勝訴判決は「保護説得の抑止力」となるのか?! 

後藤徹監禁事件の資料(33)

「この裁判の判決は米本さんが指摘される如く、損害賠償額等の面で問題が残るのは確かですが、拉致監禁事件に関係する裁判問題で、後藤さんの訴えが検察審査会において不起訴相当と判断された出来事、そして宇佐美ストーカー事件が有罪とされた冤罪事件、と続く一連の司法の流れの中で、今回の後藤民事裁判の判決は画期的であり、大きな社会的意義があります」(前々回の記事にコメントした「神々の黄昏」さんの<真実の力による勝利>からの引用)

司法の風は変わったか

 確かにその通りである。
 後藤さんの刑事告訴は不起訴になり、検察審査会に不服を申し立てたものの棄却された。それも単純な棄却文ではなかった。後藤さんの訴えを事細かく反論した異例の長文、まるで被告代理人たちが書いたような饒舌文章であった。

【必読文章】「宮村峻・高澤守研究」の16回にも及ぶ連載記事「検察審査会議決通知書を読む」に目を通してもらいたい。

 紹介したブログの管理人はめげることなく、徹底的に反論を加えているが、後藤さんの訴えが正しいと確信していた人たちにとっては、長文を前に戦意を喪失した。正直、私もめげた。

後藤さんの勝訴が控訴審、上告審で確定しても、検察審査会を含め「検察の闇」だけはどうしても解明したい。

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後藤さんの刑事告訴を不起訴処分にした伊藤俊行検事

 しかしながら、今回の判決では審査会の議決通知文をほとんどといっていいほど、一蹴している。不起訴になった案件を覆す画期的な司法判断といっていいだろう。

 “棄却続き”は、後藤さんの刑事告訴、検察審査会への不服申し立て、宇佐美さんの冤罪事件ばかりではない。
 今利裁判アントール美津子裁判でもそうだった。前回のブログで紹介した東京スポーツ新聞はこう書いている。
「統一教会といえば、さまざまな問題を報じられているため、世間のイメージが悪い。それゆえに脱会のためには、何をやっても許されるという風潮があるのは確かだ」
 この風潮に裁判官も影響されたとしか思えない。そうだとすれば、
「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される」
 という憲法に抵触する。「独立」には風潮からの独立もむろん含まれる。 裁判委員がメディアの記事から影響を受けることを禁じていることを想起せよ。


異例の最高裁の和解勧告
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 なぜ、影響したと思えるのか。
 それは、今利裁判の上告審で、最高裁の判事が異例の和解勧告を提案したことを考えれば理解できよう。
 地裁、高裁が棄却すれば、審理は終了。上告審は憲法違反か重大な判例違反があるときしか原則、開かれない。
 今利理絵さんの上告も当然ながら即刻棄却(法廷など開く必要はない)となってしかるべきだった。それなのに、最高裁判事は一審、二審の事実認定に疑問を抱き、さりとて上告を受理するわけにもいかず、「異例の和解勧告」をしたのである。
「即刻棄却」しても、誰からも文句がくるわけではないのに、最高裁の判事は見過ごすことができなかったのだ。
 その結果、被告の清水与志雄現行田教会牧師、黒鳥栄戸塚教会牧師は和解提案を蹴ったが、原告の今利さん夫妻と被告の家族らは応じた。
 前々回の記事のコメント欄にある大和櫻さんの一文を読んでもらいたい。
 なお、反統一陣営は「全面勝訴」を喧伝し、最高裁の和解には一切沈黙したままだった。信者家族に知られたくなかったからなのであろう。卑怯な人たちだこと。

【当該記事】宿谷麻子さんの「今利さんの裁判の和解に対する感想」。和解調書も載っている!


 つまり、「独立して職権を行な」い、双方の主張を吟味すれば、裁判官は被告たちの「家族の話し合いだった」という主張は到底、認めることができないということなのだ。
 今回の相澤判事も、「何をやっても許される」もしくは「若干の違法行為があっても目をつぶろう」という風潮を排し、判決文を書いたものと思われる。

 控訴を受けた東京高裁判事が、宇佐美さんのときの地裁判事のような「風潮」とか「偏見」に捕らわれ、是々非々の立場を捨てた場合はどうなるのか。そんな不安は残るが、被告側がどんなに苦吟して控訴理由書を書いても、
「成人男性である原告を長期間にわたって1ヶ所に留め置き、その行動の自由を大幅に制約し、外部との接触を絶たせた上で説得を試みることについては、その説得の方法として社会通念上相当というべき限度を逸脱したものとみざると得ない」(日本語としては「監禁」を指しているのだが、刑法でいう「監禁」用語を使用していないのがポイント)
 という認定を覆すような逆転判決文を書くのは至難の技であろう。

錯覚ないし妄想

 さて、タイトルの「今回の判決は拉致監禁説得の抑止力になるのか」という話である。
 これこそが重要なテーマだ。
 最初に、拉致監禁の概括史を示しておこうと考えたが、拙著『我らの不快な隣人』をなぞることになってしまうので、省略する。第8章「暗い歴史」、第9章「野犬狩り」に目を通してもらいたい。

 マンションやホテルに「保護説得」という名のもと、信者を「長期間にわたって1ヶ所に留め置き、その行動の自由を大幅に制約し、外部との接触を絶たせた上で説得」(争いのない事実!)ことが本格化したのは1985年からである。
 その動きが止まったのは、1999年から2000年にかけて、今利理絵さん夫妻、アントール美津子さん、富澤裕子さんが相次いで提訴したことにある。2002年には寺田こずえさんも提訴している。

 この中でも大きかったのは、今利裁判、アントール美津子裁判であった。提訴した相手がメガ教団の一つ、日本基督教団の牧師(現行田教会牧師の清水与志雄氏、今利さんは清水氏に加え、同教団の戸塚教会牧師黒鳥栄氏も訴えた)であったからだ。

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清水牧師さん

 なぜ?
 反統一教会陣営が錯覚してしまったのだ。
 すなわち、統一教会が組織として日本基督教団、なかんづく2人の牧師を攻撃してきたと思ったのである。
 事実は2人の信者は個人として訴えた。教団の少なからぬ幹部たちは当初、提訴にいい顔をしなかったと聞いている。そのことが反映してか、私が参加した傍聴席には教会関係者は数人程度しかいなかった。
 それゆえ、反統一びとの錯覚は妄想に近いといっていい。

 この妄想は今でも残っている。「後藤の提訴は統一教会の拉致監禁キャンペーンの一環である」という主張がそれだ。
 後藤さんの提訴は2008年5月。教団が拉致監禁対策に乗り出したのはそれから1年以上経った翌年の秋からだというのに。笑止である。 このことは何度も説明している。彼らもそのことはすでに認識できたはずなのに、いまだに繰り返しているのは、キャンペーンの一環ということにしたいのであろう。こうなると、もう妄想とか錯覚とかではない。「したい」からと事実を無視する。そこに、宮村氏らの代理人、また支援する人たちのレベルの質を見て取ることができよう。その質は、嘘でも100回繰り返せば真実になると語ったというヒットラーと通じるものがある。
 
