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「いのちの家」(川崎牧師)からの脱出記? 

拉致監禁リアル情報(25)

親か信仰か?危険なダブルマインド

脱出の瞬間

 前回述べた、延々と続く川崎のレクチャーに、慶一はうんざりしていた。川崎が聞く耳を持たないこともそうだが、彼女に提示できる資料がなにもないからだ。

 ふつうの論戦を考えれば、この状態がいかに異様かは理解できると思う。
 
 片方は資料を豊富にもち、もう片方は何もないような論戦
 片方は手も足も使え、もう一方は手が後ろに縛られているような状態である。こんな論戦は一般社会では100%あり得ない。

 ところが、こと統一教会信者への強制説得の場面では、いつもこうなのだ。
 一般の論戦とは違い、脱会説得での論争はたんなる勝敗を競うわけではなく、信者にとっては自分の信仰を維持するか捨てるかの、人生最大のといってもいいほどの局面である。(注1)

 それにもかかわらず、信者には反論できる材料は何もない。ただ、記憶に残っている知識をぶつけるだけ。一方、強制説得家たちは豊富な材料(資料)を手に説得にかかる。
 信者は反論できなくなると、ただ、脱会説得家(ないし脱会屋)の話を聞くしかなくなり、一方的な教え込みの対象者というだけの存在になってしまう。この点で、強制説得は「逆洗脳」(逆マインドコントロール)と表現していいだろう。(注2) 

 慶一が川崎の一方的な説明に、もどかしさを覚え、うんざりするのは、あたりまえのことである。

 川崎との“話し合い”に、何の進展も見られない。すでにここに来てから20日以上が過ぎていく。慶一は次第に焦燥感に駆られていった。
 10月29日の11時。1階リビングルームのソファで、親子3人で話し合っているときに、慶一は苦しくなって、「パアーっと 」 玄関から外に飛び出した。

  周囲は右も左もわからないような田舎道。
  後ろを何度も何度も振り返りながら、息をぜいぜいさせ、しなの鉄道の平原駅(無人駅)にたどり着いた。しかし、列車の本数は少なく、電車はすぐには来ない。タクシーもない。

  慶一は、また後ろを振り返りながら、小走りで、しなの鉄道信濃追分駅に。 そこから駅前のタクシーを利用して、新幹線の軽井沢駅に向かった。ようやく孝成教会にたどり着いたのは、信濃追分を出てから数時間後のこと。約3カ月ぶりの教会だった。
 信者仲間は、憔悴しきった慶一の姿に驚いた。

?-以上が「脱出記」の概要である?。


親に仕送りしていた慶一

 これからは、慶一へのインタビューを交え、推論めいたことを書いておく。
 次回は、慶一の上司にあたる人がその後、慶一の両親に会ったときの模様を報告する。

 最初は、慶一との一問一答である。

?孝成教会に戻ってからの精神状態は。
慶一:無気力感ですねえ。外に出ると、自然と後ろを何度も振り返るようになっています。今でもそうです。夢も見ました。
?どんな夢?
慶一:「いのちの家」の1階は脱会説得に使われるところ、まあ、川崎さんがいるところです。ぼくたち家族は2階の部屋で寝起きするわけです。
 食事の時間になると、2階から下に降りて行くのですが、ぼくは下に行きたくない。そんなとき、母親が下から「慶ちゃん、ごはんだよ。慶ちゃんっ!」って、呼ぶんですよ。
 それが夢に出てくる。母親の「慶ちゃん!慶ちゃん!」って声が。

?ご両親はどんな人ですか。
慶一:何かを押しつけるような親ではありませんでした。そりゃあ、子どもの頃はスイミングとか習字とか習い事には通わされましたよ。でも、弟に対してもそうだったと思うけど、自主性を重んじてくれていました。正直、とてもいい両親です。
?年齢は。ご両親はどんなお仕事を。
慶一:父は60、母は57。小売店をやっていました。ところが、近くに大型専門店ができて、それで店を閉じることになりました。09年の3月のことです。

