死ぬ癌と死なない癌 

身辺雑記(4)

近藤批判

 溜まりに溜まっていた便が噴出し、腸管が全面開通した日の翌日(8月27日)から数日間、松江市立病院・消化器内科の三浦将彦医師が病室に顔を出した。
 ぼくが入院した市立病院の6階は消化器専用で、東側が消化器外科、西側が消化器内科。同じフロアだが、医師、看護師が行き来するところは見たことがない。そのため、なぜ三浦医師が消化器外科の病室にといぶかしく思ったが、考えてみれば当たり前の話で、主治医ではないがステントを取り付けてくれたのは彼であり、経過観察にやってくるのは当然のことだった。

 看護師が日に5、6回は体温と血圧を計り、聴診器で腸の動きを観察する。主治医の大谷裕医師も1日に1回、聴診器をあてる。
 だから、三浦医師はほくの顔を見て、「変わりはないか」というだけだが、これが割と長居なのである。それは慶応の近藤誠医師の批判を述べていくからであった。
 ここから、長くなるが、近藤さんと近藤理論の話である。

 近藤さんは、周知の通り、乳房温存療法を全国に広め、抗がん剤の危険性、がん検診の無意味さに警鐘を鳴らしたドクターである。

<注>近藤さんのことは雑誌『アエラ』の「現代の肖像」で書いたことがある。渡辺容子さん(故人)のブログにそれが全文紹介されている。自分で言うのもなんですが、まあまあの記事です。興味ある方は一読を。

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ハルステッド手術痕
 
 近藤さんはアメリカ留学時代、乳がん治療で筋肉まで切除するハルステッド手術と、切除の範囲がきわめて少ない温存療法の治癒率が同じであることを知り、そのことを学会や医学論文で訴えた。ハルステッドは後遺症で患者が生涯苦しむ。これに対して、温存は乳房の形が残り、後遺症は少ない。誰でも近藤さんの主張に耳を傾けていいはずだ。

<注>温存療法は今や標準治療となったが、温存とはいいにくい手術をするところもあるそうで、注意が必要だ。

 ところが、臨床外科医に圧倒的な影響力をもつ大学教授(学会のボスたち)はことごとく無視した。理由は近藤さんが一介の放射線科医に過ぎなかったからなのか。その結果、近藤さんは主張の場をマスメディアに求めるようになった。話題を呼んだ『患者よ、がんと闘うな』(1996年)に代表される言論活動である。

 2004年に『がん治療総決算』を著してからしばらくは活動が途絶えたが、6年振りに発表したのが『あなたの癌は、がんもどき』だった。
 これを機に再び、精力的な言論活動を復活させた。『抗がん剤は効かない』『放射線被ばくCT検査でがんになる』『医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法』『がん放置療法のすすめ 患者150人の証言』『「余命3カ月」のウソ』『がん治療で殺されない七つの秘訣』『抗がん剤だけはやめなさい』『免疫療法に近づくな――長生きするなら「免疫力」より「抵抗力」 』
 余談一話。まるでブラックユーモアのようだが、松江市で一番大きい書店(つーことは島根県で一番大きいであろう)今井書店が病院のすぐそばにあり、店内には「殺されない秘訣」が山積みのリンゴのように陳列されている。そのことを教えてくれた子どもが笑いながら、「松江市立病院の医者に殺されないようにと、書店が警告しているみたいだ」


死ぬ癌と死なない癌
 
 前述のように近藤さんの本はたくさんあるが、大腸がんが確定してから病室に取り寄せ、再読したのは『あなたの癌は、がんもどき』だった。彼の主張の根幹になることがとてもシンプルにわかりやすく書かれているからだ。数行で要約するのは乱暴であり失礼だが、こういうことを言っているのだ。

