“救出カウンセラー”の性犯罪&性の逸脱(下) 

“救出カウンセラー”の素顔(16)

 前回の「“救出カウンセラー”の性犯罪&性の逸脱(上)」の続きです。今回は角度を変えて、この問題を書くことにします。脱会説得者と被説得者との間に、性の逸脱を誘発する構造的な問題が横たわっていることに気づかれると思います。
 長文ですので、ゆっくり読んでみてください。

 その前に、レイプ魔・丸山隆の顔写真が手に入りましたので、それをアップしておきます。(出所は『世界日報』昭和52年2月18日付の記事)
 左が女性信者を凌辱し続けた丸山隆です。
 右は、女性信者を鎖で繋いだ後藤富五郎です。

       

◇◇◇◇◇

脱会説得の重鎮、宮村峻氏との会話 

「我らの不快な隣人」で書いた記述を再録する。12年間にわたって監禁されていた後藤徹氏に関する部分である(355頁~)。

<後藤の話を聞いたあと、宮村の自宅を確認していると、偶然にも宮村本人が姿を現した。
(略)
 話はそれるが、私は宮村と一緒に(後藤さんが監禁されていたマンションに脱会説得のために)やってきていたという高森洋子(仮名)のことが気になっていた。信頼できる筋から、「全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)」の事務局員をしているという女性(私は2度会っている)と同一人物だと聞いていたからだ。
 裏を取ることができないでいたため、宮村に思い切って、問い質してみた。すると、拍子抜けするほど悪びれることなく、「ああ、そうだ」と認めた。
 もし宮村の答えが正しければ、高森洋子は「全国弁連」の事務局員をしながら、(青春を返せ裁判で)東京地裁に通い、そして監禁場所に出向いていた。水面下(監禁場所での説得)と水面上(全国弁連の事務局員、東京・青春を返せ裁判の原告)を行き来する人物ということになる。
 ちなみに、高森が住んでいるマンションは、後藤が監禁されていた「荻窪フラワーホーム」から歩いて5、6分、宮村の自宅からはやはり歩いて20分弱のところにあった。>(注1)

◇◇◇
 
 私は、後藤さんが宮村氏などを刑事告訴したとき、それに合わせて、陳述書を荻窪警察署に提出している。
 前述したことと関連する部分をやはり引用しておく。

<後藤さんに関することで、宮村が語ったことを以下に詳述いたします。
(略)
――なぜ、こんなこと(信者家族から脱会説得を頼まれた場合、引き受けるかどうかの基準について)をしつこく聞くのかといえば、あなたが引き受ける条件について興味があるからだ。けっこう高い料金を請求するという話を聞いているし、また、ある信者家族の母親に「子どもを脱会させたいのだったら」と関係を迫ったという話も聞いているからだ。言っておくが、これは統一教会からの情報ではなく、反統一教会の陣営から聞いた話だ。
宮村ハハハ。人は勝手にいろんな噂を流している
――関係を迫ったという話は、「全国原理運動被害者父母の会」の■■■■子さんが話している。
宮村あの、キチガイババアか。勝手に噂を流しているだけだ

――あなたの女性関係はけっこう噂になっている。当初あなたが活動の拠点としていた荻窪栄光教会から追放されたのも女性問題だったと言われているが。
宮村・・・
――女性問題が原因で、あなたの奥さんが体調を崩されたとも聞いているが。
宮村・・・

――ところで、T・Y子(前出の高森洋子)だが、あなたの愛人だと聞いているが。
宮村ハハハ。人は噂を流すさ
――Tさんのお父さんがあなたに「脱会させてくれるように頼んだが、娘を情婦にしてくれと頼んだ覚えはない」と怒鳴ったのは、被害弁連(全国弁連)の一部の弁護士の間では有名な話らしいが。
宮村・・・
――ここでの立ち話ではなく、きちんと取材に応じて欲しい。
宮村あなたの取材を受けたくない

◇◇◇

 読者には、このやりとりが何を意味しているのかわかりにくいかもしれない。

 拙著と陳述書を読んでもらうしかないが、私が宮村氏にインタビューするときに関心があったのは、
①後藤さんの監禁事件に、宮村氏はどのように関わったのか。
②統一教会の元信者、高森洋子さん(陳述書ではTY子)が全国弁連の事務局員であるSさんと同一人物かどうか。
③高森さんの父親が「脱会させてくれるように頼んだが、娘を情婦にしてくれと頼んだ覚えはない」と怒鳴り込んだことがあったというのは事実かどうか。
 -にあった。

 陳述書をしたためているときには「父親はどこに怒鳴り込んだのか」といった疑問はわかなかったが、いま改めて想像するに、怒鳴り込んだ場所は宮村氏の自宅ではなく、娘が勤務する全国弁連の事務所だったのではと思う。だからこそ、全国弁連の一部の弁護士の間で、この話が広まったのだろう。

 ところで、ひとつだけ注意を促しておきたいことがある。「情婦」とは内縁関係にある女性のことを意味するが、妻子ある宮村氏が仮に高森さんと男女関係になっていようとも、それをもってして情婦という父親の表現は言い過ぎである。

 また、宮村氏は➂の問いに黙して語らずだったが、その前の質問には「ハハハ。人は噂を流すさ」と答えている。このことからすれば、怒鳴り込みについてもたんなる噂だったのかもしれない。 

