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全国弁連 渡辺博弁護士の秘密めいた手紙 

>ニュース(5)
渡辺弁護士が家族に秘かに手紙を送付

 市民組織「拉致監禁をなくす会」が発足したことは、「ニュース(2)」で書いた。その記事の中で、「仰天したのは、田中幸子氏(仮名)の報告だった。これについては後日、ニュース欄で流します」と記しておいた。

今回のニュースは、その田中幸子さんの報告です。

彼女の報告は「拉致監禁をなくす会」のブログに掲載されているので、それを全文引用する。全文引用は同会のブログ管理者の許諾を得ている。

報告内容は、当日の録音をテープ起こししたもので、正確である。ゴチックや色付け、また改行は当ブログで行った。<>内は私が書いた補足である。

なお、渡辺博氏「山口コメント(6)」(勝訴の裏側3)に登場した弁護士である。また、同氏は摂理の脱会相談の専門家として名前を連ねている。参考サイトは「S-tation?摂理途中下車のススメ」



田中氏の切々たる訴え

 今回この場に立たせていただいたのは、昨年の秋に、私の両親のもとへ、渡辺博弁護士<東京第二弁護士会所属>から手紙が来たためです。その手紙の内容はというと、まず「あなた方のお嬢さんが(つまり私のことですが)統一教会に誘い込まれ熱心に活動をしている」ということ。そして「お嬢さんを救い出すために、お嬢さんには内緒で、当職(つまりは渡辺弁護士)のもとへ連絡をし、両親の手で救い出さなくてはならない」と言った内容のものでした。

絶対に内緒にするようにと書いてあった手紙でしたが、この手紙が来たことを私が知ることができたのは、両親がその部分をしっかりと読まずに、本当なのか確認をするため私に連絡をしてきてくれたためでした。

私は長年両親や友人には信仰を持っていることをあかさずに過ごしてきました。それは拉致監禁という問題があることを身近な信仰の先輩を通して沢山聞いていたためでした。3度も拉致監禁されたことがある小林宗一郎さんもその一人です。<小林氏は『我らの不快な隣人』113?114頁、223頁に登場する>
嘘をついているのは嫌でしたが、自分もばれたらそうなってしまうかもしれないと言う思いから、とても言うことが出来ずにいました。

送られてきた手紙の内容は両親に対して大きな不安を呼び起こすものだったので、両親は大変驚いたようです。

その中には誇張されゆがめられた事実でないことまで書かれていました。そして、私には絶対に秘密にするようにと繰り返し強調され、「救出を検討」するようにとも書かれていました。

手紙を最初に開けたのは父でした。父は一読して母に渡し、私本人に確認するようにと言ってくれました。母はよく読まないうちに私に連絡をしたらしく、後で妹が言ってはいけないと書いてあることに気付いたようです。

私は話を聴いた瞬間、これが聞いていた拉致監禁の手口なのか、と思いました。同時に恐ろしさと気持ち悪さを感じました。

渡辺弁護士の中では私を救うと言う題目を掲げながら、私の意志というものが尊重されていないように感じられました。

なぜなら両親に手紙を送る前に私に忠告をしてもいいはずだからです。その上で私自身がどうすべきかを考えさせると言うのが筋というものです。

それにも関わらず、私に一切知らせずに、渡辺弁護士が信じている一つのある見解の中で、私自身の意志を、勝手に、親を使って操作しようとしています。そのやり方が、私を救うどころか、逆に踏みにじられているように感じました。

そして送ってきた住所<実家の住所のこと>がなぜ分かったのかと言う疑問が残りました。
私は文面からこの情報を弁護士に伝え、知っているのは一人の女性しかいないと言うことを確信しています。しかし私はこの女性に実家の住所など教えたことはないのです。
どうやって調べたのか。とても不安になりました。

そして弁護士だからと言ってこのようなことをしてよいのだろうかとも思いました。

もしこれで親が私に言わずに弁護士に相談していたらどうなっていただろうか?想像すると怖くなります。

しかし今現在、親には正直に信仰を持っていることを話し、認めてもらっています。親が統一教会の様々な噂されている内容を知りながらも、私を信じてくれ、私の意志を尊重してくれ、寛大であってくれたことを感謝しています。

私以外にもこのような手紙を送っているようです。さらには実際に拉致監禁された方がいるということも最近知りました。<「拉致監禁をなくす会」の会員によれば、3月11日現在、判明しているだけでも、田中氏の家を含め、6人の家に手紙が郵送されている>

渡辺弁護士は、即刻、このような行為をやめるべきだと思います。
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コメント

弁護士とはこういう形で営業をするものなのでしょうか?

 見込み客を探して、ダイレクトメールを送る。
もしくは関心がなかった人にも、セールスレターを書いて感情に訴え、購買意欲を煽る。(エモーショナルマーケティング)
 弁護士さんもそういう勉強をされているのでしょうか?

でもこういう迷惑行為をする人がいるから個人情報保護法が出来たのではないですか?