(1)がんには2種類ある。「顕微鏡で覗いても、どちらも悪相」(病理医)だが、1つは転移・再発するがんであり、もう1つは転移・再発しないがんである。
(2)前者は死ぬがんであり、後者は死なないがんである。近藤さんの表現ではそれぞれ「本物のがん」、「がんもどき」。 同じ悪相のがんなのに「がんもどき」とは!と思われるだろうが、がんの定義を「死ぬ病気」と近藤さんが定義しているからである。この定義に従えば、死なないがんだから「がんもどき」となる。 実に明瞭な定義であり、日本語の使い方としても合っているのではないか。あいつは組織の癌だ。あいつを排除しなければ組織が滅ぶ。
(3)転移・再発するがんは、どんな治療をしても「死ぬがん」であり、「本物のがん」である。  

<注>転移・再発しても、治療すれば治る場合がある。大腸がんに限るのだが、術後、肝臓あるいは肺に転移した場合、再発したがんの個数が3つ以内なら、すべて切除すれば完治する。


 これに対して、世間のがんに対する認識、イメージはどうか。
 何らかの原因で、臓器にがん細胞が生じる。
 細胞分裂を繰り返し、がんは次第に大きくなっていく。
 それにつれ、がんは組織の深いところに浸潤し、他の臓器に転移していく。転移するとがんを治すのは困難となる。
 したがって、がんを治すには早期発見、早期治療が大切である。

 世間ばかりかがんに携わる医療関係者たちの多くも、だいたいがこのように考えている。近藤さんとてこれを全く否定するわけではないが、2つの点で大きく異なる。
 一つは、がん組織が大きくなっても転移しないがんがあるということである。
 あとで再度触れるが、ぼくの大腸がんがそうで、発見されたときの大きさは5センチ大だったが、他臓器に転移していなかった。しかも、数年前にできたがんだというのに。
 タレントでは渡哲也、石坂浩二がそうで、大腸がんになったものの、その後転移はしていない。

 渡の場合、直腸にできたがんは人工肛門をつけざるを得なかったほど周囲に浸潤していた。が、転移していなかったし、術後も転移していない。これと対照的なのは、前に紹介した編集者。渡と同じ直腸がんで浸潤度合いもほぼ同じだったが、術後、転移し、2、3年して亡くなった。
 このことからもわかる通り、がんには転移するがんと転移しないがんとの2つがあるということなのだ。


細胞分裂と速度

 もう一つは、<がんはいつ転移するか>に関すること。近藤さんは、肉眼で見える大きさになったがん(検査で発見される程度に成長したがん)は、すでに(転移するがんは)転移していると見る。どういうことか。

 このことを理解するには、近藤さんの『再発・転移の話をしよう』を読んでいただきたい。

 人間の細胞(正常細胞、がん細胞)の大きさは、直径6μm~25μm(0・006㎜~0・025mm)といわれている。
 1個のがん細胞は2、4、8、16と分裂し大きくなっていくわけだが、検査で発見できるほどの大きさになるまでには、10数回の分裂を繰り返している。
 0・006㎜  0・012  0・024  0・048  0・096  0・192  0・384  0・768  1・536  3・072  6・144  12・288(検査で発見される大きさ)  24・576(検査で発見される大きさ)  49・152 ㎜(ぼくのがんの大きさ)
 このように見てくると、目に見えるほどの大きさに成長するまでに、転移するがんならすでに転移している、と考えるのが自然である。
 重要なのは、転移するのは大きくなったからではなく、活発な細胞分裂(増殖の度合い)を繰り返すからということにある。細胞分裂の速度も重要である。2倍になるのが1カ月かかるか1年かかるか。速度が早いがんなら「タチのよくないがん」、遅いがんなら「タチがいいがん」(他臓器への転移なし)ということになる。

 もっとも、「転移するならすでに転移している」といっても、転移したがん細胞はミリ以下の大きさである。目に見えない段階のことゆえ、想像力が働かないのか、なかなか理解されにくい。
 確か胆肝がんだったと思うが、がんを摘出し、転移を予防するために抗がん剤をやっているという高校時代の友人とのやりとりである。
「すでに転移しているものは転移しているんだから、副作用の強い抗がん剤なんかやめたら」と、2つのがんのことを説明しながら話すと、脅すなよと文句を言われた。別に脅かしてはいないのにと首をひねったが、すぐに彼の気持ちが理解できた。「すでに転移している」の部分に(転移=死として)敏感に反応したのである。
 0・006㎜から6・144㎜に成長する過程で転移していないのに、12・288㎜になったがんがその後、転移する。そう考えるのはきわめて不自然なのだが、彼はそのことが理解できない、というよりピンとこない。