 宮村氏と高森さんが愛人関係にある・あったかどうかは、証拠がない限り、決めつけることはできない。
 このことは重要なことなので、あえて説明しておく。
 宮村氏と高森さんの2人が愛人関係にないことを証明するのは、ほぼ絶対的といってもいいほど不可能なことである。相手が証明できないこと(反証不能)をいいことに、断定するのは卑劣な行為である。証拠がない限り、愛人関係にあるとは決して言ってはならない。そのことをあえて強調しておきたい。


宮村氏の金と女にまつわる噂

 話を少し変える。
 宮村氏は、保護説得を編み出した荻窪栄光教会の故森山諭牧師と二人三脚で脱会活動を行ってきたが、その荻窪栄光教会から事実上、追放されている。(『我ら不快な隣人』の189~190頁を参照)
 また、全国弁連の「年に2回の集会」から締め出しを食っている。95、6年のことだと聞いた。神戸真教会の高澤守牧師も然りである。

 宮村氏が追放され、締め出されたのは、金にまつわる噂が絶えなかったこと、そして行為振る舞いが乱暴であったことが理由だったと、全国弁連所属のある弁護士から聞いている。父親の怒鳴り込みも一因となったのもかもしれない。
 小出浩久氏の『人さらいからの脱出』と鳥海豊氏の『証言・脱会屋の全て』を読めば、宮村氏の言動に問題があることがわかるはずだ。(注2)

 陳述書で■■と伏せ字にした人、宮村氏が「あの、キチガイババアか。勝手に噂を流しているだけだ」と罵った人は、「全国原理運動被害者家族の会」代表の本間てる子氏である。
 信者の母親に迫ったという話は、直接、本間氏から聞いたわけではなく、又聞き情報である。それゆえ、本間氏がそんなことをしゃべったのかどうかということを含めて、そもそも信憑性あるものかどうかわからない。(注3)

 次の話は又聞きではない。
 川崎経子氏(当時は谷村教会の牧師)から、電話でこんな話を聞かされたことがある。
「宮村さんには、とかく女性問題など良くない噂が絶えないんですよ。だから、浅見定雄先生には宮村さんと手を切ってもらいたい。でも、仲がいいんですよねえ」(注4)

 さらに言えば、宮村氏が主宰する勉強会に参加していた信者の母親たちが「宮村先生は腕は確からしいけど、女性問題でいろいろ噂されているのが問題なのよねえ」と話していたことがあった。

 注目してもらいたいのは、これらの情報は統一教会からの情報ではなく、いずれも反統一教会陣営、言わば宮村氏の身内から流れているもの?という点にある。

 また、後藤徹氏の刑事告訴を受けて捜査を始めていた刑事から私が事情聴取を受けた際、詳細は控えるが、やはり宮村氏の金と女にまつわることを聞かされた。(注5)

 すべてが事実だとは思いたくないが、少なくとも言えることは、宮村氏には品性の点でよろしくない部分があるということだろう。

 話が迂遠になった。本題に戻す。

 宮村氏が仮に高森さんと愛人関係にあろうが、“自由恋愛”なら、自立した男と女の関係。いくら不倫関係と言われようが、公の場で指弾されることではない。

 問題なのは、宮村氏は脱会説得者であり、高森さんはその説得を受けて脱会した人ということにある。


脱会説得者と脱会者との依存関係


 統一教会員であるA子さんは、宮村氏の強制説得を受けて、偽装脱会した人である。
 興味深いことに、彼女は1年間にわたって、脱会を装ってきた。その間、宮村氏や高森さん、また元信者家族と一緒だった場面が何度かある。
 A子さんが振り返る。

「みんなでレストランで食事をしたこともあります。勘定を払う段になって、宮村さんが財布を取り出し、それをポイと投げるようにして高森さんに渡すんです。阿吽の呼吸で『これで払っておけよ』『ハイ,わかりました』って感じ。まるでパトロンと愛人のような関係のように見えました」

「脱会者の家族から注意されたことがあります。『A子ちゃん、あんな風になったら、絶対にダメよ』って」

 あんな風に?

 この意味するところは、少々説明を要する。

 統一教会を強制説得によって脱会する人たちは、これまで信仰してきたものを根こそぎ、短期間に奪われることを意味する。自分で統一教会をやめた人と比べると、信じてきたものを一挙に喪失するかどうかに違いがある。自分でやめた人の場合、信仰を棄てる長期の過程で、それまでとは別の価値観を獲得していく可能性が高い。
 
 それに対して、短期間に信仰を奪われる場合、喪失感が大きく、依存状態、何かにすがりつきたくなる気分に陥りやすい。そのため、統一教会の信仰の間違いに気づかせてくれた目の前の脱会説得者に、すがりつきたくなるのである。(この心理傾向はなにも統一教会の脱会者に限った話ではない。恋人を突然失った場合とか)
PTSDと依存を参照。

 この結果、脱会説得者が「一緒に統一教会と闘おう」と脱会者を誘導すれば、脱会者は一般社会に戻るのでなく、反統一教会陣営の一員となって強制説得のスタッフになっていく。実際、一部の脱会説得者はそのように誘われ、拉致監禁の実行部隊になっていった。以前のブログで書いたが、宮村氏と高森さんのように、今でも牧師など脱会説得者は特定の元女性信者をスタッフにしているケースが少なくない。

 A子さんに元信者家族が語った「あんな風」とは、こうしたことを意味する。
 高森さんが宮村氏に寄り添うようにして、脱会活動を行っていることを指して、「あんな風になってはいけない」とクギを刺したのである。
 実際、A子さんの母親も宮村氏には恩義を感じていたが(A子さんが偽装脱会中)、娘が強制説得の仲間入りをすることには憂慮していたという。

