平気で嘘をつく狐目の弁護士
後藤徹監禁事件の資料(26)-法廷での火の粉を払う(5)
長い裁判が佳境に入るのは「証拠調」。証人尋問のことである。証言は「尋問録」となって、裁判官が判決を書くときの第一級の「証拠」となる。(以下、一部敬称を略した)
それゆえ、原告被告とも、誰を証人として申請するかはきわめて重要な戦術となる。その逆に、証言してもらいたくない相手方の証人申請をいかに裁判所に認めさせないかも。
原告後藤側は、一心病院の医師小出浩氏(牧師松永堡智と宮村峻にやられた)など、数人の証人を申請した。
私もそのうちの一人だったが、結局、宮村にやられた元女性信者しか採用されなかった。被告側も脱会説得に感謝しているという元男性信者(フリーライター、本名大倉文明、ペンネーム多田文明)だけだったからイーブンである。それはそれでいいのだが、私を却下すべき(不要)とした被告側の書面がとても長く、饒舌なのだ。
6人の弁護士全員が「不要」を書いているが、その中でも後藤兄・兄嫁・妹の代理人である山口貴士&荻上守生の書面が突出している。もうデマゴギー満載!社会的正義の実現を使命とする弁護士が聞いて呆れるほどに。
なぜ、彼らは私の証人尋問を嫌がるのか。
私が「自己主張に強く固執しつづけて、その主張を押し通そうとして言論活動をしている者」(前々回の弁護士・山口広の準備書面)ならば、恐れるに足りずだ。どんな質問にも「主張を押し通す」姿を見れば、裁判官は呆れ果て、被告側が有利になるではないか。
畢竟(ひっきょう)、彼らが恐れたのは、私そのものではなく、私が取材してきた「事実の集積」であり、それが法廷で明かされることだろう。
なお、悪感情剥き出しのデマ書面を書いたのは、荻上ではなく、自称オタクの狐目の山口貴士(以下、ときに山貴)だと思う。万座の席で恥をかかせたことがあるからだ。
【該当記事】「カルトって何ですか?」 彼はインフォームドコンセントの意味が理解できていなかった。インフォームドコンセントに関わる、アメリカでも翻訳された有名な判決文も読んでいなかった。
また、私の証人を不要とする長い意見書を山貴(やまたか)が書くのは、そもそもが不自然である。
被告側の代理人の役割分担は、宮村の代理人が山口広・木村壮、後藤の兄・兄嫁・妹の代理人が前述した通り山口貴士・荻上守生、松永牧師関連が中村周而・東麗子となっている。私が証言するのは宮村のことであり、後藤の兄弟姉妹と松永関連のことは取材していないので、証言することはできない。したがって、長文の意見書を書くのは山口&木村であるべきはず。
おそらく、「米本不要の詳細な書面は私が書きます」と山貴(やまたか)が進んで手を上げたのではないか。返り討ちにあうとも知らず、はい、ご苦労さん
彼の証人尋問を聞いたが、下手クソだった。事前に準備した質問用紙を読んでいるだけ。相手の証言ぶりを聞いて、臨機応変に質問することができないのだ。原告代理人の尋問に、再三再四、どうでもいいことに「異議あり」と述べるので、裁判長は<また、あんたか>とうんざりした顔をして、「(原告代理人は)尋問を続けてください」を連発していた。
なお、山貴よりも尋問が下手だったのは、東麗子と新潟の中村周而だった。
私も長い反論書面を提出した。横綱日馬富士の「全身全霊をかけて」ではないが、三日三晩かけて書いたものである。火の粉は徹底して払うべし。今回はそれを紹介する。甲106号証。(裁判ブログにはどちらも未掲載。よって初公開)
それぞれが長いので、5回にわけるとともに、読みやすくするために山貴の書面(青字)と批判書面(黒字)を交互にした。最初に原告が提出した私への質問事項から。
質問事項
1 統一教会信者の拉致監禁問題を取材するようになった経緯
2 拉致監禁問題についてこれまで取材した内容
3 原告解放直後に被告宮村を取材した内容
4 原告について取材した内容
5 統一教会信者の拉致監禁・強制棄教について問題視している内容
6 原告告訴の刑事事件で警察の事情聴取を受けた内容(刑事の言動等)
7 その他本件に関する事項一切
●兄、妹、兄嫁代理人弁護士 山口 貴士 荻上 守生
第4 米本和広について
1 意見の趣旨
不要である。
ルポライター米本和広