高額な裁判費用

 話を戻す。
 さっそく「黒鳥・清水両牧師を支援する会」が結成され、支援金集めと日本基督教団の各地域組織に決議文を要請という大衆運動的な取り組みが始まった。私も、事件の真相を知らなかったためにカンパに応じた。
 この大がかりな動きによって、「保護説得を受けた信者が牧師と親を訴えた!」は、全国の“救出カウンセラー”と保護説得を予定していた信者家族に知られることになった。(マスコミは報道していない!)
 また、支援金の集まり具合が支援する会の機関宣伝紙に掲載され、毎回の如く、カンパ要請の檄文が載った。あと300万円足りないといった文面だったと記憶する。
 これによって、「提訴されると高額な裁判費用がかかる」ことが全国の関係者に知れ渡ることになったのである。

 実際、ある牧師は、息子をマンションに監禁した親(埼玉県入間市)からの説得要請を、「裁判に訴えられたら、多額のお金がかかるから」という理由で断っている。

 こうした状況の特異性は、富澤さんと寺田さんの提訴のときと比較すれば、理解しやすいだろう。
 2人の女性が訴えたのは、神戸真教会牧師の高澤守氏であった。

高澤
春を買う直前か買った後かは知らねど、白い旅団さんに盗撮された高澤牧師さん 

 同教会はどの教団にも属しない単立。つまり、高澤氏は一匹狼、支援する人は誰もいなかった。しかも、統一教会と闘う日本基督教団の牧師たちは自分たちも保護説得していながら、信者に包丁を突きつけたり、教会を襲うといった高澤氏の暴力性を毛嫌いしていた。さらに、これまた牧師が嫌う宮村峻氏とは親分子分の関係にあったから、なおさらだ。
 一度だけ寺田裁判を傍聴したことがあるが、法廷は閑散としたものだった。  
 
清水牧師は弁護士に抗議すべきだ

 繰り返しになるが、清水・黒鳥牧師の支援を大衆運動的に行なったために、統一教会信者が親と牧師を提訴したこと、提訴されると高額な費用がかかることが知れ渡ってしまった。このため、牧師も信者家族も強制説得を躊躇するようになったのである。信者提訴のことを統一教会は全くといっていいほど広報していない。その意味では、拉致監禁をなくしたいと思っている人たちにとっては錯覚様さま、妄想様さま、神さま仏さまだ。
 
 ちなみに、後日のブログで書くつもりだが、一般に裁判費用といってもほとんどすべては弁護士への支払いである。訴えられた場合に発生する費用は弁護士への着手金のみ。弁護士を雇わなければゼロ円だ。
 もっとも支援する会のカンパ金は機関紙代などにも使われているが、大半は弁護士の懐に入っている。カンパの総額はなんと約5000万円
 山口広・渡辺博・紀藤正樹弁護士(被告牧師たちの代理人だった)などへの高額料金が保護説得を躊躇する雰囲気を生み出した。何とも皮肉な話である。

 なお、付言しておくが、清水牧師の行田教会の週報(2012年2月12日発行)に裁判支援金の要請が綴られていた。特筆に値するだろう。
「◆黒鳥・清水裁判支援献金をお捧げください」

 アントール美津子さんが2年前、“お礼参り”に教会に出向いたとき見てしまったのだ!
 もうルポライターとしては興味深々。
 <6年前に決着がついた裁判の借金をいまだ返済しなければならないのか、それとも不法所得を得るためなのか>
 清水氏は行田教会の信徒たちに説明する責任があるはず。前者であれば、雇った3人の弁護士に「費用が高すぎる」と抗議すべきである。応援したい。

 ついでに言っておけば、今回の裁判で、宮村氏が代理人に支払った着手金は、仄聞情報だが、400万円と聞いている。事実とすれば、やはり高すぎる。複数の名誉棄損裁判(最高請求額は1億円!)で被告となった私の感覚からすれば、着手金は2、30万円(どんなに高くても50万円)が妥当だろう。おそらく被告によって着手金に差はないだろうから、合計1200万円の着手金を6人の弁護士が得たと思われる。
 それより興味深いのは、成功報酬だ。
 約2億円の損害賠償請求に対して約500万円で済んだわけである。金額のみに着目すれば、弁護活動は成功したといっていい。弁護士たちは「2億-500万円」をもとに成功報酬を求めてくるかもしれない。求めても決しておかしくはない。セールストークは「控訴審、上告審では弁護士報酬金を安くしとくからさぁ」)だろうか。
 さらに興味深いのは松永牧師とその教団が勝訴したことだ。東麗子弁護士と中村周而弁護士は当然、成功報酬を求めるはずだし、求める権利はある。その金額はいくらか、松永さんらが教えてくれるとうれしいのだが。東京地裁で身につけていた東麗子弁護士の素敵なイヤリングの材質が東京高裁でどう変わっているのか、見てみたいものだ

杉本牧師の良心

 もう一つ、強調しておかなければならないことがある。
 それは、山崎浩子の脱会説得に成功したことで知られる岡崎市の牧師杉本誠氏の動きだ。
 杉本氏は「子どもが親を訴えるような説得、子どもを傷つけるような説得は改めなければならない」と、基督教団の全国のブロックを回り、保護説得をやめるように説得に歩いたのである。

 同氏は「青春を返せ裁判」だったかの尋問でこう証言している。「保護説得に関わってきた教団の牧師は200人」
 彼の説得行脚は成功し、この200人のほとんどが保護説得から手を引いたのである。川崎経子氏、豊田通信氏、岩崎隆氏などの少数の牧師を除き。 なお、川崎氏は他界した。
 この動きと呼応するように福音系の牧師たちも、今回の被告松永氏(新津キリスト教会)高澤守氏、黛藤夫氏(荻窪栄光教会)、高山正治氏(倉敷めぐみ教会)パスカル氏(何とか教会の執事としてよりも「マインドコントロール研究所」所長の肩書の方が有名)などを除き、保護説得を行なわなくなった。一説では最盛期には500人もの牧師が保護説得に手を染めていたという。

 小括。こうしたことから言えるのは、信者の提訴が関係者の間に知られることこそが「拉致監禁の抑止力になる」ということなのだ。

 では、関係者以外での、社会への伝播はどうだったのか。
 直接、裁判のことを報じたわけではないが、朝日新聞が「こころ」のページでほぼ一頁を使って、脱会の方法を取り上げた。
 また、宗教ジャーナリストの室生忠氏が月刊誌『創』で、裁判での争いを取り上げ、『知られざる「強制改宗」めぐる攻防』を連載した。
 私は、ムック本・別冊宝島の『救いの正体』で、裁判とは関係なく、黛藤夫氏が指導した拉致監禁の未遂事件のことを取り上げた。

 何がどう、どの程度影響したのかは調べようがないのだが、2つの裁判後、拉致監禁の件数は激減した。

 統一教会が件数を把握していないので、正確なところはわからないが、私の印象では提訴以前の90年~95年は3桁、95年~00年は3桁に近い2桁。提訴後は1桁に近い2桁になったという感じである(6、70件が2、30件といった風に)

 注目しなければならないのは、2つの裁判では牧師・家族の不法行為は一切、認められなかったことだ。換言すれば、裁判は反統一陣営の勝訴に終わった。それにもかかわらず、保護説得は激減したのである。 
 

コラム海馬が縮小してしまった教会員

 今利さんや美津子さんたちが提訴したのは、直接には自分たちの被害回復であったが、それだけでなく、これ以上の拉致監禁事件が発生しないことを願ってのことだった。富澤さん、寺田さんにしてもそうだ。
 その願い通りに事件は激減した。彼らの地裁、高裁、最高裁での苦闘ぶりはいかほどのものだったのか・・・。
 そのことを教会長などの宗教官僚たちは忘れている。まるで記憶健忘症にかかったみたいに。
 一般に、最大の功労者は長く記憶にとどめられ、事あるごとに賛辞が送られるもの。ところが、統一教会ではそうではないのだ。
 昔のことだから、忘れてしまったのか。しかし、今利さん夫妻の裁判がすべて結着し、和解調書がまとまったのは2006年3月のことだ。まだ10年も経過していない。