 いや、Aさんの親に限らず、どんな親であれ、脱会したあとはふつうの社会人になって欲しいと願っている。<統一教会とは、反対活動をすることも含めて、もう関わって欲しくない。新しい人生を歩んで欲しい>というのがホンネであろう。

 高森さんの父親も同じだったと思う。
 こちらの社会に戻り、一般の社会人になってくれればいいのだが(高森さんは統一教会に入信する前は一流企業の社員だった)、脱会活動に奔走するようになり、そのうえ・・・。
 怒鳴り込んだのが事実だとすれば、同じ娘を持つ者として、父親の気持ちはとてもよく理解できる。

 山崎浩子さんの脱会説得を成功させた愛知県・西尾教会の牧師、杉本誠氏は、日本脱カルト協会の97年の「救出カウンセリング講座」で、クライアントが依存状態になることに救出カウンセラーは細心の注意を払うべきだと強調していた。

 依存状態の具体的事例は話さなかったようだが(私はレジュメしか読んでいない)、おそらくカウンセラーとクライアントとの不正常な関係も念頭にあったのではないかと思う。

 杉本氏の問題提起を受けてか、山口広・滝本太郎・紀藤正樹著の『宗教トラブル110番』では、「カウンセラーにはどのような義務があるのか」という問いを立て、次のように記している。

<本人に対し絶対者にならない義務は、次のような理由で必ずや守られるべきものです。
 破壊的カルトから脱出するときというのは劇的な瞬間であり、文字どうり本人の「眼の色」も表情も変わっていきます。その時点は、卵から生まれた雛が初めて親を見るようなものです。しかも本人は破壊的カルトで絶対者に従う癖がついてしまっています。

 ですから、本人は自分を救ってくれたカウンセラーを絶対者にしたがります。しかしそのままにしていては本人が自立できるわけはありません。ですから、あえてカウンセラーは絶対者にならないと自戒しなければならないのです>
 こう述べたあとで、「自らが絶対者になって、そのうえ、元信者と男女関係をもつようなことがあっては絶対にならない」と強調している。(注6)
 

依存状態の人は心を操作されやすい


「人為的にもたらされた喪失感による依存」とは違うが、信者家族も牧師など脱会説得者に依存状態になる。

 子どもがマスコミで騒がれている邪悪な統一教会に入ってしまった。家族は、藁をもすがる思いで、“救出カウンセラー”の門を叩き、カウンセラーの指示に忠実に従う。
 「川崎牧師の脱会者に対するアンケート調査」で、親の態度で嫌だったことはという質問で、「子どもと向き合おうとせず、牧師の顔色ばかりを見ていたこと」という回答が複数あった。(『我らの不快な隣人』の221頁以降の「家族再生の道」を参照)

 アンケートの回答に限った話ではなく、このような感想を抱く監禁体験者は、脱会の有無を問わず、実に多い。


 こうしたことが起きるのも、家族が脱会説得者に依存状態になっているからである。

 一般社会の場合、たとえば子どもの問題で悩む親がカウンセラーのもとを訪ねる。カウンセラーは当然の職務として、親を指導するのではなく、サポーターの役割に徹する。プロのカウンセラー(臨床心理士、精神科医)は当然の職業倫理として、絶対者の立場にならないことに最大限かつ細心の注意を払う。言わずもがなの話である。

 ところが、自称カウンセラー、“救出カウンセラー”の場合、自分が親の上に立つカルト的(=絶対的)存在になることを当然のこととし、信者家族も脱会説得者に指示を仰ぎ、その指示に忠実に従うのを当然のように思ってしまう。『カルトの子』で詳述した<カルト-親-子>の関係と本質的には同じである。

 ズレまくりもいいところなのだが、狭い狭い世界で、しかも閉鎖的な勉強会や監禁部屋でのことゆえ、ズレていることに気がつかないのである。

 『我らの不快な隣人』の主人公である宿谷麻子さんは96年に脱会し、それから拉致監禁の後遺症に苦しんでいた。それにもかかわらず、麻子さんの母親は後遺症の原因を作った戸塚教会牧師の黒鳥栄氏への依存状態にあった。ようやく目が覚めたのは、4年後の2000年のことである。
 今ではみんなの前で親子のトークショーができるほどだが、圧倒的多くの信者家族・元信者家族は、子どもより牧師など脱会説得者のほうを信頼し、脱会説得者に依存している状態(呪縛された状態)にあるといっていい。

 鶏が先か卵が先か。脱会説得者が先か親が先か。
 おそらく、親が依存してくるため、それに心地よさを感じ、絶対者になっていくのであろう。そして、脱会説得者が絶対的になっていけばいくほど、信者家族の依存度合いは高まっていく。
 自己啓発セミナー会社だった「ライフスペース」が、次第に“カルト的”団体になっていった過程とよく似ている。皮肉な話である。別冊宝島『洗脳されたい』所収の拙稿<「自己啓発セミナー進化論」グルになったセミナー屋さん>参照。


