ストーカー事件の真相と深層(2)
ストーカー事件の真相(2)
日陰のところにまだ雪が残っていた2月15日、宇佐美氏が拘留されている荻窪警察署に出向き、彼に面会した。面会時間はわずか20分に制限されているため、事の子細は聞けなかったが、それでも概要だけは過不足なく知ることができたと思う。
面会を終えて署を出るとき、<これでどうして逮捕なのか、なぜ実名報道なのか>など疑念は募るばかりだった。
以下はその報告である。
原稿を書き終えてからの結論を先に言っておけば、これは明らかな不当逮捕 である。
価値中立的で、真実の発見の義務に忠実な弁護士もこの報告を読めば、同じような心証形成を抱くはずだ。
なお、読者にお願いしたいことがあります。文中に貼り付けたサイトには目を通してください。コメント投稿される方は必読です。
毎日新聞2月8日付朝刊はこう報じた。
逮捕容疑は、昨年6~11月、5回にわたって東京都内の路上で女性を待ち伏せたり、つきまとったりしたとしている。宇佐美容疑者は「ストーカー行為ではない」と容疑を否認しているという。
これについて、前回のブログで、こう記した。
宇佐美氏が「ストーカー行為を否認している」ため、実際、どのようなことが行なわれたのかはわからない。推定無罪の原則からすれば、軽々に、語るべきではないと思う。
では、宇佐美氏は実際、どのようなことを行なってきたのか。
◆弁護士事務所を見張ることがストーカー行為!?
つきまとったとされる最初の3回の場所は、新宿区新宿1丁目15番9号界隈だった。
ここはどこか。
Kさんが宇佐美氏の“ストーカー行為”を逃れるために、隠れていたマンションだったのか。
そうではない。建物の名前は「さわだビル」。この5階に「東京共同法律事務所」が入居している。
この事務所は18人の弁護士が共同で運営されており、そのうちの1人が山口広弁護士である。全国霊感商法対策弁護士会(全国弁連)の代表であり、Kさんの代理人にして、今回の告訴状を提出した弁護士である。
父親の車が「新宿1丁目15番9号界隈」に向ったので、宇佐美氏もそこにたどり着いた。しかし、GPS機能は精緻ではなく、「30m四方の範囲を示すだけ」(宇佐美氏)。そのため、彼はあっちこっち探し回った。
Kさんの両親がさわだビルに出入りをするところを、遠くから目撃した。
それで、山口弁護士に何らかの相談をするために、さわだビルにやってきたことがわかった。しかし、残念ながら、期待したKさんの姿を見かけることはできなかった。
3回とも、ほぼ同じだったという。
おそらく5階のカーテン越しからか、Kさんの父親か誰かが宇佐美氏の姿を見かけたのだろう。
これで、どうして「東京都内の路上で女性を待ち伏せたり、つきまとったりした」と言えようか。
宇佐美氏が「ストーカー行為ではない」と容疑を否認するのは当然のことではないか。
警視庁公安部がつきまとい行為と発表し、足でかせがないサラリーマン記者は何の疑問も抱かず、そのまま記事にしたのだろうが、冗談は明後日、誤報もいいとこだ。
先に書いた事実(告訴した当の弁護士事務所のこと)が報道されていれば、「え!これで事件になるの!なんがオカシイなあ」 と世間は思うだろう。これが、まっとう社会的な感覚というものだ。
◆Kさんに声がかけられず・・・
では、4回目の“ストーカー行為”はどういうものだったのか。
父親の車が杉並区荻窪1丁目33番地界隈に向った。宇佐美氏もさっそくそこに車を走らせた。
30mの範囲を歩いていたところ、両親とKさんが歩いているところに出くわした。
様子を探っていると、3、4階建ての小さなマンション(宇佐美氏によれば、マンションというよりアパートと言ったほうがふさわしい建物だったという)の庭から、そのまま1階の部屋に入った。
*宇佐美氏が娑婆に戻ってくれば、確かめるつもり。おそらく教会側もそうするだろう。遭遇したくないだろうから、宮村さんはまた転居だ。何だか、逃げ足が早い泥棒みたいで、嗤える。
しばらく、周囲を散策しながら、観察していると、Kさんが1人で歩いているところに遭遇した。宇佐美氏はKさんの目を見たが、彼女は気がつかなかったようだという。
宇佐美氏は「声をかければ良かったけど、勇気がなかった」という。
いきなり出くわしたものだから、ドギマギしたのだろう。
Kさんは気がつかなかったのかもしれないが、前述のさわだビルのときと同じように、宇佐美氏の姿は部屋のカーテン越しから確認されたのだろう。
先の新聞記事の一部を再録する。
昨年6~11月、5回にわたって東京都内の路上で女性を待ち伏せたり、つきまとったりした。
これを読んだ新聞読者はどのような場面を想像しただろうか。火の粉ブログの読者はいかに。
私なら、統一教会員である宇佐美氏が女性に脱会、婚約破棄の翻意を促そうと、つきまとった。女性が何度も断っているのに、執拗にストーカー行為を繰り返した?という場面が浮かびあがってくる。
しかし、宇佐美氏は4回ともKさんと会っていないのである。(4回目は「見た」だけ)
繰り返しになるが、
これで、どうして「東京都内の路上で女性を待ち伏せたり、つきまとったりした」と言えようか。
宇佐美氏が「ストーカー行為ではない」と容疑を否認するのは当然のことではないか。
◆Kさんはやはり宮村宅そばに!
ところで、低層階の小さなマンションのことである。住所は前述の通り、杉並区荻窪1丁目33番地周辺。
前回のブログで、告訴状が荻窪警察署に提出されたことの謎について、こう推理した。
「Kさんは実家ではなく、宮村氏の自宅がある荻窪界隈に暮らしているのではないか」
まさにどんぴしゃりだったのだ。
マンションは、宮村氏の自宅から「約100mくらいのところにあった」(宇佐美氏)という。
ここで、Kさんは脱会した女性たちと暮らしていたのである。まさに「反統一教会のホーム」である。
客観的にみれば、何のことはない。この3年間で、Kさんの住まいが「統一教会のホーム(共同生活部屋)」から「反統一教会のホーム」に変わっただけのことではないか。反カルトのカルト性を指摘してきたが、暮らしのあり方もきわめて似ているのだ。
Kさんの両親が強制説得を決意し、宮村氏に脱会説得を頼んだ動機の1つに、統一教会のホームから自宅に引き戻したというのがあったと思うが、脱会したにもかかわらず、その夢叶わず、だ。
これはKさんの親だけではない。静岡県が実家の高森洋子さん(仮名)の場合もそうだった。高森さんは宮村氏の愛人になったという噂があり、全国弁連に所属していた弁護士によれば、彼女の父親が「脱会は頼んだが、宮村の情婦にしてくれといった覚えはない!」と怒鳴り込んできたことがあるという。(「陳述書(3)」を参照)
Kさんと一緒に暮らしている元女性信者の親も、やはりいまだ夢叶わずなのだろう。
私は不思議でならない。
宮村氏のやり方を、どうして弁護士を含めた「保護説得業界」の人たちは批判しないのか。彼が公私混同も甚だしく、元信者を自分の会社・タップ(所在地は宮村の自宅そば)の社員にしていることは誰でも知っていることだ。相互批判の体質がない統一教会と同じではないか。
もっとも、ある弁護士たちは元“カルト信者”を自分の事務所に雇い入れているから、人様のことなど批判できないのかもしれないが。
◆事実は小説より奇なり
さて、話を戻す。2010年11月の、5回目の“ストーカー行為”についてである。
4回目以降、GPSが機能しなくなってしまった。(これについては後述)。
手がかりがなくなってしまったので、宇佐美氏は再び、マンションの様子をうかがうことにした。
マンションの前に、エンジンをつけたままの、「習志野ナンバー」(千葉県)の車が停まっていた。不審に思った宇佐美氏が遠くから車の動きを注視していると、マンションから2人(ないし3人)の女性が車に乗り込んで、発車した。
尾行すると、なんと、宮村氏の自宅前で停まり、宮村氏が乗り込んだ。そして、どこかに走り去った。
ここからが、事実は小説より奇なりである。
宇佐美氏は所在無く、車を走らせた。宮村氏が乗り込んだ車にKさんが乗っていることを知らなかったからだ。
5?10分のところにサウナの看板があったので、入店した。1階が受付、2階がサウナ。階段の踊り場の椅子に、しばし茫然と座っていた。
すると、なんと宮村氏が3人(ないし4人)の女性を引き連れて、目の前を通り過ぎていくのではないか。その中に、Kさんの姿もあったのである。
大好きなタバコを手に携帯で話す宮村峻氏。画像をクリックすればアップできます。
そのあと、宮村氏と見知らぬ女性の2人で降りてきて、女性が金切り声で「ストーカーで訴えてやる」と話し、宮村氏は「おまえ、こんなとこで、何してんだ」
宇佐美氏は、女性から写真を撮られたが、抗議することなく、ただ沈黙したままだった。
彼は<早くKさんの気持ちを知りたい。そして気分をすっきりさせたい>と思った。
そこで、風呂場に入り、勇気を出して、宮村氏に声をかけた。
「Kさんと話をさせて欲しい」
宮村氏の答はノーだった。
男同士の裸の対決?は無残だったが、宇佐美氏は諦めきれず、風呂から出て、一階の受付そばのソファーで待っていた。
すると、偶然にもKさんが一人で降りてきたのである。
お互いに顔を合わせたのは、実に3年振りのことであった。
1分間話したという。
Kさんは「もう終わったのよ。一昨年の秋、手紙を出したじゃないの」と話した。
顔つきは以前の彼女ではなかった。
それで、Kさんは自らの意思で婚約を破棄したのだということが分かったという。
◆脱会の真偽判断の難しさ
ここで、「一昨年の秋の手紙」について説明しておく。
Kさんが手紙を送ったところは、宇佐美氏の自宅ではなく、九州の実家宛てだった。
そのため、宇佐美氏がそれを見たのは、実家に戻った昨年(2010年)3月のこと。
手紙は段ボールの中に入れられていた。手紙以外には宇佐美氏が彼女にプレゼントしたものが入っていた。
読者が強制説得に詳しくなければ、プレゼントしたものが送り返されてくれば、そりゃあ、縁切りだよ、どうしてそのときに婚約破棄が彼女の真意だったと思わなかったのか、ちょっと鈍感なのでは、と思うだろう。
確かに一般的にはそうなのだが、「拉致監禁をなくす会」代表の小出浩久さんは2年間、偽装脱会の姿勢を取り続けた経験がある。その間、当時はフリーライターだった有田芳生さんのインタビューにまで応じている。
韓国で出会った女性は、脱会届け出を出したあと、1年間にわたって脱会のポーズを取り続けながら、脱会説得者が牧師を務める教会(福岡市)そばのアパートに住みながら、牧師の助手のようなことをしていた。
アパートはホームではなく自由な空間。教会に電話をかけようと思えばできたし、逃げることも可能だった。
どうしてという私の問いに、
「そうなんですが、万が一、また監禁されたらと想像すると、恐怖心がわく。だから、逃げるのであれば絶対に捕まらないようにしなければならなかった。それで1年かかったのです」
ちなみに、この女性は脱出後、韓国にわたり婚約者と結婚した。実家は北海道。2、3年前に、数年振りに勇気を出して帰郷した。両親は涙を流しながら、歓待してくれたという。
このようなケースがあるから、プレゼントが返されたからといって、それがKさんの本心からのものなのか、宇佐美氏には判断がつかなかったのである。
もう1つ、彼が首を傾げたのは、手紙は直筆なのだが、きわめて紋切り型、しかも封がしてなかった。それで、強制説得者の指導が入っているのではないかと疑ったのである。
強制説得者が一番頭を悩めるのは、脱会が偽装かホンモノか。このため、彼らは様々なテストを試みる。もらったプレゼントを突き返せるかどうかもその1つ。拒否したり、逡巡したりすれば、偽装が疑われ、監視は再び厳重になる。
かつて全国で組織的に「青春を返せ裁判」が行なわれていた。そのときには、原告に加わるかどうかが偽装かどうかの判断基準とされていた。しかし、その基準も完璧ではなかった。原告となったあと逃げ出した信者もいたからだ。
げに、人の心は難しい。強制説得者たちが頭を悩ますのと同じように、統一教会側も送られてきた脱会書が偽装なのかホンモノなのか分からないのだ。だから、宇佐美氏のこのときの判断を責めることはできない。
ともあれ、1分間の会話で、宇佐美氏の長期にわたる「確認行為」に終止符が打たれた。
それにしても、思うのだ。
山口弁護士は、自分の事務所の外で見張っている宇佐美氏に気がついた段階で、Kさんに「ごく短時間でいいから、彼と会って、真意を伝えたほうがいいのではないか」とアドバイスすれば良かったのではないか。
次回のブログで書くつもりだが、山口氏は統一教会問題と取り組んで30年近く。誰よりも、教会員の心情と傾向を熟知している人である。「信者の下宿で夜を徹して語り合ったことがある」というぐらいだから。
とごで、どうしてトチクルってしまったのか。嘆かわしい。
宇佐美氏が脱会や婚約破棄の翻意を促そうと思っているようなことはない。そのことは知っていたはずだ。
もし山口氏がKさんにアドバイスしていれば、その後、宇佐美氏が“つきまとい行為”に時間を割くようなことはしなかった。
前のブログでも書いたように、“犯罪”を未然に防ぐことは弁護としての責務であるはずだ。
なぜ、山口弁護士は、弁護士倫理を軽視し、宇佐美氏を“泳がせ”、いきなり告訴状を提出したのか。
◆報道陣を引き連れてのいきなりの逮捕
それから2カ月余りの2月7日、埼玉県桶川市の宇佐美氏の自宅玄関をノックする音が。宇佐美氏が顔を出すと、警察官が逮捕状、ならびに家宅捜索の令状を示し、宇佐美氏を逮捕した。後ろには、何台かのテレビカメラと報道陣の姿があった。
私は、前回のブログで、逮捕についてこんな疑問を投げかけた。
日付のことで言えば、告訴状が受理されてから、約1カ月後の2月7日に逮捕されたことも疑問である。
住所不定、所属する教会も不明なら、必死に行方を探し、ようやく宇佐美氏の身柄を拘留できた?ということならば納得できる。しかし、記事にある通り、住所ははっきりしている。逃げ回っていたということもないだろう。
そもそも、セクハラがともなわないストーカー行為で、身柄を取るのは符に落ちない。
こういうことは考えられる。任意で事情を聴いていたが、挙動不審、捜査に協力的でなかったから、逮捕した。
しかし、これは根拠のない推測なので、これ以上、言及するのはやめる。
事実は、いきなりの逮捕だったのである。(裁判所に提出された逮捕請求書の全文を読んでみたいものである)
そして、この日から、マスコミが一斉に報じるようになった。
これが事件の真相である。
テレビで流された、逮捕されたときの宇佐美氏
◆宇佐美氏の行為はストーカーではない!
ここで、宇佐美氏の行為について整理整頓をしておく。
まず、宇佐美氏の行為は「ストーカー規制法」に違反する犯罪行為だったのかどうかである。
結論から言えば、「ストーカー規制法」に違反していない。
同法律は「目的犯」を取り締まる法律である。目的犯とは「犯罪の成立に,目的を必要とする犯罪」のことである。
わかやすいのは通貨偽装罪。単なる遊びで、偽札(にせさつ)を作っただけでは罪にはならない。実際に流通させる意思(目的)がなければ犯罪とはならない。
それと同じで、たんに人のあとをつけ回しているだけでは法的な意味でストーカーとは呼べない。もし、それが犯罪となれば、尾行が専門の公安部隊(公安、警備)は全員が逮捕されなければならない。
では、ストーカー規制法(←2条の定義に注目)はどんなことを目的にしている場合に、成立する法律なのか。
宇佐美さんを逮捕した当の警視庁の解説によれば、以下の通りである。
この法律では、特定の者に対する恋愛感情その他の好意感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、その特定の者又はその家族などに対して行う以下の8つの行為を「つきまとい等」と規定し、規制しています。
婚約破棄が当人の意思によるものかを確かめる目的で、婚約破棄された者が当人に「つきまとう」のは、法律で定めるストーカー行為ではないのだ。
意外に思われるかもしれないが、先の公安の尾行と同じで、借金返済をせずに逃げ回っている(転居を繰り返している)人を、貸主が執拗につきまとうことを考えれば理解しやすいだろう。この場合もストーカー規制法の対象外である。なぜなら、恋愛感情、その他の好意感情、怨恨の感情を充足する目的で、つきまとっているわけではないからだ。
そもそも、この法律が制定(2000年)されたのは、のちに「桶川ストーカー殺人事件」と呼ばれる殺人事件が起きたことがきっかけだった。この事件は、1999年JR高崎線桶川駅前で、女子大生が元交際相手とその兄が雇った男によって殺害された事件であり、警察の怠慢が社会的批判を浴びたことでも知られている。
◆危険な側面のあるストーカー法
警視庁公安部は、宇佐美氏の目的を強引に「好意感情を充足させる目的」としようとしているのだろうが、前のブログで書いたように、弁護士を代理人とする婚約破棄の通知文が届き、それで「ハイ、わかりました」というノーテンキな人はこの世に誰もいないだろう。当然、真意を確かめようとする。相手の居場所がわからなければ必死で探す。
ここには事件性はない。
宇佐美氏の行為を、警察が「好意感情を充足させる目的」と拡大解釈し、必死で探す行為を「つきまとい・待ち伏せ・押しかけ」だとして、ストーカー規制法を適用、検察が起訴し、裁判所が有罪判決を下すようなことがあった場合、日本の社会秩序は乱れてしまう。
なぜなら、婚約を誓い、結納まで交わしたあと、別の異性を好きになった場合、なにがしかのお金を払って、弁護士に通知文を書いてもらえば、それで済んでしまうことになるからだ。
もし自宅に婚約者が「押しかけ」てくれば、警察に通報し、逮捕してもらえばいいわけだ。
こうなると、婚約者は「不当な婚約破棄だ」として損害賠償請求を起こすしかなくなってしまう。
そのような社会になっていけば、アメリカのような「訴訟社会」になってしまう。
この法律には危険な側面がある。困り事よろず相談処から、その部分を引用する。
この法律の問題点
まず、人には好きな人に告白する自由や、勝手に町を歩く自由があるのは当然ですが、本法がかかる人間としてごく自然な行為まで規制の対象にしてしまい、市民の自由に対する警察の過度の介入をもたらすのではないかとの懸念があるといえるでしょう。
警察が、本法を別の目的に利用する危険もないとはいえません。この点については、現場の警察官の教育等、警察組織の厳正な法の運用に期待することになるでしょう。
このような問題があるため、ストーカー規制法では、警察に告訴する手段も認めながら、警告・禁止命令といったよりソフトな解決方法も定めているのである。
なお、ストーカー行為は8つに規定されており、その中の「つきまとい・待ち伏せ・押しかけ」が宇佐美氏の行為に当てはまるとしているようだが、先の警視庁の解説をクリックしてその行為の解説を読んで、前述した5回の宇佐美氏の行為と比較していただきたい。
これ以上、説明すると長くなってしまうので省略するが、弁護士事務所の外で見張っている行為をストーカー行為だとする法曹関係者はいないだろう。告訴した当の山口弁護士とて、そのことは認識しているはずだが・・・。
以上のことからわかる通り、宇佐美氏の逮捕は明らかな「不当逮捕」である。任意に事情を聞き、事実関係を確かめれば良かったのだ(生活安全課や刑事課ならそうしているはず)。警視庁公安は、宇佐美氏が統一教会員だから逮捕し、家宅捜索したのだろうが、明らかに勇み足、過剰捜査である。
もし、証拠不十分で不起訴処分、あるいは正式に起訴され裁判で無罪となった場合、国家賠償を請求する権利が宇佐美氏に生じる。同時に、実名報道したメディアには名誉毀損で訴えることができる(ただし、不起訴処分、無罪判決を報道しなかった場合)。
◆GPSの無断設置は違法なのか?