 異様とも思える組織の文化、体質がそうさせるのか。それもあるかもしれないが、彼らの脳の海馬が老人のそれと同じように極端に萎縮してしまったためと推測している。決して揶揄からかいではなく、真面目に思っている。

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【参考サイト】「記憶②」 興味がある方は「海馬・記憶」で検索してみてください。


慰謝料と抑止力との関係

 では、今回の後藤さんの勝訴判決は抑止力になりうるのか。
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 結論から言えば、イエスである。
 前々回のコメント欄で、マンゴープリンさんが「これで抑止になるんでしょうか?」と、慰謝料の低さと抑止力のことを心配し投稿されていたが、その返信コメントで述べたように、日本の慰謝料はアメリカのように懲罰的な意味を込めているわけではないので、低いのは不当だが現状ではしようがない。強姦でさえ100万円だ。

 ところで、有名な話だが、アメリカのサイエントロジーが反カルトセンターCANをディプログラミング(拉致監禁説得)を理由に訴えた事件では、約5億円の賠償金が命じられた。結果として、CANは事実上解体し、拉致監禁説得はなくなった。
 5億円の内訳は知らないが、懲罰的慰謝料が大部を占めているのではないかと思う。
 
 この文脈で言えば、今回の勝訴判決で示された慰謝料が「拉致監禁の抑止力」になるとは思えない。
 しかしながら、勝訴判決(注)そのもの、すなわち保護説得は不法行為という認定こそがなによりの抑止力になる。違法行為であることを承知して、保護説得をやる親がどれだけいるのだろうか。
 
(注)2億円の請求に対して、認定額が500万円だったことを理由に、事実上敗訴だとするトンデモ評論しているブロガーがいる。私は幸福の科学から1億円の損害賠償請求を受けた。もし裁判でたとえ1円でも認められたら、私の敗訴である。これが社会常識というものである。

保護説得容認ブロガーに拍手を!

 富澤さん、寺田さんの勝訴のことはほとんど知られなかったが、後藤さんの勝訴のことは前回のブログで紹介したように、マスメディアが報じている。そればかりではない。信者家族が読んでいるサイトでも報じられている。

 ブログ「やや日刊カルト新聞」の「統一教会“拉致監禁キャンペーン裁判”で東京地裁が損害賠償一部認定の判断、被告弁護人は会見で「事実誤認の多い不当判決」 がそれである。
 この記事を、カルト被害を考える会が「カルト関連ニュース」、パスカル氏が「心のケア カウンセリングとリハビリテーション」(2月1日にアップしたもの)、ハンドルネームKyoko氏が「統一教会からの脱会説得に賠償命令 家族側「実態踏まえていない」と反論 」で紹介している。「カルト被害を考える会」は朝日新聞の記事も紹介している。
 
 高山保護説得牧師はブログ「たかたか庵」で「後藤裁判」をアップしている。比較的、客観報道に近い文章、好感がもてる。ただ、自分がやってきた保護説得に言及しないのはいかがかと思うが、そのことはともかく、やや日刊の記事は、記事のタイトル通り、被告側の司法記者クラブでの会見を中心に不当判決と論評したものだ。そうであっても、読者は「東京地裁が保護説得は不当行為と認定した」ことは理解できる。

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 おそらく、現役の青年教会員を脱会させたいと考えている信者家族はマスメディアのベタ記事はともかく、ほぼ全員がこれらのサイトで東京地裁判決のことを知ったはずだ。

 この意味は大きい。
 なぜなら、牧師にしろ信者家族にしろ、これから子どもを「長期間にわたって1ヶ所に留め置き、その行動の自由を大幅に制約し、外部との接触を絶たせた上で説得を試みること」は違法行為にあたる、と知ったのだから。
 その意味で、やや日刊の記事の書き手、反統一に燃えるエイトor鈴木エイトこと、田中清史氏の偏向記事を高く評価し、拍手を送りたい。
 エイトさん、拉致監禁の抑止力になってくれてありがとうございました。有田先生と一緒に「宮村さんの控訴審を支援する会」でも結成していただけたら、なおうれしなのですが。

拉致監禁事件は根絶されないかも

 総括。違法行為と認定されなくても、今利さんとアントール美津子さんの裁判で、拉致監禁件数は激減した。
 後藤裁判で違法行為と認定され、それが周知されたことは今後の拉致監禁の、十分な抑止力になると断言していい。仮に高裁で逆転判決となっても、である。

 ところで、最近の拉致監禁件数はどうなっているのか。
 教団広報部に問い合わせたところ、
2009年 9件
2010年 9件
2011年 5件
2012年 8件
2013年 5件
 
 2桁は1桁になった。今年2014年は今のところ2件である。

 なお、手前味噌になって恐縮なのだけど、2004年に拙ルポ「宗教監禁の恐怖と悲劇」、2008年に拙著『我らの不快な隣人』が出ている。これらの記事を書くにあたって依拠した故宿谷麻子さんのサイト「夜桜餡」は2002年から2006年まで精力的に更新されていた。
 2009年以降の動きとして特筆されるのは、アメリカ国務省の宗教自由年次報告書である。2010年以降、毎年日本・統一教会員への拉致監禁問題を取り上げている。さらに、『キヨミ13年ぶりの涙の帰郷』を韓国のSBSが放映したし、室生忠氏が『大学の宗教迫害』を出版した。国境なき人権団体も「日本棄教を目的とした拉致と拘束」というレポートを発表している。 
 
 訴判決が抑止力になることは間違いないが、0件になるかどうかはわからない。
 その理由は、宮村氏などのところで行なわれている定期的な集い(勉強会、相談会)には、子どもを脱会させたい家族がまだたくさん通っているからだ。
 宮村氏の場合、会の維持をお題目に毎月会費を徴収してきた。「俺、裁判で負けたから、もうやんないよ」と言えば、これまでの金を返せということになるだろう。他の牧師諸君とて、保護説得を頼んでいる家族に「違法行為と認定されたから、お引き取りを」と言えるかどうか。豊田通信牧師さん、黛藤夫執事さん、いかが?
 

 大半の良識ある家族は今回の判決を冷静に受け止め、保護説得は諦めるだろう。
 ところが、一部の狂信的妄信的脱会屋と視野狭窄的な信者家族は、違法行為の認定ものかは保護説得を諦めないかもしれない。
 このようなわけで、0件になるかどうかはわからない、というのが正直なところだ。

卵子は老化する!