 ぼくの話に戻せば、5センチ大のがんになるまでにすでに転移している可能性はゼロではない。現時点での検査では「転移なし」だが、ミクロンレベルでは転移しているかもしれない。
 そのため、大腸がんの場合は、3年間の経過観察が必要である。この間にがんが再発(ミクロンがセンチになる)しなければ、がんとは完全に無縁になる。ただし、ぼくの場合、再発の可能性は限りなく低い。そのことはあとで。


早期発見・早期治療といういざない
  
 話は少しばかりそれる。
 その昔、帰郷する前によく利用していたドラッグストア「スギ薬局」の、繰り返し流されていた店内放送を聞くたびに、何ともいいようがない不快な気持ちになった。
「早期発見、早期治療、乳がんは治ります」
 現実はまるで違う。正しくは「乳がんに限らず、本物のがんは早期発見、早期治療しても治りません」である。

 10数年前の、読売新聞の1面トップだったと思うが、アメリカのがん事情の記事が載ったことがある。 一言でいえば、がんは年々治っている。それなのに、がんによる死者の数は毎年増えている。この逆説は一体どういうことか-という内容であった。
 この問いに対し、「がんもどき」という表現こそなかったが、がんには治るがんがありそれを治しているから治癒率が高くなっているのではないか、といった趣旨のコメント(分析だったかも)が載っていた。 

 早期発見、早期治療の重要性がうたわれるようになった日本でも同じ傾向にある。
 早期発見、早期治療で、がんは治っている。そう言われているのに、がんによる死者は増えている。
 つまり、こういうことだろう。
「がんもどき」は治るけど、本物のがんは治らない。本物のがんは増えている。それだから、がんによる死者の数は年々増加している。
 では、なぜがんもどきが増えているのか。それは検査機器の性能があがり、小さな腫瘍(本物のがん、がんもどき)の発見が以前と比べ増えたということだろう。

 笑えることがある。島根県は乳がん(女性の死因でトップレベル)の検診率が全国でも1番か2番目に低い。その一方、女性の平均寿命は全国2位。まさにパラドックスであり、乳がん検診を行う意義は全くない。なのに、女性長寿県であることには触れず、検査、検査と呼びかけている。検査業界村の利権のためという以外に、合理的に説明することは不可能ではないか。だから、笑えてしまうのだ。

閑話休題-乳がんにご用心


 乳がんと診断されたら、セカンドオピニオンをお勧めしたい。乳がんでないのに乳がんだとして切除されているケースが少なくないからだ。
【関連記事】 「乳がん誤診について」 この記事にある14件は氷山の一角で、誤診、誤切除は相当数あると思われる。
 その根拠は3つ。
(1)患者(被害者)が誤診、誤切除に気がつく機会はほとんどない。切除した組織は検査され、どんながんだったか、主治医に報告されるが、がんではなかったという報告を正直に患者に伝え、損害賠償金を自主的に支払うような良心的な医者は少ないだろう。そうした医者なら、そもそも誤診はしない。
(2)乳房には乳がんと見間違う症状が出ることが少なくない。【参考図書】「乳がんを忘れるための本」
(3)ある著名な病理医が「乳がんだとする病理診断には間違いがものすごく多い」と語っている。(この方が実名で、警告を発すればいいのだが)

 乳がんではないのに乳がんだとして切除され、医者から「きちんと切除した。転移はない」と言われ、ありがたがっている患者はいと哀れ、だ。
 乳がんは他のがんに比べ、大きくなる速度が遅い。だから、乳がんだ手術だすぐに入院だと言われても焦る必要はない。セカンドだけでなく、サードオピニオンだって可能である。