さて、次の話題は読者が一番関心をもっているGPSのことについて、である。
他人の車にGPS機能がついた携帯電話を他人の車につけた場合、どんな犯罪に問われることになるのか。
それを説明する前に、面白いエピソードを提供しておく。
宇佐美氏は4回目の「確認行為」のあと、GPSが機能しなくなったことに気がついた。
重いバッテリーがついたものだったから車から離脱してしまったのか、それともKさんの父親が見つけ外されたしまったのか、どちらかだろうと彼は想像したが、道路に落ちてしまった可能性もあると考え、なんと豊島警察署(当時、宇佐美氏は豊島区に住んでいた)の遺失物係に、遺失物として届け出たというのである。
これには、荻窪警察署の面会室で、宇佐美氏には申し訳なかったのだが、抱腹絶倒してしまった。
つまり、Kさんの父親の車にGPSを付けることに対して、宇佐美氏には犯罪意識がなかったということなのである。
これを読めば、反統一諸君はもとより、宇佐美氏に同情している人たちまでも、なんと無知なのか、なんと人権感覚がないのかと、怒りに震えるかもしれない。
だがしかし、なのである。
「すべてを疑え」をモットーにこの事件を調べようと思った私は、<他人の車にGPSを付けたら、どんな犯罪になるのか>疑問に思った。そこで法律を調べたが、それがないのである。
取り締まる法律が見つからないのである。
*読者も「GPS」でネット検索してみればいい。数々の記事を読めば、「GPS氾濫社会」であることがわかるはずだ。正直、驚いた。
それで、これまで名誉毀損裁判でお世話になった弁護士さんたちに聞いてみたが、「取り締まる法律はありません。したがって、GPSの無断設置は違法行為とはなりません。意外と思われるかもしれないが。盗聴そのものだって、取り締まる法律はないのですよ」というのである。
確かに、覚醒剤取締法のような「GPS取締法」「盗聴取締法」なんて聞いたことがない。そういえば、秋葉原では堂々と盗聴器(盗聴発見器も)が販売されている。
盗聴器を買ってどこかに取り付けても、それ自体で罪になることはない。ただし、別の法律で処罰される可能性がある。盗聴行為に適用される法律を読んで欲しい。
このようなわけで、他人の車にGPSをつけてもそのこと自体で違法行為となるわけではないのだ。このことは、いくら統一教会憎しの山口弁護士とて知っているはず。
もっとも、彼はパソコンが苦手のようで、「PTSD(心的外傷後ストレス障害)と法律との関係」を知らなかったから、案外、無知だったのかもしれないが。(参照サイトは「山口弁護士の倫理を疑う」)
話を戻せば、宇佐美氏に「捜査当局は、何を問題にしているのか、GPSについてはどうなのか」と質問したところ、「GPSについてはさほどには関心がないみたい」という答えだった。
「盗聴行為に適用される法律」の中にストーカー規制法があげられている。
GPSの無断設置は罪にはならないが、ストーカーは懲役6カ月もしくは罰金50万円の刑が課せられる。
だから、警察は付随的なGPSの設置よりも、「ストーカー規制法」違反を何としてでも立証したいのである。
前回のブログで、次のように書いたことは私の無知ゆえの誤りだったので、撤回する。
「父親の車」の車体底にGPS(全地球測位システム)機能付き携帯電話を張り付け、居場所を探った?というのは、「ストーカー規制法」に違反する違法行為である。
◆GPSの無断設置は倫理的にはどうなのか?
ところで、前回ブログのコメント欄で、拉致監禁に反対の立場のパパイヤさんが「コネが決め手か?」のタイトルで、「宇佐見容疑者はGPSを仕掛けているので、このようなことが許されるはずがありません」と書かれていた。
妙に印象に残る一文だったので、考え込んでしまった。
婚約者から弁護士を代理人とする「婚約破棄」の通知文が送られてくる。本心を確かめたいと思って、婚約者に連絡を取ろうとするが、実家にはいない。どこにいるのかわからない。こうした場合、<ときおりどこかに出かける父親の車にGPSを設置すれば、居場所がわかるのではないか。もう、それしかない!>と考えた。
こうしたケースの場合、GPSの設置は許されるのかどうか。
統一教会を抜きにして考える必要があると思うのだ。
許されるか許されないかは、設置の目的(倫理)によって判断されなければならないではないか。
妻が夫の浮気を調べたいと、自宅の電話に盗聴器を仕掛ける。これは、法的にも社会的にも許容されている範囲である。しかし、会社の社長が社員の動静を探るために、会社のあちこちに盗聴器を仕掛ける。法的には違法行為ではなくても、社会的には許されない行為だろう。
こうした比較から、宇佐美氏の行為は判断されるべきではないかと思うのだ。
知り合いの教会員の多くは、「宇佐美さんの行為はやりすぎ」という。
しかし、そうなのか。
意見がわかれるところだろうが、GPSを無断設置しない限り、婚約者の居場所を知る方法がないとしたら、あなたはどうするのか。宇佐美氏の立場に成り代わって考えてみるべきだろう。
一片の通知文を甘受すべきなのか、それとも婚約者の真意を聞きたいと、「やりすぎだ」という批判を覚悟のうえで、あくまで居場所を突き止めようとするのか。
婚約者が強制脱会し、永久の別れとなってしまった人たちの意見を聞いてみたい。
自宅前の路上で取材したとき、小柄でさえない初老のオッサンにしか見えなかったが、信者家族にとっては神様のような存在で、彼が勉強会などに姿を現すと、家族は背筋を伸ばすという。畳の部屋だと、あわてて正座するという。まるでオウムの麻原さんみたいだ。彼もケッタイなオッサンにしか見えなかったなあ。
王様は、臣民たちが王様と見えるから王様なのだ-確かマルクスの『資本論』の「貨幣論」にあった言葉だったと思うけど-その言葉を思い出した。
◆警視庁公安部はなぜ逮捕したのか。
宇佐美氏のつきまとい行為は「恋愛感情、その他の好意感情、怨恨の感情を充足する目的」ではなかったという意味で違法性はないし、またGPSの設置そのものにも違法性はない。
ならば、警視庁公安部はなぜ、任意の事情聴取を抜きに、いきなり逮捕という暴挙に出たのか。しかも、マスコミに連絡までして。
先に、宇佐美氏が逮捕されたのは、彼が統一教会員だったからと書いた。
しかし、それだけではないと思う。
統一教会員であろうがなかろうが、一方的に婚約破棄されたら、真意を確かめるために婚約者に会って直接説明を聞きたい?という心情は、いくら公安が思想的に偏っているとしても、理解できているはず。
宇佐美氏が拘留されているのは荻窪警察署。12年間監禁された後藤徹さんが宮村氏らを告訴したところである。
そのため、署員は「統一教会員の拉致監禁問題」のことを知っている。
驚いたことに、拙著『我らの不快な隣人』を読んでいる、と宇佐美氏に話す取調官もいるという。
取り調べのテクニックかもしれないが、宇佐美氏に同情的な態度も見せるという。
ならば、なぜ?
公安はこの事件に統一教会の組織的関与があると憶測して、逮捕し家捜したのだと推測する。
根拠のない推理ではない。
なぜなら、押収した証拠品の中に、統一教会が探偵会社に頼んだ報告書があったからだ。結果として家宅捜索は成功だったわけである。
この証拠物があったから、警察は「公安部は、宇佐美容疑者以外の複数の信者も女性につきまとった可能性があるとみて、組織的関与の有無を慎重に調べている」と記者発表したのである。
◆監禁されている信者を仲間が探すのは犯罪なのか!?
統一教会は、Kさんの居場所を探すしを探偵会社に依頼していた。
このような事実を書けば、拉致監禁に反対する立場の人も、引いてしまうだろう。
しかし、物事は常に是々非々で、冷徹かつ理性的に考えなければならない。
統一教会信者が拉致監禁され、弁護士を代理人とする紋切り型の脱会通知文が送られてくる。(だいたいが同じ。長文になりすぎるので、手持ちの通知文は紹介しない)
組織としては、それが教会員の真意なのか確かめたいと考える。偽装脱会が少なからずあり、救出を求めている場合もある。当然のことだろう。前回のブログでも書いたが、岡山の高山牧師の脱会説得を受けていた女性信者は、実際に救出されている。
ちなみに、偽装脱会などで、監禁部屋から逃げ出した(一部には救出)教会員は、推計で約1000人はいる。
私は、カテゴリー「拉致監禁リアル情報」で、できる範囲で、監禁された人のその後のことをフォローしている。統一教会の知人から「彼女の脱会はほんものだ」という情報がくれば、「脱会した」と記事に書く。ほんものかどうかがわかるのは、脱会の通知文を送ってきた信者に、何らかの方法で、信者の仲間が直接会って確かめているからである。
NK君から私のところにも送られてきた通知文の一文を再録する。
そして、同年12月26日には、通知人が独りで自動車を運転して帰宅したところ、統一教会信者である○○▽▽氏、◇◇△△氏に通知人の居所の駐車場の脇で待ち伏せをされたため、やむを得ず立ち話に応じましたが、その際にも、改めて脱会した旨事実を両名に伝えております。
この2名がNK君と話したのは、救出を求めているのか、それともほんとうに脱会したのか、確かめるためだった。
(ほんとうに脱会したことを確認しながら、私のところに情報が寄せられてこなかった。そのため、通知文を受け取ることになってしまった。すでに脱会したのに、いまだ監禁中と書き続け、NK君には申し訳ないことをしてしまった)
話を戻す。
脱会を偽装しながら、救出を求める信者がいるがゆえに、その信者から脱会届け出が送られてきてからでも、監禁されている場所を、組織が探すのは当然のことだろう。
日本共産党員がある日、突然、姿を消す。家はもぬけの殻。しばらくしてから、弁護士を代理人とする離党届けの通知文が送られてくる。直接会って確かめようとしても、家には戻っていない。公安筋が絡んでいないのかと調べると、どうやら、背後には右翼筋の親戚がいるらしい、いまだに監禁下にあるらしい・・・。
となれば、党の県委員会は必死になって、監禁場所を探す。当然のことではないか。
仲間が突然いなくなれば、共産党だろうが、統一教会だろうが、創価学会だろうが、朝鮮総連だろうが、部落解放同盟だろうが、属性とは関係なく、組織や仲間は探し回る。あたりまえのことだ。組織倫理の問題である。
属性で差別した結果、どんな事件が起きたのか、歴史を反芻すべきだろう。
文クッチン氏が「拉致監禁問題に取り組め」と指示する前までの統一教会は、仲間がいなくてなっても知らん顔だった。こちらのほうが異常なことだったのだ。
では、居場所探しを探偵会社(社員の多くは警察OBもしくは退職者)に依頼することは、道徳的、社会規範的にみて、批判されるべきことなのか。
統一教会が依頼したという色眼鏡を外して、是々非々、理性的に考えるべきである。
脱会屋・宮村峻氏の弟子、神戸真教会の高澤守牧師の指導のもと、信者家族が探偵会社を雇って、信者がいた鳥取教会を武器をもって襲撃した事件があった。探偵会社に依頼するのは同じでも、襲撃を依頼するのと訳が違うのだ。
夫が浮気しているらしい。探偵会社で調べて欲しい。このケースは是か非か。
日本共産党内で分裂を画策している党員がいるようだ。その中核となっている党員の足跡を調べて欲しい。これは是か非か。
交通事故にあって後遺症の治療費を長期にわたって請求してくる被保険者がいる。ほんとうに後遺症が今でもあるのか調べて欲しい。このような頼みを、保険会社がすることは是か非か。
彼が資産家かどうか調べて欲しい。これは是か非か。
いろいろな例を考えれば考えるほど、突然いなくなった信者の行方を探偵会社に探してもらうのは当然のことだと思う。
統一教会が探偵会社に、監禁されている信者の居場所を探すように頼んだ。
その報告書を受け取った。
それがどんな法律に違反するのか、後学のためにも、ぜひ知りたいものである。
*今回の事件のことを調べることによって、ずいぶん勉強になった。正直、宇佐美氏と警察諸氏に感謝する気持ちが生まれている。
組織を問題にする場合、宇佐美氏のストーカー規制法違反の幇助でやるつもりなのか。
しかし、宇佐美氏は婚約破棄の真意を知りたくて、また組織は脱会が偽装かホンモノかを知りたくて、Kさんの居場所を探していた。居場所を探すという点では同じでも、目的がそもそも違うのである。
◆虚偽の自白を迫る?警視庁公安部
厚生省の村木さん事件、幼女殺人事件の菅谷さん事件でも、警察・検察は虚偽の自白によって、無実にもかかわらず、事件を犯罪とした。つまり、事件の捏造である。
痴漢から殺人まで、捜査担当者はときおり事件を捏造する。
また、マスコミでさんざんに自白偏重主義が批判されているにもかかわらず、取り調べの可視化は進まず、体質はいっこうに改まっていない。
宇佐美氏の事件は、今後どうなっていくのか。上記の2点を踏まえ、予測しておく。
20日で拘留期限が切れる。再度、拘留延長申請を行なうのは間違いないようだ。なぜなら、面会(2月15日)のときに「捜査は50%程度だと刑事が話していた」(宇佐美氏)というからだ。ちなみに、2月15日は宇佐美氏が逮捕されてから8日目にあたる。また再延長しても拘留期限は3月2日までだ。
それまでに証拠固め(供述調書)をしなければならない。泣いても笑っても3月2日までである。
現在、取り調べにあたっているのは荻窪警察署の警備課(公安)の刑事課のようである。
今後、「統一教会の拉致監禁問題」などまるで関心のない警視庁公安部のエリート刑事が、直々にお出ましになるのではないか。
その際、ストーカー規制法違反を裏付ける調書を強引にでも迫ってくる可能性が大である。
宇佐美氏が私に語った内容を繰り返すだけなら、事件にならないからだ。
どうやって、虚偽の自白調書を取るのか。
これまでやられてきた口説き方は、親を使うやり方である。効果的に落とせるから、いつも親のことを持ち出す。
「おまえのことは全国の新聞、テレビで大々的に報道されたぞ。田舎のご両親は毎日泣いて暮らしているそうだ。近所からも後ろ指をさされ、針の筵(むしろ)状態だぞ。万が一のことがあるんじゃないかと、俺たちも心配しているんだ。
早くほんとうのことをしゃべれよ。そして楽になりなよ。真実をしゃべればすぐにここから出られるんだ。そうしたら、田舎の両親にも会える。
これまでのような話を繰り返すのなら、ずっとここにいてもらうことになるぞ。それでもいいのか。
正直にしゃべれば、検事さんに起訴猶予処分にしてもらうように頼んでやるよ」
このように迫られると、被疑者は捜査官の言いなりになってしまう場合が少なからずある。
おそらく、ストーカー規制法の「恋愛感情その他の好意感情を充足させる目的で」という条項を適用しようと、宇佐美氏にKさんに「恋愛感情、もしくは好意を抱いていただろっ」と迫るのではないか。
婚約を約束した相手に、まさか「悪意感情」をもっている人はいないだろうから、「好意は持っていました」と話すかもしれないが、「略式の罰金刑などではなく、きちんと起訴してもらい、真実を法廷で争いたい」と語る宇佐美氏のことゆえ、取調官の言いなりにはならないだろう。少なくとても「つきまとい行為」は頑として認めないと思う。
だかしかし、拘置所は孤絶した空間であり、猛烈な孤独感にさいなまされる。それを励ますのは、信者仲間だろう。はたして、信者仲間は面会に行くのだろうか。
ただでさえ、宇佐美氏はKさんの居場所追及に、初期の頃(Kさんの脱会の意思が固まっていないだろうと思われている頃)、組織が熱心に動かなかったことに不信感を抱いているのだから・・・。
渋谷・松濤にある統一教会本部">。「為に生きる」は教団モットーだが、はたして、宇佐美氏のために本部は何をするのだろうか。
◆統一教会本部に物申す
GPSの無断設置の倫理的な問題はあるにせよ、起訴されたほうがいいというだけあって、宇佐美氏には一点の曇りもない。
私はこのブログで、警察発表モノを流した記事がいかに偏ったものか明らかにしてきた。
では、統一教会本部はいったい何をしているのか!