宮村峻氏外5名の被告代理人からの3通の「証拠申出に対する意見書」では、いずれも私が証人になることを「不要」と主張している。到底、承服できないものであるため、以下に陳述する。
意見書は、私の人格まで否定するような内容を含み、名誉を棄損する記述も多く散見される。民事12部に私の間違った心証を形成することを狙ったものと思わざるを得ない。このため逐一反論する。
なお、被告代理人たちの意見書には根拠を示す資料は2点しか出されていないが、反論にあたっては意見書に盛り込まれた数々の嘘を暴露するために、資料・証拠を相当数添えた。ぜひ、お目通しください。
2 意見の理由
(1)本件との関連性が無いこと
米本和広(以下、「米本」という。)の尋問事項1、同2、同5、同6は、原告と家族との話し合いとは無関係であり(甲10、同46)、本訴訟と関連性が無い。
尋問事項4は、単なる米本の主観に過ぎない。
尋問事項3、5は、伝聞であり(甲10参照)、被告宮村、原告を尋問すれば足りるものであり、米本を尋問する必要はない。
1 「第4 2(1)本件との関連性が無いこと」について
意見書は平成24年4月10日付原告側「証拠申出書」別紙4の尋問事項1、2、5、7について本件との関連性を否定する。しかし、1、2は私の証言の客観性を立証するために必要である。また、6は私の証言が警察の事情聴取に応じたときも今も終始一貫、変わらないものであること、更には、検察の不起訴処分が公正を欠くものであることを立証する上で必要であり、本件との関連性は十分認められると考える。
また、7は「本件に関連する事項」なのであるから、何をもって本件との関連性がないと主張するのか、意味不明である。
意見書は尋問事項4について、単なる米本の主観に過ぎないと主張する。
しかし、2008年2月13日に実際に原告と面会した際に私自身が見聞した客観的事実に関して証言するつもりであり、単なる「主観」を証言するつもりはない。
また私は、客観性を疑われないよう、面会当日原告の痩身状態を撮影している。
なお、検察審査会の議決書によると被告らは刑事事件における事情聴取において、風呂に出入りした際の原告はあのようにはやせていなかったと供述しているようである。検察審査会が、私の撮影した「動かぬ証拠写真」よりも、「保身しか考えない犯人の供述」を信用したのだとしたらまことに異常なことであるが、被告らのこうした供述の虚偽性を立証する上でも、私の証言は大いに関連性があると考える。
意見書は尋問事項3、4について、単なる伝聞であり被告宮村や原告を尋問すれば足りると主張する。しかし、被告宮村が被告代理人らと打ち合わせる以前の段階で話していた内容は重要であり、私の証言は必要である。また、原告についても、解放後間もない段階で話した内容は重要であり、この点についても私の証言は必要である。
(2)証人としての信用性、適格性に乏しいこと
ア 米本は統一協会信者でこそないが、統一協会とは極めて近しい関係にある統一協会シンパの自称ジャーナリストである。米本の役割は、過去においてカルト問題の取材について多少の実績を知られていること、それから、自分自身が統一協会信者ではないことを逆に利用し、統一協会の展開する「拉致監禁キャンペーン」の一端を担っている者であり、本件に関し、誠実に真実を証言する可能性は極めて低い。
2「(2)証人としての信用性、適格性に乏しいこと」について
(1)(ア)「統一協会とは極めて近しい関係にある統一協会シンパの自称ジャーナリスト」という記述について
(ア)(反論の前提)すでに、陳述書<甲第10号証>で書いた通り、いわゆるカルトに批判的だった私は統一教会員に対して「拉致監禁を手段とする脱会方法」があることを知り、驚いた。
そこで、拉致監禁問題についての取材を開始し、2004年11月号の月刊『現代』(講談社)で「書かれざる『宗教監禁』の恐怖と悲劇」と題したルポを書き<資料1>、また2008年7月に単行本『我らの不快な隣人-統一教会から救出されたある女性信者の悲劇』(情報センター出版局)を出版した<甲第30号証>。
さらに、拉致監禁を批判する私への罵詈雑言を「振り払う」ために、2009年2月から「火の粉を払え」というブログを開設した<資料2>。