 前回詳述したLさんとは別の、『我らの不快な隣人』201頁で書いた「もうひとつのレイプ事件」も、そうした依存状態のもとで起きている。

拙著のそのくだりを引用しておく。

 レイプ事件は最近でも起きている。
 数年前のことだが、私は人を介して紹介された元信者の女性から、脱会説得者(50代)によってレイプされたと相談を受けたことがある。詳細は触れないが、その女性には知り合いの弁護士を紹介し一応事件の結着はついた、ということだけは書いておく。
 彼女の相談を受けながら、<いったい脱会活動の裏側ではなにが起きているのか>と鳥肌が立った。
 女性がレイプされた場合、そもそも公にしにくいことであり、ましてや家族の一員を統一教会から“救出”して欲しいと頼んだ家族にとっての救世主からのレイプである。恥辱に耐え忍んで私に訴えた女性は、長らく家族や近しい人にさえも話すことができなかった。
 家族が深い自責の念に駆られることが予想できたからだ。
 もし知人が私に女性を紹介してくれていなかったら、事件を知ることもなかったし、結局のところ、彼女は泣き寝入りするしかなかった。



 レイプと聞けば、女性を押さえつけて云々の暴力的な強姦をイメージするだろう。
 私もそうだった。そのため、レイプの噂話を聞いても、どうして監禁場所で、家族の目もあるのに、と訝しく思っていた。
 しかし、このときのレイプはそうでなかった。彼女の話を聞いて、これまでとは別の種類のレイプ(「準強姦」)があることを知った。

 依存状態にある精神的に不安定な人は、依存する相手の巧みな、言葉による心理操作によって、関係を結ばされやすい。詳細は書けないが、相談を受けた女性を準強姦した脱会説得者は、彼女以外の元信者とも関係を持っていたことがある!(注7)

 激しく抵抗したわけではないから、自己責任の意識も生まれ、自分で自分を責め、周囲に訴えることを憚ってしまう。前回の冒頭で述べた、“正統派”プロテスタント牧師による性犯罪でも、ユートピアコレクションさんが紹介してくれたサイトのケースでも、強姦ではなく準強姦、牧師への依存状態にある信者を、心理的に拒否にできないように巧みに誘導して、なされたものだと思う。


 「お知らせ(23)」で紹介した、娘がレイプされた母親はキリスト教会の各教団に、性暴力の対策室を設けるように訴えてきた。その訴えを母親から直接聞いたはずなのに、Yクリスチャンは06年3月25日付の『キリスト新聞』でこの問題を取り上げ、末尾にこう書いてのけた。

「師弟関係の上に築かれる『誘惑』は、聖職者だから皆無とは言えない。悲しいが事実である。(文責Y)」
「聖職者だから」は「聖職者だからといって人間ゆえ」ということであろう。
 ここでいう「誘惑」とは「恋愛関係」という意味である。この一文を書いたYは、師弟関係の中に潜む、依存する・依存される関係がわからないばかりか、母親の悲痛の叫びすら彼の心には届いていない。
 悲しいが、これが“正統派”クリスチャンのレベルなのである。(注8)


噂の数々


 話を、前回紹介したYAMAさんの投稿に戻す。
「拉致監禁の現場でも、絶対的な位置に君臨している牧師の犠牲になっている人がいるかも知れないと思うのは私だけでしょうか?」

 いや、私もそう思う。
 統一教会に逃げ戻った女性は勇気さえ出せば、教団に訴え出ることができる。ただし、前回ブログのYAMAさんの投稿「確かに胸くそが悪くなります」を参照。
 しかし、脱会者の場合、脱会させてくれたことへの恩義があるため、口が裂けても話すことはできないだろう。ましてや依存状態を利用されて関係を結ばされた場合はなおさらだ。

 家族に打ち明ければ、家族は“救出カウンセラー”を呼び寄せたことへの自責の念に駆られ、自殺する可能性だってある。実際に、Lさんの父親は自殺した。
 脱会説得者による性の暴力と、一般の牧師による性の暴力との違いは、ここにある。表沙汰にできにくいのである。そのため、悲しいかな、犠牲者の数は相当数にのぼると推測できよう。

 実際、性に関する情報はいくつか届いている。

その1・日本基督教団の牧師(61)は、統一教会の女性信者(あるいは元信者)とラブホテルに入った場面(あるいは出てきたところ)を、統一教会員によって写真撮影されている。それに対して、牧師は「統一教会が尾行するので、それを避けるために(緊急避難的に)、ホテルに入った」と釈明したという。
 私が信頼している牧師なので、この釈明はそのまま受けとめたいが、尾行を避けるためだったら、一般のホテルに逃げ込むなど様々な方法はあったはず。
 わざわざ、入り口も出口も一カ所、裏口のない、逃げ場所としては不適当なラボホテルに逃げなくてもいいと思う。
 まさかその女性と関係があったとは思いたくないが、そう取られてもしかたがない話である。

その2・日本基督教団の鹿児島県にある教会牧師F(62)は、「女性信者に手をつけ、仙台に飛ばされた」という。
 『キリスト教年鑑』の各年度版で確かめたが、2006年度版ではF牧師は鹿児島市で牧師をしていたが、2008年度版では宮城県仙台市の教会の牧師になっていた。
「手をつけた」というのがどの程度のことだったのかは不明だが、鹿児島から遠い仙台に人事異動となったことからすれば、相当程度のことはしたと推測される。
 信者あるいは信者家族とは示談ですませたのだろうか。それとも、異動させることを条件に泣き寝入りしてもらったのだろうか。

