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解放された孝成教会のHMの体験(2) 

拉致監禁リアル情報(16)

 解放された孝成教会のHMさん(29)の体験(2)

統一教会信者はロボットなのか?

約束

 川崎のマンションには夜遅く着いた。マンションは5階建て。部屋は5階にあった。

 翌8月14日、朝食をとったあと、伯父と伯母は「親子でよく話し合ってね」と言って、帰っていった。

 しばし静寂が続いたあと、父親が語りかけてきた。
「おまえの信仰を理解したい。監禁はしていない。玄関の鍵は開いているから、出て行きたければ出て行けばいい」

 この両親の言葉に、深雪は違和感を覚えた。
<親子で話し合いたいと、ここに連れてきておきながら、出て行っていいなんて。話が噛み合っていない。両親が言う言葉は真に受けないようにしよう>

 そう思った深雪は、両親に「私の望みは信仰を失いたくない。そして、ここに長期間滞在したくない。 でも、親子で理解し合いたい」と、自分の気持ちを正直に告げ、こう提案した。

「私の信仰を理解したいから、ここに連れてきたわけだよね。なら、私は一生懸命、信仰について説明する。1カ月経った時点で、できる限りの説明をしたと思ってくれるなら、ここを出て行っていいという約束をしてくれない?」

 それに対する両親の意見は異なった。
「自分が納得できるように自分の意思通りにやればいい。いつまでもいて欲しいけど、親には引き止めることはできない」(母親)
「親が納得できないまま、自分は説明したからと言って出て行くのは、勝手すぎる」(父)
 母親が父親を説得した。
「連れてきたのは私たちなのだから、深雪の意思を尊重しましょうよ。そうしなければ、深雪は心を閉ざして、話してくれなくなってしまう」

 話し合いの結果、1カ月間は逃げずに話し合う。1カ月経ったら深雪の意思で出て行く?という約束が取り交わされた。

 一緒に住み込むことになっているという父の友人(注1)に、深雪の勤務先(給食関係の一般の民間会社)に1カ月間の休職を伝えてもらうことになった。ちなみに、父親は大手の有名企業のサラリーマン。すでに休職願いを提出していた。

 深雪は約束を単純に信じてしまうのだが、信仰の説明だけなら、わざわざマンションを借りることなく、自宅で深雪の話に耳を傾けることができていたはず。しかし実際は、深雪が自宅で統一教会の話をしていたときには、「心、ここにあらず」だった。

 これまでの監禁パターンは、信仰の説明をしたあとに、今度はこちらの話も聞いてくれ?だった。そう提案されると、断りにくい。チャルディーニのいう「返報性の法則」である。なにやら難しそうな法則のように聞こえるだろうが、人に良くしてもらうと、その人にお返しをしなければならない心理が働く。日常的に私たちが何気なく体験している空気のような心理的傾向のことである。
『我らの不快な隣人』第4章「家族ごっこ」を参照)

統一教会本の輪読

 話が先に進みすぎた。
 1カ月間に及ぶ深雪の説明については、簡潔に述べておく。
 深雪がテキストにしたのは、『天国を開く門 真の家庭』 『平和を愛する世界人として』 『原理講論』の「創造原理」「復帰原理」の章 『文先生を中心とする現代の摂理 40日研修シリーズ』

 これらの本を、親子3人で輪読した。
 両親は思いのほか素直に、本を読み、深雪の説明に耳を傾けた。
 深雪は<今回は、過去の2回の監禁のときとは違う>と感じ、少々うれしくなった。
 
 『現代の摂理』を読了したのは、マンションに移ってから1カ月が過ぎようとしていた頃だった。
 深雪は両親に頼んだ。
「自分の信仰は十分証(あか)したつもりです。自分ではもうこれ以上納得させてあげることはできません。もう限界です。最初に約束した通り、1カ月間できる限りのことはやったので、ここから出して欲しい」