本部のある松濤界隈で、「宇佐美さんは嵌められちゃったなあ」と雑談、無駄口を叩いているだけではないのか。
どうして、警視庁記者クラブに出向いて、「事件の真相」を発表しないのか。
沈黙を守れば守るほど、ストーカー事件は報道された通りに、「怖い統一教会のイメージ」は固定化してしまう。(沈黙は意思としてのポリシーではなく、たんに怠けている、ないしは億劫がっているだけのことだが)
情けないこと、このうえもなしである。
週刊ポストが、在韓の日本人の花嫁について「性の奴隷」状態といった趣旨の記事を載せたとき、日本・統一教会は謝罪を要求。満足した回答が得られなかったため、発行元の小学館を名誉毀損で訴えた。
1964年に宗教法人が設立されたから初めての名誉毀損の提訴。『瀬戸際に立つ統一教会(2)』で、統一教会の組織について「山崎脱会の93年以降、教団はED状態、首を甲羅にひっこめた亀になってしまった」と書いていただけに、提訴のことを知って、「よろやく亀が甲羅から首を出したのか」と、少しは見直す気分になっていた。
しかし、甲羅から首を出したのに、また引っ込めてしまったようだ。
霞が関の中央官僚は、国民の税金でメシを食いながら、国民のために仕事をする。
統一教会に限らないが、教団教派の宗教官僚は信者の献金でメシを食いながら、信徒信者のために仕事をする。
これが原理原則である。
今回、統一教会員である宇佐美氏が不当逮捕されたのだ。教団の中央本部は当然、汗をかく必要がある。汗をかくといっても、「事件の真相」を記者クラブに出向いて話せばいいだけのことである。
教団中央本部には「法務局」と「広報局」がある。法務局は事件性があるかどうか判断し、「なし」となれば広報局が記者クラブに行けばいいだけだ。ワイシャツに汗がにじみ、黒くなるようなことでない。
何もしなければ、「法務局は献金返還請求の対応で忙しいから、手が回らないだろう」「広報局は広く報せるところではなく、内にしか目が向かない内報局だからなあ」と、現場の教会員から揶揄的評価を受けるだけだろう。もっとも、そんな声は本部に届かないから、平気で「裸の宗教官僚」として生きていられるのだろうけど。
なんだか可哀相な人たちである。
そういえば、週刊ポストの名誉毀損提訴でも、司法記者クラブで記者発表することはなかったなあ。
12年間の監禁されていた後藤さんの事件でも、告訴したことを発表しなかったED官僚たちである。
今回、宮村氏らを民事提訴したにもかかわらず、いまだ記者発表する気配はない。新聞記者が怖いからなのか。ほんとうに奇妙というかED団体である。
教団本部が、「事件の真相」と「後藤氏、提訴」を、マスメディアに伝えることを期待している。
次回のブログでは文中で疑問を投げかけておいたなぜ、山口弁護士は、弁護士倫理を軽視し、宇佐美氏を“泳がせ”、いきなり告訴状を提出したのか について書きたいと思う。「事件の深層」の続編である。乞うご期待。
- [2011/02/17 19:50]
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コメント
宇佐見さんを心から支援します
詳細なレポートありがとうございます。きっと、米本さんの面会で宇佐見さんも勇気づけられたことと思います。
宇佐見氏を逮捕しようとした勢力は、これで拉致監禁反対派、後藤氏の裁判に打撃を与えるつもりだったのでしょうが、そうは行かないみたいですね。
人権侵害である宗教的拉致監禁がいつもまでも続くとは考えられません。アメリカでは、25年かかりましたが、宗教的拉致監禁は終わりました。どこかで、終わりが来るはずです。宇佐見氏の事件は、一見、拉致監禁には、直接には関係ないようですが、もしかしたら、拉致監禁終焉に向けての一つの事件になるような気がして来ました。
宇佐見さんは、今は、一人で孤独な闘いでしょうけど、権力に負けず信念を貫いて欲しいと思います。もし、私が日本にいれば、激励に面会に行きたいくらいです。心より宇佐見さんを応援したく思います。
宇佐見事件の真相を世界中に知ってもらうため、米本さんのレポートをもとに、英語でも発表したく、準備を進めたいと思います。(多分、日本統一教会本部はそんなことはしていないと思うので・・・)
恐ろしい話です
とても恐ろしい話で、背筋が寒くなりました。警察も弁護士も信用できなければ何を信用すれば良いのか。助けを求めるところがありません。
まさに救いようがない。日本ってこんな国だったのでしょうか・・・
本当に恐ろしい話。
忘れてた・・・
警察、弁護士、マスコミ、全部敵だと、助けを求めるところがほんとにわからない・・・
差別されていますね
報道で「5回」というのもストーカーにしてはあっさりしているので、GPSが犯罪に問われたのかなと思いました。ところが本ブログ記事のご指摘、警察も重要視していない様子というのは意外でした。ただ、私は心証としてやりすぎだという気持ちを抱きました。ニュースの報道ぶりがそういう印象を持たせるものだったのかも知れません。しかし、宇佐美さんとしては婚約者の父親も「義理の父」という身内意識だったのかなと、あまりにもあっけらかんとした落とし物届けのエピソードに思いました。多分、宇佐美さんの心の中ではサウナで会うまではずっと婚約者、義理の親という気持ちが継続していたのかとも思います。
こんな諦めのいい男をストーカーに仕立てるなんて変な話で、これが検察捜査で問題にされた何とかストーリーでしょうか?
あと、婚約者を探した宇佐美さんが婚約者の親に、会わせてください、ダメだ、帰れ!とのやり取りをするなら分かるのですが、なぜ、赤の他人なのか?脱会者にとって宮村氏は親以上の存在となったということか?サウナで裸同士でさしで話してのやり取り、まさに小説でも考えつく作家はおりますまい。
なんだか気持が分かるなあ
宇佐美氏は「声をかければ良かったけど、勇気がなかった」という。
いきなり出くわしたものだから、ドギマギしたのだろう。
なんだか、気持ちが分かります。私も、元婚約者に本当によく似た人に街で出くわしたことがあったのです。職場の近く、ビルの階段の横の狭い空き地の部分に座っていました。こちらを見ているようで、ほほ笑んでいるようでした。
本当はその時に、声をかければよかった。本人だと確認したら保護すればよかった。しかし、「他人の空似だろう、まさかこんな所に」と思ったかどうか覚えていませんが、なぜだかそこを通り過ぎてしまいました。やっぱり確認に行こう、と引き返しましたが、その時はもういませんでした。あのときに、立ち止まって一声かければよかった。でもなぜだかわからないけれども、できなかったのです。
それ以来、そのことが私の心の中に、ずっと引っかかってきました。私は冷たい人間なのだろうか。意気地無しだったのだろうか。なぜその場を通り過ぎたのか。いろんな思いが、現在に至るまで続いています。しかし、今このブログ記事を読んで、そういう心理状態というものが、ほかの人もあるんだ、私だけではなかったんだと、ホッとしています。宇佐美さんが声をかけられたなった理由は、私の理由が分からないように、分かりませんが、気持ちは分かります。ひょっとしたら、野球の選手が、待っていた球が来たけど力んでフライになった、いやもっと深刻な問題だけれども、そういうのと似ているのでしょうか。
宇佐美さんのケースをストーカーというのなら、私もやったことはありますよ。探し回ったことはあります。散歩しながら、このアパートにはよく似た人がいるな、なんてじっと見ていたこともあります。電車の中で、後ろ姿がよく似た人に、二回も声をかけてしまって睨まれたことがあります。これはその人にとっては、私がストーカーをやったということになるのでしょう。地獄の底をはいずりまわるような重い心を引きずって歩いていました。20年以上も前のことですから、GPSなんてありませんでしたが、あれば使っていたかも。
ああ、また心の中に、「イムジン河」が響きます。
ありがとうございます
何故、面会に?
宇佐美さんから(弁護士を通して?)「会いたい!会って真実を話すから俺が無実だとブログに書いてください!」と言われて面会に行ったんですか?
それもと統一教会本部から「宇佐美君の話を聞いて不当逮捕だと書いてくれ!」と頼まれて面会に行ったんですか?
それとも、自分から「宇佐美君はそんな青年じゃない!無実に違いない!話を聞かないと!」と居ても立ってもいられず面会に行ったんですか?
火の粉はふり払え!
まずは宇佐美さん、私も居住地ゆえに直接お手伝いすることはできませんが応援しています、がんばってください。この声が届けばよいのですが、決して少なくない人達があなたを支持しています。
そして、米本さん。足を使った記事おつかれさまです。「真実は小説より奇なり」そのままでした。
続きは記事内容から外れますがご容赦を。
「天は自らを助くるものを助く」(Algernon Sydney)
国やマスコミ、司法、警察、もっと誤解を恐れずに言えば自分が所属する宗教団体、これらのものが本当の意味で助けになる(信用できる)はずがないのでは。
あくまでもこうしたものは相対的存在に過ぎない。日本人はこの点で非常におめでたい。権力を持つ人達から見ると実に利用しやすいと思われても仕方ないかも。
海外(特に発展途上国)に独立して住めば良く分かりますが、宗教心が強い一部の地域では「神と自分の家族しか信じることができない」と考えている人々は少なくない。不正・腐敗が内にも外にもはこびる中でどのように人生の舵を取るか。肯定的に考えてみてほしいと思います。
ふりかかる火の粉は自分でふり払うしかない。ついでに、火の粉をふりかけてきた相手は、向こう側が降参するまで叩きのめすべきだ。 ファイト一発!(古いか)
追伸:いてもたってもいられなかったので、警視庁あてに「誤認逮捕ではないのか?」と慎重な捜査の"お願い"を出してしまいました。ついでに各マスコミの社会部にも「足使えよコラ!」って書こうかしら。
よく分からない人達
しかし、私からは米本氏が統一教会擁護派にはとても見えない(笑)。
それよりも、カルトと一般的に言われるものだけではなく、組織を伴った宗教全般に対して厳しい目を向けているように感じます。
あくまで私の想像ですが、拉致監禁問題が解決したあかつきには(それ以前にも?)、米本氏は統一教会(組織)の問題点を追求する記事を書き始めるのでないかとさえ思っています。
そのぐらい、「火の粉ブログ」新参者の私でも分かりますが・・・
事実判明に感謝
さすが米本さんはすごいと思います。
統一教会を擁護しているのではなく、正義のために闘ってる本物のルポライターなんですよ!!
私も日本に住んでいたら宇佐美さんに面会に行きたいと思いますが、日本に住んでいないので残念。
孤独に闘っている宇佐美さんを応援する方法はないのでしょうか?
本部が動くのを待たないで。
ところでサウナに一緒に向かう男女。
これにはびっくりです。
日本の統一教会でホーム生活をしている人たちは、男女の食器まで分け、勿論男女が握手することもできないし、
どんなに本当の兄と妹のように仲が良くなっても一緒にお風呂屋さんに行くなんて考えられないことなんですよ!
信仰を捨てるのは本人が最後に決めた決断だとしても説得者に依存するような生き方はしないでほしいです。
それにしても拉致監禁はない!と言ってる人たちって本当に信じられません・・・。
体験者がどれだけ語っても無視するんですから。
宇佐美さんはやりすぎたのか?
宇佐美さんが今回取った行動には、その前提となるもう一つの「事実」が存在しているようです。彼がKさんと祝福を受けたのは、2007年ですが、実はそれ以前の1999年にも祝福を受けていた様です。そして今回の彼の行動の鍵となる「事件」が起きました。関与している牧師は特定できていないのですが、1999年にも、祝福を受けたフィアンセが「拉致監禁」されていたのです。つまり、宇佐美さんは2度もフィアンセを「拉致監禁」によって失う結果となってしまっているのです。しかし、最初のフィアンセの場合、脱会後、宇佐美さんと直接会って、お互いが話し合いの場を持ってくれたそうです。その結果、宇佐美さんは、彼女の意思を尊重して、この婚約を解消したのです。しかし、それから8年の歳月が流れ、今回の事件が起きました。統一教会の信者の信仰生活は男性にとっては非常に厳しい道です。なぜなら教理上、不倫・浮気・女遊びは絶対NGなので、独身生活は修道生活と変わりません。むしろ、「穢土の一日修行、深山の千日修行に勝る」で、様々な誘惑に打ち克たなければならない分、ある意味修験者の修行以上に厳しいかもしれません。8年間、宇佐美さんはKさんとの祝福をどれだけ待ちわびたことでしょうか!そしてようやく、結婚生活をスタートしようとした矢先に、再び、「拉致監禁」によってフィアンセを失ったのです。その時のショックは、僕たちには想像も出来ないほど、絶望的な心情になったのではないでしょうか?
彼には面識がないのですが、ニュースに映し出された彼の顔をみれば、非常に素朴な人柄であることは容易に想像がつきます。とても悪質なストーカー行為が出来るようには見えない善良な人柄に見えました。おそらく、今回も前回同様、たとえ拉致監禁され、フィアンセが信仰を失ったとしても、当人同士が話し合う機会さえ持てたなら、あるいはこの宇佐美さんは、前回同様に納得したかもしれません。(しかし、8年もの歳月を経て祝福を受けた彼の気持ちを考えると、断腸の思いがします) 彼の今回の行為は、ストーカー行為とみなされる基準の“怨恨の感情の充足”ではなく、Kさん自身の口から、その思いを直に聞きたかったからに相違ないと思います。なぜなら、既に99年の彼の行為が、それを証明しているからです。どこまでも誠実に相手の気持ちを尊重し、自ら身を引いているのです。米本さんが前回のブログ上で、『「まとわりつく」行為となっているが、私からすれば「確かめ行為」に過ぎない』と表現しているがまさしくその通りで、彼は、ただ単にKさん本人から直接、現在の気持ちを聞きたかっただけでしょう。にも関わらず、宮村峻氏の主導で居場所を転々と変えられたので必死に探したものと思われます。彼の人生はフィアンセの2回の拉致監禁という人権侵害に大きく狂わされているのであり、その精神的打撃と今日までの必死の捜索の労を考えれば、情状酌量の余地は十分考慮されるべき行為であり、ストーカー行為とは似ても似つかぬ、普通の人間が同じような環境に置かれたら誰しもが取るであろう行為だと思います。宇佐美さんが今回受けている精神的打撃は、僕たちの想像を絶するものだと思いますが、最後まで信念を貫き通して下さるよう祈っています。同時に宇佐美さんの名誉が回復されるように祈ります。
記者会見について
弁護士と行かれたのでしょうか、いずれにせよ、米本さんの行動力が「拉致監禁黙認・容認派」ないしは「隠蔽派」追及に大きく寄与していることは間違いありません。高く評価します。
オヤジは「サスガ、やるもんやでぇ!」とご満悦です。
さて、統一教会本部による記者会見の必要性については、私もいろいろ考えています。
もちろん、何が何でも開けばよいというものではなくて、本部会見となると、「拉致監禁推進派」に公的言質を与えることになるため、推移の見極めや政治判断が必要になることは当然です。
今回の件で今すぐに本部会見を開くことにも一考を要しますが、しかし、新体制になった後も、統一教会本部が記者会見に積極的でないことは事実です。
最大の理由は、やはり既製メディアの記者が集まらない点にあります。昨年12月の韓国有識者来日の際の記者会見も、韓国メディアが数社。日本メディアは毎日の女性記者のみで、それも途中で退席してしまいました。
出席者ゼロの本部会見が続くと、それ自体、「拉致監禁黙認派」メディアの好餌ネタになりかねません。
私は統一教会本部に、記者クラブ会見ではなくて、フリー記者、雑誌メディア、ウェブメディア等を含めた、全メディアを対象にした記者会見を提案します。ウェブメディアには、発行者が実名明示された責任あるHP・ブログメディアを含めます。
それによって、記者会見の模様が責任あるブログ、YouTube等にも広く掲載されることが期待されます。
現代では、社内官僚体制に支配されて頑なに拉致監禁の蛮行を無視し続ける、大手既製メディアに拘泥する必要はありません。まず裾野を広く固めること。必然、既製メディアも少しずつ変わらざるを得ません。
宇佐美氏その2
。しかし、そもそもの原因は、不当な行為 拉致監禁 による強制婚約破棄をしておいて、本人には、紙切れ1枚でお終いにして、その紙切れを、意思表示した。と、言う免罪符にしようとする行為、やはり、紙切れでなく本人に会って気持ちを確かめたい。ごく普通当たり前の心情であります。かつ、その気持ちを確かめて、心の整理をつけたのに...それでもひつこく付きまといしたならストーカーのかどで逮捕すればいい。又、興信所に調査依頼も問題なし。山崎浩子さんの時も、勅使河原さんも依頼して行方さがしたのだから。面会には行けませんが、何らかのかたちで応援いたします。
投稿感謝&加筆のお知らせ
最低限のコメントをしようと思いますが、その前にお知らせを。少しばかり加筆しました。主なところは5回目のサウナのところです。
パパイヤさん
> 普通は、心変わりを確認したら逆恨みし、ここからが執拗なストーカー行為が普通は始まるのですから、諦めがついて引き下がった宇佐美さんはストーカーではない。
確かに!
探しに探した結果、偶然サウナで 出会い、そして1分間話しただけで、ストーカー犯として逮捕。あらためて異常さを感じますね。
sinさん
> 宇佐美さんに、会いに行きたいです。面識ありませんが、会わせてもらえますかね?