医療村とカルト村

 話が長くなった。冒頭に戻す。三浦ドクターが病室にやってきては近藤さんの批判をする話だ。
 どんな批判だったかは失礼ながら忘れてしまった。メモを取らなかったからだが、ベッドに半身になって座っているぼくに、三浦ドクターは立ったまま。目線にずれがあるからしかたがない。これがテーブルに資料を置き、向かい合って座ってなら、メモが取れるのだが。
 いやそもそもの話。三浦先生と対等な議論を行うのが難しい。なぜなら、ぼくの腸閉塞を治してくれた恩義ある方だ。「三浦さん、今の主張の根拠は?なにぃ~、根拠を示せない?」とやることはできないのだ。
 このように書くと、さぞかしぼくの三浦評価はダウンしたと思われるだろうが、実はそうではない。なぜなら、奥歯に物が挟まったような言い方、権威をチラつかせるような態度は一切なく、実直でストレート、彼が病室を去ると、さわやかな”読後感“すら受けたほどだ。
 やりとりは忘れてしまったが、彼は次のことははっきり認めていた。すなわち、がんがいつ転移するか、そのことは科学的に明らかにされていないこと、だ。
 三浦ドクターにしても、主治医の大谷ドクターにしても、なぜ、近藤批判なのか。
 それに触れる前に、なぜ、白い巨塔をはじめとするがん業界は近藤さんを嫌うのか。
 長くなったので、次回に。

 補足である。
 一つだけ、じっくり考えてもらいたいことがある。
「早期発見・早期治療」という耳障りのいい言葉についてである。治癒するのに早期発見・早期治療が必要な病があるというのならともかく、そうでないから、検査業界・薬品業界を含む医療村の販売促進のためのキャッチフレーズというしかない。
(身体の調子が悪く、病院に行ったら末期がんと言われた。もっと早く受診していたら、号泣。こういったケースが少なくないから、早期発見・早期治療のフレーズがすんなりと受け入れられているのだが、本物のがんなら、「早期発見してもいずれ末期がんに」だ)

 このフレーズで医療村の乳がん部落が成功しつつあるのに刺激されたのか、認知症部落が盛んに「早期発見・早期治療」キャンペーンをやっている。
「ご家族が認知症かなと疑われたら、症状が進む前に専門医に診てもらいましょう」
 といった不安を煽るコピーが自治体の広報誌に載っている。広義の意味で使われている「認知症」は老化現象であるため治療することはできないし、アルツハイマーなどの狭義の認知症の薬、アリセプトやレミニールなどは副作用があって取り扱い要注意である。専門医に診てもらえば、かなりの確率で薬を処方される。安易な受診の先には不幸が待っている。
 正直、ぼくも“痴呆薬”に期待したことがある。阿呆であった。
 精神科については、ブログ右のリンク、内海聡ドクターの「東洋医の素人的処方箋」を読んでもらいたい。
 
 その村に足を踏み入れると、自分で調べ自分の頭で考えなくなる。その点で、医療村とカルト村は実によく似ている。
-続く- 
 
 
    
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コメント

実にいい加減な(旧)厚生省

 がん基本対策法を制定させるなど、国はがん対策に真剣に取り組んでいる。そう思っている人が圧倒的に多いだろうが、まるでそうではない。

 信じられないかもしれないが、たとえば「今」がんの治療を受けている患者は何人いるのか。それを厚生省に聞いても答えることができないのだ。
 それがわからないから、年度ごとの乳がんの患者数、死者数などわかるわけがない。
 実にいい加減なのだ。

 がん基本対策法の施策の柱は「がんの早期発見」である。ならば、早期発見した場合、何人の患者が治る・助かるのかは重大な関心事のはずだが、そんな統計など取っていない。

 がん撲滅は口先だけ。ホンネは検査業界、薬品業界が儲かればいいといったレベルではないかと邪推する。

早期発見長期苦痛

ほんの数年前まで、近藤誠医師は、私も胡散臭いと思ってました。
友人の看護師に誘われて、近藤誠医師の講演を聞いたのが16年前。私はよくわからなかったが、友人曰く。「何なの?あの飛躍理論は!」と怒ってました。別の友人の保健師も近藤医師を批判してましたので、素直な私は、「近藤医師は怪しい」とインプットされました。