その3・やはり関西の福音系の牧師(67)が最近、妙齢のご婦人とラブホテルの駐車場にいるところを目撃されている。

「その2」の話は、日本基督教団に所属し、強制説得を行っている・行ってきた牧師なら、誰でも知っている話のようだ。それなのに、私たちは誰も知らない。
 これまで隠蔽体質の代表格とされてきた病院や警察、大学などでは、少しずつだが情報開示が進み、恥ずべき身内のわいせつ行為も公表するようになってきた。それに対して、日本のキリスト教界は中世のまま、まるで化石業界だ。誰も好き好んで、中世世界に入るような人はいない。クリスチャンが増えないのも当然のことだ。(増えないから、統一教会信者を改宗させて、自分の教会の信者にさせる・・・)

 隠蔽(外部に漏らさないこと)は、現代社会にあっては犯罪的行為であることを、牧師諸兄は認識すべきである。


 とまれ、信者家族のみなさんが注意しなければならないのは、娘さんや妻が脱会の意思を示したあとのことです。前回述べたLさんのように、娘さん(妻も)が単独で脱会説得者と会うような機会を作ってはなりません。どんなに人格円満な脱会説得者、牧師のように思えても!


(注1)高森さんが登場する後藤氏の陳述書(7)を再度、読んで欲しい。高森さんはAと記されている。
 なお、全国弁連の代表者は山口広弁護士である。山口弁護士は高森さんの雇用主であり、高森さんの青春を返せ裁判の代理人。同時に、後藤氏から告訴された宮村氏の応援弁護士でもある。宮村-高森-山口は実に濃密な関係にあるのだ。

 付け加えておけば、今週から突入する参議院選に出馬する有田芳生氏は、数々の違法まがいの強制説得を行ってきた宮村峻氏と、とても仲がいい。今回の選挙もそうだろうが、前回の参議院選も、衆議院選も応援してもらっている。ときには高森さんを交えて、荻窪で酒を飲むという。それほど、有田-宮村-高森は濃い関係にあるのである。
 また、有田氏は宮村氏のことを、平然と「統一教会問題の同志」と呼んでいる。
 「同志」とはいったい、どういう意味だろうか。
 次回以降のブログでは有田氏のことも取り上げる。カテゴリーは今のところ「“救出カウンセラー”の周辺びと」という名前を考えています。

(注2)この2つの本にも、高森さんは脱会説得者として登場している。
 余談になるが、後者の本は古本で1万円の値段(アマゾン検索、6月17日現在)がついている。プレミアムもの、正直驚いた。

(注3)本間氏の『秋田の母ちゃん 統一協会とわたりあう』では、宮村氏は次のように書かれている。

「(荻窪)栄光教会時代忘れることのできない人はM氏です。私が森山氏の下に入る前からおられ、文字通り先生の片腕でした」
「栄光教会ではM氏は信者救出の第一人者で必要な人です。ただ若いためか気性の起伏が激しく、親たちから会長の私に苦情が来ることがありました。私は先生にも申し上げず、時期を待つように言いました」

 確かに初対面の私に、本間氏のことをいきなり「あの、キチガイババアか」というのだから、気性の激しい人という見方はあたっている。
 もっとも、本間氏だって、自分の娘(統一教会員)を精神病院に強制的に送り込んだのだから、いい勝負かもしれない。なお、本間氏の前掲本にはこのことは書かれていない。本間氏の娘さんが書いた手記「声明文」をぜひ読んでみてください。

 付言しておけば、本間氏は88歳。娘を精神病院に送り込んでから40年近くが経とうとしている。この30年近く、娘さんとは一度も会っていない。冥土に旅立つ前に、娘さんに謝罪し、許しを乞うたらどうかと思う。娘さんはもう許してあげてもいいと思っているようだから。

(注4)川崎さんの電話を受けて、浅見さんに川崎さんの意向を伝えたことがある。それに対して、浅見さんはにこやかな表情で、こう答えた。
「いやあ、宮村さんはいろいろ悪く言われていますが、彼は彼なりにいいところがあるんですよ」
 どこがいいのか言わなかったのだが・・・。
 浅見さんには一目置いていたのだが、いずれきちんと書くつもりである。

(注5) 刑事は秋田市に出向き、本間氏にも事情聴取しているので、刑事が教えてくれたネタ元は本間氏だったのかもしれない。


(注6)この本の初版は99年。最初に読んだときには、まっとうなことが書かれていると思った。しかし、拉致監禁のことを知ったいま改めて読むと、鼻白んでしまう。

 文字通り普通の話し合いを長期に行っていれば、脱会の過程(強制脱会ではなく、他者の話を聞きながらの自主脱会の過程)はゆるやかなものであり、劇的な瞬間など訪れない。
 この3人の弁護士は「保護(拉致監禁)説得」を前提にして語っているのだ。

 絶対者の立場に立っていると思われる、良からぬ噂の多い“救出カウンセラー”宮村峻氏と、山口広弁護士・紀藤正樹弁護士とはお友だちの関係にある。本を書くのと同時に、友人として、宮村氏に注意を促したことがあるのだろうか。そんな疑問がわく。

 さらにいえば、出版年の99年は後藤徹氏が監禁されているただ中にあり、監禁場所に前出の、山口氏の被雇用者である高森洋子さんが宮村氏と一緒に説得に通っていた頃である。このことを山口氏と紀藤氏は当然知っていたはずだ。それなのに、したり顔で、カウンセラーの義務を論じる。私が鼻白むのは当然だろう。偽善の臭いすら漂ってくる。

 なお、前出の杉本牧師の講座も、通常のカウンセリング(話し合い)ではなく、“救出カウンセラー”による救出カウンセリングすなわち「保護(拉致監禁)説得」を前提にしたものである。