(イ)拉致監禁の情報を豊富に持っているのは、拉致監禁される側の統一教会である。そのため、数多くの統一教会員にインタビューを行ってきた。これは何も特別なことではなく、情報があるところに取材をかけるのは、組織、非組織を問わず、記者の使命である。
それにもかかわらず、あえて「統一協会とは極めて近しい関係にある」と記述するのは、裁判官に間違った心証形成を与えることを目的としたものにほかならない。被告代理人の意図に関するこの私の見方は以下の記述に対しても同じなので、繰り返さない。
(ウ)シンパとは、広辞苑によれば「同情者。共鳴者」の意味だが、私は統一教会の教義・それに基づいた個々の教えに同情したり共鳴したりしたことはただの一度もない。
あるというのなら、被告代理人は根拠を示すべきだ。
根拠を示さずに、価値中立性が求められる記者を「統一協会のシンパ」と書くのは、名誉毀損以外の何物でもない。
前掲のルポ「書かれざる『宗教監禁』の恐怖と悲劇」と単行本『我らの不快な隣人』は、宿谷麻子という女性信者が拉致監禁され、監禁下で脱会説得を受け、脱会したものの重度のPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しんでいることを主に著述したものである。宿谷麻子は1996年に脱会したものの、その後10年間にわたって社会復帰することができなかった。
後者の単行本では、私のスタンスを示すために、わざわざ1章(第11章借金集団)を設けて、教団の活動を批判している。

アトピーに苦しんでいたときの宿谷麻子さん
また、被告代理人が批評している私のブログ「火の粉を払え」では、「統一教会考」というカテゴリーを設け、同団体の活動を批判している<資料2>。
そのうちの3つの記事を証拠として提出しておく<資料3の(1)「高額エンドレス献金(経済摂理)は破滅への近道」 (2)「地獄への道は善意で敷き詰められている!(上)」 (3)「地獄への道は善意の絨毯で敷き詰められている(下)」>。
そのうちの1つの記事は、日本・統一教会のトップ、総会長の宋氏を痛烈に批判したものである。
教団本部を狼狽させた3つの記事を、ざっとでもいいから目を通していただきたい。統一教会の活動に疑問を抱いている教会員はコメント欄に、「その通り」という立場からたくさんのコメントを寄せている。
被告代理人たちは、拙著、また意見書でも長々とブログを引用していることからもわかる通り、私のブログも読み、私が統一教会の献金活動に批判的であることを知っている。
それにもかかわらず、意見書ではそのことには微塵も触れず、「統一協会のシンパ」であることを印象づけようとしているのである。
こうした偏頗的な弁護活動は、「真実の尊重」(第5条)、「信用の維持」と「品位向上の努力」(第6条)を定めた弁護士職務規程に違反する。
都合の悪いことは法廷に提出しないことによって、裁判官の心証形成を有利にしたいとする被告代理人たちの姿勢は、裁判を「真実を明らかにする場」ではなく、「ゲームの場」と考えている証左であろう。
前掲『我らの不快な隣人』は、数多くの識者から書評された<資料4の(1)~(6)*「書評・感想」>。
識者の社会的地位は様々だが、「統一教会のシンパ」はもとより、「統一教会寄り」といった評価は一切受けていない。
なお、同書のエピローグでは被告宮村峻氏について言及している。このため、宮村氏には同書が出版されたことを郵便で伝え、「間違いがあったら訂正する」と申し出ている。しかしながら、同氏から今日まで一切、訂正等の要求は届いていない。

宮村が寿司屋・魚河岸から愛人と目される元女性信者と出てくるところをフォーカス。宮村の左手とポケットの膨らみが何ともいい。
もう一つだけ付記しておく。
被告代理人たちが所属している全国霊感商法被害連絡会の弁護士、渡辺博氏(田村町総合法律事務所)は、統一教会を相手とする裁判で、自説を裏付けるために私のブログの統一教会に関する記事(下記のURL)を証拠として提出している。<http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-82.html#more>