時が流れ、近藤医師を支持する知人に、↑の話しをすると、烈火の如く怒られました。その知人の近藤マイコンを解かねばならぬとは思わなかったが、その知人に「ここが変だよ、近藤医師」ということを示すために、近藤医師の本を大人買いして読みまくりました。近藤医師の講演を聞いて怒っていた看護師の友人も、一緒に読みました。
私はぼやーとしか感じなかったけど、看護師の友人はわかったようです。「この医師は間違ったこと言ってない。この医師の言うことは正しい。」というのは、近藤医師の書かれていることは、看護師の友人が見てきたこと、感じていたこと、疑問に思っていたことそのままだったからです。

友人の看護師は、精神科の経験もあり、現在はケアマネみたいなことをしているので、内海医師の言うことも間違ってないと言っています。

認知症薬について、「効かない」と言い、認知症も早期発見でどうなるものでもないと言っています。
しかし、認知症を理解している人が早くから接していると、周辺症状なるものは落ち着くようなので、早く認知症を診断してもらい、対応することは無駄ではないようです。
それに、治る認知症もあるようです。気になる方は、「治る認知症」で検索してみては。
認知症薬は、医師も効かないと言っているようです。ネットで見て笑ったのは、製薬会社主催のケアマネ研修で、医師が「(認知症薬は効かないよな。」と製薬会社職員に聞いたら、密かに頷いていたこと。
ある神経内科医師は、「薬よりデイサービスの方が認知症には効果的」と言い、認知症の診断をしたら、すぐその足で役所に行き、介護申請をして、デイサービスに行く手続きをするように、と言っているとのこと。


精神疾患、特に統合失調症についても、本当の統合失調症は今診断されている人のうちの極僅かではないか?と、友人は言っております。みんな薬でおかしくさせられている。

おそろしや、おそろしや。

今、一番恐ろしいのは、「頭痛、肩痛にうつ病の可能性があります。専門医に相談を。」と悪魔のCMが流れていること。
みんな騙されないでね。痛みが抗鬱剤で効くわけないから。というのは、痛み⇒抗鬱剤⇒痛みが増す⇒異常行動を起こした人の話しを聞いたから。

所詮薬は毒。毒をもって毒を制すということもあるけど、基本は避けた方がよい。
内海医師の言うように、無駄に病院に行かない方がいい。
無駄な健診はうけない方がよい。無駄に薬は飲まない方がいい。無駄にワクチンも打たない方がよい。

と、はてしなく横道に逸れ、文章がひっちゃかめっちゃかになり、すみませんです。

タイトルの意味は・・・
早く発見すると、それだけ思い悩む日が長くなり、病気に関わる期間も長くなる・・ということ。

医療CMに騙されないでね~。



医療村とカルト村

癌治療に対する間違った認識を指摘された今回の記事を読ませていただき、自分もその間違った認識に支配されていたと悟らされ、無知の怖さを思い知りました。
しかし癌治療の現状を知ることができたことは大変よい勉強になりました。
以前のコメントでも「早期発見でしたので命拾い」と書いてしまいましたが、米本さんには見当違いの言葉をおくってしまったことになります。
愚かさをお詫びしますと同時に、別の観点で手術の成功を祝賀申し上げたいと思います。

「早期発見、早期治療」が癌治療にはかなり有効で、生命を守れるかどうかの明暗を分けると当たり前のように思っていただけに 改めて社会通念に潜む‘うそ’が少なくないことを知ったことになります。
米本さんが『アエラ』の「現代の肖像」で紹介された近藤氏の言葉「すべてを疑え。私の言葉も疑え」とは まさしく革新者、進歩的科学者に共通する基本姿勢を示した名言で、人間が発展する為の重要なポイントであることは間違いありません。
また、すべてを疑い、その理論にあらゆる反証を試みても否定することができない理論こそ真理と呼べるものであるはずです。