(注7) 刑法第178条(準強制わいせつ及び準強姦)を引用しておく。
①人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、もしくは抗拒不能にさせて、わいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の懲役に処する。
②女子の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、もしくは抗拒不能にさせて、姦淫した者は、3年以上の有期懲役に処する。


 抗拒(こうきょ)とは、反抗して拒むこと。依存状態を利用して、反抗して拒むことを不能にさせる場合は、この刑法178条が適用できる。被害者は自分にも責任があったなどと、悩む必要はないのだ。
 

(注8) 母親は『宮本の発信?性暴力被害者の家族として』という小冊子を発行している。問い合わせ先は電話・FAX093(321)1124へ。

(追記) 統一教会とりわけ日本・統一教会ではアルコールと煙草は御法度となっている。別に悪いことではない。また世界・統一教会では純潔を絶対のものとしている。この純潔思想の背景にあるものが気になっているのだが、そのことを棚上げすれば、歪な性が横行する現代にあってはむしろ称賛されるべきだろう。

 脱会説得者とそのアシスタントは、統一教会の信者が脱会の意思を伝えると、アルコールを(ときには煙草も)勧める。それに応じる姿を見れば、彼らは破顔し、脱会の意思は本物だったと安堵する。皮肉な表現だが、アルコールの勧めは彼らにとって「精神安定剤」のような役割を果たしている。

 これだけならいいのだが、統一教会から完全に離れたことを示すには、教えを全面的に否定しなければならない。論理的には純潔にノーという態度を示すことである。
 あまり書きたくないのだけど、「おまえはまだ堕落論を信じているのか」「性を不潔なものだと思っているのか」
 そう脱会説得者が稚拙なレトリックを使い、言葉巧みに迫ったとすれば、依存状態、抗拒不能状態にある脱会者の中には、それに応えざるを得なくなる(精神的な空白に陥る)人もいたのではないか、と思うのである。



 与野公園で見たバラの写真の続きです。赤いバラの名前は確か「ミス島田(静岡県)」。公園のシンボルとなっている像のテーマは「翔」。この像のようにすべてから自由でありたいものです。

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コメント

実に根深い問題です

 読ませていただきました。実に根が深い問題だと感じました。何事もそうですが不本意なこととは自由を得た時に不本意さを感じるものです。日本だって戦争に負けて無条件に降伏して、あれから独立し、華々しい高度成長をとげ、先進国になって久しい自由な時代の今、核密約とか米軍基地とかで騒いでいるじゃないですか。あのときは仕方なく…というのが、本当に自由になると、あのときは仕方なかったけど、本当はいいことじゃなかった、不本意だった…とふつふつと心にわき上がってくる。もしも、あのとき笑っていたよ、とか、抵抗しなかったよ、とか反論するとしたら、説得を受けた人たちは抗しがたい空気の中に存在していたのだ。「キリストによる自由は完全である」と説く人たちが「罪の奴隷」をつくったとしたら、かなり悪いことというか醜悪ですよ。頼んだ親にしてみれば「そんなご無体な…」と理不尽極まる心境でしょう。徳川時代にはキリスト像とかが踏み絵であったが、暗黙の空間で性交渉を踏み絵にする、脱会のリトマス紙にする、これは自分たちの欲情をとんでもなく聖職化した味噌糞状態も甚だしい行為だと思う。もっと俗な言葉で言うなら異端改宗の正義の名においてカネも女も手に入る。そういう自由をキリスト様が異端改宗のご褒美にくださったのでしょうか。

牧師の言った言葉

今更ながら思い出しますが、確かに監禁されている場所で反対牧師が言いました。「堕落論なんて信じているの?それは人間の本性であって本能なんだ。若いんだからたくさんの男性とエンジョイしてどんどん恋愛して楽しんだらいいんだ」と。その時は、「うわ~、やっぱり、説得の結果はこんな風に堕落論正当化で話してくるんだな、気持ち悪い」と思ったけど、その牧師の教会に行った時、聖なるはずの礼拝の始まる直前、目に付いたのは元脱会者たちの恋愛風景。しかし、その時は、元信者たちがそうなるのはしょうがないと思ったけど、脱会説得者たちが、そんな実体だったなんて、知れば知るほど本当に腐っています。
ここは韓国ですが、数日前にニュースで、3人の学生たちがマンションの一人暮らしの女性を狙った金品窃盗、数時間の監禁後、開放した事件の報道を見ましたが、反対牧師たちと同類だと思いました。この学生たちのように悪い事をしたらちゃんとお縄になってくれないと!!!こんな人達ゴミ箱に捨ててしまいたい!!!

どちらもカルト?

日本統一教会もカルトですが反牧は、
それを上回るカルト以外の何ものでもないですね。神とイエスの意に副わない非人道的行為を平気で?やってのけるのですから!!
人間失格なのでは?もしも私が被害者の父親だったら?
身内がいなければ丸山隆を殺害?するかいれば迷惑をかけるので自殺?
それぐらいの罪を犯していることに
良心の呵責も感じない?
何が正義?反牧集団も日本統一教会幹部同様に恥を知るべき!!
どちらも反省すらできない?