 最後に、今でも子どもを脱会させたいと考えている信者家族に提言しておきたい。
 真の意味での「親子の話し合い」を始めるべきだ。
 文鮮明教祖が亡くなってからの統一教会は、批判されるべき出来事が山のように起きている。このブログの<カテゴリー「統一教会考」>で書いた記事のコピーをもとに、子どもに一つ一つ問えばいい。子どもが返答に困り、教会の上司に回答を求めるだろう。しかし、仁進氏の不倫、徳野会長の脱法行為の勧めなどなど、教会長とて答えることができないはずだ。
 子どもが話し合いを避けようとしたのなら、所属教会の責任者に直接連絡し、訴えればいい。責任者は信者に必ず諭すはず。昔と違っているのだ。不誠実な責任者だったら、このコメント欄で公開すればいい。
 結局のところ、今では子どもを保護しなければならない理由など何一つないのだ。

 子どもが合同結婚式に参加する、いよいよ結婚するという場合、焦るだろう。その場合であっても、やみくもに阻止しようとはせずに、結婚相手がどんな人物なのか確かめるためじっくり話せばいい。だいたい自分の子どもと同程度の人のはず。合同結婚式に参加してからすぐに結婚生活に入るわけではない。両親・子ども・婚約者の4人で話し合う時間は十分にある。

 絶対に保護説得をやめてもらいたいのは、子どもが35歳以降の女性の場合である。見事、脱会に成功しても、おそらく生涯独身のままとなるだろう。あるいは結婚しても子どもを授かることは難しい。男性の精子は毎日生産されるが、卵子が新たに生産されることはなく、女性が誕生してから卵子は老化の一途をたどるだけという科学的事実を知る必要がある。有田先生よろしく知ったか風に書いているのだが、私も知り合いの女性から教えてもらったばかりである。正直、驚いた。

【参考サイト】浅田レディースクリニック「卵子の老化による影響」/NHKの「産みたいのに産めない~卵子老化の衝撃~」

 親はいずれ鬼籍の人となる。生涯独身の子どもを残し。それでもいい、統一教会信者のままなら生涯独身のほうがまだましだ。孫なんていらない。そう思うエゴイスティックな親は世間では毒親と呼ばれている。そのことを知っておくべきである。

-判決文-


 勝訴だと喜び・不当判決だと憤っている方に。まずは判決文をじっくり読んでみてくださいな。文の構成(記号番号)を頭に入れながら。そして、裁判ブログの世話人の入力作業の大変さを感じながら
 判決文を読まずしてピーチクパーチクやっているブログが立場を問わず複数散見されるが、まずは読んでから!にしてくだされ。

「後藤徹氏裁判判決文①ー被告宮村峻は、原告に対し、96万7822円支払え」
「後藤徹氏裁判判決文②-争点及び当事者の主張」

青字が判決文①、緑字が判決文②
主文
第1 請求
第2 事案の概要
1 本件の概要
2 前提となる事案
3 争点及び当事者の主張
(1)被告被告■<後藤徹氏の兄>ら並びに被告松永及び被告宮村の原告に対する不法行為の成否
ア 原告 
イ 被告■<後藤徹氏の兄>ら ウ 被告松永 エ 被告法人 オ 被告宮村
(2)損害額     
ア 原告 (ア)逸失利益 (イ)治療費 (ウ)慰謝料 (エ)弁護士費用
イ 被告ら
(3)被告法人の使用者責任     
ア 原告 イ 被告法人


 このブログでは次の「第3 裁判所の判断」からを紹介し、注釈をつけていきたいと思っている。世話人さん、楽してごめんなさい。

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-身辺雑記-

 気がつけば、火の粉ブログを始めたのが2009年の1月31日だったから、はや丸5年が経過したことになる。管理画面をのぞくと、記事数は450本、コメントは7400本。良質なコメントのおかげで、アクセス数は174万台になった。読者、投稿者のみなさまに深く感謝する次第です。

 ある種の感慨にひたりながら、<俺はこの5年間で、少しでも成長したのだろうか>と、つい考え込んでしまう。
 結果はクエスチョンだが、懸案事項だった母の介護のために帰省できたことはとても良かったと思っている。いろんなことを学びつつある。あのまま関東にいたら、あと数冊の本がかけていただろうが、後悔することはまるでない。新宿のネオン、雑踏が恋しいと思ったこともない。渋谷の歩行者の三分の一で歩く出雲人のスピードにも馴れた。

 あっ、そうそう。これは自分の意思とは関係なく発生したことだが、大腸がんで学んだことは大きかった。
 ブログでは明かしていないが、大腸がん後、2つの病気に罹り、どちらも手術入院した。これらから学ぶことはまるでなく、ひたすらつまらなかったのだが、それはともかく約4月半の間に3つの病気で入院したのは、「珍しい」と医師は驚いていた。当然のことか。入院日数はトータル1か月半である。トホホのホ。老母より薬が多くなって、さらにトホホのホである。

 入院体験を通して、ますます今を楽しくアグレッシブに生きる・死ぬときもアグレッシブに(様々な矛盾が一挙に噴出する2025年の社会は見たくない)-という思いを強くしている。
 どう楽しく生きる?
 それは、やりたくないことはやらない・やりたいことをやるということだ。
 妙齢のご婦人とおままごとをしたいといったことは別にして、前にも書いたと思うが、介護ブログとモンダイ弁護士ブログを開設したい。 孤独に介護をやっている人と連帯したい。弁護士から被害を受けた人たちの声なき声をアップしたい。
 また、北京に行って、胡同(フートン)の佇まいと、中国の権力者が棲む中南海の威容さを見たあと、新幹線を体験しながら、上海の中国人に預けたやや大金を返してもらう。韓国で日帝の遺跡遺構を見学して、韓国映画「息もできない」に出てきた庶民の街並みを歩きながら、大きく息を吸いたい。
 
 

 こうしたことは、30代ならさしたる計画もなしに実行していただろうが、「少年老い易く学成り難し」を実感できるようになった今は、アグレッシブにやらないと・・・。あっ、その前にチンタラ生活を直さないとなあ。

 火の粉ブログはどうするか。
 後藤裁判は双方が控訴し、東京高裁が開かれるのは5、6月だろう。地裁で双方とも証拠は出尽くしただろうから、証人調べはもうなし。1回で結審すると思われる。判決が下るのは秋頃か。これまた双方が最高裁に上告するだろうが、憲法違反、判例違反の上告ではないから、法廷が開かれることはない。双方に棄却文が送られてくるのは来年の中頃だろうか。仮に高裁で数回程度の弁論(書面の提出、法廷は5分で終わるというやつ)が開かれても、最高裁からの棄却文が届くのは、どんなに遅くとも来年一杯だ。
 それまでに「火の粉の在庫」を一掃しておかなければと思っています。(ちらつく雪を見ながら)

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コメント

涙が出ます

後藤さん裁判の詳細のご報告有り難うございます。それに触れながら、米本さんの「35歳以上の女性はやめてほしい」と言うくだりや、その後の人生の心配をしたり、ご自身の大腸がんに触れながら、老親を見ることができてよかったと述懐されてるところや、「火の粉プログ」をどうするかと言う記事を読みながら、不覚にも涙が出ました。米本さんのヒューマニズムには、正義だとと思ったら、あきらめない、そのの粘りずよさなどにいつも敬意を表していましたが、今回は次元を超えた深い愛情を感じてしまいました。本当に有り難うございます。

訂正

 中見出し「清水牧師は弁護士に抗議すべきだ」のところで、裁判の支援金要請が行田教会の壁に貼られていたというのは誤りで、正しくは週報に印刷されていた-でした。
 修正しておきました。


 また、文中、漢字の間違い、入力ミス、意味がとれない記述が10数か所あり、それも修正しておきました。

 個人メールでご指摘していただいた方々に、深く感謝いたします。

卵子は老化する!