>その村に足を踏み入れると、自分で調べ自分の頭で考えなくなる。その点で、医療村とカルト村は実によく似ている。

 「がんがいつ移転するか、」という問題と同様に医学的な世界には明らかにされていない問題がかなり多いと思われます。
 いわゆる科学の進歩が到達できていない領域で、研究対象として問題が残されている訳です。
 そのような科学的な解明がなされていない分野においては虚偽の観念が浸透し易く、カルト宗教の教義などはその典型です。
 今回米本さんが説明してくださったように医療分野においてもそのような現象が現実として存在するという問題は、カルト宗教の問題を考える上でも大変参考になるものです。
 やはり間違った‘人間の思い込み’から脱却するには「すべてを疑え」という真理探究の姿勢が不可欠ということだと思います。

 しかし、医療分野においてはその医学的理論の真偽と治療方法の有効性は現実的結果によって判断することができ、いずれその進歩は人間の幸福に寄与する方向に進むはずですが、宗教の問題はそれと比べるとかなり厄介です。
 目の前に信仰対象の教義と矛盾した現象が現われても「絶対疑ってはならない」と宗教指導者は語り、盲目的信者は「何も疑うことなく」矛盾した活動を実践し続けるのですから。

 過去の宗教の矛盾性に疑問を呈し、科学の進歩と合致させるところから新しい真理を追究してきたはずの統一教会が「絶対服従」とか「献金の精誠条件」などと、過去の宗教の最悪の間違いを繰り返す姿を目の当たりにした時、やはり権力的宗教組織の拡大を目指した形態の中では宗教思想が科学的思想と合致できるような発展を遂げるのは困難なことが証明されてしまったように思われます。
 今の統一教会の指導者に最も必要な言葉は「すべてを疑え。私の言葉も疑え」です。
 それでも否定し切れない真理と理想が存在してこそ統一教会は本物の「新しい宗教」と言えるのではないでしょうか。

死ぬがん、死なないがん

私の周りにもがんの方がたくさんいますが、がんと分かっても何年も普通の生活を送っている人もいますし、不幸にしてがんが見つかって数年で亡くなる方もいます。

実は、がんは死ぬがんと、死なないがんがある。こんな単純な話だったとは驚きです。単純にも、早期発見、早期治療ががん治癒の早道と思っていましたが、毎年検診を受けていてもがんで亡くなる人がいるということは、まさしくそういうことなのでしょう。
そう考えると、がんに関しては、検診の必要性も怪しくなってきます。
また、最近の子宮頸がんワクチンの問題も、ワクチンの危険性よりも、製薬業界の利益の方が優先された結果だったということでしょうか。

生命を守るための医療が、逆に生命を縮めているとしたら・・・?
いままでも繰り返されてきた問題かもしれませんが、明日は我が身かもしれません。

悩める信者さんに便乗して

悩める信者さんが「子宮頸がんワクチン」について書かれていたので、便乗して。

子宮頸がんワクチン中止の署名にご協力お願いします。
このワクチン、子宮頸がん予防には全く効果なく、副作用(しかも重篤)ばかりある毒チンそのものです。
現在、積極的推奨中止ということになってますが、ワクチン推進派は着々と積極的推奨中止を中止にしようと働きかけてます。
その上、男子にまで接種しようという動きがあります。(対象年齢は16歳~26歳)
そうなれば、重篤な副作用で苦しんでいる現象は、男子にまで及びます。

子供のいる方にとっては他人事でないのです。「受けなきゃいいじゃん。」と思うかもしれませんが、接種推奨再開になれば、受けるまでしつこく行政、学校からプッシュされます。(お子さんのいる人なら、ワクチンプッシュの現状はご存じでしょう。教会の献金プッシュどころでない。)

下記ブログから署名できます。
http://ameblo.jp/3fujiko/entry-11663326140.html
ネット署名はこちら
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