哀れな変人オンパレードですね

顔写真は画期的ですね。
問題なく可能なら、是非、牧師ご自身が誇りを持って’お仕事’(拉致監禁)をされてきた、
その方々の写真も見てみたいと思いました。
ただ、こういう方々は自分が嫌と思うものには、
捏造してでも真実を捻じ曲げようと行動する恐れがありますので
、もしかしたら少々危険なのかも知れません。(恐ろしい)
でも牧師がたは、誇りをもってやっておられるでしょうから、
やましいことが無いなら問題無いような気もします。

知れば知るほどめちゃくちゃ

本当に恐ろしい事実です。統一教会を辞めたということを実証するために要求してくることに従わないといけないように追い詰められる、、、。めちゃくちゃな話です。
私が偽装脱会を決心できなかった理由の一つは、統一教会で出会った結婚は間違っているから離婚しないといけないでしょうとまでいわれるんじゃないかと思ったからです。
ところで”有田氏は宮村氏のことを、平然と「統一教会問題の同志」と呼んでいる”の部分でふと思った疑問ですが、異端と言われる新興宗教はほかにもあるのに、どうして統一教会にだけ集中して攻撃してくるのでしょうか。どう客観的に見ても、反対派と言われる彼らや牧師はエホバやモルモン教にはさほど関心がない様に見えます。
個人的なうらみでもあるのでしょうか。

思い出した!

なかよしさんの投稿、エホバの文字を見て、思い出しました。

詳細に書けば、誰だか特定されてしまうので、大雑把に書きます。

 その人はエホバの証人の夫で、エホバには大反対の人でした。結末は離婚(宗教がもとで離婚するのはエホバがもっとも多い)。

 その後、彼はエホバに対する反対運動をやるようになりました。その過程で、エホバをやめた人、あるいはエホバを続けていいか悩んでいる人たちから相談が、彼のところに舞い込むようになりました。

 ここまでは何の問題もないのですが、相談する人は彼に依存するようになり、彼は複数のエホバ女性と関係を持つようになったということです。(この情報は、彼が再婚しその後離婚した女性からのものです)

 なかよしさんは次のように書かれています。
「統一教会を辞めたということを実証するために要求してくることに従わないといけないように追い詰められる、、、。めちゃくちゃな話です」

 注意して欲しいのは、ブログで書いたのはあくまで「論理的にいえば」ということです。論理が現実のこととして一人歩きするのは悪い結果しか生みません。

 エホバの夫のことを反芻するに、やっぱり「過度の依存」が最大の問題だと思います。
 人は依存しあいながら生きていくものだと思いますが、「過度」はよくありません。

心の空洞

不倫であろうが、内縁であろうが、大人同士が自己責任において関係を結んでいるなら何も言いません。只、立場を利用しての強要は人としてどうか?と思います。また、精神的に弱っている、過度な依存傾向にある人に関係を迫るのも卑怯なことではないでしょうか?
新堂冬樹のカリスマという小説は、カルトの拉致監禁→強制改修の話しです。その中でて手っ取り早く脱会させる為には代わりを提示することだ!とありました。小説内では教祖をすり替えて、崇拝する対象だけを変えてました。
殆ど自分の教会の信徒にする説得牧師はそれと同じでしょう。確かに代わりがすぐできた方が心の安定は図れると思いますが、それは統一教会いる時となんら変わりがないのです。本人と親がそれでよければいいのですが。統一教会脱会後、牧師の勉強をしている女性から言われました。「クリスチャンにならなければなんのために統一教会に入ったかわからないじゃない」はぁ~という感じでしたが、どうやら殆どがクリスチャンになる牧師は、クリスチャンになるために統一教会に導かれたというらしいです。別に脱会後クリスチャンになるのは、いいです。でも、それが心の空洞を利用してのことならどうなのでしょう?

偶然発見しました。

L子さんの事件は、本当に信じられない事件で、私もなんていっていいのか分かりません。私が宮村氏とかかわっていた89年には、この事件のことは周知のことだったと思いますが、彼は、統一教会のデマと言い切ってました。

 私は偽装脱会後、教会に戻ってから、偶然にもL子さんと思われる人と親しいある女性と知り合いになり、L子さんの事件のことや、言い尽くせない苦しみを味わいながらも、祝福を受け、韓国にお嫁にいった事実を知りました。またその前後に収容所列島も読みました。

 本当にひどい話です。

 でも私はL子さんが、加害者を犯罪に問うことまではできなかったにせよ、勇気をもって声をあげたこと。そして今は家庭を築いていらっしゃる事には心からの拍手を送りたいと思います。

 ところで、たまたま下記の掲示板を発見しました。


元統一教会員の母の悲劇
http://6519.teacup.com/dosanji/bbs/5

クリスチャンという立場で、拉致監禁に反対し、個人的に拉致監禁反対の活動をしてこられた方のようです。
私は、一般の方が拉致監禁問題に反対し、警察を渡り歩いたり、独自で活動するなど、はじめて知ったのでびっくりしました。
またこの掲示板の記事に出てくるK婦人をホテルに呼びつけようとした牧師が誰なのかも気になりました。

Re: 心の空洞

koyomiさん、興味深い投稿ありがとうございました

> 新堂冬樹のカリスマという小説は、カルトの拉致監禁→強制改修の話しです。

 本を紹介していただき、感謝です。読んでみます。
 A教団から信者を完全に脱会させるには、帰依するのをA教祖からB教祖に変えればいい。神戸真教会の高澤さんを思い出し、なるほどと思いました。


> 別に脱会後クリスチャンになるのは、いいです。でも、それが心の空洞を利用してのことならどうなのでしょう?