 両親の態度は固くなった。
「このまま分かり合えないまま、出て行かれたら、生き別れになる。それでもいいの?」と母親が訴えかける。
 深雪は<母は分かり合おうとしているのではなく、自分の思い通りにしようとしているだけだ>と反発を覚えた。

「今まで逃げずに信仰について説明したことを、ほんとうに受けとめた上で言っているのか?自分の納得いくように私を操ろうとしているのではないの。そういう人とはこれ以上、付き合えない!」

「じゃあ、出て行けばいい。その代わり、親子の縁は切れるよ。そうなったら、お母さんたちは生きていけない。それでも、深雪が出て行くというのなら、しかたがない。親はどうなったっていいんだね」
 と、母親がふてくされた口調で話す。

 激しい言い争いになった。

「1カ月なんて約束した覚えはない。親を納得させることができないまま、出て行くとはあまりにも勝手すぎる」と父親。
 父親の発言は、“指導”の影響を思わせる。
 統一教会信者の説明を「理解」ではなく「納得」するということは、そのまま入信することにつながっていく。

 名うての脱会屋、宮村峻氏の表現は、もっと直截的で乱暴だが、言っていることは、父親と同じことである。
「お前が本当にここから出るためには、一生懸命、統一教会の正しさを訴えて、ここにいる人たちや、親せきや両親を伝道しろ。一人でも伝道したら出してやる」(「宮村峻の研究」

 統一教会の信仰に「理解」ではなく「納得」できるということは、繰り返しになるが、結局のところ、「伝道」を意味する。
 私も、統一教会員に教理の説明を聞くことがあったが、理解しようと努めるのだが、納得することなど到底できない。
「理解」と「納得」。言葉のアヤのように聞こえるかもしれないが、意味はまるで違うのだ。

交わらない交差点

 話を戻す。
 父親の発言に、母親は気を取り直したように、やんわりとたしなめた。
「お父さん、人の心を縛っておくことはできないよ。深雪がそう判断したんだから、無理に留めておくことはできない」
 深雪はうれしくなったが、母親は「でも」と、話を続けた。
「すぐに出ていくのは急すぎて心残りだから、今日じゃなくて明日にしてもらえないか」

 翌日(9月16日)になると、手のひらを返したように態度が変わった。
 母親はパスカル・ズィヴィー氏の『統一協会から愛する人を助けるために』 を取り出し、熱に浮かされたように、声を出して、読み始めた。
 頁数は376頁。400字原稿用紙にして6、700枚はあろうか。音読は朝から夜まで、延々と続けられた。母親がくたびれると、父親が代わった。まるで、パスカル氏に取り憑かれ、異言を発するが如く、読み続けた。

「統一協会の信仰によって家族の絆が切れる」といった語句が登場すると、父親は嗚咽する。
 おそらく、第3者がこの部屋を入ったら、幽界に迷い込んだかと震え上がるであろう。

 それにしても、である。
 なぜ、統一教会に入信すると「親子の縁が切れたり、家族の絆が切れる」のか。深雪は2回もの拉致監禁を体験しているにもかかわらず、毎週のように自宅に戻り、家族と日常的な会話をし、統一教会のことを率直に話していた。監禁体験者の行動としては「超」がつくほどにきわめてレアケースである。
 深雪は、親子の縁を切ろうとしていたわけではない。それどころか、前回のブログの補足説明で書いたように、「信頼」に基づいた親子関係の再生をはかろうとしていた。

 両親から深雪、深雪から両親への接し方は、まるで交わらない交差点のようである。
 なぜ、両親は交わろうとしないのか。

マインドコントロール論

 それは、両親が娘を「統一教会からマインドコントロールされ、ロボットのように指示されて動いている人間」として捉えているからだ。
 このままマンションから出て、統一教会の信仰を続ければ、深雪の人生はロボット人生となって台無しになってしまう。これまで愛情をもって育ててきた深雪が深雪でなくなってしまう。両親は、そのように思い込んでいるのである。