最近私はいろんな裁判を見てて、弁護士って正義の味方じゃないんだなとやっと分かりました。

結局昔の用心棒みたいなものなんだって・・・  
昔は刀。今は法律。

依頼人の期待にこたえ、法律の解釈をうまく操り、法廷での駆け引きにもたけ、裁判で勝ちを得ることのできる人は腕のいい弁護士

結局そこには人としての心の部分て関係ないのかなって。

弁護士さんて世の中の法律(ルール)を普通の人より詳しく知っているだけ
なんでしょうね。


渡辺博弁護士の弁護士資格

渡辺博弁護士が営業の一環で、そういう監禁グループに両親をオルグする手紙を書いていたのか、カルト反対の強い信念からそうしたのかは、ここでは問題ではない。
問題は、渡辺弁護士が憲法に違反することを知っていながら、人の基本的人権、自由権を奪うことを間接的に行ったかどうか、だ。
仮に、「監禁なんて、知りません(でした)」と弁解されるとしたら、このような手紙の存在が明らかになっている以上、関係者に公に謝罪するのが筋だ。
もちろん、監禁を承知の上で、そうした活動に加担したのだとしたら、もはや弁護士の資格はない。バッチをはずすべきだ。
もし、あくまでも弁護士という地位を失いたくないのであれば、日本にこんな弁護士がいると、日本の恥なので、誰にも分からないように、ひっそり、こそこそ生きてください。

ガッツさんに感謝です。

 過去の記事を丁寧にご覧になっていただき、感謝です。
 心からお礼を申し上げます。

「渡辺博弁護士の秘密めいた手紙」の続編はまだありますが、もうしばらくは他のテーマのことを続けます。

>ニュース(5)
渡辺弁護士が家族に秘かに手紙を送付

 市民組織「拉致監禁をなくす会」が発足したことは、「ニュース(2)」で書いた。その記事の中で、「仰天したのは、田中幸子氏(仮名)の報告だった。これについては後日、ニュース欄で流します」と記しておいた。

今回のニュースは、その田中幸子さんの報告です。

彼女の報告は「拉致監禁をなくす会」のブログに掲載されているので、それを全文引用する。全文引用は同会のブログ管理者の許諾を得ている。

報告内容は、当日の録音をテープ起こししたもので、正確である。ゴチックや色付け、また改行は当ブログで行った。<>内は私が書いた補足である。

なお、渡辺博氏は「山口コメント(6)」(勝訴の裏側3)に登場した弁護士である。また、同氏は摂理の脱会相談の専門家として名前を連ねている。参考サイトは「S-tation?摂理途中下車のススメ」



田中氏の切々たる訴え

 今回この場に立たせていただいたのは、昨年の秋に、私の両親のもとへ、渡辺博弁護士<東京第二弁護士会所属>から手紙が来たためです。その手紙の内容はというと、まず「あなた方のお嬢さんが(つまり私のことですが)統一教会に誘い込まれ熱心に活動をしている」ということ。そして「お嬢さんを救い出すために、お嬢さんには内緒で、当職(つまりは渡辺弁護士)のもとへ連絡をし、両親の手で救い出さなくてはならない」と言った内容のものでした。

絶対に内緒にするようにと書いてあった手紙でしたが、この手紙が来たことを私が知ることができたのは、両親がその部分をしっかりと読まずに、本当なのか確認をするため私に連絡をしてきてくれたためでした。

私は長年両親や友人には信仰を持っていることをあかさずに過ごしてきました。それは拉致監禁という問題があることを身近な信仰の先輩を通して沢山聞いていたためでした。3度も拉致監禁されたことがある小林宗一郎さんもその一人です。<小林氏は『我らの不快な隣人』113?114頁、223頁に登場する>
嘘をついているのは嫌でしたが、自分もばれたらそうなってしまうかもしれないと言う思いから、とても言うことが出来ずにいました。

送られてきた手紙の内容は両親に対して大きな不安を呼び起こすものだったので、両親は大変驚いたようです。

その中には誇張されゆがめられた事実でないことまで書かれていました。そして、私には絶対に秘密にするようにと繰り返し強調され、「救出を検討」するようにとも書かれていました。

手紙を最初に開けたのは父でした。父は一読して母に渡し、私本人に確認するようにと言ってくれました。母はよく読まないうちに私に連絡をしたらしく、後で妹が言ってはいけないと書いてあることに気付いたようです。

私は話を聴いた瞬間、これが聞いていた拉致監禁の手口なのか、と思いました。同時に恐ろしさと気持ち悪さを感じました。

渡辺弁護士の中では私を救うと言う題目を掲げながら、私の意志というものが尊重されていないように感じられました。

なぜなら両親に手紙を送る前に私に忠告をしてもいいはずだからです。その上で私自身がどうすべきかを考えさせると言うのが筋というものです。

それにも関わらず、私に一切知らせずに、渡辺弁護士が信じている一つのある見解の中で、私自身の意志を、勝手に、親を使って操作しようとしています。そのやり方が、私を救うどころか、逆に踏みにじられているように感じました。