?確か前の話では、慶一さんのホームに突然、ご両親が現れたのは09年4月のことでしたね。
慶一:ええ、そうです。突然だったので、驚いた。
?ご両親は店を閉じられた。生活の糧は。お二人が年金をもらうにはもう少し時間がかかる。
慶一:そうです。だから、ぼくは心配になって、毎月給与の中から3、4万円の仕送りしていました。
?えっ! 教団に献金せずに親に仕送りを!
慶一:ええ、そうです。だから、今回の事件が信じられないのです。

?そ、そうなんですか。ちょっと取り乱してごめんなさい。年月を整理すると、
慶一さんが親に統一教会信者であることを明かしたのは08年1月のこと。
09年3月に両親は店を閉じた。
09年4月に、両親はあなたが住むホームに突然やってきた。
その後、両親は教会のイベントに参加するようになった。
そして、10年の8月に拉致された。
慶一:そうですね。

?ご両親が川崎さんと関わるようになったのは、どの時点からだと思われますか。
慶一:実は、「いのちの家」に、会報の講読者リストが机の上に置いてあり、それを読んだことがあります。それによると、09年3月のところに、両親の名前と住所が書いてあった。
 だから、少なくとも、両親が店を閉じるのと同時に、川崎さんと関係を持つようになったのだと思います。両親に問い質すと、すっと惚けられましたが(苦笑)。

?脱出してから孝成教会に戻るまでの道中、気持ちは千々に乱れたでしょ。
慶一:ええ、そうですね。
 孝成教会に戻るのはまずいんじゃないかと思いました。両親が追いかけてきて、また連れ去られるのではないかと心配になった。それで、名古屋にいる知り合いのホームに逃げようかと。
 それと両親を残したまま出たわけだから、両親は心配しているだろうなって。両親を裏切ったのではないか、と自分を責めました。しかし、一方ではあのままあそこに居続けると精神的におかしくなってしまう。やるべきことはやったのだという思いもありました。

?その後、ご両親に連絡を取ったことは。
慶一:ありません。〇▽さん(彼の上司、以下A)たちが両親に会ったときの模様は教えてもらいましたが。
?電話で、「元気だよ」の一言ぐらい、声をかけてもいいのでは。
慶一:まだそんな気分になれないのです。それに、携帯を返してもらっていない。何度も返してくれと言い続けてきたのに。Aさんが両親にそのことを伝えてくれたけど、やはり返してくれなかった。(注3)


精神の分裂

 慶一の話を聞きながら、川崎の2段階構えの脱会方法が信者に及ぼす精神的な影響について、考えた。

 これまで行なわれてきた保護説得(主流)は、信者を家族が拉致し、厳重に鍵がかけられたマンションの一室に閉じ込め、そこに強制説得家が登場し、統一教会批判を延々と繰り広げるというものであった。
 予想もしなかった家族による「拉致監禁」、そして「信仰を剥奪され続ける行為」は、衝撃的な体験となって、一部の信者・元信者に心的外傷後ストレス障害(PTSD)をもたらした。このことは、『我らの不快な隣人』の第6章「引き裂かれた家族」や、「PTSDについて考える」シリーズで、詳述した。むろん、私の浅学ゆえの思い込みではなく、PTSD患者の治療にあたっている精神科医の診察結果である。

 これに対し、川崎の2段階構えの脱会方法はどうなのか。
 1段階目は、家族による拉致監禁(慶一の場合は軟禁)。2段階目は、しぶしぶであっても本人が同意して「いのちの家」で、川崎の脱会説得を受けるというもの。
 とりわけ注目すべきは、次の2点である。

「しぶしぶであっても本人が同意している」こと、「いのちの家は、逃げようと思えば逃げることができる」環境にあることだ。

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 窓に干してあった洗濯物の主は、その後、脱会した。すっきりとした脱会ではなかったと言われている。


 主流「保護説得」の場合、信者は物理的に脱出を試みようとするし、それが叶わなければ偽装脱会を装って解放されようとする。脱出や解放に成功しても、慶一のように後ろ髪を引かれるような気持ちはあまり浮かばない。
 なぜなら、頭の大半を占めるのは、どうやって脱出すればいいのか、どうすれば偽装を真正脱会と思ってくれるのかということばかり。とにもかくにも、家族によって閉じ込められた監禁場所から逃げ出すことで精一杯、両親を裏切ったという気持ちはさほど浮かばない。