 ここで、私の感じ方や考え方を述べておく。
 私は両親の姿勢を単純に批判しようと思っているわけではない。
 残念でならないのは、誰かに言われて、あるいは『統一協会から愛する人を助けるために』を読んで、娘がマインドコントロールされている、統一教会のロボット的人間になったと即断してしまった、思い込んでしまったことである。

 統一教会信者がロボット的になっているかどうかは、とても重要な問題である。ましてや、信者の親なら、生死を分けるといってもいいほど決定的に重大なことである。それにもかかわらず、なぜ、親はマインドコントロール論に関する論文を読もうとしなかったのか。

「マインドコントロール論」を今でも信奉しているのは、日本では「統一教会員」の保護説得活動に従事している脱会説得者および弁護士を含めその支援者だけである。全国各地で元信者が訴えた「青春を返せ裁判」では、マインドコントロール論は一蹴された。
いまや、オウムを含め他の“カルト団体のメンバー”に対して、「彼らはマインドコントロールされている」と説明されることはほとんどなくなった。

 また、マインドコントロール論を支持する学者は、社会心理学(実験心理学)の西田公昭氏とその関係者だけである。しかも、西田氏は他の学者からマインドコントロール論を批判され、「マインドコントロール論再論」を書くと公言しながら、この10年間放棄したままになっている。
 元東北学院大学の浅見定雄氏もいるが、彼のマインドコントロール論は学問的なレベルではない。その証拠に、マインドコントロールに批判的な学者は、論文で浅見氏の文章には言及していない。

 マインドコントロール論を批判した文献については、『我らの不快な隣人』390頁の<注6>で紹介している。そこでも取り上げたが、『「マインド・コントロール理論」その虚構の正体』の著者、増田善彦氏は統一教会員だが、アメリカ宗教学、アメリカ宗教社会学会の会員でもある。南カルフォルニア大学大学院で宗教社会学の博士号を取得した経歴からしても、語学は堪能である。同書には100冊近くの邦訳されていない「カルト&マインドコントロール」に関する世界の宗教学・宗教社会学・心理学・精神医学の専門家の書籍が紹介されている。

 私は語学がさっぱりなので、読みたくても読めないのだが、深雪の父親は旧帝大を卒業後、大学院の博士過程を終了した知識人だと聞いている。洋書はさして苦労することなく読めるはずだ。だとすれば、日本の研究者のみならず、世界の研究者の「マインドコントロール批判」の論文も読むことができたのだ。

 そうしていれば、マインドコントロール論は「作られた言説」「似非科学理論」ということが理解できたはずだ。私も当初は「マインドコントロール理論」を受け入れた時期があるが、日本の研究者の批判論文を読んで、「作られた言説」に過ぎないのだと覚醒した。(注2)
(参照ブログは「空疎なマインドコントロール論」「マインドコントロール論の弊害」

 両親がマインドコントロール理論の呪縛から解き放されていたのなら、娘が毎週のように自宅に戻るのは、彼女のアベルからの指示ではなく自分の意思で、ということが納得できたはず。
(孝成教会の最近の傾向は、韓国人牧会者が教会長になってから、親との交流を忌避するように指導していると聞く。それにもかかわらず、深雪は実家に帰っていたのだ)(注3)

 そのことが理解できていれば、自宅で親子して、統一教会に関する書籍を輪読し、その一方で、統一教会を批判する書籍を読み、双方を比較検討し、統一教会の信仰を検証することができたのだ。
 その結果、深雪が脱会するかどうかは別にして、ある一つのことを共同作業でやり遂げることによって、意見の対立は解消しなくても、より親子の絆は深まったはずだ。
 
 それが残念でならない。このことを、前回のブログのコメント欄で、koyomiさんは「勿体ない」という言葉で表現した。まさに、そうだと思う。


(注1) 父の友人が一緒に住み込むことになったという記述を読んで、首を傾げた読者は多いと思う。「父の友人」は、これ以降登場する機会がないので、ここで説明しておく。
 友人の役割は、「買い物」であった。それ以外にも、何かハプニングが起きたとき、咄嗟の対処をするための要員としての役割もあったのかもしれない。
 次回のブログで、親子3人がたびたび外出する場面を書くが、その段階で、買い物役は必要としなくなる。
 その結果、父親の友人はマンションから引き払った。9月24日(深雪がマンションに結果として連れ込まれてから40日以上経っている)のことであった。