一世の青年だと最近は30歳くらいまで祝福の推薦をなかなか受けれないようだ。

霊の子が12名以上いるとかなら違ってくるが。

そんなに待たせてどうするよ?って感じだ。

二世をたくさん産むことが奨励されているのに。

一部の青年部では献身希望でもないのに、今時正規の仕事を辞めさせてトレーニングに放り込んだりするから、いざ家庭を持つ時に非正規で二世も献金も難しくさせてるってことがまるで分かっていない。

Re: 卵子は老化する!

aさんの指摘はその通りです。

 卵子が老化するのは、保護説得された女性ばかりではありません。
 現役の女性教会員もそうなのです。
 当たり前だけど、女性みんなに言えることです。

>一世の青年だと最近は30歳くらいまで祝福の推薦をなかなか受けれないようだ。

 確かに、とりわけ足立教会ではそうでした。足立の場合、「30歳を越えないと」と、でした。
 しかし、今では「在庫一掃」(該当者の方にはごめんなさい表現です)させたいようです。

 ところが、女性が多く男性が少ないため、組合せが難しいと聞いています。

「卵子は老化する」は、最近科学的知見となった真実です。私もそうだけど、教えてくれた知人女性も最近知ったばかりです。

 この問題については、情報収集した上でいずれ記事にするとともに、教団本部の関係部署に手紙を送るつもりです。
 徳野問題発言の比ではない深刻な問題なのですから。

卵子の老化

卵子の老化について、ようやっと最近、一般のメディアでも放送されるようになりました。それでも、まだ知らない人が多いようです。

現在不妊カップルは7組に1組とか・・
http://diamond.jp/articles/-/34748
「そんなにいるのか!」と驚いた人も多いと思いますが、7組のうち6組は不妊ではないわけです。
ということは、殆どの人は不妊ということを経験せず、当たり前のように子供を授かるわけです。
当たり前のように子供を授かった拉致監禁する親や、祝福1世、統一教会の公職者が、子供を授かれなかった人の気持ちなんてわかるはずないのです。

だから、「統一教会の孫ならいらない。」「サタンの子ならいらない。」「子供ができないのは蕩減。」等平気でおしゃるのです。親も公職者も、子供がいない人生も気持ちも背負うことはないのですからね。


不妊の原因は様々ありますが、卵子の老化は切実です。
こればかりは、いくらお金をかけて不妊治療しようがどうしようもないことです。

あらかじめ知識があれば、卵子の老化による不妊は避けることができます。
早く結婚すればいいのです。
結婚しなくても、早く妊娠、出産すればよいのです。(問題発言?)

しかし、殆どの女性が知りません。どこにもそんなことを教えるところがなかったからです。医療系の資格をもっている人も産婦人科関係でなければ知らないというのが現実でした。
だから結婚して、いざ、子供が欲しいと思ったら・・時すでに遅かったという女性が多いのです。

自主脱会者の女性で、なかなか祝福が受けられず、または祝福がうまくいかず、結局妊娠適齢期を逃し、子供を授かれなかったという人は意外に多いです。
そういう人からしたら、「親が早く拉致監禁してくれて脱会させてくれていたら。」と思うかもしれません。
そして、公職者のブログのプロフィールの「4人の子供がいます。」という記載と、やたらと子供の写真を載せたり、子供のことを書くノーテンキな2世本部教会員に頭にくると思いますね。

お大事に

 その後、2回も手術されたのですね...
勝訴報告の画面で、米本さんの足の運びにあまり力がなく、ゆっくりした足取りだったので気にはなっていたのですが...
 まだ十分な体力がつかないまま、気力を振り絞って、わざわざ島根から東京まで出向かれたのですね...
 本当にお疲れ様でした。体力が回復されるまでは、どうか、くれぐれも養生されますように。祈

>「長期間にわたって1ヶ所に留め置き、その行動の自由を大幅に制約し、外部との接触を絶たせた上で説得を試みること」

と、保護説得に何の関係があるのかな。

監禁説得の条件の一つを示した。裁判です。

司法の社会的役割です。
これをもって、監禁説得とする。と社会、国民に知ってもらう事により、また一つの揉め事に歯止めが示されている。

後藤徹がこれに当るかどうか、裁判長の判断は控訴審へ移る。

後藤が自分の判断で其の様に(長期間にわたって1ヶ所に留め置き、その行動の自由を大幅に制約し、外部との接触を絶たせた上で説得を試みること)振る舞っていた。と判断される所の多い事例でもあるけどね。

投稿へのコメントです。

●かぼちゃさんさん

 心やさしい投稿、今後の励みになります。

●不妊経験者さん

 つらい思いをされてきたのですね。体験に基づいた投稿、説得力がありました。

●コトさん

 3回の手術をしましたが、いたって元気であります。大腸がんの手術で7キロやせましたが、4キロ太り、現在57キロです。ベスト体重まであと1キロです。

>勝訴報告の画面で、米本さんの足の運びにあまり力がなく、ゆっくりした足取りだったので気にはなっていたのですが...

 ゆっくりだったのは身体が原因ではなく、ちょっと気が重かったからです。その理由は省略です(笑)。

●matu8181さん

 何度も読み返したのですが、何をおっしゃりたいのかよくわかりませんでした。ごめんなさい。 これから判決文を載せます。そのときにでもまた投稿いただけたら、幸いです。

ご案内-判決文③

 裁判ブログに「判決文③」がアップされました。

 法廷に提出された膨大な証拠・主張を、判事が「事実の文脈」を整理するために、記号を多く用いています。きわめて精緻な事実認定をしているのですが、記号が多いため、読んでいると少々混乱するかもしれません。

 たくさんの記号の中で、カッコのつかないアイウエオカキクケコをポイントに読んでいくと、頭に入りやすいと思います。

 どうか一読、ニ読を!

http://antihogosettoku.blog111.fc2.com/blog-entry-249.html

拉致監禁の最終的解決

>大半の良識ある家族は今回の判決を冷静に受け止め、保護説得は諦めるだろう。
 ところが、一部の狂信的妄信的脱会屋と視野狭窄的な信者家族は、違法行為の認定ものかは保護説得を諦めないかもしれない。


 統一教会員に対する拉致監禁、棄教強要は 被害者が裁判を起こしたことによって歯止めがかけられるようになった実情が今回の米本さんの記事でよく理解できました。
 また、後藤さんの民事裁判の結果がさらに大きな、画期的な意味をもつことを具体的に説明していただき、拉致監禁問題を巡る裁判の戦いについては よく整理して理解することができ感謝です。
 まさしく‘真実のルポルタージュ’記事をありがとうございました。

 日本では憲法において信教の自由が保障されており、それを知らぬ日本人などおらず、企業等のコンプライアンスにおいても、必ずそれが盛り込まれています。
 それにも関わらず、「保護説得」の名のもとにそれを犯す行為が統一教会員に対して今まで頻繁に行われ、数が減少したとは言え、現在でも続いている現状は異様としか言いようがありません。

 それを根絶できない原因は米本さんが言われるように、「狂信的妄信的脱会屋と視野狭窄的な信者家族」が存在するところにあるというのは間違いないことだと思います。
 しかし、そのような信教の自由を蹂躙する“犯罪者”“毒親”が世間から非難されることなく、何故数十年も裁かれずに来られたかという理由は やはり統一教会員が抱える社会や家族との摩擦問題や教会組織自体の違法な詐欺的経済活動が世間に知れ渡ってしまったからとも言えます。
 そこにこそ、“信教の自由”の侵害であるとして問題が速やかに解決されなかった原因があるのは確かです。

 後藤徹さんや宿谷麻子さんが受けたような深刻な被害を根絶しようとするならば、そのような統一教会の組織的問題も解決されねばならないのは必然であります。
 米本さんが言われるように<真の意味での「親子の話し合い」を始める>ことも可能にすることこそ統一教会の社会的責任であるはずです。
 果たして、真の意味での「親子の話し合い」でその正当な価値を理解される統一教会であるのか、というところが教会関係者には最大の課題となります。