 これに対し、「いのちの家」は、繰り返しになるが、逃げようと思えば逃げることのできる空間である。しかし、信者は逃げようとはしない。なぜなら、しぶしぶであっても、「話は聞く」ということに同意(親との約束)したのだから。
 逃げようという気持ちが生まれると、「両親を裏切ることになる」と、すぐに否定的な気持ちがわく。それが(かせ)となって、逃げ出すことができないのだ。

 一方、両親との約束を守ろうとした場合、川崎のレクチャーは脱会の意思を示すまで延々と続く。

 どちらの道を選択したとしても、当人にとっては不幸(不快)な結果しか待っていない。

 通常、私たちが人生の岐路に立ち、何かの選択を迫られた場合、考えに考え、熟慮した結果、よりよいと思われる選択肢を選ぶ。
 ところが、川崎のやり方だと、どちらの道を選択しても、片方は「親を裏切る」、もう片方は「信仰を捨てる」ことになる。
 つまり、どちらを選んでも不幸な結果しか待っていないのである。

 こんな選択に迫られることは通常の生活ではあまりあり得ないことなのだが、まれに生じることもある。
 これを、精神医学ではダブルバインドと呼ぶ。結果として、精神の分裂、精神統合失調症をもたらすことになってしまう。『我らの不快な隣人』でも、1節設けて、説明しておいた(112頁)。

 慶一の場合、「親を裏切ってしまった」という気持ちがより強くなると、「では、あのまま残っていればどうなっていたか」といった気持ちが生まれ、解決の道がなくなるダブルバインド状態になってしまう。実に、危険である。

 慶一と違って、もう一つの選択肢を選び、「いのちの家」に居続け、脱会した人もいる。そうした人たちが
「親を裏切ることがいやだったので、川崎先生の説得を受けて脱会してしまったのだが・・・」
 といった後悔の念が生まれると、「じゃあ、親を裏切って逃げ出したほうが良かったのか」という考えが生まれ、これまたダブルバインドに陥ってしまう。

 親か信仰か。とても苦しい選択であろう。

 信者家族からすれば、川崎に説得してもらえば脱会できる(一条の光)としか考えず、子どもが<親か信仰か>のダブルバインドにもがいていることなど想像だにできないことだと思う。

 川崎のやり方は、PTSDを発症させるだけでなく、精神統合失調症にさせる可能性がある。物理的暴力をともなわなくても、「危険な脱会方法」ということには変わりがないのだ。
(仮に子どもが統合失調症にかかってしまった場合、親は原因がわからず、オロオロするばかり。泥沼の奥底にひたすら沈んでいくしかないだろう)(注4)(注5)

(注1)川崎は「用事があって講義できないときには、読んで欲しい」といくつかの本を慶一に手渡していた。そのなかには、『ひとさらいからの脱出』(小出浩之)『脱会屋のすべて』(鳥海豊)『我らの不快な隣人』の3冊の本があった。
 しかしながら、これらの本は統一教会の教義を擁護する本ではなく、拉致監禁を批判するものである。教義には全くといってもいいほど言及されていない。
 慶一と川崎との論戦に、「脱会の方法論」とか「マインドコントロール論」が争点となっていたのならともかく、論戦とは関係のないテーマの本である。おそらく、「一方的な資料しか提示しなかった」と批判されないためのアリバイづくりだろう。

 統一教会の教義論争をするのであれば、『踏みにじられた信教の自由』ぐらいは、準備しておくべきだろう。

(注2)統一教会の2DAYとか4DAYなどの泊まり込みの勉強会でも、一方的な教え込みが行なわれる。この様態を指して、「洗脳」(マインドコントロール)と表現する人たちがいるが、「逆洗脳」(逆マインドコントロール)と決定的に違うのは、合宿が終われば、自由の身となって、統一教会に批判的な情報に接することができるということだ。(むろん、気に食わなければ合宿の途中からの退出も可能)