これは、私のブログの客観性を信頼したからと言えるのではないか。
(エ)<資料2>の右サイトに拙著を列挙している。『大川隆法の霊言』(宝島社)、『教祖逮捕』(宝島社)、新装版『洗脳の楽園-ヤマギシ会という悲劇』(情報センター出版局、旧版の単行本は洋泉社、文庫本は宝島社)、『カルトの子』(文藝春秋社)、『我らの不快な隣人』。
これ以外にも『これで日本1』(世界文化社)、『平成サラリーマン白書』(講談社)を出版している。
複数冊の本を出しているのは、言わずもがなのことだが、出版社が私のことをジャーナリストとして認めているからにほかならない。
したがって、客観的に見ても「自称ジャーナリスト」と表現するのは失当であり、名誉を棄損する表現である。ためにする目的をもってのことと言わざるを得ない。
また、『洗脳の楽園』と『カルトの子』は大宅賞(文藝春秋社主催)、講談社ノンフィクション賞にそれぞれノミネートされている。『洗脳の楽園-ヤマギシ会という悲劇』が出版された後、ヤマギシ会は私のことを「自称ジャーナリスト」と攻撃した。
山口貴士弁護士と荻上守生弁護士の意見書は、いわゆるカルトの攻撃方法と同じである。
*カルトと反カルトとの類似性はいたるところに、いやというほどにあるのです。
(オ)「統一協会が展開する『拉致監禁キャンペーン』の一端を担っている者」という記述について。
言挙げするつもりはないが、統一教会が展開しているのは「拉致監禁キャンペーン」ではなく、「拉致監禁反対キャンペーン」である。
ところで、キャンペーンの活動をビラ配り、集会、デモとするのならば、キャンペーンが開始されたのは2010年2月、荻窪で行われたビラ配り・集会・デモが最初である。これ以降、各地で集会、デモが断続的に行われている。
<URL:http://kidnapping.jp/news/20100216.html>
これに対して、私が最初に拉致監禁問題に触れたのは、1999年に出版された別冊宝島『カルトの正体』(宝島社)のルポ「ドキュメント・救出」においてであった。
それ以降、前述したように2004年と2008年に雑誌記事、単行本で、拉致監禁の実態を暴いた。
また、ブログ「火の粉を払え」を開設したのは2009年の2月である。
時系列で見ればわかる通り、キャンペーンが開始される前から、私は拉致監禁への疑義を一貫して唱えてきたのである。
こうしたことを被告代理人は熟知しながら、「統一協会が展開する『拉致監禁キャンペーン』の一翼を担っている者」と表現するのは、意図的な虚偽と言わざるを得ない。
以上のことからわかる通り、被告代理人の山口貴士弁護士と荻上守生弁護士は、事実に基づくことは何一つないにもかかわらず、フリージャーナリストである私と統一教会とがいかにも近しい関係にあり、「誠実に真実を証言する可能性は極めて低い」という印象を民事12部に与えようとしている。
2人の弁護士のこうしたやり方は、弁護士法、弁護士職務規程に違反するものである。
私の証言が認められれば、私は良心に基づき、「誠実に真実を証言する」ことを誓う。(書面は続く)
-ここまでの若干の感想-
弁護士がよくもここまで平気で、白を黒と言いかえることができるものだと思う。間違っていないのは私の名前ぐらいだ。ふつうの場所で、ここまで嘘をつけば殴られる
警察官とて、同情して、不問に伏すだろう。
弁護士なら嘘をつくのは許されるのか。
弁護士法第56条:弁護士及び弁護士法人は、この法律又は所属弁護士会若しくは日本弁護士連合会の会則に違反し、所属弁護士会の秩序又は信用を害し、その他職務の内外を問わずその品位を失うべき非行があつたときは、懲戒を受ける。
品位を失うべき非行には、当然、嘘が含まれる。
山口貴士弁護士と荻上守生弁護士には、懲戒処分を受けて、反省してもらう必要があると考えているが、読者はどう思われますか。狐目さんはどうかお楽しみ。除訴期間(時効)までまだ時間はたっぷりとあります。
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-緊急ニュース-(1月6日)
「全国拉致監禁・強制改宗被害者の会」の記事を全文引用します。
拉致監禁事件が2件発生!