 深雪が話す。
「マンションに監禁状態になってから1ヶ月を過ぎる頃から、マンションを出る出ないの激しい口論を両親とするようになりましたが、それを何も言わずに傍観している。その姿がなんとも言えず不気味でした。(その方の)奥さんのお母さんが亡くなったときも「すぐ行かなくていいから、明日までこっちにいる」と、身内の不幸よりも監禁状態下での親子の話し合いに関心を示すという異常な感じの人でした」

 この友人は、日中の大半は別室にこもって何かの研究にいそしんでいたようだという。
 真相は不明だが、父親は仲のいい会社の友人に、悩みを打ち明け、助っ人としてマンションにしばらく居て欲しいと頼み、友人は深雪の父親の苦境に同情し引き受けたのだろう(様々なことに思いを巡らすことなく)。だが、「親子の話し合い」といいながら、深雪からみれば見知らぬ赤の他人が同席する。気味悪く思ったのは当然のことであろう。
 子どもの気持ちをまるで理解していないと言わざるを得ない。

(注2)このところ、現役青年信者からの相談が増えている。統一教会の信仰活動で苦悩していることを訴える彼ら彼女たちの姿勢に、マインドコントロールの「マ」の字も感じたことはない。ふつうの、どちらかといえばナィーブな青年たちである。
 相談されても、「やめたほうがいい」とは、私は原則として言わないことにしている。
 やめる・やめないは、第三者が口を挟むことではなく、その人が考え、自分で結論を出すべきことと思っているからである。

 若かりし頃は保護説得に熱心だったと聞いている故平岡正幸牧師は、生前こう語っていたという。
「やめることはできても、やめさせることはできない」
 名言だと思っている。

(注3)謝罪しなければならないことがある。
 「拉致監禁リアル情報(13)」のコメント欄で、ハンドルネーム「すごく清いしっく」さんから次のような投稿をいただいた。

「 異常(タイトル)
 孝成教会は拉致監禁多すぎですね、これだけいろんな方が努力して沈静化してきているのに。正直異常に見えます。
 もちろん拉致監禁は良くないですが、逆にいえばこれだけ沈静化しているのにも関わらず、立て続けに起きているというのは、孝成教会自体が親御さんが見ても不安を感じるような組織になってしまっているのではないでしょうか?
 不安をあおって献金させたり、恫喝してサラ金でお金を借りさせる人がいたというのは過去の事実です。そういう組織に子供が所属していたなら、まっとうな大人であれば、やめさせなくてはと思うでしょう。そういう弱みに反対派がつけこんだとも考えられます。
 あまり身内のことを悪くは言いたくないですが、孝成教会の悪いうわさはたくさん聞きます。ぜひ本部の方は教会長、副教会長にはっきりとした責任を取らせ、人事などよく考えるようにしてください」

 私はこの投稿を、手の込んだ嫌がらせ投稿と錯覚してしまった。それでいまとなっては赤面するような返信投稿をしてしまった。
 それまで、足立青年支部をはじめとするいくつかの組織の悪い噂はたくさん聞いていたが、孝成教会はカープ卒で構成されるドロドロとした教会とは違うと思い込んでいたし、実際、この教会の悪い噂については聞いていなかったからだ。
「すごく清いしっく」さんに心から謝罪する次第です。申し訳ありませんでした。不快な気分になられたと思いますが、また投稿してください。よろしくお願いいたします。


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コメント

教え込みの香り漂う

この親御さんは、’約束を破ると信頼は得られない’という当たり前のことが何故わからなくなるのか。

’納得できるまで’ということだけれど、「統一教会からの脱会」以外の’納得’が親御さんにあったのだろうか。

「生き別れになる」、「親子の縁を切る」という言葉は、「氏族メシア」という概念ゆえ、人が良い教会員ほどに言われるとキツイ。
しかし、そのようなことを深雪さんは言っておらず、親御さんが’脅し’として使っている。