 これに対して、「逆洗脳」は逆洗脳が完了するまで、自由になれないのである。したがって、統一教会が「洗脳」(マインドコントロール)していると表現するのなら、強制説得家たちは「強制的な逆洗脳」(強制的な逆マインドコントロール)を行なっているということになる。

 実際、統一教会の「洗脳」によって入信する人はわずか1?3%程度、これに対して、「強制的逆洗脳」の成功率は75%である。これらの数値からも、いかに「逆洗脳」が激しいものかわかるだろう。(『統一教会の検証』33頁参照)。ただし、最近の脱会成功率は50%ぐらいか。

(注3)両親が今日に至っても携帯を返さない理由がよくわからない。携帯を返せば、息子に電話できるのに・・・。

(注4)「荻窪栄光教会の黛藤夫の正体(上)」のところでも触れた、『「救いの正体』」の<ドキュメント救出>では、「脱会のプロによる自宅での脱会説得」を日記風にまとめた。
 これを書いたときは、拉致監禁という強制説得を意識して、自宅での脱会説得を肯定的に描いた。

 しかし、今ではこの方法にも懐疑的になっている。なぜなら、比較的拘束力の少ない自宅での脱会説得(ただし、教団と連絡を取らない。一人での外出は禁止。資料を自由に入手することはできないという条件下)であっても、脱会の意向を示さない限り、鳥籠状態は延々と続くからだ。
 この状態が嫌だと逃げ出せば、家族を裏切ることになってしまう。
 家から逃げなければ、信仰を捨てるしかなくなる。

 場所が「いのちの家」であろうと自宅であろうと、慣れ親しんだ場所か見知らぬ場所かの違いはあっても、構造(信者に及ぼす精神的影響)はまるで同じなのである。

『我らの不快な隣人』213?214頁で紹介したが、ルイスとブロムリーは「自発的脱会者」(A群)「自発的に脱会カウンセリングを受けた者」(B群)「強制的に脱会カウンセリングを受けさせられた者」(C群)の精神的予後をアンケート調査によって比較検討した結果、A群と比較してB群とC群にはトラウマ症状がより高率で見られるという結論を下している。

 B群とC群に共通するのは、家族以外の第3者、脱会カウンセラーが介在していることである。「自発的に受けた脱会カウンセリング」の具体的な中味が検討されなければならないが、<親か信仰か>といった、信者に心理的プレッシャーを与えるようなやり方は、「PTSDの原因となる可能性がある」(精神科医の池本佳子)と考えたほうがいいだろう。

 簡潔に言えば、家族が子どもの脱会説得を、第三者に「外注」することは、子どもが脱会しようがしまいが、まだ説得場所がどこであろうが、精神予後は芳しくなくなるということである。

 慶一の両親は、監禁ではなく軟禁だった(「いのちの家」に行くことは同意していた)からという理由で、慶一の精神的予後の悪さを軽んじているような節がある。

(注5) 反統一教会の読者からすれば、自宅での軟禁説得まで否定するのなら、脱会の代案を示せという声が起きるだろう。
 そもそも<なぜ脱会させなければならないのか>という根本の議論はおくが、なかなか興味深いサイトを見つけた。 「UC(統一教会)食口の悲劇」である。
 私の子どもが統一教会に入った場合、このブログの管理人・kyokoさんのような親になりたいと思う。家庭(家)は、子どもを捕まえたり、隔離するような場所ではなく、子どもが安心して戻れる 避難港 でなければならないと考える。



?次回は、慶一が脱出したあとの親のことに触れる?
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コメント