ええ、大丈夫ですよ。誰でも面会できます。面会時間は確か9~12時、13時~16時だったと思います。
ただし、東京地検で取り調べがある場合は不在となりますから、前日に荻窪署に電話して確かめておいたほうがいいです。
また、面会は1日に1人と制限されています。だから、午前中に面会者があった場合、午後に出向いても「残念ながら」ということになります。午後に行かれる場合はやはり午前中に電話して確認されてからのほうがいいです。
ちなみに、小菅の東京拘置所に面会に行ったことがありますが、小菅は電話での応対は一切してくれませんでした。だから、たとえば茨城から3時間かけて行っても、冷たく、「今日は面会できません」ということになります。
その点、荻窪署は親切です。面会室に入るときも、携帯など所持品のチェックもありませんでしたし。もっとも、殺人容疑者への面会となると違うのかもしさませんが。
ついでに、差し入れのことですが、東京拘置所と違って差し入れ指定の売店はありません。そのため、拘置課の警察官に現金を渡し、宇佐美さんが出前などを頼むということになります。
また、面会に行く時間がなければ、手紙を出せばいいでしょう。検閲されるので封書だと1、2日後に届けられると思います。葉書だとその日に渡してくれるのでは?
現金書き留めで送っても、差し入れを認めてくると思いますが、それも確かめてください。
ちなみに、荻窪警察署のアクセスは以下の通りです。
住所 〒167-0034 杉並区桃井3-1-3
電話 03-3397-0110(代表)
FAX 03-3301-5950
※長くなったので、続きは次の欄で。
続・投稿感謝
> 宇佐美さんから(弁護士を通して?)「会いたい!会って真実を話すから俺が無実だとブログに書いてください!」と言われて面会に行ったんですか?
> それもと統一教会本部から「宇佐美君の話を聞いて不当逮捕だと書いてくれ!」と頼まれて面会に行ったんですか?
> それとも、自分から「宇佐美君はそんな青年じゃない!無実に違いない!話を聞かないと!」と居ても立ってもいられず面会に行ったんですか?
「すべてを疑え」の姿勢には好感がもてます。
ただ、面会に行った私の動機は、いずれも違います。
「ストーカー事件の真相と深層➀」をアップしたのは、2月13日のこと。確定している事実だけでなく、推測の記述もあります。
記者ですから、不明なところ、また推測したところが事実かどうか確かめるのがお仕事なのです。「事実を確かめたい」というのは、職業上の習性のようなもの。
私の記事を称賛していただいている投稿が多いのですが、たいしたことではありません。さいたま市から1時間の荻窪まで出向いて、20分間ほどインタビューしただけことです。
取材費ゼロ、原稿料なしのブログゆえ、宇佐美さんが関東以外のところで拘留されていたら、取材には出向かないでしょう。
なお、新聞、雑誌を注意深く読むと、拘置所で被疑者に面会して取材した記事が時折、載っています。取材が好きな記者なら誰もがやっていることです。
関拉管さん
> 宇佐美さんが今回取った行動には、その前提となるもう一つの「事実」が存在しているようです。彼がKさんと祝福を受けたのは、2007年ですが、実はそれ以前の1999年にも祝福を受けていた様です。
そうでした。思い出しました。彼から最初に訴えられたとき、2度目だと話していました。たまらない話ですね。
> 彼には面識がないのですが、ニュースに映し出された彼の顔をみれば、非常に素朴な人柄であることは容易に想像がつきます。
素朴というより一途、一直線という感じです。出身が九州だと知って、なるほどと思いました。
(注)お願い。次の投稿から、改行、行空けを多用してもらえませんか。読みにくいからと、スルーしてしまわれそうです。
オヤジのオヤジの甥ッ子さん
> 弁護士と行かれたのでしょうか、
接見と面会を勘違いされているような気がします。時間制限のない?接見は弁護士など限られた人以外は許可されません。面会は誰でも可能です。
> 今回の件で今すぐに本部会見を開くことにも一考を要しますが、しかし、新体制になった後も、統一教会本部が記者会見に積極的でないことは事実です。
> 最大の理由は、やはり既製メディアの記者が集まらない点にあります。
本部での記者会見ならそうでしょう。しかし、私が提案しているのは記者クラブでの記者会見です。
断られるかもしれないし、やはり記者が集まらないかもしれません。でも、リリースを加盟社すべてに配ることができます。
本部なら案内状や会場の設定に労力を要しますが、警視庁の記者クラブなら桜田門、司法記者クラブなら霞が関に行けばいいだけのことです。
(注)お願い。ハンドルネームは一つに統一してください。
怒りも頂点まできました
最近の日本のマスコミ事情はよく分かりませんが、韓国では6-11月の間に5回つきまとってそのうち3回は女性本人ではない。そんな人が逮捕されても絶対ニュース扱いされません。
危害を加えられそうな恐怖を感じるケースは別として、宇佐美さんのようなケースで逮捕される事自体もないでしょう。
私が宇佐美さんだったら逮捕の不当性と、名誉毀損をあらゆる手段を使って最後まで訴えます。そのくらいこの逮捕騒動は「へん!」です。
マスコミで流れた写真を見ると宇佐美さんが気の毒でなりません。こういうマスコミの無責任な報道で、信者とその家族はどれだけ精神的被害を受けてきたか分かりません。
本部だけでなく全教会員がこのことに黙っていてはいけません。私も黙っていません、行動を起こします。
拉致監禁を取り締まらないことにも納得できないのにそれどころか、本人の心を確かめたいと監禁された婚約者の行方を探す人をテレビカメラの前で逮捕する警察、、、もう私の理解力の範囲を超えた、訳の分からない現象です。
米本さん、感謝です。
つきまとわれて恐怖を感じているという時ならまだしも、宇佐美さんが婚約者をあきらめて数カ月もたった今頃に、マスコミを連れてまでしての逮捕劇。
公安は常軌を逸しています。ストーカー行為は口実に過ぎず本当の目的は家宅捜索だったことは明白です。
「統一教会が組織的に法に触れることをやっている」という証拠を掴みたかったのでしょう。
公安も山口弁護士もその証拠探しをしたのでしょう。
山口広弁護士は統一教会が不利になることならどんなことでもオーバーにマスコミに報道させることだけを狙っています。米本氏の言われるような弁護士としての資質、倫理などは持ち合わせていないのでしょう。
統一教会問題30年の弁護士なのでしょうが、教会員の心情など知ろうとしたこともないと思います。
事実マスコミを利用した山口弁護士の今までの「反統一教会のプロパガンダ」は成功しています。
元厚生労働省の村木厚子さんは調書に少しでも納得しないところがあればサインはしなかったとか。
調書の中でほんの少しでも事実と違うところ、ニュアンスが違うところも訂正を求めて譲らなかったそうです。
検察との闘いはその闘いだったそうです。
それでも長い拘留の中でたった一人で検察と闘うのですから心がくじけそうにもなったそうです。
それをささえてくれたのが多くの励ましの手紙だったそうです。
私も宇佐美さんに励ましの手紙を書きます。
教会本部も教会員も宇佐美さんを全面的に支援すべきです。
決して一人で闘わせてはなりません。
メシア様のマッチングが根本原因
宇佐美さんとしては、婚約者を捜そうという行為でも、統一教会との縁を跡形もなく消し去りたいと願う被害者側から見れば、無気味に迫りくる奪還の魔の手としか見れないのでしょう。
文鮮明のマッチングにより、会ったこともない人と一生をともにする祝福は、統一教会の教理と不可分で、信者以外には容認できない異常なことなのは米本さんも否定されないと思います。
つまり、信仰がなくなれば祝福も嫌悪すべき出来事でしかないのです。
普段は、一般法を超越する天法に従うと言って、無法の限りを尽くす信者の皆さん。恋愛だの個人感情を発露するのはご法度のはずなのに、自分達に不利益になると信教の自由など人権を叫び主張する…。
そんなに人権尊重が理念なら、今回の件に限らず、霊感商法の被害者も含めて、統一教会の活動で迷惑を受けた方々に謝罪すべきです。
話をもどしますが、教理から考えれば、このマッチングをしたのは文鮮明ですよね?霊的視点で、二人の将来を見通して熟慮を重ねたうえで決めたんでしょう?
当然、こういう両人が悲惨な目をみた今回の結果まで見通して…。
このような事態を生み出した文鮮明と祝福の因果関係は、どのように説明できるのでしょうか?
信者さん。答えていただきたい。
マッチさん
「人間の責任分担」ってものがありますから、結果まで責任とっちゃくれませんよ。
アダムエバの堕落は神の責任なのか?と言う事と同じでしょ?
この事件の「原因」は「拉致監禁」から派生したものです。そこを良くお考えくださいな。
宇佐美さんへの励ましにおいて。
>教理から考えれば、このマッチングをしたのは文鮮明ですよね?霊的視点で、二人の将来を見通して熟慮を重>ねたうえで決めたんでしょう?
>当然、こういう両人が悲惨な目をみた今回の結果まで見通して…。
>このような事態を生み出した文鮮明と祝福の因果関係は、どのように説明できるのでしょうか?
大きな勘違いをされていますね。勘違いというより知らないというのが本当でしょうが。
文鮮明氏は将来も全て見通せる超能力者ではありません。マッチングにおいてはこの二人は夫婦になるのがふさわしいということであり、二人のこれから起こるであろう全てのことを見通せる訳がありません。
それが出来ればマッチングされた二人には努力というものは必要なくなります。
完成人間と超能力者とを混同してはいけません。
完成人間は神の宮となり、神性をもった人間ですが、未来のことが全て見通せる超能力者ではありません。
それはイエス様も同じであり、イエス様も公生涯として歩まれる3年半前から十字架に架かるかそうでないかを分かっていたわけではありません。
洗礼ヨハネの信仰にかかっていたのでありイスラエル民族の信仰にかかっていたのです。
だからこそイエス様も十字架にかかる直前まで努力されてきたのです。
地球上のすべての人間が完成人間になり理想世界がきたら、事故も病気もなくなるかというとそんなことはありません。
不注意による事故もありますし、肉体はいつかは衰え朽ちていくものですから病気にだってなります。
そして人間はいつも努力しなくてはならないのです。
これ以上のコメントはテーマから沿わなくなってしまいますのでやめます。
管理人さんも教理に関するコメントはきりがなくなるのでしないでくれとどこかに注意されていました。
米本さんへ。
宇佐美さんに励ましの手紙を書いている最中ですが、このブログの「宇佐美氏が真実を語る」の記事をそのまま宇佐美さんに送ったら励ましになるのではないかと思いました。
管理人さんの承諾も得ず勝手に送るわけにもいかず、またすでに米本氏のほうで宇佐美さんに送っているのであれば必要なしですので確認したいです。
警察署でも検閲するそうなのでどこまで本人の手に渡るかも知れず、検察に逆利用される(「お前はルポライターにこのように語っているではないか」との証拠として利用されるかもしれず)可能性もあるので内容も吟味する必要もあろうかと。
したがって素人が安易にコピーして送るべきではないと思いました。
メールでは返事が遅くなることもあるのでこのコメント欄で米本さんの返事を確認したいです。
久しぶりにコメントします。
事実が知れて良かったです。
マッチさんへ
拉致監禁と関係ない内容かと思うのでこの場で返答するのはあまりそぐわないかと思いますが、一信者の個人的見解としていくつか述べさせていただきます。
>文鮮明のマッチングにより、会ったこともない人と一生をともにする祝福は、統一教会の教理と不可分で、信者以外には容認できない異常なこと
嫌悪感を感じるか感じないかは個人の自由ですし一見もっとものご意見かと思いますが、教理を非信者の方に説明するのは私では容易でない部分もあるのでそのへんは一旦横において、簡単に説明すれば文師の仲人によりお見合いをした、尊敬する人がお見合い相手を探してくれたと説明できると思っています。自由意志があるので断る人いますし自分から断ることも出来ますが、尊敬する人の紹介であれば出来る限り受け入れたいと思うのは普通だと思います。
戦前の日本では結婚式当日にはじめて顔を合わした夫婦もいたわけです。今の自由恋愛から見れば時代錯誤と見えるかもしれませんが、親が決めたことを受け入れ幸せになっている夫婦もいれば、不幸になったと思っている人両方いるわけです。その人の心も持ち方も影響するのでしょう。
中には「メシアの紹介だから絶対に断ってはいけない」と考えている教会員もいるとは思いますが、自由意志を尊重して受け入れるかどうかよく考えさせた方がいいとは思いますね。また最近はよく考えさせる傾向になってきていると思います。
文師のマッチングも大昔は文師が直接「本当にこの相手でいいのか?」と親しく何度も聞いたりしていました。教会員が増えると共に文師と末端の教会員の間に沢山の幹部が入るようになり変容していった部分はあるかも知れません。
>信仰がなくなれば祝福も嫌悪すべき出来事でしかないのです
これも一見もっとものように見えますね。祝福結婚の破棄も自由意志ですが、信仰のなくなり方が影響すると思います。
信仰がなくなっても夫婦で仲の良い元教会員もいます。
自らの意思での自然退会か、外部からの強制力が働いての強制棄教か、どちらかによって退会後の人生を本人がどう歩むかは火の粉を払えブログでも言及されていることです。
Kさんのように一通の通知書で「本人の自主脱会」と言っていても、拉致監禁の末の脱会としか思えなかったり、過去に偽装脱会のケースが多々あった訳ですから判断に迷い、宇佐美さんが直接本人に聞いて確かめて脱会を確認したかったということも当然の気持ちだと思います。
そして宇佐美さんはKさんに直接確かめた末にKさんの脱会・婚約破棄を受け入れ「確かめ行為」を止めたということだと思います。Kさんの選択を受け入れたということは宇佐美さんはどちらになろうがKさんの自由意志を尊重する気持ちを最初から持っていたように思います。
訂正
横レスはここまでにします。
虚偽は正当な弁護士業務だ !
日弁連・会長:宇都宮健児は、「虚偽(詐害行為)は正当な弁護士業務だ」と主張(議決)して、懲戒対象弁護士を擁護し、これを撤回せずに、裁判で争っております。
弁護士を指導・監督する立場にある宇都宮健児のこの行為は、不法行為を教唆するものであり、国民への背任です。
表向きは、社会正義の実現(弁護士法1条)を強調しながらも、裏陰では、「虚偽(詐害行為)は正当だ」と指導しているのですから.弁護士トラブルが急増するは当然です。
日弁連・会長:宇都宮健児らは、提訴し、勝訴するための「虚偽は正当だ」との理念を抱き、当然のように実践する人間たちだということでしょう。
そして、組織的な権力を得ている日弁連・会長:宇都宮健児らのこの裏影での卑劣な行為を国民は知ることができず、それをとがめる手段もないのです。
国民は、日弁連・会長:宇都宮健児らのこの卑劣な事実を知るべきであり、この元凶者たちを排除すべきです。
法曹界に正義はありません。
自己責任ってことですね
早速のご返事ありがとうございました。
責任分担が人間にあることと、全部見通してマッチングするわけではないという考えは分かりました。
そして、原因は『拉致監禁』にあるとみられていることも。
で、脱会者の統一教会に対する嫌悪感や脱会したこと自体、保護される信教の自由の対象であることはいかがですか?
それと、有田氏のツイッターに本部広報局の関与が記載されていますが、本当なら宇佐美さんの気持ちを利用して前面に立たせ、実は組織的に脱会者の調査活動を行うという構図があるんじゃないですか?
脱会しても信者の個人情報を持ち続け、しつこく追いかけ続けるなんて常軌を逸してますよ。
霊感商法同様、『信者個人が勝手にやったことで、当法人は関係ない』全く同じパターンが、この事件にも見え隠れしていますね。
そういう意味からも、宇佐美さんは犠牲者かもしれないですね。
投稿感謝&回答&注意
昼食を食べたあとに覗いたら、ずいぶん賑やかに。それはうれしいのですが、このままだと投稿欄が乱れてしまうので、コメントしておきます。
琴姫七変化さんへ
ブログのコピーを宇佐美さんに送っていいかどうかの件ですが、別にかまいません。公安も山口さんも有田さんも宮村さんも、みんな読んでくれていますので。
警察批判の記述を黒で塗りつぶして渡すか、それともまったく渡さないのかどちらかでしょう。あとで、宇佐美さんに確認したいので、ぜひ送ってみてください。
なお、面会に行かれる方は、透明なアクリル板越しに、彼に見せていただけると助かります。
マッチさんへ
この問題と絡めて信仰上のことを統一教会関係者の方に、質問されるのはやめてください。火の粉を引用してこの問題を論じている統一教会員のブログもあるようですから、そちらにお願いいたします。
akiさんをはじめ、すでに何人かから回答があったようなので、もういいでしょう。
マッチさんの投稿は、きわめて冷静に感じるとこもあるし、「自分のイメージによる思い込み」が強すぎるところもあって、損されているような気がします。
<宇佐美さんの視点と、被害者の視点は同じ事実であっても、180度変わりますよ>
これは実に正しいと思うし、同感なのですが、
<統一教会との縁を跡形もなく消し去りたいと願う被害者側から見れば、無気味に迫りくる奪還の魔の手としか見れないのでしょう>
マッチさんのイメージからすれば、Kさんの心象風景がこのように見えるかもしれませんが、彼女は入信一、二年目の信者ではなく、マザーなのです。
かなりの人のマッチング結婚を見送り、また何人かが拉致監禁されて、心を痛めたことがあります。
逆洗脳によって、統一教会に対して恐ろしいイメージを植えつけたとは思いますが、マザーですから、宇佐美氏を「無気味に迫りくる奪還の魔の手」と思うことはないでしょう。
むろん、これも取材の蓄積があるといっても、私の推測に過ぎません。したがって、根拠に乏しい表現はやめられたほうがいいし、そのほうが説得力をもちます。
赤影さんへ
日弁連会長の宇都宮健児さんのことは、このブログのテーマではありません。それに、どんなに嫌いな人であっても、呼称抜きの呼び捨てはやめてください。感情的になると、文章がまるで浮いて見えます。(返信投稿は不要)
マッチさんへ
タイトルの「自己責任ってことですね」の後段の部分は、まるで論理的ではなく(飛躍が多すぎて)、三段論法にすらなっていなかった。
その中で、おやっと思ったのは、次の一文でした。
> それと、有田氏のツイッターに本部広報局の関与が記載されていますが、本当なら宇佐美さんの気持ちを利用して前面に立たせ、実は組織的に脱会者の調査活動を行うという構図があるんじゃないですか?