(引用はじめ)
年末年始にかけて拉致監禁事件が二件発生しました。
一人目は、東京・杉並教会所属のSさん(35歳・女性)で、昨年12月28日に新潟県見附市の実家を訪れ連絡が途絶えていました。Sさんは、新潟県長岡市在住の婚約者と共に昨年の合同祝福結婚式に参加していました。Sさんが音信不通になって3日後の同月31日、安否を心配した婚約者がSさんの実家を訪れましたが、既に無人状態でした。
二人目は、東京・八王子教会所属のIさん(26歳・男性)で、実家のある千葉県香取市に帰省した後、今月2日に入って連絡が途絶えました。Iさんが統一教会の信仰を持っていることに対して、Iさんの家族が強く反対していたことがわかっています。
本人の意思を無視した監禁を伴う脱会強要は、刑法上の犯罪であるばかりでなく、重大な人権侵害として国際人権団体などから調査報告されています。(※当会記事:「『国境なき人権』が調査レポートの日本語訳を公開! 」、「『国境なき人権』が、国連規約人権委員会に対して拉致監禁問題を提起! 」)また、多くの事例で被害者らの精神および肉体的被害が認められており、事件から年月が経過してもPTSD等の後遺症で苦しむ被害者が多数存在します(※当会記事:「米国心理学会(APA)で日本の拉致監禁・強制棄教によるPTSD被害が発表!/『財界にっぽん』10月号 」)加えて、監禁状態が長期間に及んだ場合、被害者の社会的地位への影響も懸念されます。
一刻も早い被害者救出のため、当会も引き続き関係各所との連携を継続してまいります。
(引用終わり)
- [2014/01/04 09:27]
- 後藤徹・監禁事件の資料 |
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コメント
狐違いでした
今年最初の記事を読んで米本さんご指摘の「狐目の弁護士」の正体を知り、前の去年のコメントが私の勘違いであることがわかりました。
後藤徹さんの民事裁判について無知であったことを何よりも恥ずかしく思い、そして米本さんの記事の流れをたとえ僅かであっても乱してしまったことをお詫びいたします。
しかし、今回の記事内容は興味深く、ノンフィクションで弁護士の愚行をこれだけ痛快にやり込められるのは、さすがに米本さんであると感心する以外にありません。
そして前の記事に書かれた以下の山口広弁護士の話の意味が実感としてよく理解できました。
<*山口さん、この席でいくつかのオフレコ話を私にしていたのですよ。ご注意を(笑)。
一つだけ明かしておく。
私に小声で曰く。
「カルト問題に関わっている人たちのレベルは低いんだよなあ」>
上の文章に続く米本さんの一言も爆笑ものでしたが、山口広弁護士の頭の中に山貴弁護士のことがなかったと考える方が不自然な気がします。
客観的事実を丁寧に分かり易く説明されている米本さんの反論を読んでしまうと、山貴弁護士の欺瞞が惨めなくらい露になり、精神が正常でないような疑いさえ生じてきます。
もし山貴弁護士が精神的に正常であったとしたら、米本さんにこれ程まで見事に反論されて、果たして堂々と人前に出られるのかどうか心配になってしまいます。
まさかどこかの教会の“peace頭”のように知能が足りないわけではないのでしょうから、自分の置かれた立場ぐらいは理解できるはずです。
もし前言撤回できないならば、懲戒処分やむなしではないでしょうか。
しかし、山貴弁護士に典型的に見られる社会問題用語の問題ある使用法を 米本さんが既に掘り下げて論じられていたのを知り、思わず感動し、大きく頷かせられました。
人が論を展開する上で大きな混乱を招く原因となる、その使用する言葉の定義があいまいで、イメージ的認識しか持ち合わせていないという使用言葉の基本的な問題点は 特に宗教問題を論ずる人々に多く発見されます。