これらの応酬だけれど、親御さん本来の言葉とは思えない。
全国津々浦々で同様の文句が慣用句の如く使われているからだ。
背後の外注先からの指示、教え込みの香りが漂ってくる。

残念ながら、心通う話し合いができる状況、場所じゃない。



米本さん
すみません。間違いを見つけました。
増田先生の名前
益田善彦ではなく、増田善彦です。


わざわざ

ご丁寧に昔のコメントまで覚えて頂き、さらに謝罪までしていただきありがとうございます。

教会というのは本当に城のようなもので、責任者によって大きく変わってしまいます。そのため内部の者から見てもカルトとしか思えないような組織が出来上がってしまうものまた事実なのです。

米本様の文章は客観性が高く、論理もしっかりしているため、とても参考になります。ここで知った情報は教会の責任者にもできるかぎり知ってもらうように努力しておりますので、今後もよろしくお願いいたします。
  • [2010/11/14 22:52]
  • URL |
  • すごく清いしっく
  • [ 編集 ]
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読みました

説得の現場が目に見えるような臨場感のある記述ですね。

娘は親子の縁を切ろうとなんか全くしていないのに、
「ここを出て行ったら親子の縁が切れる」と親が決めてどうするんだ?
縁を切りたくないなら今まで通りにすればいいのに。

「カルトの信者はマインドコントロールされてロボットのようになっている。」
これも何度と無く聞かされた話ですね。
娘をロボットだと思って接していたら、そりゃあ心は通じ合えませんって。

「まっとうな大人」?

「そういう組織に子供が所属していたなら、まっとうな大人であれば、やめさせなくてはと思うでしょう。そういう弱みに反対派がつけこんだとも考えられます」

おやおや、情の世界は複雑ですね。

「まっとうな大人」は監禁などしませんよ。組織に対する不満が、拉致監禁という大罪に対する感覚を鈍らせているように見えますね。

拉致監禁する側もされる側も、れっきとした大人でしょ。組織の良いところ、悪いところ、自分たちの行動の善悪くらい判断できるでしょ。

なのに、どうして、組織が悪い=監禁容認、となるのでしょうか。考えられませんね。組織や責任者が悪いなら、それを無視すればいいだけでしょ。適当に付き合えばいいだけの話ではないですか。

深雪さんは毎週、家に帰って、話す機会もあったし、今後とも、いや生涯にわたって、そのような交流を持てるような関係だったのではないですか。それなのに、親はあえて監禁をした。

子供が自分の思い通りにならなかったのが、どうしても許せなかったのでしょ。だから、自分の理想像に無理矢理ねじこもうと、監禁をしたんでしょ。自分の不足を棚に上げて、統一教会のせいにして。

こんな親が「まっとうな大人」ですか。

親は往々にして、自分の理想像を子供に押しつけます。ここに虐待などの悲劇が生まれます。だから、大人であっても、家庭の中でさまざまなことを経験して、人間性を磨いていきながら、年をとっていくのではないでしょうか。

「まっとうな大人」。こんな大人たちでこの日本を作っていくのですか。この大人観はおかしいですよ。

投稿感謝です。

秀さんへ
>間違いを見つけました。
> 増田先生の名前
> 益田善彦ではなく、増田善彦です。

 間違いの指摘、ありがとうございました。ブログの場合、校閲者がいないので、とても助かります。これからも遠慮なく、お願いいたします。読者の皆さま方にも。

すごく清いしっくさんへ
> ご丁寧に昔のコメントまで覚えて頂き、さらに謝罪までしていただきありがとうございます。

 いえいえ。あれほどひどい返信投稿したのにかかわらず、変わらず読んでいただいていることを知って、感激です。

> ここで知った情報は教会の責任者にもできるかぎり知ってもらうように努力しておりますので、今後もよろしくお願いいたします。

 もしよろしければ、知り合いの教会員の方に、このブログを紹介してください。青年教会員のほとんどがこのブログの存在を知らないようなので。HMさんも知りませんでした。トホホです。

haiさんへ
> 娘をロボットだと思って接していたら、そりゃあ心は通じ合えませんって。

 そうですよね。
 救急車がくればここから脱出できるのではと、洗剤を飲んだ信者がいました。そうしたところ、親は「統一教会からマインドコントロールされて、そうしたんだろう」と。もうメチャクチャですね。