興味深かったのは、前段の部分。
確認はしていないのですが、有田さんが「ストーカー事件に本部広報局が関与している」と書いていたのが事実なら、どういうことでしょうかねえ。
警察の取調室の中のことは、高度な守秘義務があって、警察は聴取内容はむろんのこと、誰を任意聴取したのかも、話してはならないことになっています。
それなのに、なぜ有田氏は知っているのか。教団本部に問い合わせたのか。
私は、公安→告訴代理人山口氏→有田氏というルートではないかと推測しています。それ以外には考えつかないから、もしそうだとしたら、公安と山口弁護士は守秘義務違反で罰せられます。
それはともかく、新聞には「公安部は(このストーカー事件に)組織的関与の有無も調べている」と書かれています。
それなのにどうして<実は組織的に脱会者の調査活動を行うという構図があるんじゃないですか?>
と、飛躍するのでしょうか。
公安筋に聞いたとか、少しでも根拠が書いてあれば<なるほどそうかもしれないな>となるのだけど。
さらに飛躍が積み重ねって行くと、「思い込みが嵩じての妄想」ということになってしまいます。
組織が関与するのは、ブログで根拠を示して書いた通りです。
お願い!マッチさんが「きっと、こうに違いない」と思われた場合、すぐに投稿されずに、「うっ、待てよ、こう書く根拠はあるのか」と記憶メモリーを起動させてからにしてください。冷静なところがおありのなに、モッタイナイ。
米本さん、回答ありがとうございます。
早速の回答ありがとうございます。
コピーを送ってみます。A4用紙で18枚近くなるので大きな封筒で送ることになります。
宇佐美さんにどこまで伝わるかわかりませんがやるだけやってみます。
マッチさんへ
>脱会しても信者の個人情報を持ち続け、しつこく追いかけ続けるなんて常軌を逸してますよ。
これは思いこみです。
私も教会員生活は長いですが、統一教会は元信者を追いかけることなどほとんどありません。むしろ冷たすぎる位です。
責任者は教会にじっとしていないでもっと離れた教会員を尋ねたらどうなんだと、私はいつも不満に思っている位です。
(またまたスミマセン。削除してもかまいません)
有田芳生氏のtwitterから
http://twitter.com/#!/aritayoshifu
「雨か。さて京都へ。霊感商法被害弁連の集会へ。統一教会の国会議員工作の実体。ストーカー信者逮捕と教会御用ジャーナリストの錯誤などについて報告する予定。」
「京都は霊感商法被害弁連の全国集会。信者によるストーカー被害者の証言中。」
「統一教会信者によるストーカー事件。個人犯罪ではなく、統一教会本部広報局が関与していたことが判明。」
「興信所まで使っていた。 」
「信者の弁護士がつきました。」
「先生(菊池誠氏 @kikumaco_x のこと)のニセ科学についてのお話。とても興味深かったです。」
米本さんのブログも有田さんのブログ&twitter、および藤倉善郎氏の「やや日刊カルト新聞」を興味深く読み比べております。
「すべてを疑え」の姿勢
米本さんが書かれている「すべてを疑え」の姿勢は、大切なことですね。
疑う「すべて」の中には〔米本さん〕も、含まれてますか?
米本さんには、ぜひとも米本さんご自身を疑ってほしいです。
感謝&お願い
ぜひ、興味深くかつ注意深く、読み比べてください。お願いいたします。
警視庁公安部は「統一教会信者によるストーカー事件。個人犯罪ではなく、統一教会本部広報局が関与していたこと」にしたいと、現在、必死で頑張っていらっしゃるようですが、はたして「判明した」のかどうか、結果はいかに。
それにしても、有田氏は国会議員というより、まるで警視庁公安部の広報マンみたいですね。
そういえば、オウム報道たけなわの頃、江川紹子さんから「有田氏は公安情報をそのまま垂れ流している」と批判されていましたね。
興味深い新しい情報も入ってきていますが、このブログはアップしたばかり(新情報が入ってきても賞味期限は当分有効)。
次回のブログを楽しみにしていてください。
Re: 「すべてを疑え」の姿勢
投稿感謝と言いたいところですが、少しは考えてからにしてくださいな。
> 疑う「すべて」の中には〔米本さん〕も、含まれてますか?
> 米本さんには、ぜひとも米本さんご自身を疑ってほしいです。
あのぉ、マルクスの「すべてを疑え」(確か『資本論』、誰かの言葉を引用)が有名になったのは、すべて即ちマルクス自身も疑えという含意があったからでして、「俺以外はすべては疑え」といったわけではないのですよ。
だから、マルクスの成句を用いて「すべてを疑え」と書く人は、いちいち「俺自身も疑え」なんて書かなくても、当然、読者はそのことを了解しているわけ、「あたなもぜひ自分自身を疑ってほしい」と思う人などいないのです。
今度、投稿されるときはよく考えてからにしてください。あたりまえのことを説明するのに、時間が割かれるのは面倒です。
失礼しました
そうですか、それは失礼しました。米本さんが、ご自身を疑ったうえで書かれているとは見えなかったもので・・・。
脱会屋と弁護士はつるんでいる
皆さん宜しくお願いします。
皮肉な事に、宇佐美さんの事件の真相が明かされることで、脱会屋の宮村氏と全弁連の山口広氏が手を組んでいる事が、公の元に明かされることになりますね。
なぜ父親は山口広氏と宮村氏と近づいたか。
これは拉致の事実を隠蔽する為のものである事は、過去の例から明らかです。私自身がそうだったですから。
宇佐美さんには申し訳ないですが、事実を告白する事によって拉致監禁の事実が明らかになってほしいです。
米本さんの次回の記事を楽しみにしています。
弁護士って結局・・
人格者ももちろんいらっしゃいますが、その一方で、目的のためには手段を選ばない御仁も多数存在しているようで。山口センセイにとって、ライフワークともいえる統一教会つぶしのためには、それによって被害を被る一教会員などどうでもよく、統一教会のイメージを悪くできるのなら何でも利用してやれというところなのでしょう。
「悪しき法律家は悪しき隣人」の見本のような方です。
味方にすれば武器になるが、敵対すれば何とも憎らしい。
告訴の不当性や、山口氏の背後関係を世に知らしめてカウンターを噛ませてやりたいものです。
懲戒請求とかできないものですかね。
http://blogs.yahoo.co.jp/nb_ichii
ゴネ元・ボケジュニア―ズさんに注意
読者からすれば、きわめて煩雑。今後、このネームで書き込むことにしてください。ここは自由な遊びの掲示板ではないので、よろしく。
それに、最後っ屁にもならないようなつまらない投稿は書かないでください。右サイトの「最新コメント」に載るのは15本。つまらない投稿で、まともな投稿が消えてしまいます。これも、ヨロシクです。
法律を読んでいない哀しき国会議員
EHさんは山口弁護士のことをご存知ではないはずなのに、彼の姿勢を的確に見抜いていらっしゃいます。まさに投稿通りだと思います。
ところで、 Gryphonさんの投稿に触発されて、寝る前に再度、読み比べてみました。一晩経って、有田氏の言葉を疑いました。
読者のみなさんも、国会議員&元ジャーナリスト(原稿は主に反統一)だからといって、彼の一言を鵜呑みにされないほうがいいと思います。
有田氏:統一教会信者によるストーカー事件。個人犯罪ではなく、統一教会本部広報局が関与していたことが判明。
火の粉ブログに書いた通り、文中にリンクした「ストーカー規制法」およびその「警視庁の解説」を読めば、ストーカーは殺人犯のような「故意犯」と違って「目的犯」です。
国権の一つ、立法権を担う国会議員さんは、法律でいう「故意犯」と「目的犯」の違いも知らなかったようです。
正直、私も知らなかった。しかし、この件で発言しようとすれば、事前に調べなければならないわけで、ネットで検索しました。この基本的で単純な作業もやっていなかったようですね。
ブログですでに書いたことを繰り返すのは、時間の浪費のような気がして嫌なのだけど、 Gryphonさんもひょっとしたら、きちんと読み比べていないのではないかと思い、あえて書いておきます。
宇佐美氏は「Kさんに対する恋愛感情を充足する目的で、つきまとい行為を行なった」(ストーカー規制法違反)容疑で逮捕されました。
宇佐美氏個人の行為はブログで縷々書いたので省略します。有田氏は、宇佐美氏のことに加えて、「統一教会本部広報局が関与していたことが判明」と明言しています。
頭を整理して考えてください。
家庭生活に入ってからは別ですが、統一教会および教会員にとって「恋愛感情を抱くことはアダム・エバ関係だ」として、絶対的と表現していいほどの御法度になっています。
となると、どういうことになるのでしょうか。統一教会本部が一教会員の「アダム・エバ感情」を充足させてあげたいと、一肌脱いだ(組織的に関与した)-ということになります。そんなバカな。
統一教会に少しばかり関心がある人のみならず、拉致監禁容認・黙認派の元教会員とて、首を傾げるでしょう。
ブラックフンジン事件は教会員にとって強烈な出来事でしたから。むろん、統一教会ウォッチャーの有田氏もこの事件をよく知っているはず。
(「有名な事件」と書こうとして、ちょっと調べた。フリー辞書にも載っていた。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%9F%BA%E7%9D%A3%E6%95%99%E7%B5%B1%E4%B8%80%E7%A5%9E%E9%9C%8A%E5%8D%94%E4%BC%9A。ただし、正しい記述かどうかは調べていない)
それゆえ、ストーカー規制法が「目的犯」を取り締まる法律であることを知らなかった、たんに人を執拗につけまとう行為をストーカー行為=犯罪と思い込んでいたのでしょう。
あたりまえすぎて言わずもがなのことですが、法律を決める国会議員は、法律を勉強する責務があります。それなのに、有田国会議員は京都に行く新幹線の車中でネット検索さえやらなかった(30分もあれば理解できる)。
「思い込み」また度を超した好悪の感情はときに知的停滞・頽廃を招くし、あとで恥を書くことになります。
主観的な憶測ならまだかわいいけど、「統一教会本部広報局が関与していたことが判明」とまで書く。判明とは「証拠固めが終わったこと」を意味します。そんなこと、有田・公安広報官はともかく、警視庁公安部は発表していません。
なお、Gryphonさんが「読み比べ」の一つに『やや日刊カルト新聞』をあげられていたので、付言しておきます。
この新聞で「記者」と呼べるのは、藤倉義郎氏しかいません。まだ活字媒体では活躍できていませんが。れっきとしたライター(フリー記者)です。
ウエブニュースの自称記者であれ、記者はどんな主義主張を持とうが(日本共産党に所属する朝日新聞の記者を想像して考えればわかりやすい)、仕事をするときには、自分の主義主張や立場・立ち位置を棚上げして、偏見を排し、価値中立的であらねばなりません。それに新聞・放送の倫理規定にあるような倫理観の持ち主でなければなりません。
ところが、統一教会の記事を担当している「エイト」(田中清史氏)は、反統一教会の活動家にすぎません。それゆえ自分の主義主張である反統一の目的に沿わないことは書きません。したがって、彼が書くものはそのまま信用はできない。そのため、いちいち裏を取って真実かどうか調べなければならない。信用力の格付けはかなり低いものと評価せざるを得ません。
知り合いである藤倉氏は、信用できるライターだと思っていました。それだからこそ、宝島本誌にも紹介したこともあります。
ところで、以前に、「拉致監禁には反対だ」(まあ逮捕監禁罪に違反するから当然のことで、主義主張は関係ないこと)と話していたことがありました。ところが、昨年の秋、くだんの宮村峻氏も出席した、山口氏が主催する全国弁連秘密会合(テーマは拉致監禁に反対する動きにどう対処するか)に、田中清史氏と一緒に参加していました。このことからすると、拉致監禁容認派の立場を明確にしたわけで、信用力の格付けはかなり低下してしまいました・・・。
以心伝心空しき世界
異常な逮捕劇
きぎた偏向プロパガンダ報道かという感がする。よほど、スパイ防止法制定に危機感を覚え、総出で統一教会に
悪いイメージを塗りつける心算かと思われる。この策略に国を護るべき公安関係者も参加している点が理解に苦
しむところだ。。この日本国はまったくもっておかしい状態である。まともな日本国民はこのストーカーレッテ
ル事件の背後の事の真相を知る必要がある。それにしても、いつまでも泥をかぶせられる訳にはいかないのが統
一教会である。広く真相をアピールするべきと思う。
宇佐見氏不当逮捕 英文記事
宇佐見さんを無条件に支援したく思います。その事が、奇妙な方法(仕掛けた彼らが追い込まれていく)ですが、拉致監禁をなくしていく事につながっていくと思います。
http://humanrightslink.blogspot.com/2011/02/truth-is-stranger-than-fiction-story.html
宮村氏
撤回お願いします
> 昨年の秋、くだんの宮村峻氏も出席した、山口氏が主催する全国弁連秘密会合
> (テーマは拉致監禁に反対する動きにどう対処するか)に、田中清史氏と一緒
> に参加していました。このことからすると、拉致監禁容認派の立場を明確にし
> たわけで、信用力の格付けはかなり低下してしまいました・・・。
そのような会合に参加したことはありません。ぼくは弁連の集会にはたまに参加してますが、「メディア関係」として入っていて、少なくとも取材を許可されたメディアや記者にオープンになっているプログラムしか参加してません。テーマにかかわらず、そもそも「秘密会合」自体、出席していません。昨年の秋も同様です。
公の場で、誤った事実を前提として立場性を評論されたり信用力が低下したなどと書かれるのは迷惑です。該当部分の削除と、撤回説明の掲載をお願いします。
携帯いくつある?
普通は1つだと思いますが、1つしかない携帯を貼り付けるとは思えません。
米本さんの次の取材に期待しています。
Re: 撤回お願いします
過日、といってもかなり前ですが、電話をいただいたのに、折り返しができず、ごめんなさい。
おそらく、要件は「幸福の科学」絡みのことだったと思いますが、お役に立てなくて、申し訳ありませんでした。
ところで、「記事の撤回」のことについてです。
あの日、私は四谷の「主婦会館プラザエフ」(通称、主婦プラザ)のレストランで、ある編集者と食事をしていました。四谷は前に宝島の本社があったところで、よく利用していたところです。
そのときに、偶然、藤倉さんの姿をお見かけましまた。
<おおっ、久しぶりだなあ>と声をかけようと思いましたが、隣にロンゲの青年が。よく見ると、エイトさんこと田中清史さんでした。
それで声をかけるのをやめて、しばらく様子を見ることにしました。
すると、このブログで批判している戸塚教会牧師の黒鳥女史、いのちの家の川崎経子女史、さらにはあの行田教会牧師の清水与志雄さんも歩いているではないですか。
正直、驚いたのなんの!