それは、統一教会信者と反統一教会運動家に特に目立っており、統一教会ブログ村のグログ記事を読むといやと言う程その問題にぶつかります。
例えば、教会の公職名をブログの名前に掲げ、講義日記などと題してブログを書いている人の記事をたまに読んでみると頭がおかしくなりそうです。
「2020ビジョン」について以前その人が解釈した内容と、どう考えても一致しない「2020ビジョン」を韓総裁が語ったとしても、その矛盾に立ち止まって思考することなく継ぎはぎの理屈をどんどんあてがってしまうのです。
正直、開いた口が塞がりません。
そのような統一公職者の実態がわかったならば、狐目の弁護士さんとて落胆せずに済み、自信を持ち直すことでしょう。
つまり、「やはり統一教会信者は俺よりも遥かに程度が低い」と実感するに違いないからです。
そのような意味ではイメージ的認識しか持ち合わせていない言葉を不規則に使い、人々の混乱を増幅させてしまうような使用言葉の問題点は より多く統一教会公職者に認識してもらう必要があります。
でも、簡単にそんなことができるのであれば、このような統一教会にはならなかったとも言えるのでしょうが‥‥。
しかし、幾ら統一教会の公職者がデタラメな言葉使いをしようと、山貴弁護士の米本さんに対する名誉毀損にも相当する虚言は許されるべきではないのです。
山貴弁護士が、自分は統一教会公職者ほど馬鹿でもなければ、良心が歪んでもいないと主張するのであれば、米本さんに対して非を認め、許しを請うべきでしょう。
そうでないと何れ身の破滅を招くような気がしてなりません。
しかし、山貴弁護士は確かに狐目さんですね。
紀藤弁護士はポートレートをよく眺めると狐顔ではありますが、一般的な意味での狐目とは言えないような感じもします。
でも狐顔弁護士法律事務所に所属する狐目弁護士とは誠に失礼ながら、お似合いです。
因みに私は動物の狐はきらいではありません。
欧米人は日本人とは違い狐はスマートで精悍な“森の狩人”というイメージを懐いており、私もそちらのイメージで動物の狐を見ています。
事実の集積
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
山貴は、ズルい、を絵に描いたようなキャラで、敵側にいてくれて、何か有り難さを感じています。
原告側弁護士の発言中に異議ありを連発していたので、よほど弁舌上手な弁護士なのだろうと勝手に想像していましたが、文章棒読み、とは、しょぼい弁護士だったんですね。
米本さんの「事実の集積」。
確かに、これは脅威ですね。
何物にも動じない米本さんのその自信は一体、どこから来るのか、と不思議に思っていましたが、事実を調べ、それを積み上げて来られたことに由来していたんですねぇ。
ちょっと納得しました。
統一教会に対する手厳しい批判も、事実を根拠にされているのですね。
今後は少し謙虚になって、米本さんの批判の言葉に耳を傾けようと思います。
緊急ニュース!
Re:緊急ニュース!
今は、後藤裁判の判決に期待するしかないということでしょうか?
地裁で拉致監禁は犯罪と判断が下れば、例え上告されたとしても拉致監禁容認派には、大きな衝撃になるのでしょうが・・・。
弁護士ブログや介護ブログもされるとの事で、日本における様々な問題に取り組まれる事に期待します。本当に不条理は所々にありますから。
弁護士の規定に真実の尊重があるのかと正直驚きました。アメリカ並みにビジネス弁護士が普通で、正義を求める自分が間違ってたとさえ感じ始めてましたから。
でも結局は徳野宣言と同じく本音と建前なんですかね…。弁護士会は余程の事がないと放置してるのやら?