みんなさんへ
> 「そういう組織に子供が所属していたなら、まっとうな大人であれば、やめさせなくてはと思うでしょう。そういう弱みに反対派がつけこんだとも考えられます」
>
> おやおや、情の世界は複雑ですね。

 どこに引用された文章があるのかこのブログとコメント欄を探しましたが、見つからず。それで、何を言っているのかチンプンカンでした。
 おそらく別のブログに書かれたコメントからの引用だと思います。

<コメント投稿にあたっての注意事項>http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-221.html#more
を再度読まれ、所定の場所に移動してください。

 いや、このブログのテーマに合った投稿だと思われるのであれば、意味不明な最初の部分は削除してください。

投稿の中に…

米本さんが取り上げていらっしゃる「すごく清いしっく」さんの投稿に『まっとうな大人』について書かれています。

この投稿を米本さんが評価されているようでしたので、おや?、って思いまして…。

Re: 投稿の中に…

みんなさんへ
> 米本さんが取り上げていらっしゃる「すごく清いしっく」さんの投稿に『まっとうな大人』について書かれています。
> この投稿を米本さんが評価されているようでしたので、おや?、って思いまして…。

投稿にありましたね。ごめんなさい。どうかご寛恕を。

「すごく清いしっく」さんに謝罪したのは、「孝成教会が悪い方向に変容している」という指摘について私が無視いや否定したことに対してです。
でも、「すごく清いしっく」さんが指摘されたことは、いま読み返しても、まっとうな感覚だと思いますが。

「不安をあおって献金させたり、恫喝してサラ金でお金を借りさせる人がいたというのは過去の事実です。そういう組織に子供が所属していたなら、まっとうな大人であれば、やめさせなくてはと思うでしょう。そういう弱みに反対派がつけこんだとも考えられます」

こちらこそ、ご寛恕を

すみません。
私が適当にコピー&ペーストして、それについてコメントしてしまうので、確かに、どこからの引用か、分かりづらいですね。
今後は「どこどこから引用」みたいな注意書きを付け加えて、投稿させていただきたいと存じます。

「不安をあおって献金させたり、恫喝してサラ金でお金を借りさせる人がいた…」(同投稿より)

私としては、大人にもなって、幹部の言いなりになったり、「お金を出せば救われる」みたいな免罪符のようなやり方にヒョイヒョイ乗る方にも問題があると思うのですが。しょせん、組織なんて、人の集まりですから。

その辺の判断ができない人は、仮に別の宗教団体に行っても、会社勤めをしても、立派にはなれないと思いますね。自分で考えようとせず、常に誰かに判断を委ねて、付和雷同するわけですから。

深雪さんは自分の判断で毎週、実家に帰って、自分の本音を親に打ち明けていた、というわけですから、偉いですよ。何度も監禁された経験を持っているのに。

なぜ、その時に親は自分の思い(お前が統一教会にいるのは世間体も悪いし、幸せになれるとも思えないし、狂っているとしか思えない、とか)を伝えなかったのでしょうか。親なのに。

一対一で、本気で向き合えばいいだけではないですか。わざわざ、話に来てくれているのに。
仮面親子。それこそ憂慮しますね。

「理解」と「納得」

「納得させる」これがキーワードでしたか。確かに「理解する」は、相手が言っていることに同意はしないが、相手がそういう意見をもっているということは「理解する」ということ。「納得」とは同意をさらに超えて、伝道まで行かなくても賛同者くらいにはなるということですね。