それで、ひょっとしたら、「全国弁連」の東京集会が開催されていたのかと思いました。
この集会にはしばしば宗教関係新聞の記者が参加していることを思い出し、電話で問い合わせてみました。
すると「弁連集会は1カ月後で、その日にはなにもないはず」という回答。
まだ裏付け確認作業はしたのだけど、それは省略して、まあこんなわけで、よくわからない集いを「秘密の会合」と表現し、そこに『日刊カルト新聞』の藤倉さんと、エイトこと田中清史さんが出席したと書いたわけです。
というわけで、撤回しなければならない理由が見つかりません。しいて言えば「秘密会合」という表現でしょうが、オープンな会だったのでしょうか。
さらにやりとりをするようなことになれば、ブログのテーマからかなりズレていくことになっていくし、「オフレコ話」を含め、様々なことを書かざるを得なくなってしまいます。
正直、そんなことはしたくありません。誰かさんが比較検討をと書いたから、つい、日刊カルト新聞のことに触れただけのこと。
よって、まだ私のことを追及したいのであれば、個人メールでやりとりをしませんか。
付記しておけば、『洗脳の楽園』『カルトの子』を出してから、私はある大手出版社の編集者から、人を介して、「もうこれ以上、カルト問題に首をつっこむな」というアドバイスを頂いたことがあります。
そのときには意味がわからなかったけど、いま思うに、「視野が狭くなる。業界から色眼鏡で見られることになる(カルトしか書けないライター)」という貴重なアドバイスだったと思います。
しかしながら、まだこのブログをやっている。トホホ。早く、くだらん拉致監禁をやめればいいと思うのだけど、また宇佐美ストーカー事件がでっち上げられるから、不作為の罪が重くのしかかってくるので、書かざるを得ない。ほんとうにトホホです。ぼくの人生にとってはあまり意味はない。
もっと若かったたら、すぐにアラブ世界に飛び込みたいところです。
藤倉さんに追記です。
カルトネタとして捉えると、視野が狭くなってしまいますが、「教祖の妻」というテーマは普遍的だと思います。
大川きょうこさんの今は、ハイテンションでしょうが、騒動の過去・現在・今後を丹念にインタビューしていけば、いいルポが書けると思います。
裁判がどうしたこうしたなんて一時(いっとき)のことではなく、生きている「大川きょうこ」さんのことが読みたいです。
もっと読みたいのは、法の華三方行の福永さんのその後のことです。
彼を信じて多額のお金を払った人たちのその後、彼を信じていた人のその後、彼の奥さんのその後、ぜひ知りたいです。
このテーマは前からしゃっべっいていたはず。
ぜひ、ものにして欲しいと期待しています。
ひきつづき撤回を求めます
弁連集会にはたまに参加していることはすでに書きました。それ以外だと、オープンではない会合の出席者に用があるときに、会合が終わる頃、会場に行って出待ちしたりしたことはあります。でも米本さんは、
> まだ裏付け確認作業はしたのだけど、それは省略して
とまで書いているわけですから、「会場の建物内(会場である部屋の外)で姿を見た」ということだけを根拠にしているわけではなさそうですね。いいですよ。省略しないで根拠を書いてください。
> さらにやりとりをするようなことになれば、
> ブログのテーマからかなりズレていくことに
> なっていくし、「オフレコ話」を含め、様々な
> ことを書かざるを得なくなってしまいます。
そもそも米本さんが書いた文章が原因なんですから、テーマからズレようがどうなろうが、米本さんに責任がある話です。
根拠を公の場で書けないなら、直接ぼく宛のメールなり何なりで説明してください。ぼくが出席した会合のことだというなら、ぼくにその内容を話しても「オフレコ話」の禁を破ったことにならないでしょう。米本さんが何を根拠にしているのかがわかれば、何が間違いなのかこちらも具体的に説明できると思います。
ぼくが「拉致監禁に反対する動きにどう対処するか」というテーマの会合に出席したという情報は、完全なデマに米本さんが踊らされているか、米本さんが何かの情報を元に勘違いしているだけだと思います。そのような事実はありません。
> 正直、そんなことはしたくありません。誰かさんが比較検討をと
> 書いたから、つい、日刊カルト新聞のことに触れただけのこと。
「つい」だとか「だけのこと」とか、ちょっとひどくないですか? ぼくは米本さんにデマを流されているわけですよ。そんな身勝手な物言いで、他人の名誉を軽んじないでください。
ひきつづき撤回を求めます。
同事務所所属の18名の弁護士を調べてみれば、海渡雄一・日隅一雄・宮里邦雄ら色つき弁護士がずらり。
グリーンピースや中核派の好きな面々ならば一般的な「正義」を云々しても噛み合わないのは致し方ないこと。
彼らは彼らで、彼ら流の「正義」を貫いているつもりなのですね。
最大の問題は警視庁の役人の意識が事実関係を客観的にみようとしないで、むしろ拉致監禁の加害者側にたってしか事実をみようとしないことです。これは非常にショッキングなことでした。以前、テレビ局にも拉致監禁問題で電話をしたことがありますが、その対応はまったく違っています。少なくともテレビ局の人は先入観で物事を決め付けようとしないで真剣に聞いてくれます。それに比べて警察の役人というのは、基本的な人権意識さえもないのかと失望せざるをえませんでした。20分ほど話しをしたあと資料を送りますといって電話を切りましたが、後日、木幡さん宛に送った資料(財界にっぽんの記事のコピーなど)は封も開けられずに返送されました。部署が書かれていないからという理由です。その対応をみて警察というのは冷たいなあとあらためて感じました。
役人というのは冷たくなければ務まらないのだろうか?おそらく役人というのはさまざまな規則に縛られているために、やむをえずそうしているのだろう。しかし、そのような環境の中に長年いると普通の人間の感覚が徐々に失われていくのではないだろうか?そのように感じます。そのうちに自分たちの既得権を守ることが彼らの至上命題になるのでしょうか?そこに権力の怖ろしさを感じてしまいます。
明日、もう一度木幡さんに電話をして部署を確かめてから、再度資料を送付するつもりですが、彼らは果たしてそれを読んでくれるのでしょうか?そんな心配までせざるをえません。
PS.ありの一穴という言葉があるように、この事件は小さな事件ではあっても重大な問題へと発展する可能性があります。現下の中東革命がまさにそうであるように、この事件の異様性を明白にすることは、国家のあり方そのものを変えることにつながるのではないでしょうか?そのためには米本さんだけに頼るのではなく、一人一人がこの事件に関して疑問と感じた問題意識を警察やマスコミに伝える必要があると思います。
なぜ統一教会員が不当な棄教家族説得に遭うのか、なぜ家族内解決だけでなく他者や専門家に頼む必要があるのか?を、すべて警察や弁護士のせいにしているのに本当に違和感を感じます。
あなた方の属している教団、そしてあなた方がその教団に何の疑問も抱かず寄付して働いて、挙句の果てに詐欺行為に加担したことも原因ではないでしょうか。
話を聞いていると、まるで日本中が「統一教会いじめ」をしているようです。私も以前、教会内で、そんな被害者意識を植え付けられそうになりましたが、違法勧誘で信者獲得して表彰されている兄弟姉妹や教会の在り方に疑問があり脱会しました。
脱会前後、教会のアベル(あえて教会用語を使いますが)は、こちらを全否定して、返金要求に一切耳を貸そうともしません。これが個人の限界です。傷つけられて、時間とお金を取られて、人間関係も壊されて、どこにも行き場がない中で戦わなければいけない。
人を騙して信者にさせている悪徳詐欺団体に対応できる個人なんて限られています。
「拉致監禁」は違法です。
ではあなた方は?
自身の教団の被害者に対して、ずいぶん無頓着のようですが、統一教会詐欺被害者は何千、何万人といるのですよ。
その結果が棄教家族説得を緊迫化させているのではないですか。
「拉致監禁」というものがあり、なくしたいなら、まず御自分の周りから見つめなおしてみられてはいかがですか。
と何度言っても、ずれた返答しかこないのは残念です。
一方に偏っている場合にそのバランスを是正するためにどちらかを強調することはあっても、どちらからという順位付けに正解はありえない。
統一教会に問題がないわけなどないし、このブログに書き込んでいる諸兄はそんなことは百も承知だろう。
インターネットに自由にアクセスし、書き込みができる環境ならば批判情報はいくらでも手に入る。
ただあくまでここは反統一カルトによる被害がメインなだけで、統一カルトによる被害は立派な肩書きのある弁護士センセイたちが頼まれずともほいほい請け負ってくれる。
この世に犯罪被害者が何千何万人いたとしても、冤罪被害者支援に反対するいわれはないでしょう。別物はあくまで別物です。
弁護士のせい?警察のせい?
「違うと思います」と言っているのです。
むしろ「うるさい火の粉は払え」の姿勢の限り、何の解決にもならない。
>統一教会に問題がないわけなどないし、このブログに書き込んでいる諸兄はそんなことは百も承知だろう。
インターネットに自由にアクセスし、書き込みができる環境ならば批判情報はいくらでも手に入る。
それで?
でた答えが「統一教会問題と拉致監禁は別問題だ。」で片づけてるから、話にならないのですよ。
まあ健闘を祈りますよ。現状の姿勢に僭越ながら忠告させていただきました。
ひきつづき撤回を求めます
この新聞は真実を伝えているけど動機が悪いなあというのが私の印象です。
動機が悪いので好悪が偏ってしまっているのがもったいない。
今回は、藤倉さんの周りの人達と口車を合わせて何度も打ち合わせをして、
「ヨーシこれから乗り込むぞー」
と気合を掛けてからこちらのブログに書き込みされたんではないかという印象をもちました。
会合に行った行かないというような話、また言った言わないというような話は 長~~い水掛け論になりますので、どうか他でやってください。
何言ってんですかね
> 今回は、藤倉さんの周りの人達と口車を合わせて何度も打ち合わせをして、
> 「ヨーシこれから乗り込むぞー」
> と気合を掛けてからこちらのブログに書き込みされたんではないかという印象をもちました。
そういう印象を持つのは勝手ですが、そのような事実はありません。仮そうであったとしても、デマを撤回しなくてよい理由にならないので、どのみち関係のない話です。
> 会合に行った行かないというような話、また言った言わない
> というような話は 長~~い水掛け論になりますので、どう
> か他でやってください。
会合に参加したかどうかは、発言内容の問題ではなく、会合の場に居合わせたかどうかという物理的な客観的事実をめぐる問題です。言った言わないの話ではありません。
また、ここで語られるべき内容ではないというなら、問題となっている記述を米本さんが削除し、語るべきだと思う場所で語ればいい話です。ブログのテーマからズレたコメントが付く原因も含めて、責任はすべて米本さんにあります。ここで書かれたことがデマである以上、撤回の要求もここでやります。それをやめろと言われる理由は一切ありません。
ひきつづき、米本さんに対して撤回を求めます。
米本さんのコメントを読んでからにすればよかった。
Re: ひきつづき撤回を求めます
期待に添えなくて申し訳ないのですが、コメント投稿記事は撤回できません。
理由その1・私が主婦プラザで、藤倉さんとエイトこと田中清史さんを見たのは間違いない事実です。藤倉さんの反論を読んだのだけど、このことへの直接的な言及はありませんでしたね。
理由その2・やや迂遠に。
>「会場の建物内(会場である部屋の外)で姿を見た」ということだけを根拠にしているわけではなさそうですね。いいですよ。省略しないで根拠を書いてください。
う~ん。一緒にあるところで取材したこともあったわけだけだから(ラエリアンムーブメントの猪苗代湖そばのセミナー)、私の取材の仕方も知っているはず。おそらく、何かを引き出したいことはミエミエだけど、残念ながら、そうではないのです。このことを前提に・・・。
「省略しないで根拠を書いてください」という挑発的な質問に答えるのだけど、あのあと、藤倉さんやエイトさん、そして、川崎・黒鳥・清水さん。みなさん方が会館から去ってから、脱会屋の宮村さんが山口弁護士と談笑しながら出てきました。
脱会屋さんは全国弁連の会合から締め出しになっていいると聞いていたため、「秘密会合」と判断したわけです。
事実は以上でも以下でもなく、これ以上のことは個人メールで質問してくださいな。
幸福の科学の大川教祖についての質問があったときでも、けっこう、丁寧にしゃべったつもりだったけど・・・。
(注) 藤倉さんとのやりとりに関して、ちょっかいレスがあれば、悪いけど、テーマから外れていくので、問答無用で削除いたします。
まだまだ撤回を求めます
えっ。主婦プラザで、ぼくがエイトさんといるところ見たというだけ? すでに書きましたが、弁連の会合については、参加せず「出待ち」してたこともあるんですよ。米本さんが言ってるのがもしそのことなら、完全に米本さんの勘違い。それなら無理もない勘違いだと思うので、撤回してくれるならそれ以上責めませんが。
> 理由その2・やや迂遠に。
(略)
> う~ん。一緒にあるところで取材したこともあったわけだ
> けだから(ラエリアンムーブメントの猪苗代湖そばのセミ
> ナー)、私の取材の仕方も知っているはず。おそらく、何
> かを引き出したいことはミエミエだけど、残念ながら、そ
> うではないのです。このことを前提に・・・。
何を言いたいのかわかりませんが、撤回しないことを正当化できる理由が見いだせない文章なので、「理由その2」は無視します。
いずれにせよ、どの会合を指しているのか特定できる書き方をしてくれないと、米本さんがどういう状況を見て勘違いしているのか判断がつきません。その「秘密会合」とやらの日にちくらい示してください。
ぼくは、どのみち「拉致監禁に反対する動きにどう対処するか」をテーマにした会合なんかに参加していません。これまでのやりとりから推測するに、米本さんのデマは、たぶん以下のどれかのパターンです。
(1) ぼくが参加していない会合が「拉致監禁に反対する動きにどう対処するか」をテーマにしており、ぼくがそれに参加したというデマを米本さんが書いている(会場外で参加者を待っていたぼくの姿を米本さんが目にして、早とちりした?)。
(2) ぼくが参加した会合が、実際は「拉致監禁に反対する動きにどう対処するか」をテーマにしたものでないのに、そうであったというデマを米本さんが書いている。
(3) たぶんこれはないと思うんですが、そもそもぼくじゃない人をぼくと間違えた。
> 藤倉さんやエイトさん、そして、川崎・黒鳥・清水さん。みなさん方が
> 会館から去ってから、脱会屋の宮村さんが山口弁護士と談笑しながら出
> てきました。
ほかのメンバーがどういう顔ぶれであろうと、それはぼくがそこに参加していたという根拠になりませんよ。上記のように、ぼくは参加者に用があってロビーで待っていたこともあるんで。ロビーで落ちあって建物の外に一緒に出てきたのと、会合に参加していたのと、一緒にいた人物の顔ぶれによって判断できるはずもないでしょう。
何の答えにもなっていないし、撤回しないことを正当化できる理由になりません。
> 脱会屋さんは全国弁連の会合から締め出しになっていいる
> と聞いていたため、「秘密会合」と判断したわけです。
それはどうでもいいです。問題は、ぼくは参加していない、ということだけです。秘密会合であろうがなかろうが、ぼくは「拉致監禁に反対する動きにどう対処するか」をテーマにした会合には参加していません。秘密会合であったかどうかは、ぼくが参加したかどうかを判断する根拠になりません。
これも、何の答えにもなっていないし、撤回しないことを正当化できる理由になっていません。
> 事実は以上でも以下でもなく、これ以上のことは個人メールで質問してくださいな。
いやです。公の場で書いたことなんだから、公の場でちゃんと処理してください。米本さんが記述を撤回しないのであれば、なおのことぼくは、公の場での反論を続けます。米本さんが書いていることがデマであることを、このブログを読んだ人に伝える必要があるからです。米本さんがやってくれないんだから、ぼくが自分でやるしかありません。
米本さんが、問題となっている記述をいったん削除して、ぼくと直接メールで話し合いをした上で判断するというなら、話し合いの方法は考えてもいいですよ。でも、デマがここに書かれたままの状況である限り、ぼくはここで反論を続けます。さらに、これだけ言っても事態に進展がないなら、ここ以外の場で「も」、デマを流したことについて米本さんを批判する可能性が出てきます。
> 幸福の科学の大川教祖についての質問があったときでも、けっこう、
> 丁寧にしゃべったつもりだったけど・・・。
はい。その節はありがとうございました。とても参考になりました。しかし、だからといってデマを書いていいということにはなりません。それはそれ、これはこれです。関係のない話です。
引き続き撤回を求めます。
藤倉さん
当然のことながら、カルト問題に取り組む人々の間ではずっと前から、このテーマでの議論は行われています。ぼくはあまりコアなところには関わっていないけど、クローズドな場で多少は議論に触れていて、それを踏まえていま自分の意見を書いています。しかし公の場で議論できる類の情報発信はほとんど行われていないので、「誰誰はこういう意見を述べている」「誰誰はこう証言している」という具体的な形で紹介することができません。
Re: まだまだ撤回を求めます
これが最後の回答です。これ以降の投稿は削除させていただきます。
(1)ブログのテーマは、宇佐美氏のストーカー事件の真相であり、『やや日刊カルト新聞』tp://dailycult.blogspot.com/2011/02/blog-post_5247.htmlでも書かれていたストーカー事件はでっちあげられたもの-というものです。
ブログ本体で、藤倉さんと田中さん(エイト)が全国弁連の秘密会合に出席していたと書いていたのなら、投稿が延々と続いてもかまいませんが、私が書いたのは、コメント欄です。
したがって、読者からすれば、テーマと関係のないやりとりが続けば、うんざりするし、ブログそのものを見なくなってしまいます。
(2)「投稿にあたっての注意事項」で記しているように、「テーマと関係のない投稿は控えて欲しい」とお願いしています。しかし、藤倉さんの投稿は私のコメント記事への抗議であり、撤回要求なので、投稿を認めてきました。
すでに、藤倉さんは4本の投稿をし、読者は藤倉さんの主張が理解できたはずです。
(3)今後は削除するといっても、アクセスを閉ざすわけではありません。ブログでは、私の住所、電話、FAXを明らかにしています。また、藤倉さんは私のメールアドレスもご存知です。
さて、本題です。
> > 理由その1・私が主婦プラザで、藤倉さんとエイトこと田中清史さんを見たのは間違いない事実です。
>
> えっ。主婦プラザで、ぼくがエイトさんといるところ見たというだけ? すでに書きましたが、弁連の会合については、参加せず「出待ち」してたこともあるんですよ。米本さんが言ってるのがもしそのことなら、完全に米本さんの勘違い。それなら無理もない勘違いだと思うので、撤回してくれるならそれ以上責めませんが。
「ぼくがエイトさんといるところ見たというだけ?」
すでに回答で示したように、違います。
藤倉さんと田中さんが主婦プラザにいたというだけで、「秘密会合が開かれていた」「そこに2人が出席した」と、飛躍はしていません。
主婦プラザで2人を見かけ、興味をもって観察していたところ(とりわけ注目したのはエイトさん。彼は反統一活動家であり、拉致監禁を容認ないし黙認している)、
強制説得家の清水牧師・黒鳥牧師・川崎牧師など懐かしい顔ぶれを2人のすぐそばで見かけたこと、さらには脱会屋の宮村峻氏、弁護士の山口氏があとから出てきたこと-から判断したものです。まだ名前をあげることができますが・・・。
当然、主婦プラザの管理室で、その時間帯に開かれた会議のことを聞いたのは、言わずもがな、のことです。
会合に出席していないという藤倉さんの主張が正しいとすれば、拉致監禁諸派(黙認・容認を含む)が秘密会合をしていた主婦プラザに、偶然、2人が居合わせたということでしょう。
だとしたら、げに偶然とは恐ろしや、ですね。
なお、藤倉さんとのコメント欄でのやりとりはこれで終わりにしますので、このことに関する投稿はやめてください。
注意
藤倉さんが拉致監禁諸派の会合に出たのかどうかについては、もう投稿しないでくださいとお願いしました。なかよしさん以降の投稿はすべて削除いたしました。
藤倉さんにもお願いしたように、コメント欄でなく、私に直接アクセスしてください。
ブログのテーマは「宇佐美氏が真実を語る」です。
しつこいです。
何度も言っているように、私にメールで、質問してください。別に逃げているわけでなく、ブログのテーマと関係のないやりとりがコメント欄でなされることを回避したいだけのことです。
個人的なやりとりによって、藤倉さんが監禁諸派の会合に参加していなかったことが(真実と信じるに足る相当の理由が)確認できれば、間違ったコメント記事になるわけですから、すぐに削除するつもりです。
どうしてメールをくれないのか不思議でなりません。
宇佐美さんの処分は明日決定!