 しかし「仁進氏の不倫、徳野会長の脱法行為の勧めなどなど、」否定できない現実がある以上、真面目で冷静な「話し合い」に耐え得る統一教会でないことは言うまでもありません。
 「日本を共産革命から守り、左翼勢力と闘って、日本を救おうとしている。」という理屈が通じるのは一昔前の話であり、冷戦構造が崩壊して 経済競争の社会的問題、宗教と民族関係の複雑な問題が人類の‘不幸’と‘混乱’の原因として認識されている現代社会においては、そのような経済格差の問題やテロを生み出す宗教、民族問題を解決できる理念、思想内容を内包していてこそ、多少の社会的批判に対しても その存在価値を主張できる教会組織となることができるのです。

 しかし、現状としては そのような資本主義経済の歪の問題や宗教、民族問題に対して全く何の解決策も提示できず、‘天一国’‘後天時代の到来’などと何の意味も持たない宗教話を主張したところで、人々にその存在価値を理解してもらうことなどできず、真面目で冷静な「話し合い」で親族が納得し、評価してくれるような宗教とはなれていないのです。

 尚且つ、資本主義社会の問題を解決するどころか 摂理という宗教名目で資金を集め 世界的に事業を展開しながら、その創造的能力の欠如の故に成功せず、その穴埋めを信者に求め、高額献金を要求する実態は 時代遅れの搾取国家のようでさえあります。
 そして、日韓の民族的な対立に対してさえ効果的な解決、融和策を提案できず、一方的な日本人罪人論を主張して韓国崇拝を求めることで問題を解決しようとする国際感覚は、とても世界の宗教、民族問題など解決できる世界宗教とは言えません。

 しかしながら、多くの統一教会員は地上天国が実現可能と信じて教会活動を続けております。
 何故そのようなギャップが生じてしまうのでしょうか。
結局、それは統一原理、統一思想をよく理解できず、人間信仰に陥ってしまったからだと思うのです。
 仮に偉大な思想家が優れた思想を提示したとして、その研究、実践生活が進展する中で、全く違った論理を展開するようになったとしたら、当然その人物の評価は下がり、場合によっては、原点の評価された思想そのもの評価も見直されるかもしれません。
 そのような変節は特に政治的思想実践者に多く、ナポレオン・ボナパルトやベニート・ムッソリーニはその典型でもあります。

 統一原理は宗教的な内的知性と科学的な外的知性を統一できた新しい真理と主張し、社会主義に似た共生共栄共義主義世界を目指すことを宣言しています。
 実際、その基本思想と社会目標に啓発されて多くの若者が統一教会に入教することになったのですが、果たしてその基本思想が展開し、実践されているのか。
 それは否定的に答えざるを得ないのです。
気付いてみれば、李氏朝鮮王国を思わせるような理想国家像が語られており、“平民からの搾取”も当然のこととして行われているのです。

 結局それは、統一教会の変節であり、新しい真理による理想実現行為ではなく、単に時代遅れの前世紀朝鮮民族化に過ぎません。
 それは明らかに、創始者の人間神格化のなせる業であり、思想的、精神的退化あるいは劣化と表現できるものです。
 その自覚なくして、統一教会が世界救済を目指した世界宗教として生まれ変われる道も無く、その誕生を神が肯定した意味も理解できないのです。

 不合理な血統転換思想を主張し、幼稚な擬人化した神の心情を語り、解決すべき人々の犠牲も「蕩減」として肯定してしまう、能機能障害状態でまともな一般人と真面目で冷静な「話し合い」をもったとしても結果は明白であり、そこに大きな危機感を懐かないとしたら統一教会の未来はないと断言できるでしょう。

 もし、統一教会員が脱会屋や毒親にも堂々と己の正しさを強調し、その害悪を根絶しようとするならば、その間違った人間神格化による「矛盾した宗教思想」を知性と良心によって克服せねばならないのです。

 しかしながら、そのような能機能障害状態に多くの信者が陥っている統一教会であっても、是々非々の立場で取り合ってくださる米本さんには本物の良心を感じます。
 米本さんは特に、社会的弱者に対して惜しみなく愛情を注ぐ人間愛の達成者だと思います。
 そうでなければ、反対勢力からも見捨てられ、統一教会からも見捨てられて孤独にPTSDに悩む宿谷麻子達の声を本にしたりできません。
 経済的発展によって恩恵を受ける人々がいる一方、「世界を食い尽くす資本主義」に翻弄され、その厳しく、悪い労働環境によって家族関係が破綻し、人間としての幸福を失ってしまう人々にも限りない愛情を注ぐことができる米本さんの次元まで、果たして我々の愛情は到達しているのでしょうか。

牧師様の行いについて

米本様いつも数々のためになる記事をありがとうございます。

つまらないかもしれませんが一言失礼させていただきます。

>「子どもが親を訴えるような説得、子どもを傷つけるような説得は改めなければならない」と、基督教団の全国のブロックを回り、保護説得をやめるように説得に歩いたのである。


「子どもが親を訴えるような説得、子どもを傷つけるような説得」をやっていたのは牧師のかたがたです。
そしてその説得は子どもだけでなく家族も傷をおったということではないでしょうか。本当にそう思っているなら、単純ですが、その説得によって傷を受けた家族に謝罪していだきたいです。

謝りたくなかったとしても、92年当時の失踪報道ではあれだけ社会的に衝撃をあたえたのです、一団体だけではなく一般社会に対して説明する責任があると私は昔から考えています。

そうしなければ、自分の責に帰したとしてもまだ解決されない問題を抱えて悩み、苦悩の人生を送っている人はどうなるんでしょうか。

牧師様はご自分がしたことをわかっていません。全国行脚をされたとしても説明責任を果たしたことにはならないと思います。
少々感情的ですが、ただのヒーロー気取りにしか見えません。自己満足ではないでしょうか。

もし本当に改めるべき誤ったことをした、と思っているなら謝罪が必要です。
半ば合法的と思われてきたのでしょうが、強制的な説得をしながら、挙句の果てやり過ぎだったと思うと改めるべきだとか、そう言って終わりにするなら人を説教してお世話する割には道理がなっていないと思います。

それで社会に通用するなんて、恐れ多いかたがたであります。


拉致監禁の歴史が幕を閉じ、より良き未来につながることを祈りながら、そしてこれ以上火の粉があがりませんように、、、

米本さんの人道主義

 米本さんが統一教会員に対して行われていた拉致監禁、棄教強要を許されざる犯罪として認識し、その実態をルポライターとして追究する中、宿谷麻子達が負わされた精神的、肉体的苦痛と不幸の現実を発見するようになり、それを著書で世間に伝えることによって 初めてその深刻な問題が世に明らかになったと言えます。
さらに拉致監禁問題と関係した後藤さんの裁判や宇佐美さんの冤罪事件の裁判を取材する中で正義を踏み躙る弁護士の実態を暴露した上に「検察の闇」を抉り出し、それらを記事にされたことは極めて意義深いと思っております。

 もし、その取材を行ったのが某参議院議員のような人物だったとしたら、そのような奥深い真実まで抉り出すことはできなかったであろうし、取材能力と同時に揺らぐことの無い中立的な良識が無ければ決して成し得ないルポルタージュだったと思います。
 “是々非々の考え方”とは簡単に言える言葉ですが、世間のイメージが極めて悪い統一教会の信者と、その信者を教会から引き離そうとする親族の間に立ち入って、その拉致監禁の問題を摘発することは、本物の良心と骨格のしっかりした“是々非々”の精神がなければ決してできない難しいことです。