ダブルバインド(二重拘束)について

この記事を読み、空恐ろしくなりました。こんな精神に大きな害を及ぼすかもしれないことをしながら、(親に指導しながら)自分は安全圏にいて、レベルの低い、時代に合わない説得しかしない川崎牧師に怒りを覚えます。
ダブルバインドについてですが、参考になるブログを発見しました。リンクが貼れなくて申し訳ないですが、ブログタイトルは「あなたの子どもを加害者にしないために」です。(作者不明)ダブルバインドについていくつか記事がありますし、私も全部は読んでないですが、2009年2月9日の「統合失調症を作りやすいダブルバインド」はかなり参考になると思います。
PTSDと違って、統合失調症は原因がはっきりしてなく、遺伝的要素も否定できない面があるため、脱会目的による強制説得による発病は立証としてはどうだろう?と思っていましたが、統合失調症発病とダブルバインドが関係あるとすれば見過ごせない問題です。
何とかこれを広く世間に知らせる方法はないか、と思います。
昔、統一教会の修練会に出て、精神疾患になった人が何人かいることを聞きました。それと同じ位、いやそれ以上に危険な強制説得をしながら、統一教会は危険な団体といい続けるのは、ある意味矛盾があるのではないでしょうか?
監禁、軟禁含めて脱会目的の強制説得を容認されている皆さんは、そのあたりをよく考えて欲しいと思います。

UC食口の悲劇

このブログの管理人さんのご両親すばらしいですね。
ずっと娘を待ち続けて・・・

で、とりあえず長男の進学先は安心なようですので良かったです。
が、彼がトーイツさんに入りたいといったら・・・どうしましょうかね・・・
このブログの管理人さんの親のようになりましょうか。
なれるかどうかはわかりませんけど。

逆洗脳

<統一教会が「洗脳」(マインドコントロール)していると表現するのなら、強制説得家たちは「強制的な逆洗脳」(強制的な逆マインドコントロール)を行なっているということになる。
 実際、統一教会の「洗脳」によって入信する人はわずか1~3%程度、これに対して、「強制的逆洗脳」の成功率は75%である。これらの数値からも、いかに「逆洗脳」が激しいものかわかるだろう>(ブログの補足説明より)

なるほど、です。とても納得させられます。数字で表していただくと、とてもよく分かります。

これから、時代は激しく変化し、より一層、価値観が多様化するでしょうが、一方的にならない話し合い、ディベートというものが求められてくると思います。

その意味で、今回の米本さんのブログは、親子、上司・部下、宗教者同士などの間で、一方的な価値観の押しつけ、洗脳がいかに無意味で有害かを教えてくれているように思います。

この拉致監禁問題の解決に留まらず、精神的に負荷のかからない議論のあり方を提示しているようにも思います。いつにも増して、有益なブログだと思います。

続きが気になります

慶一さんのご両親にどのような心境の変化があって反対派につながったのか、続きが気になります。

リンク先のkyokoさんの一件ですが、統一教会の李ヨハネ牧師が書かれた本の中にも同じような記述があります。
お母さんの娘を思う愛が本当に強く、娘は教会を出て行くという話だったと思います(すみません、本が手元にないもので詳細を確認できませんが)
「人は愛があるほうを選ぶ、それは人の本性なんだ」とヨハネ牧師は書いておられたように思います。
李ヨハネ牧師のお話を伺ったことがありますが、「この人は本物だ」と心の底から思える方でした(悲しいことですが、このように思える方は教会内にもそれほどいない)。

随分昔の話になりますが、父親が信仰している神道系の宗教の修練会に参加したことがあります(父親のことは心から尊敬していますので)。
愛に満ちあふれる雰囲気に驚くと同時に、教祖の方が宗教を立ち上げた理由について触れて「この宗教は本物だ」と深く感慨を覚えたことを記憶しています。
関係者の方に聞いた話では、その宗教は当時、「宗教(教え)の原点に返ろう」ということで刷新運動をしていた最中だったと伺いました。

ダブルバインドが本当に親子の絆を取り戻すことができるのか、反対派の方に相談される前に今一度考えてみて欲しいと思います。
  • [2010/12/27 22:48]
  • URL |
  • マンゴープリン
  • [ 編集 ]
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あなたの子どもを加害者にしないために 追記情報

ブログ「あなたの子どもを加害者にしないために」の管理人は中尾英司という家族カウンセラーです。同名の本も出版されているようです。
ブログの中の1つの記事「統合失調症を作りやすいダブルバインド」のURLは、http://nakaosodansitu.blog21.fc2.com/blog-entry-1475.htmlです。

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