宮村研究ブログを運営している立場上、拉致監禁推進派の出している本も読みますが、彼らの本から感じるのは、統一教会は「破壊的カルト」であるという認識で統一されているということです。私は、経済犯罪は多数合ったとしても、刑事犯算はほとんどないと思っており、その点で破防法や新団体規制法による調査団体に指定されている日本共産党やオウム真理教とは破壊的である程度が格段に違うと思っています。

しかしながら、拉致監禁推進派はこうした検討をすることなく、すべて「破壊的カルト」で通しています。彼らの勉強会ではまずこの「破壊カルト」としてのイメージ付けを徹底してやるのだろうと思います。反社会的団体、破壊的団体としてのイメージ付けを徹底する。そうすれば、親にとっては「理解」や同意、さらにはそれを超えた「納得」などありえなくなりますね。ですから深雪さんの両親のように、こちらの説明には上の空、「破壊的カルト」なんだからということになるのでしょう。

両親の心の状態を、息子、娘の説明はぜんぜん心の中に入らないような状態にしておいて、その上で息子、娘には「親子の縁を切る」とか、母親が手首を切ったとか、そういう心理的プレッシャーをかけてくる。どちらがマインドコントロールを仕掛けているか、一目瞭然です。

了解です

普通に考えて、本気で伝道しようと思ったらこのブログはものすごいよい教材になるのですが(笑)、、、、あまり知られていないというのは驚きでした。確かに存在は知っていても、中身を真剣に読んでいる人は少ないのかもしれません。

こういってしまっては大変失礼なのですが、ひょっとしたら米本様に対してあまりよい思いを持っておらず、このブログの内容を真剣にとらえようと謙虚に考えることができていない人も多いのかもしれません。

米本様は親子の問題を大変鋭くとらえていますが、自分としてはここのへんの下りは本当に参考にすべきところが多いと感じ、これこそ責任者が学ぶべきところだと思うのですが。

ただ考成教会のことはひどくいいましたが、責任者でもよい人、理解力のある人はたくさんいるので、丁寧に説明すれば絶対理解してくれると思います。

とにかく周知のほうは努力してみます。
  • [2010/11/15 21:21]
  • URL |
  • すごく清いしっく
  • [ 編集 ]
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“破壊的牧師”

<拉致監禁推進派はこうした検討をすることなく、すべて「破壊的カルト」で通しています。彼らの勉強会ではまずこの「破壊カルト」としてのイメージ付けを徹底してやるのだろうと思います>(原田さんのコメントより)

なるほど、ですね。
イメージ戦略としては長けていますね。

しかし、親子関係を破壊する拉致監禁ネットワークの連中こそ「破壊的」です。

われわれも彼らのことを“破壊的牧師”“破壊的弁護士”“破壊的参議院議員”と呼びましょ。

人間扱いしないのは悲しい

 娘さんが話しているのに「心ここにあらず」となる。「マインドコントロール論」が、人間をまともに人間扱いしなくなる点においてとても誤った考え方だと思います。「なにいってやがるんだこんちきしょう!」と怒る方が親としてまだ暖かみがあるのではないかと思いました。
 勝手に1カ月も勤め先を休職にされたうえ、実際それ以上の期間に及んだのだから勤め先は大丈夫断ったのでしょうか。この就職難の時代、これが原因で職を失い、次の職探しがなかなか見つからない、あるいは見つかったとしても条件が悪くなるなど考えないのでしょうか。この点は心配です。
 また、親の方も勤め先を休職ですか。よほど裕福なのでしょうか?はた目から見ると、こんなことまでしてする理由となる「理論」とされる「マインドコントロール論」の方が弊害が極まるように感じます。このブログを読むと管理人さんにやめたいという相談が寄せられているそうじゃないですか。「自分で決めなさい」と返事をされるそうですが、多分それでやめた人もいるのではないかと思います。やめないことにした人もいると思うけど、やはり自由というものがとても大切なんだ。キリスト教は自由をとても重要視する宗教のはずなんだが、拉致監禁に登場する牧師はキリストの教えに反していると思わないのか?

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