 米本さんが 統一教会反対派の山口貴士弁護士が主張するような‘統一教会賛同派’でないのはその記事を見れば明らかであり、拉致監禁、棄教強要行為を社会に問題提起したジャーナリストとしての行為はその人道主義に根ざした正義感の故であり、統一教会が現在では全くと言って良い程世間から注目されない団体であることを考えると、弱者に目を注ぐ人間愛の顕れであるとも言えます。

 そのような博愛主義を体現したような言論活動は、良心を兼ね備えた人々には深く心に刻み込まれることになります。
 しかし、神様の親の愛を強調し、人類は一家族であると語り、愛の人格完成を目指す統一教会員が、神を中心とする兄弟姉妹が不法に虐待される拉致監禁問題にはさほど関心を示さず、ネット上で 意味の無い教義解釈や組織論に明け暮れている現状を目にした時に覚える博愛主義者の違和感は想像に難くありません。
 米本さんが「統一教会は宗教学ではなく、心理学の第一級の考察対象なのである。‥‥
こんな団体のことなど考えなくてすむところに行きたいものだ。」と思う気持ちは充分理解できます。

 しかし、その社会的弱者に対して惜しみなく愛情を注ぐ人間愛を示された米本さんによって、良心が覚醒され、統一教会に致命的に欠如していたものが何であったのか考え始める教会員も少なからずいると思い、それを信じる次第です。
 統一教会の皆が皆、統一教育部長のような人物ではないはずです。
 後藤徹さんの裁判によって宮村脱会屋が断罪され、後藤さんが勝訴して拉致監禁撲滅が進んだ今、米本さんが「カルト的」宗教団体の社会的悪評に左右されること無く、真実に向き合い、良心に従った誠実な言論活動は人間愛の証明として我々の胸の中に永遠に残り続けることになります。

盗人猛々しい

はぁ~、一般的な感覚とのズレを大いに感じた部分の感想です。数々の優良コメントの後で恐縮ですが。

笑止「後藤の提訴は統一教会の拉致監禁キャンペーンの一環である」という主張

この部分、何かおかしいところでもあるのか、反対派が取り上げることに何か特別の意味があるのかと危うく読み飛ばしそうになった、が、ようやく理解できた。主張が妄想だったという事!!!開いた口が塞がらない、文字通り、笑止。いや、こちらは、熱も冷めて笑う気さえも起こらなかった。よくも、「妄想」できたものだと。長年に渡り、何を計画し、教唆し、実行してきたんですか。恥ずかしげもなく、声を上げ続けられるのは、もう、思考や精神が乖離しているとしか思えない。

しかも、教団側は、キャンペーンに値する行動をしてきた訳ではなかったというではないか。終わってる、本当に。
もし、キャンペーンを本気で行ったなら、その部分については、普通の団体に見えたかもしれない。

嗚呼、なんとお粗末な茶番劇だろう。文字通り命がけで戦ってきた人々が報われない。

謝罪と訂正

 私の上の二つのコメント文において、そのどちらにも、敬称もなく「宿谷麻子達」と宿谷麻子さんを呼び捨てにするような書き方をしてしまった箇所があるのがわかりました。
 「宿谷麻子さん達」が正しく、コメント文の中では書き損じてしまいました。
失礼な書き方をしてしまったことをお詫びし、訂正いたします。

大丈夫ですか?

ちょっと身辺のごたごたで、ブログがチェックできていませんでしたが、4か月半の間に3つの病気に罹られたとのこと、本当にもう大丈夫ですか?

ご自身には何の利益もない、統一信者の拉致監禁撲滅に取り組まれる姿勢は、信者を代表する立場でもありませんが、本当に感謝しております。

後藤裁判の勝訴後、ある本部関係者に勝訴本当に良かったですねと語りかけたところ、「・・ああそうですね。」位のご返事で、少々ショックを受けました。
海馬が縮小しているといわれてもしかたないですね。

また、「火の粉ブログ」の終了への言及。とても寂しく思いますが、拉致監禁が撲滅され、米本さんの火の粉が払えればそれも当然のことでしょう。
しかし、そうなっても統一教会への攻撃は止めないでほしいと思うのは私だけ?
(もしかして隠れM)(~_~;)

Re: 米本さんの人道主義

神々の黄昏さん、ぼくのことを買いかぶりですよ。

 人道主義者になりたいという気持ちはないわけではないけど、不作為の罪(知っていながら、知らん顔をしている罪)から逃れたいという気持ちでやっているだけのことですよ。それに・・・。

 目の前にマッチョマン的な怖いお兄さんが痩身のサラリーマンを殴っているところに出くわした場合、どうするか。自問自答している日常であります。

 ただ,一つだけはっきりしていることがあります。

 それは、統一教会がやっていることは、反人道主義者ということです。

 韓国・春川教会の事件しかり、清平での殺人事件しかり。総括はいまだ出されていません。

Re: 大丈夫ですか?

悩める信者さん
>後藤裁判の勝訴後、ある本部関係者に勝訴本当に良かったですねと語りかけたところ、「・・ああそうですね。」位のご返事で、少々ショックを受けました。
 海馬が縮小しているといわれてもしかたないですね。


 でも、こういう方もいらっしゃいます。内部文章です。

(引用はじめ)
教会からの理解も少ない中、物心両面にわたって戦い、ついに勝訴を勝ち取った裁判に対して、その苦痛を理解し、苦労をねぎらう文化を作らなければ統一運動の発展はないのではないかと思います。
(引用終り)


>統一教会への攻撃は止めないでほしいと思うのは私だけ?
(もしかして隠れM)(~_~;)

 大丈夫ですよ。ただ、上層部の権力闘争が目まぐるしくて・・・(泣

 そろそろ固定(まあ、半年間かなぁ)してくるでしょうね。

弁護士は損しない?

<合計1200万円の着手金を6人の弁護士が得たと思われる。
 それより興味深いのは、成功報酬だ。
 約2億円の損害賠償請求に対して約500万円で済んだわけである。金額のみに着目すれば、弁護活動は成功したといっていい。弁護士たちは「2億-500万円」をもとに成功報酬を求めてくるかもしれない>

うーん、よく分かりませんねぇ~。
弁護士の報酬(成功報酬)、って。

裁判で勝っても負けても、きっちり報酬は受け取る、ってことなんでしょうか。
弁護してあげた、ってだけで報酬を得ることのできる職業なのでしょうか。

なんか敗訴した場合、弁護士にも痛みがある(損をする)のか、と勝手に思っていました。どうやらそうではないんですね。
弁護を引き受けた=仕事を受注した、って感じで、すでに弁護士には売上が立っていたんですね。結果はある意味、どうでもいいんですね(もちろん勝てば成功報酬を別途受け取るのでしょうが)。


それから、よく分からないのが、今回の判決文の主文にある、以下の文章です。

<4 訴訟費用中、原告と被告(後藤徹氏の兄、兄嫁および妹)との間に生じた部分はこれを40分し、その1を被告(後藤徹氏の兄、兄嫁および妹)との間に生じた部分をこれを40分し、その1を被告(後藤徹氏の兄、兄嫁および妹)の、その余を原告の各負担とし、原告と被告宮村峻との間に生じた部分はこれを200分し、その1を被告宮村峻の、その余を原告の各負担とし、原告と被告松永やす智及び被告ゼ・エバンゼリカル・アライランス・ミッション(日本同盟基督教団)との間に生じた部分は原告の負担とする>

・勝訴したのに原告が負担する?
・40分の1が被告の負担?
・その余を原告が負担?