私は不起訴か(嫌疑不十分)、起訴猶予処分(嫌疑十分だが罪は軽い)、略式起訴による罰金刑かと考えていましたが、この見通しには誤りがあるのではないかと思うようになりつつあります。
それは、宇佐美さんが事件を否認しているからです。いわゆる否認事件と呼ばれるもので、否認事件は「しぶとく否認しているので悪質だ」として起訴される傾向にあります。
そしてもし起訴となれば、拘留が延長される可能性が高くなります。
ストーカー違反事件は痴漢などと同じ、「性犯罪的な類型」でくくられ、起訴と同時に保釈される可能性は低いようです。
保釈された被疑者が被害者を脅し、訴えを否認させたり、告訴を取り下げさせる可能性がある、と考えるからです。
もし宇佐美さんの拘留延長を裁判所が認めれば、彼の保釈が認められるのは、裁判所で被害者(Kさん)が証言してからということになります。
これが最悪のシュミレーションですが、考えるだけで、暗澹たる気持ちになっていきます。
いずれにしても、処分内容、保釈の有無を含めて、明日中(あるいは明後日の朝)に、ブログをアップいたします。
話はそれますが、別冊宝島『暴走する検察』で痴漢冤罪の記事を書いたことがあります。
痴漢で逮捕された場合、被害者が訴えている内容を(嘘でもいいから)認めると、略式起訴による罰金刑で済みます。
さらに、被害者に損害賠償金を支払い、示談を成立させれば、起訴猶予処分となって、自由の身となります。
一方、痴漢をした事実がないから、あくまで被疑事実を認めない。正しい姿勢なのですが、悪質だとして、起訴されます。起訴=99%有罪ですから、刑務所に行くことになります。
記事で書いたフリーライターはあくまで否認したため、函館刑務所に10カ月間、懲役しました。
彼が痴漢したという電車に同時刻に乗って確かめましたが、物理的に痴漢することはできませんでした。
それなのに、懲役10カ月。
やっていないのにやったと言えば、罪は軽くなり、やっていないからやっていないと否認すれば、刑務所行き。恐ろしい話です。
この傾向を利用して、恐喝事件も起きています。
うちの息子には「満員電車では両手を上にあげておくようにしろ。万が一、痴漢と疑われた場合には両方の指を警察に差し出し、指にくっついているはずの繊維物を収集してくれ、と言うように」とアドバイスしています。
指の繊維物と女性がつけている服の繊維物が一致しなければ、無実ということになりますので。
Re
婚約者・妻を拉致監禁された者として
即刻、管理人さんには削除していただきました。
しかしその後、幾人かの方からメールをいただくなどしまして、改めて私の方から投稿させていただくことに致しました。
米本さんにはお忙しい中、紛らわしいメールをお送りして申し訳ございませんでした。
加筆、修正しています。
以下、投稿文になります。
米本さん、お久し振りです。
主治医からは、ネットでの書き込みは避けるように指導されているので、症状が悪化しそうな状況になると、このコメントは削除させていただきます事を、はじめにお断りさせてください。
米本さんが面会なさった翌16日、拉致監禁被害者お二人と、私と妻、11ヶ月の長女の5人で荻窪署に面会に行ってきました。
妻が絶対に面会に行くんだというので、乳児を連れての移動は大変ですので、私も同行したものです。
統一教会員でもなく統一教会に批判的な米本さんに面会で先を越されたのは、教会員として悔しい限りです。
しかし、有意義な取材ができたようなので、今後に期待致します。
午後1時に荻窪署に行きました。
面会者は1日一回3人までと規則があり、宇佐見さんと面識のない私は一階のロビーで留守番をしていました。
長女は面会を許可されたので、妻と一緒に留置場へ行きました。
対応した若い警察官は、礼儀正しく、好青年だなという印象を受けました。
面会時間は20分間。
面会を終えた4人が戻って来て、そのまま荻窪駅前のレストランで、食事をしながら話しをしました。
私以外は、みな宇佐美さんとは面識があり、「留置場での同窓会ってかんじかな」と私が言うと、大爆笑になりました。
本人は、いつも通りであること、ただ妻の「(逮捕は)男の勲章よ!」という言葉に涙ぐんでいたことを聞きました。
不謹慎な言動と思われる方もいらっしゃると思いますが、このブログをきちんと読んでいただければ、多少はご理解いただける言動ではないかと思います。
事件の詳細については、米本さんの確かな取材と、証拠に裏づけされた記事に期待致します。
統一も反統一も、関係なく、とても的確な情報ソースブログであることは、関係者の私から見ても保証できます。
また、一貫して、どちらの勢力にも加担するでなく、「拉致監禁は犯罪だ」というただ一点を主題として貫いている、秀逸なブログとなっていることも、関係者として保証できます。
実にこのような評価などを書くのは僭越なのですが、病人という事で、米本さんにはご勘弁いただきたく存じます。
主治医の指導を破って、今回投稿させていただいたのは、拉致監禁で、愛する婚約者・妻を奪われ、私自身も妻の救出時に妻の親族から暴行を受け、全治1週間の傷害を負わされた被害者・経験者として、少しでも「残された被害者」の心の傷に皆さんが思いをめぐらせていただければ、という動機からです。
宇佐美さんは再マッチングだったそうです。
前回の相対者(婚約者)もやはり拉致監禁で、失うという憂き目に遭っています。
宇佐美さんは42歳だそうです。
20代で結婚し、30代で子供が生まれて、40代ともなればあるていど家庭の基盤が出来上がっているのが、一般的な人生かなと個人的には思いますので、宇佐美さんは貴重な人生を、祝福(信仰)に捧げたと言ってもいいのかなと、私は感じます。
今回こそとKさんとのマッチングにかけていたのだろうと、想像します。
ところがその婚約者Kさんの突然の失踪。
宇佐美さんはおそらく直感的に、「拉致監禁」と思ったでしょう。
妻が言うには、3年間捜し続けたとのことです。
その結果、昨年(2010年)11月にほんの短い時間であったけれども、ようやく直接本人に会うことができたのだそうです。
しかし、Kさんはすっかり別人のようになって、信仰を失ってしまっていたことを目の当たりにして、「やっと」本人の意思を確認することができたのだ、とのことでした。
どんな気持ちで新年を迎えたのでしょう・・・。
そうしたら、いきなり「今頃」警察が来て、紙(逮捕状)を見せられ、逮捕されたのだということです。
婚約が破談し、もう終わったこととして新たな出発をしていたところを、逮捕「劇」のような形で全国に放映されてしまったのでした。
マスメディアではことさら、GPS機能付き携帯を「悪用」し、婚約者の実家の車に取り付けていたという事を、さもおどろおどろしく、常軌を逸した「犯行」として取り上げていました。
しかし、同じ婚約者・妻を拉致された私からすれば、まず警察に届けましたし、さらに自分でも必死になって妻の居場所を捜し回った者としては、そんなに便利な道具があれば、私も絶対に使っていたと思うのです。
残念ながら、私の時代の携帯電話機は通話しか出来ない「IDO(現在のau)」のものでした。
それでも、監禁の恐れがあったため妻(婚約当時)に携帯電話を渡しておきました。
当時は、携帯電話自体が珍しかったので、拉致した家族はまさか妻が携帯を持っているとは思っていなかったのです。
その携帯を使って、妻が私に拉致されたこと、連れさられるルートを伝えてきたために、それに気づいた家族が、急遽監禁マンションを当初の10階から、別な監禁用に借りてあったマンションの2階に移したため、短期間でマンションのベランダから飛び降りて脱出できたことがありました。文明の利器の有り難さを感じた経験でした。 ですから、宇佐美さんの行動は別に当たり前の行為だと私は思うのです。
妻の2回目の拉致では、さすがに一番初めに携帯電話が没収されたそうです。
私の場合は警察が捜査してくれていましたから、まだましな事例だと思います。しかし捜査といっても、親が連れ去ったという事で、初動において緊急配備は行われませんでした。
その後は、所轄の刑事課が総力をあげて妻の行方を捜査しましたが、結果的には5ヶ月もの間見つけられずに、警察も焦りの色を見せはじめたころ、偽装脱会で妻は解放され、逮捕監禁罪でも刑事告訴したのでした。私のケースについては世界日報の特集記事 http://www.worldtimes.co.jp/special2/ratikankin/main3.htmlをご覧いただければと存じます。
統一教会というだけで、相手にもされないケースがほとんどですから、そうなったら、自力で婚約者・配偶者を捜さざるを得ません。
愛する人が、突然、行方不明になる、警察も相手にしてくれない・・・ 。
普通の人ならどうするのでしょう。
しかも、どうやら自分の所属する団体と対立関係にある集団に監禁されている可能性があるとしたら・・・ 。
私は無我夢中になって、捜し回りました。それが私の「普通」でしたから。
妻の実家を一晩中一人で張り込んだり、監禁に過去使われたことのあるマンションをしらみつぶしに捜して回ったり、マンション周辺の駐車場に警察から教えてもらった、妻の実家の車のナンバーのついた車両がないか調べたり、警察へ何度も足を運んだり、電話は毎日のように刑事にしていましたから、これってストーカーといまどき言われてしまうのでしょうか。
そしてある時は、妻の実家の郵便受をチェックしていて、郵便物が「転送」されていることを発見したりもしました。
すぐに警察に連絡し、捜査員が転送先を割り出し急行しましたが、監禁場所ではないことが判明してがっくりした事もありました。
他人の郵便受を勝手に物色する、いまならストーカー行為なのでしょうか。
でも、必死なのです。
監禁された人は確かに被害者です。 (自覚のない方を除いて)
だけれども、残された婚約者、配偶者、子供はみんな被害者なのです。
統一も、反統一にもそれぞれ言い分はあるでしょう。
統一によって家庭が崩壊したという方もいらっしゃると思います。
しかし、だからと言って、暴力で一人の人間の自由を奪い、脱会を強要する行為は絶対にやってはならない、人の道をはずれた行いだと私は思います。 基本的人権云々以前の話です。
このブログは一貫してその大切なことを、訴えているものだと私は思っています。
長くなりました。
私は決して、犯罪を容認していただきたいという趣旨で、書いたのではありません。
宇佐美さんの行為が、犯罪なのかどうなのかを決めるのは、あくまでも裁判官です。
その前に、検察官が起訴するのかどうかというところです。
米本さんも書いておられるように、酌量ということもありますし、私個人としましては、微罪か、(これが当然と思いますが)不起訴処分に終わらせていただきたいと存じます。Kさんがもっと早く婚約破棄のお気持ちを、「直接」宇佐美さんに伝えていれば、彼も3年もの貴重な時間を無駄にしなくてもすんだのではないでしょうか。偽装脱会を疑うのは私の経験からも、当然のことです。米本さんの「確認行為」とは実に的を射た表現だと思います。そして婚約の破談を受けて宇佐美さんは、すでに新しい人生を出発していたのです。
起訴され刑事裁判ともなれば、確かにストーカー容疑以前のKさんの「拉致監禁」問題に焦点があたるかもしれません。
けれども、宇佐美さんは「教団の組織的犯行」としたい公安の踏み台にされ、人生を狂わされ、もう十分信仰者個人としての役目を果たしたと私は思います。
ですから、不起訴釈放され拉致監禁という泥試合からは距離をおいて、もう歩き始めていた新しい人生を切り開いていって欲しいと切望するものです。
機密捜査情報漏洩の責任も取らない「公安」が本当に我が国を守れる組織なのか、今回の逮捕劇を見て改めて憂慮いたします。
日の丸に敬礼しない、君が代を歌わない若者が増えている日本国のことを数十年も前に心配する発言をしているのが、統一教会の朝鮮人である文鮮明師なのです。
我が家の今年の初詣先は靖国神社でした。祖国の安寧と極東アジアの平和を祈願しました。
公安の諜報能力の低さに失望します。先の大戦では開戦前からすでに日本の暗号は解読されていたとも聞きます。情報戦においてすでに敗北は決まっていたのです。
さらに、大本営発表を垂れ流し、世論をミスリードしたのがマスコミでした。過去の教訓がまったく現代のマスコミ人に活かされていないと思います。
米本さんのおっしゃる「すべてを疑え」(資本論とは関係なく)とは記者(職業言論人)としての基本中の基本姿勢であろうことくらい、素人の私にでも容易に思えることです。
このままでは日本国が危ないと深刻に感じます。
宇佐美さんが今後どうされるかは、私には分かりませんが、妻の話を聞いてのこれが私の素朴な思いです。
情報によれば明日25日にも処分が決定するということを聞いています。
蛇足になりますが、面会を終えて、留置場は歪んではいても法治内の所だと、監禁被害者の妻が申しておりました。
留置場は法律にもとづいて留置されていて、面会や接見の自由、外部との通信の自由、差し入れなど制限はあっても人間扱いされるけれども、脱会屋による「監禁」には、教会員に人権は一切なく、脱会屋がすべての「法律」であり、無法地帯だったとのことでした。
なお、現在の私は、病のためこのコメントにたいして、責任は負いかねます。成年後見制度の利用も考えている状況でもあります。
また、議論もできません。
それくらい、拉致監禁によって精神的ダメージを受けたのだと、ご理解いただければ幸いです。 そのこと(私の病状)を心配してくださっていたのが、宇佐美さんであったことを最後に付け加えさせていただきます。
監禁遺児、監禁で配偶者をなくされた方、婚約者を失われた方のこころの痛みを少しでも垣間見ていただけたなら嬉しく思います。
米本さんのご健勝をお祈り申し上げます。
「海行かば 水漬(みづ)く屍(かばね)
山行かば 草生(くさむ)す屍
大君(おおきみ)の 辺(へ)にこそ死なめ
かへりみはせじ」~万葉集~大伴家持
http://www.youtube.com/watch?v=PfBebI2oFp4&feature=related
「なくす痛みを知ったあなたは ほかの愛をつかめる そう祈っている」~かたちあるもの~柴咲コウ http://www.youtube.com/watch?v=JGslXm1JmYs&feature=fvsr
ありがとうございました。
嶋田さま
移動しました。
http://dailycult.blogspot.com/2011/03/blog-post.html
記事の感想(1)-秘密会合の日時
貼り付けていただいた記事を読みました。
この記事を読んで、私がどう思ったのかについて知りたいのは、おそらく北村さんばかりではないでしょうから、感想めいたことを書いておきますね。
全国弁連の秘密会合に、自分たち(藤倉ならびにエイトこと田中清史)は出席していないことを言うために、よくもここまで仰々しくかつ大仰に書けるものだと感心するばかりでした。
<2010年年7月10日(土曜日)の午後、四谷の主婦プラザで、私は2人の姿を見かけ、また彼らの前後を、強制説得にかつて手を染めていた清水牧師・黒鳥牧師、現在も手を染めている川崎牧師が歩いているのを目撃した。そして、かなり後から脱会屋の宮村峻氏、全国弁連代表の山口弁護士が出てくるのも目撃した。
そのあとで、主婦プラザの管理室で、その種の会合があったことを確かめた。
それで、「やや日刊カルト新聞」(以下、カルト新聞)記者の藤倉氏と田中氏が「全国弁連の秘密会合」に出席したと判断し、そのことをコメント欄で書いた>
(注)最初の投稿「法律を読んでいない哀しき国会議員」では、昨年秋としていたが、主婦プラザで一緒に食事をした編集者に調べてもらい、7月10日だったことがわかった。
事実はこれ以上でも以下でもありません。
「自分たちが主婦プラザにいたのは事実だが、清水・黒鳥・川崎・宮村・山口が同時刻にいたのかどうかは知らない。仮にいたとしたら、それは偶然のことであり、秘密会合に出席した事実はない」
このように簡潔明瞭に書かれていれば傾聴したでしょうが、そのことについては具体的な説明がありませんでした。
「秘密会合」という表現に、2人は反発したのかもしれません。「全国弁連・全国大会の準備会」あるいは「全国弁連活動者会議」といった表現のほうが良かったのかもしれませんが、これらの会合はいずれもクローズドなものであり、「秘密会合」と表現しても、そう間違ってはいないでしょう。
(秘密会合の存在は、拙著『我らの不快な隣人』でも書いているし、「活動者会議」に参加した現役信者の母親からも、直接、会議の模様を教えてもらったこともある)
藤倉氏はこのコメント欄で次のように書いています。
「ほかのメンバーがどういう顔ぶれであろうと、それはぼくがそこに参加していたという根拠になりませんよ。上記のように、ぼくは参加者に用があってロビーで待っていたこともあるんで。ロビーで落ちあって建物の外に一緒に出てきたのと、会合に参加していたのと、一緒にいた人物の顔ぶれによって判断できるはずもないでしょう」
これは具体的事実に基づかない抽象的抗弁にすぎません。「参加者に用があってロビーで待っていたこともあるんで」というのであれば、誰を待っていたかなど具体的事実を述べる必要があるでしょう。取材活動だろうから、ライターであれば手帳に記しているはず。
ちなみに、私が編集者と会ったのは仕事ではなかったため、手帳に記していなかった。彼も、手帳に記していなかったので、日付を調べるのに時間がかかった。
記事の感想(2)-オフレコの伝言ゲーム
大切な情報源を失いたくなかったので、これまで書きませんでしたが、大仰な記事を読んで、ぼんやりとでも明かすしかないか、と。
私が何かを書く場合、かなりの部分で裏付けを取っています。とりわけ、固有名詞を出す場合は、裏付けを取ることを原則としています。
こういう裏付けの取り方もあります。