そして送ってきた住所<実家の住所のこと>がなぜ分かったのかと言う疑問が残りました。
私は文面からこの情報を弁護士に伝え、知っているのは一人の女性しかいないと言うことを確信しています。しかし私はこの女性に実家の住所など教えたことはないのです。
どうやって調べたのか。とても不安になりました。

そして弁護士だからと言ってこのようなことをしてよいのだろうかとも思いました。

もしこれで親が私に言わずに弁護士に相談していたらどうなっていただろうか?想像すると怖くなります。

しかし今現在、親には正直に信仰を持っていることを話し、認めてもらっています。親が統一教会の様々な噂されている内容を知りながらも、私を信じてくれ、私の意志を尊重してくれ、寛大であってくれたことを感謝しています。

私以外にもこのような手紙を送っているようです。さらには実際に拉致監禁された方がいるということも最近知りました。<「拉致監禁をなくす会」の会員によれば、3月11日現在、判明しているだけでも、田中氏の家を含め、6人の家に手紙が郵送されている>

渡辺弁護士は、即刻、このような行為をやめるべきだと思います。

「国境なき人権」レポートト

国連人権理事会にも強い影響力をもつ、欧州の世界的人権NGO「国境なき人権」のウェッブサイトに、日本の強制棄教の現状を詳細に調査した報告書「日本:棄教を目的とした拉致と拘束」の完全日本語訳版がアップされました。

http://www.hrwf.org/images/reports/2012/1231%20report%20final%20jap.pdf

全62ページ(邦訳版61ページ)に及ぶ英文の同報告書は、昨年12月31日付けで公表されましたが、内容的価値的に重要な報告書であるため、完全邦訳版のアップが待たれていました。

日本の拉致監禁問題を考え、追及するための第一級資料です。同報告書の完全邦訳版はこれから、国内的、世界的な多方面に大きな影響を及ぼすはずです。
是非ご一読を─。

同報告書の調査活動には、米本和広氏も長時間にわたって協力されて、文中でも高く評価され、紹介されています。

なお、同邦訳版レポートについては、私も「財界にっぽん」4月号(3月初旬発売)から短期連載を開始します。

Re: 「国境なき人権」レポート」

 室生さん、レポートの紹介、ありがとうございました。

 このブログでも、全文、紹介するつもりですが、4月以降になります。その前に、どうかご一読を。

 最近になって「しまった!」と思ったのは、渡辺弁護士の手紙のことを国境なき人権のメンバーに話すことを忘れていたことでした。
 日本のリーガルプロフェッショナルが「拉致監禁を誘導するような手紙」を信者家族に送っていたことが報告されていたのなら、「宗教と人権」に関心のある世界の有識者はびっくり仰天していただろうにと、深く反省。

ガイドライン作成が必要

・警察と司法当局は、成人の子が宗教に関与した際、家族として採れる手だての範囲と限界について、一般市民に法律に基づく明確なガイドラインを周知させるべきだ。

という「国境なき人権レポート」結論の一文が心に残りました。

昨年末、私は本ブログ<ストーカー裁判-弁護人の最終陳述(下) (12/18)> への投稿で、『法的不備?』というタイトルで、次のように書きました(一部抜粋)。

>みんなさんが、
>>新しい人権として「たとえ家族であっても子供に話し合いを強要できない権利」(仮称)を求めていきたいと思います。<
と、おっしゃっている事に賛成です。

日本国憲法の「基本的人権」という理念が、単なる理念から現実に機能するために…(中略)…
これまで警察は、統一教会員の拉致監禁のみならず、多くの家庭内暴力に対して、民事不介入の原則マニュアルに忠実だったわけですが、…(中略)…
警察に、現実に起こっている「成人した子供に対する家族間暴力(その一つが統一教会員に対する拉致監禁)」についてのマニュアルがないことが一因ではないかと思います。

その条文には、<家庭内弱者><思想信条を異にする親族>とか、<本人から不当な拘束の訴えがあった場合(本人の訴えが問題)>とかいう文言が入るべきでしょうし、
『通報の義務』として、<人が不当に拘束されているという訴えを知った場合、思想信条によらず、速やかに届け出なければならない> という一文と、届出先との調整の文章があるべきではないかと思います。
このところ、「火の粉ブログ}や「後藤裁判ブログ}を読んでいて、途中で監禁の事実を知り得た人の中に、一人も「通報の必要性」を感じた人がいなかったことに、問題の深刻さを感じています。
ですが、それをマインドコントロールなどと揶揄せず、関係者の心理を汲んで、法的な整備による人権意識の喚起を期待します。 <

引用が長くなり失礼しました。が、何らかの法的整備がなされることなしに、被害者・親・社会(反対する人も含む)全ての立場から納得する解決の道はないように感じていました。

今日、読んだガイドライン作成という一文は、そんな私の願いに応えてくれるものでした。
被害者の一人として、実現を切に願います。

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