表紙を含め、自分たちに都合のいいところをバサッと切り取った紙の塊であった。まるで理研の小保方さんのお子さまバージョンのようなもの
後藤徹さんの控訴審において 被告代理人が偽装的加工した証拠を提出してきた上記の問題行為は確かに呆れた失態と言うしかありません。
米本さんによって記事にされた山口貴士弁護士の今までの言動は、‘反カルト活動家’の思考レベルの低さをまざまざと見せつけてくれましたが、前回の‘佐賀判決文’について その山貴ブログに書かれた記事内容といい、今回の‘証拠の加工’といい、ただならぬ‘精神の破綻’を感じてしまいます。
思うに、いわゆる‘カルト教団’と見られる組織と戦っているという意識が強すぎる為に、山貴弁護士自身も同じレベルに同化されてしまったのではないのでしょうか。
戦っている相手の宗教団体のレベルが‘このレベル’なのだから、‘この程度のこと’を語っていれば負けることはないだろうというぐらいにしか考えていないように思えてしまうのです。
もし、今までの‘カルト問題’等に対する言動が真剣で、真面目なものであったとしたら深刻であり、やはり 現在存在している日本の弁護士の‘質’と‘能力’について改めて問い直す必要があり、懲戒処分等も厳しくする必要があると思います。
精神的、倫理的に問題がある人が弁護士をやっていて、世の中の為になることなど一つもないのです。
しかし後藤裁判の控訴審においては、被告側の弁護人の新たな提出証拠が上記のような程度のものであることを考えると、原告側の‘勝利’は基本的に変わらないと思われますが、米本さんが指摘されたように「結果から判断すれば裁判長が被告側(反統一)を優遇したわけである。」という経緯が気にかかるところではあります。
しかし、後藤裁判の判決がひっくり返る程には、日本の司法権力の闇は深くないと思われ、その‘正義心’を信じたいと思います。
Tim Elder さん
また次回から「統一教会考」がしばらく続きます。そのあとに再び、拉致監禁問題です。
おつきあいのほどよろしくお願いいたします。
Re: 山貴弁護士の呆れた失態
戦っている相手の宗教団体のレベルが‘このレベル’なのだから、‘この程度のこと’を語っていれば負けることはないだろうというぐらいにしか考えていないように思えてしまうのです。
そうだと思います。
彼ら全国弁連の弁護士たちは、対統一教会裁判ではすでに“勝利の方程式”を確立しています。
“霊感商法”に関する膨大な新聞・雑誌記事、元信者の陳述書、さらに勝訴判決文の数々。これらをワンセットで法廷に提出すれば、原告被告双方の主張が「水掛け論」になっていても、(訴えを裏付ける証拠、訴えを否定できる証拠がどちらもない)裁判所は統一敗訴の判決を下していました。
要するに、裁判官の心証形成です。(この典型は宇佐美冤罪事件)
だから、ワンセットを出せば、それで勝訴し、成功報酬がもらえる-というのが彼らのスタイルになっていました。彼らの最大の強みは、統一教会=社会的によろしくない団体という裁判官の心証です。
裁判官は俺たちに有利に取り計らってくれる。そんな甘えから期日に間に合わなくても平気で書面を提出してくる。
ぼくのことをエコヒイキしてくれる先生だから、作文の提出が2か月遅れても許してくれるはず。
これと同じで、幼稚なのです。
この典型が、今回の控訴審に見られた被告側弁護士の書面提出の大幅遅れです。
ただ、潮目は少しずつ変わってきているようです。
献金等返還請求でも、K(献金)勝利の拍手と表彰状をもらって満足した献金部分については請求を認めなくなっています。(具体的害悪の告知)
さらに、昨年から、統一教会の勝訴が目立つようになっています。後藤裁判、佐賀カープ裁判を加えると、6つの裁判(献金返還等裁判)で勝訴ないし全面勝訴している。
従来の勝利の方程式が通用しなくなりつつあります。
判決が確定したら紹介しようと思いますが、6つのうちの1つは、札幌の郷路弁護士が原告代理人になった献金返還請求事件です。なんと、郷路氏は相談を受けてから提訴するまで3年間にわたって放置していました。さすがに札幌地裁は「甘やかす」ことはしませんでしたねえ。
郷路ほったらかし事件は怠惰・怠慢の典型だし、「先生(裁判官)は許してくれるだろう」といった甘え以外のなにものでもありません。
今回の控訴審で被告代理人が証拠を稚拙に加工して提出したのも、従来のスタイルの延長線上にあると思います。
後藤控訴理由書
以前、話題になった食事制限は愛か制裁か、低い損害金の不当性などが書かれています。どうかご一読を。
自主脱会?
Re: 自主脱会?
ある人からも同じような指摘を受けました。Kyokoさんに確認すべく、ブログのコメント欄に投稿しようと思いましたが、コメント欄は開設されておらず。
もし強制脱会であったのなら、「(精神の)分裂である」の表現は削除しなければなりません。
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