秘密会合に出席した人が、知り合いのAさんに「オフレコだよ」と念を押したうえで、会合の模様を話す。それが、やはり「オフレコだよ」とBさんに伝わり、そして私のところにも情報が入ってくる。
この場合は目的意識的な裏付け取材ではありませんが、裏付けの一つになります。
脱会屋の宮村氏や高澤牧師は、かなりの人から嫌われていますので、「驚いたよ。オフレコだけど、全国弁連の会合に宮村と高澤がなんと出席していたよ」といった情報は水面下で流れます。
それを聞いた人が「ほかにどんなメンバーが出席していたの。どんなことが話し合われたの」と質問するのは当然のことでしょう。
この「オフレコの伝言ゲーム」のようなルートで、情報か漏れてくることがあります。
藤倉氏もこんなことがあり得るのは当然、認識できているはず。
(注)以下のことは書きたくなかったのだけど、私の顔写真を載せるわ(ライターにとって致命的)、稚拙なレッテル貼りをするわで、もう「ならぬ堪忍」。信義則違反だけど、藤倉氏が自ら撒いた種。火の粉は徹底して振り払わねばならない。
なぜなら、日本脱カルト協会の会員でもある藤倉氏は、以前には「オフレコですが」と言いながら、協会内部の情報を私に教えてくれたことがしょっちゅうありましたから。
もっと具体的な事実を書けば-『我らの不快な隣人』377頁の<注10>を開いてみてください。日本脱カルト協会事務局長の滝本太郎弁護士のセクハラ問題のことが書かれています。
セクハラ被害者の女性(同協会の会員)の訴えに、私と藤倉氏は憤りを感じ、3人でメーリングリストを作り、緊密に情報交換したことがありました。
そこでは、協会の会員がやりとりしている「メーリングリスト」もさらけ出されていました。
それを読んで、<へぇーっ、こんなやりとりがなされているのか>と、2人が書き込んでくるメールを読みながら、驚いたり・呆れたり・憤然としたり。協会の会員メーリングリストでのやりとりは、登録メンバー以外に見せてはならないことになっていますが、それでも、私が知ることができたわけです。
藤倉氏のオフレコ破りのことを言いたいわけではありません(私もオフレコ情報のおこぼれに預かっていたのだから)。全国弁連の会合がどんなにクローズドにされていようが、出席者全員で「今日の会合のことをオフレコに」と確認しても、情報は入ってくるものだということです。
秘密会合に、藤倉氏が嫌っていた某国立大学の教授も参加していたとか。あるいは、火の粉ブログを何とかしなければといったことが話題になったとか。
<つぶやき:こんな話をさらけ出してしまったから、もうオフレコ情報は入りにくくなってくる。トホホ>
<でも、これまでに蓄積した情報量は膨大だから、ブログのネタは尽きないから、まっいいか>
ところで、私も全国弁連の秘密会合に参加したことがありました。会合の名前は「宗教と人権弁護団ネットワーク集会」。たいそう立派な名前だったが、なぜ、これが秘密の会合と言えるのか。それは集会の最後に司会者(名前は失念したが弁護士)が「今日のことは絶対、外部にもらさないように」とクギを指したからである。ちなみに、テーマは拉致監禁問題だった。(拙著302~303頁参照のこと)
記事の感想(3)-「容認」用語について
カルト新聞の記事を読むと、秘密会合出席云々よりも、私を「統一協会容認派ライター」として、読者に印象づけようとしているように思えました。
ある研究者から
「藤倉某が米本さんを容認派!容認派!と連呼していますね。うそも100回言えば本当になる、と語ったゲッベルスみたいで笑えます」
というメールもいただいているから、私だけの感想ではないでしょう。
カルト新聞は素人集団の集まりだから、言葉に精緻さを欠いているとしか言いようがありません。
「統一協会容認」の言葉に、新聞読者はひっかかりを覚えなかったのでしょうか。
そもそもの話です。
統一教会には問題が山ほどあるけど、国から認証を受けた「宗教法人格をもつ宗教団体」です。精緻さを欠く「容認」用語をあえて使えば、国家が統一教会を容認しているのです。
では、社会はどうか。
メディアで統一教会批判がなされているが、「宗教法人を取り消せ」といった主張を読んだことはありません。また、そのように主張するビラを市民が配ったり、デモをしたり、文化庁に陳情に出向いたりしたということも、聞いたことがありません。
日本の社会は統一教会にきわめて批判的だけど、「統一教会が宗教法人格を有する」ことを、消極的であろうが、容認しているわけです。
(オウム事件のときには、世論の雰囲気は「オウムの宗教法人格を取り消せ」というものだった。確か全国紙の社説にも載ったのではなかったか)
つまり、国家も社会も、統一教会に厳しい目をもっているのは事実としても、容認しているのです。だから、私のことを「統一教会容認派」とレッテルを貼るのは、「日本国家、管総理大臣は統一教会容認派」「日本の社会は統一教会容認派」と指摘するのに等しい、実に低レベルで稚拙なレッテル貼りです。
一口に「統一教会」といっても様々な側面をもっています。それは「北朝鮮」であっても「創価学会」であっても「国家官僚」であっても同じ。組織は様々な顔をもっています。いや組織だけでなく、個人もそうです。あたりまえのことですが。
それゆえ、「容認」という言葉を使うときは、より厳密でなければなりません。
たとえば、私がよく例に出す日本共産党のことを考えれば、わかやすい。
この党を支持する国民は4、500万人いますが、カルト新聞の習いによれば、この人たちは「日本共産党容認派」ということになる。まさにトンデモ話としか、表現のしようがありません。
国家的にも社会的にも、政党として認められているわけですから、国家も社会も容認していることになる。
<つぶやき:なんて書くのも、小学生に教え諭しているみたいで、バカバカしくなってくる>
では、社会が日本共産党のすべてを容認しているのかと言えば、それは違う。
物事は個別具体的に考察する必要があります。
熱心な党員は「新聞あかはた」や「党員」の拡大に、日夜精を出しています。それは容認できるのか、できないのか。
選挙が始まれば、熱心に「日本共産党に一票を」と活動する。これは容認できるのか、できないのか。
このように一つ一つ考えていく必要があるわけです。
私もそうですが、一部の政治学者や市民運動家は、党の組織原則-民主主義的中央集権制」に批判的で容認していません。(この場合、容認できない具体的行動は日本共産党に一票を投じない)
では、組織原則を容認できないと考える人たちに、「日本共産党否定派」とレッテルを貼ることができるでしょうか。そのようなレッテルを貼られれば政治学者たちは「冗談言うなよ。幼稚だなあ」と呆れるでしょう。
(幼稚なレッテル貼り的思考をするのは、カルト新聞の有能なる記者たちだけ。だからどうしても、現実的なたとえにはなりにくい。困ったサンだ)
こうしたことからわかるように、統一教会を容認する・しないについても、個別具体的に考えていく必要があります。
教会員は日曜ごとに教会に出かけ、祈祷を行なう。これは容認できるか、できないか。
教会員は、文鮮明氏の自叙伝を使って、信者の勧誘に勤しんでいる。これは容認できるか、できないか。
日本の教会員は、高額エンドレス献金に熱心に取り組んでいる。これは容認できるか、できないか。
一部の日本の教会員は、特定商取引法に違反する印鑑販売を行なってきた。これは容認できるか・できないか。
私の立場はブログでこれまで再三再四述べてきたように、統一教会の違法行為は容認できない。また、違法行為の土壌となっている高額エンドレス献金は、一部において容認できないというものです。(この一部を厳密に書くと長くなるので省略。後日のブログ「統一教会考」で書くつもり)
このように言葉は厳密であらねばなりませんが、わがカルト新聞の大兄たちは、統一教会員の拉致監禁に反対すれば、「統一協会容認派のライター」という。
拙著を評価してくれた宗教評論家の芹沢俊介さんも、精神科医の斉藤環さんも、彼らの手にかかれば、統一教会容認派ということになってしまう。
“ カルト”の特徴の一つには、白か黒かの二分法的思考があげられます。この意味で、カルト新聞の大兄たちはカルト集団とよく似ています。
反カルトのカルト性を繰り返し説明していますが、カルト新聞に同じことが指摘できるのです。
蛇足ついでに。
『やや日刊カルト新聞』の名前を見て、考えてしまいました。「やや」がどの言葉を形容しているのかわからないからです。「やや日刊」なのか「ややカルト」なのか「やや新聞」なのか・・・。
それで、今回のカルト新聞の記事を読んで、ようやくわかりました。「やや日刊カルト新聞」だったわけです。だとすると、ガッテン・ガッテン。
自嘲的、自戒的な名前であって、大変よろしい。
記事の感想(4)-初心忘れるなかれ
くだんの記事によれば、藤倉氏の肩書は「本紙主筆」となっていました。思わず目を疑い、辞書で調べてみました。
<主筆:新聞社や雑誌社などで、記者の主席であって、論説や重要な記事を書く人>
辞書に明記されていなくても、ここでいう「新聞社や雑誌社」には規模の大小を問わず、記事を商品として販売していることが前提になっています。
いや、最近ではフリーペーバーやウエブニュースもあるから、無料媒体も含まれているかもしれません。そうした無料媒体であっても、広告費収入があるから、経営が成り立ち、社員は取材費を請求し、給料をもらうことができる。
だから、辞書の定義を厳密に言えば、「経営体として成立している新聞社や雑誌社などで」ということになるでしょう。
だから、私はカルト新聞の主筆の文字を見て、正直、おったまげました。
<冗談だろうな、遊びで肩書をつけているんだなあ>と思いました。
つまり、ジャナーリズムごっこをしているんだ、と。
ところが、どうやらそうでもなさそう。本気で記者は藤倉氏を主筆と思い、藤倉氏は自分のことを主筆と思い込んでいるみたいですね。これにはたまげるばかりです。
もしそうだとすれば、『やや日刊カルト新聞』は『まるで裸の王様みたい新聞』と社名を変更したほうがいいのではないか、と思ってしまいます。大手メジャー雑誌の週刊現代ウエブ版でも、主筆はいないのではないでしょうか。編集長はいても。
個人的なことを明かすのは、よろしくないとは思いますが、藤倉氏を想う老婆心からだと思って、お許し。
藤倉氏がライターになるか、臨時の公務員募集に応募するかどうかで悩んで相談を受けたとき、私はライターの道を勧めました。
そのときに、こうアドバイスしました。
「最初は食えないけど、頑張って、雑誌に署名記事を書く。それを積み重さね、単行本一冊ぐらい書けるようなライターになれよ。とりあえず、『日刊ゲンダイ』と『受験ジャーナル』の編集者を紹介するね」
フリーのジャーナリストとして一本立ちをするには、雑誌に署名入りの原稿を書くことはきわめて重要なことである。
フリーの名刺を取材相手に渡すと、相手は名刺をしげしげ、ときには胡散臭そうに眺めたあと、「ところで、これまでどんな雑誌に記事を書いているのですか」と聞かれることが多い。そうした場合、雑誌記事のコピーを渡せば、相手は信用してくれ、いろいろと語ってくれるようになるからだ。
その後、食事をしたとき、藤倉氏は2つの媒体での仕事ぶりを報告しながら、次のような抱負を語ってくれました。
「奥野修司さんの『心にナイフをしのばせて』を読んでいるんですが、ぼくも奥野さんのような本を書きたいと思っています」
これを聞いて、頼もしく思えました。
この後のことだったと思うが、藤倉氏から電話がかかってきた。『週刊アエラ』に記事が載ったという。
うれしくなって雑誌を買い求めた。「ストリートミュージシャンに関する記事」が彼の署名入りで、堂々と、載っていた。
それから今日まで、藤倉氏の雑誌記事は一度も見たことがない・・・。
藤倉氏が主筆ゴッコをするのはいいし、新宿のロフト(喫茶&バー)で、主筆の肩書で得意そうにしゃべるのもいいけど、問題意識をもっと深く、広角的に持ち、あのとき語った抱負を実現されんことを祈るばかりです。
(注)この感想文に対するレスポンスはやめてください。
監禁諸派が集う秘密会合に、朝日新聞の宗教担当の記者ならともかく、カルト新聞の記者が出席していたかどうかなんて、まるで社会性がありません。
(だから、ブログで取り上げる気にもなれず、コメント欄に投稿した。もしどうしてもコメントされたいという方がいれば、カルト新聞のほうにお願いいたします。ただし、私はカルト新聞にはほとんどといっていいほど目を通しませんので、あしからず。傲慢に聞こえるかもしれないけど、足でかせいでいない記事(取材費を投じていない記事)はつまらないからという単純な理由からです)
それより、宇佐美さんが起訴された事件が冤罪事件かどうかのほうがはるかに社会性があります。「真相③」の熟読をお願いいたします。
長文の熟読、感謝であります。
記事の感想(5)-追記編・主筆様
「今朝3時過ぎに藤倉さんがコメント欄に自分で「主筆様」と書いてるのです」
(藤倉コメント引用始め)
それより問題なのは、米本氏が藤倉を藤倉を記者呼ばわりしている点です。ぼくは主筆なのに。あと善郎の字が間違ってる。
【註・日本4大よしろう】
中松義郎(ニセ大阿闍梨)
森喜朗(サメの脳)
伊藤芳朗(カルトの弁護士)
藤倉善郎(主筆様)
2011年3月3日3:49
(引用終わり)
正直、おったまげた。いや、こんな表現レベル以上に、恐怖心すら感じるほどに、驚いた。
<俺様は、ここにあげられている人たちと同じように、有名人なのだ>
と錯覚、妄想していらっしゃるのだ。
そして、主筆様の指導を仰ぐ記者大兄たちは、「やっぱり、われらの主筆は有名人なのだあ!」と思い込む。
これは、世界の覇者だと妄想したオウムの麻原氏と、そう信じ込んでいたオウム信者と同じ図式ではないか。
だから、恐怖心にも似たような感情を抱いてしまったのです。
と、ここまで書いて「待てよ」と思った。
「日本4大よしろう」サイトが、他の5人の「よしろう」に比べはるかに無名の藤倉よしろう氏のことを取り上げるのだろうか、という疑問である。
藤倉氏が自分で投稿したのか。いや、それであればたんに「カルト新聞主筆」とするだろう。だとしたら、エイトさんか・・・。
たんなる憶測になってしまうのでやめるが、少なくとも、藤倉氏がこのサイト記事を、得意そうにかはわからないが、“容認”していることだけは確かだろう。
オウム信者の妄想を解こうと、ジャーナリストの江川さんは必死になって、原稿用紙に向った。
記者大兄さんたちはそこまでの努力はしないでいいから、パソコンで「藤倉善郎/ノンフィクションライター」で検索してみればいい。それと同時に、「日本のノンフィクションライター」。あるいは奥野さんの名前も付け加えてもいい。ともかく、いろんなキーワードを使って、「ぼくたちの主筆様」はどんなレベルにあるのかと、検索、調査すべきだろう。
<つぶやき:藤倉さんが月刊『文藝春秋』にでも記事一本書いた暁には、主筆様は教祖様になって、管総理大臣もひれ伏さなければならないのではないかと、正直怖くなる。そうしたら、有田さんもアゴでこき使われるようになる。ああ、怖っ。まあ、それもいいかぁ。ともかくトホホ、トホホのカルト業界だ>
前回のコメント投稿の末尾に、彼の抱負が実現できるようにといった趣旨のことを書いたが、正直、<こりゃ、ダメだ>と思った。彼はノンフィクションライターの道を歩むことなく、今後も「主筆様」でやっていくしかないのだろう。
ところで、追記としてもう一つ、書いておくべきことがあった。
藤倉氏はカルト新聞で、私の顔写真を載せた。これは、潜入取材を厭わない記者にとっては致命的なことである。
このことは、藤倉氏は十分に理解できていることだ。
なぜなら、データマンとして取材に協力してもらった彼と一緒に、潜入取材したことがあったからだ。クローン人間の作成で世界的に話題になった「ラエリアンムーブメント」の合宿セミナーへの潜入だった。
そのときに、もし事前に顔が知られていたら、参加は断られたいたはず。
つまり、彼が私の顔写真を載せたのは、私の今後の取材活動を妨害したということに等しいのだ。私の顔なんぞに肖像権はないだろうが、少なくとも損害を被ったことは確かである。
かつてライター志望、今は主筆様。その彼にとって、私が被害を被ることなんて、頭から消えていたのだろう。
もう一つ、注目すべきは、私の顔写真を誰がどういう場所で撮影したのか、「写真説明」が載っていないことだ。
話は遡る。
2009年2月15日に「拉致監禁をなくす会」の設立総会が開かれた。http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-16.html#more
会の事務局は新聞やテレビ局に取材案内を出した。報道用の椅子に座ったのは、メジャーの記者の姿はなく、世界日報、UPI通信の記者。それに私と、私が事務局に頼んで招待してもらった藤倉氏の4人だった。
藤倉氏を呼んだのは、彼が拉致監禁問題に関心をもっていたからだ。
12年間監禁の後藤徹さん、強制脱会者で脱会後PTSDに苦しんでいた宿谷麻子さんなどが講演し、私も最後に簡単な挨拶をした。
そのとき、カメラマンに顔写真は載せないで欲しいと頼んだ。
それから2年後に、藤倉カメラマンはカルト新聞に写真を載せたという次第である。
「拉致監禁問題に関心がある」と言っていたはずなのに、彼は目の前の後藤さんや宿谷さんに取材を申し込むことはしなかった(記者失格)。そのときに彼の取材姿勢に「?マーク」が点滅し始めた。
振り返ってみれば、すでにこのときから、ノンフィクションライターへの道は諦め、全国弁連の弁護士たちからネタをもらいながら「カルト新聞の主筆」の道を進もうとしていたということだろう。まだ四十路までには数年あったはずなのに。
ライター業界がえらいなんて、これっぽっちも思ったことはないが、奥野修司さんの『心にナイフをしのばせて』のような本を書きたいと語っていた人がと想うと、いと哀れである。(終わり)
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