う~ん???。
どう解釈していいのか、理解に苦しみます。
これについて、できましたら、解説をお願いします。よろしくお願いいたします。

Re: 弁護士は損しない?

 みんなさんの2つの質問のうち最初のに回答しますね。

 弁護士が依頼者から受け取るお金は、次の3つから成り立っています。

 着手金・成功報酬・実費

 裁判に負ければ、成功報酬はゼロです。
 このため、負けそうな裁判を引き受けた場合、高額な着手金を要求します。

 たとえば、先物取引で損害を被った被害者が弁護士に依頼すると、かなりの高額な着手金を要求する傾向にあります。だいたいが棄却ですから。

「絶対勝ちますから、安心してください」というのがセールストークのようです。

 負けた場合、成功報酬金が見込めないから、当然のことかもしれませんが。だったら、引き受けるなよと言いたいのだけど。

 宮村の被告代理人(山口・木村)が宮村に着手金を400万円を求めた-と聞いて、負けることを意識しているのかと思いましたね。

 ところで、
<約2億円の損害賠償請求に対して約500万円で済んだわけである。金額のみに着目すれば、弁護活動は成功したといっていい。弁護士たちは「2億-500万円」をもとに成功報酬を求めてくるかもしれない>
 と、書いたわけですが、六法に、こうしたケースのことは書かれていません。だから、実際にどのくらい請求するのかよくわかりません。

 何年からかは忘れましたが、弁護士会が定めた報酬規定は今は市場原理に任せることになったみたいです。
 だから、「着手金はただ。今すぐ相談を」といった広告を出す弁護士事務所が増えているのです。

 最後に実費のこと。
 これがけっこう曲者です。

「とりあえず、実費として50万円」といって受け取る。

 きちんとした法律事務所の場合、実費にかかった領収書を依頼者に渡し、余った分を返す、あるいは足りない分を追加で請求する。

 ところが、実費を「ごっつあんです」とばかりにいただく弁護士は少なくありません。

 これは弁護士に限らず、税理士でも見られるようです。6人の被告代理人の弁護士さんはどのようにしていらっしゃるのか。ちょっと興味があります。

 後の質問は、読者からの回答がなければ、お答えします。

ReRe: 弁護士は損しない?

みんなさんにお答えします。

 訴訟費用とは後藤さんが提訴してときに支払った印紙代のことです。

 後藤さんの訴状では次のようになっています。http://antihogosettoku.blog111.fc2.com/blog-category-7.html

訴訟物の価額 金2億0161万8527円
ちょう用印紙額 金62万6000円


 この印紙代の負担のことを言っています。

 訴額2億0161万8527円に対し、その40分の1に相当する約500万円の損害賠償金の支払いを裁判所は命じました。

 それによって、印紙代の一部を原告後藤兄らと宮村に支払えということです。松永らは賠償責任はないとされたから、0円です。

感謝

流石、米本さん、お詳しいですね。
ご丁寧にご回答いただきまして、ありがとうございました。
心から感謝申し上げます。

なるほど、です。
弁護士もやはり個人事業主。食い扶持を稼ぐ方法にはいろいろ知恵を使っているんですね。っていうか、ずる賢いですね。

「訴訟費用」の説明もよ~く分かりました。
私には訴訟費用と損害賠償金の違いが分かっていなかったみたいですね。
すっきりしました。ありがとうございました。

〉 「日本を共産革命から守り、左翼勢力と闘って、日本を救おうとしている。」という理屈が通じるのは一昔前の話であり、冷戦構造が崩壊して 経済競争の社会的問題、宗教と民族関係の複雑な問題が人類の‘不幸’と‘混乱’の原因として認識されている現代社会においては、そのような経済格差の問題やテロを生み出す宗教、民族問題を解決できる理念、思想内容を内包していてこそ、多少の社会的批判に対しても その存在価値を主張できる教会組織となることができるのです。

 しかし、現状としては そのような資本主義経済の歪の問題や宗教、民族問題に対して全く何の解決策も提示できず、‘天一国’‘後天時代の到来’などと何の意味も持たない宗教話を主張したところで、人々にその存在価値を理解してもらうことなどできず、真面目で冷静な「話し合い」で親族が納得し、評価してくれるような宗教とはなれていないのです。
尚且つ、資本主義社会の問題を解決するどころか 摂理という宗教名目で資金を集め 世界的に事業を展開しながら、その創造的能力の欠如の故に成功せず、その穴埋めを信者に求め、高額献金を要求する実態は 時代遅れの搾取国家のようでさえあります。
 そして、日韓の民族的な対立に対してさえ効果的な解決、融和策を提案できず、一方的な日本人罪人論を主張して韓国崇拝を求めることで問題を解決しようとする国際感覚は、とても世界の宗教、民族問題など解決できる世界宗教とは言えません。〈

=神々の黄昏様が仰る通りです。  

 〉統一原理は宗教的な内的知性と科学的な外的知性を統一できた新しい真理と主張し、社会主義に似た共生共栄共義主義世界を目指すことを宣言しています。
 実際、その基本思想と社会目標に啓発されて多くの若者が統一教会に入教することになったのですが、果たしてその基本思想が展開し、実践されているのか。
 それは否定的に答えざるを得ないのです。 気付いてみれば、李氏朝鮮王国を思わせるような理想国家像が語られており、“平民からの搾取”も当然のこととして行われているのです。
 結局それは、統一教会の変節であり、新しい真理による理想実現行為ではなく、単に時代遅れの前世紀朝鮮民族化に過ぎません〈

=神々の黄昏様の仰る通りです。

〉 それは明らかに、創始者の人間神格化のなせる業であり、思想的、精神的退化あるいは劣化と表現できるものです。
 その自覚なくして、統一教会が世界救済を目指した世界宗教として生まれ変われる道も無く、その誕生を神が肯定した意味も理解できないのです。
不合理な血統転換思想を主張し、幼稚な擬人化した神の心情を語り、解決すべき人々の犠牲も「蕩減」として肯定してしまう、能機能障害状態でまともな一般人と真面目で冷静な「話し合い」をもったとしても結果は明白であり、そこに大きな危機感を懐かないとしたら統一教会の未来はないと断言できるでしょう〈

=私も神々の黄昏様の仰る通りだと思います。

〉もし、統一教会員が脱会屋や毒親にも堂々と己の正しさを強調し、その害悪を根絶しようとするならば、その間違った人間神格化による「矛盾した宗教思想」を知性と良心によって克服せねばならないのです〈

=神々の黄昏様のご意見に賛成です。

~米本先生は、流石、市立横浜の法学部出身で、資格に頼らず、ペンで生きていらっしゃるところ、凡人の私からすれば、とても格好良く、羨ましいです。~

楽しい旅人さんへ

楽しい旅人さんへ

 タイトルをつけてください。

http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-221.html#more

>米本先生は、流石、市立横浜の法学部出身で、資格に頼らず、ペンで生きていらっしゃるところ、凡人の私からすれば、とても格好良く、羨ましいです。

(1)「先生」呼称はやめてください。
(2)私は「市立横浜の法学部出身」ではありません。大学名はあっていますが、恋愛学部純潔学科であります。
(3)少しばかり、法律のことを知っているのは、裁判の被告席に座ったからです。それゆえ、決して格好良くはありません。うらやましいと思われたのだったなら、一度立場を変わってみますか?

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