どこの世界でもピンからキリまでいろいろと後者の私が言うのもおかしいですが、ジャーナリストの中でも真実に向き合おうとされる米本さんの姿勢は素晴らしいと思わされます。
既に2件も
親のエゴではないのか。
また仮に、反統一教会びととなって、元信者との良縁に恵まれたとしても、子どもを授かるのは、絶望的でしょう。
統一教会の未婚女性は、家庭を築き、子どもを授かるのを夢としている人が多いように思います。
ただ統一教会さえやめてくれればそれだけで私たちは幸せと両親が考えているのだとしたら・・・、両親が死んでも、Sさんは生涯ひとりぼっち。自分たちが幸福感で満たされればそれでいいと考えているのだとしたら・・・、それは親のエゴというものです。
これまで3000人の信者が強制脱会していますが、いったい、何人の女性が今も独身のままでいるのでしょうか。
悩める信者さんと同じく、新年早々から暗澹たる気持ちになってしまいます。
なんと複雑な宗教
教会以外の結婚を望まない親とそうでない親には深い深い溝があります。
最近は二世もお見合い的な出会いになってきましたが、祝福子女は当然のように日曜日の礼拝参加や教育ラインに乗せる事を望む人も多いですから途中から信仰を捨てると家族問題になります。
ただ拉致監禁された本人が心から祝福や二世を望むならやはり反対するのは親のエゴだと感じます。
二世が出来たら孫をダシに教会につなげて祝福を受けさせ献金してもらうのが親孝行だと信じこんでる方も結構いるから親の心配心もある程度は理解できますけどね。子供が献金で貧乏になったら孫は不憫で放っておけないし。
もう少しこれから柔軟な教会になりませんかね。
はっきり言って祝福を受けてない子供達はサタンの血統という教えが時として教会員が傲慢になったり縛り付ける元凶になっているように感じる時もあります。
祝福を否定したら食口として終わりなんだけど(苦笑)
ますます複雑な宗教
メシヤ家庭の孫がサタンの血統とはますます複雑。私も理解できないのに世間の方は理解不能でしょう。
弟子の不信仰故に守りきれなかったというところでしょうか。
理解不能すぎて笑えますが、この事実を知らない食口もわりといるので本当に自分の頭もオカルトになり、最後は家族の笑顔で慰められるのです。
「全国拉致監禁・強制改宗被害者の会」の記事
4300人以上が拉致監禁されたと聞いていますが、本部や被害者の会がどれほどの対応をしてきたのか大いに疑問ですね。
家族と言いながら、拉致監禁された人に対してほとんど何もできなかったのではないか?
教会は親身になって動いたりしませんよ?
若干のコメント
>メシヤ家庭の孫がサタンの血統とはますます複雑。私も理解できないのに世間の方は理解不能でしょう。
あのぉ~、世間は全く興味を抱きませんし、何を言っているのかアホじゃんという感じなのでは。
若干、統一さんに興味ある私とて・・・。
文鮮明さんに教え(?)があるとすれば、もっとシンプルなのでは?
-良心は神にまさる。神は良心である-
いい言葉ですよ。単純だけど実践するとなると難しい。
aさん
>家族と言いながら、拉致監禁された人に対してほとんど何もできなかったのではないか?
教会は親身になって動いたりしませんよ?
2009年以降、教会の本部は動いていると思いますよ。
ただ、ラインすなわち本部-地区長-教区長-教会長(あとは名前がころころ変わるので割愛、要するに婦人部長以下の兵隊さん)は、もう文未亡人のポチですから。
ないものねだりはやめたほうがいいと思います。ルサンチマンの姿勢はあまり気持ちは良くないですよ。
でも世間の中にはネットで教会の内容を調べる珍しい人もいないとは限らないですよ。
桜田淳子さんのファンとか(笑)
あと確かに良心のみ言はいい言葉ですよね。もうそれだけでいいかも。
しかし統一教会では祝福と血統転換は奥義です。伝道対象者の祝福献金もお金が厳しかったら良心通りに払えばいいのかな。
また個人的な話になってすみません。
ちょっと疲れ気味です。 記事内容からずれてきたのでこれで終わります。
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