 本文でも登場してもらった杉本誠牧師は「救出カウンセリング講座」で、日本基督教団は改宗を目的としていないと説明しました。同じ日本基督教団の浅見定雄さんは、拙著『カルトの子』を読んで、バプテスマの牧師がエホバの証人を保護説得で脱会させたあと、その牧師の教会の信徒にさせることには、私も反対だと話していました。同教団の川崎経子さんは改宗もしているようですが、日本基督教団の牧師は改宗にはきわめて抑制的です。

 なぜ、脱会-改宗には反対するのか。
 理由は聞きませんでしたが、おそらくkoyomiさんが指摘される「心の空洞」を利用してはいけない。A教祖からB教祖に変わるだけなら、本人が自立することなく、依存の対象が変わるだけのことに過ぎない。そう判断してのことだと思います。

 ある脱会者(女性)はアッセンブリー京都教会の村上密牧師のところで勉強していたとき、信徒の中に、統一教会員と同じような雰囲気の人たち(統一教会からの脱会者)がいて、気持ち悪かったという感想を述べていました。脱会しても、統一教会を卒業することなく、たんに依存の対象が変わっただけだからなのでしょう。

 実際、強制説得をしてきた牧師の教会に集う信者は、プロパーの信者と、元統一教会信者とに二分され、双方の交流がうまくいかず、ときには対立することもあると聞きました。鳥海さんの『脱会屋の全て』によれば、荻窪栄光教会でも対立があったそうです。
 神戸真教会の謝礼金の怪http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-175.html(注6)で触れましたが、同教会の信者はプロパーが激減し、9割が元教会員です。やはり、上記のことが背景にあったと思います。

「心の空白」を利用されて改宗した人たちは、信仰者というよりたんなる依存者なのではないでしょうか。

Re: 偶然発見しました。

>  ところで、たまたま下記の掲示板を発見しました。
> 元統一教会員の母の悲劇
> http://6519.teacup.com/dosanji/bbs/5
>
> クリスチャンという立場で、拉致監禁に反対し、個人的に拉致監禁反対の活動をしてこられた方のようです。
> 私は、一般の方が拉致監禁問題に反対し、警察を渡り歩いたり、独自で活動するなど、はじめて知ったのでびっくりしました。
> またこの掲示板の記事に出てくるK婦人をホテルに呼びつけようとした牧師が誰なのかも気になりました。

 このご婦人のお子さんを強制脱会させたのは、清水与志雄牧師です。
 ただ、ホテルに呼びつけたのは、清水牧師ではなく、彼女が相談していた元信者の父親だったと思います。

 全国弁連の大会が東京であったとき、彼女とこの父親が上京したときのことではなかったか。「いやらしい爺さんが、しつこく迫ってくるので、気色悪うて、かなわんわ」と嘆いていらっしゃっことを思い出しました。
 

感性が乏しい

カウンセリングという言葉は本来、心理療法用語なので牧師や脱会説得者
が行う行為をカウンセリングとするのはまず適当ではないと思っていましたが、
いろいろ知ってみれば、一般企業で言えば誇大広告だと思います。
難しいところをそうまでして美化したいという下心があり、
結局、脱会 がウリになっているという感じです。
あと監禁現場で最終の 話し合い(違和感ありすぎですが)
密室で、二人きりにされるのは心外、
全然必要無いことをする。ここまできて結論なんてわかりきった話であるのに、
家族の手前、これまでの屈辱行為を廃し、変なところで気を使う(ふりをする、あくまでポーズに思える)、そういうことをする。
説得側が男性、相手が女性なら女としてプライドが許さない、というかそれだけでも傷つくと
思います。そのように、生理的に嫌でも、今のあなたには必要だ、と押し付けてくる。
すべての価値観がこれです。
大きなお世話。
個人的に傷つければ、捕まらなくても人間としての罪になる、
と感じる感性はないのかなあと思います。
どう考えても 救出カウンセラー のやっていることはおかしいのですよ。
そのあと てごめ にするなどはわかり易い話です。どうやって償うのでしょう。

対象が変わる

>A教団から信者を完全に脱会させるには、帰依するのをA教祖からB教祖に変えればいい。神戸真教会の高澤さんを思い出し、なるほどと思いました。

そう言えば高澤牧師の教会の十字架に「真の愛」と書かれていましたね。

統一教会でも「真の愛」という言葉を良く使いますが、既成教会では「イエス・キリストの愛」が普通でしょう。

同じ言葉でも中身、対象が変わっている。

私見ですが元統一教会信者のために「真の愛」にしているように感じました。見当違いでしたらゴメンナサイ。

神戸真教会は昔から「真の愛」なのでしょうか?素朴な疑問です。

本題からそれたようで失礼しました。

残念なこと

「”救出カウンセラー”の性犯罪&性の逸脱(上)」の末尾に次のように書きました。

<拉致監禁を容認あるいは黙認する元統一教会の女性信者のみなさんは、同性として、この事件にどんな感想を抱かれたのでしょうか>

 この記事をアップしたのは6月13日のこと。すでに2週間が経過しました。
 反統一教会の立場に立つ匿名ブログで、盛んに発言している元統一教会の女性信者の方は少なからずいらっしゃいます。
 統一教会がどんなにひどい団体であっても、女性(元)信者が性的被害を受けたことに対しては、同性としてなんらかのコメントはあるだろうと思っていました。
 それなのに、ただの一件もないとは。残念でなりません。

 ブログで書いた性被害の背景には強制説得があります。性の被害にコメントすれば、どうしてもその説得方法に触れざるを得ない。それだから、沈黙するしかないということなのでしょうか。

 反統一教会陣営にとっては、今でも「拉致監禁を手段とする脱会方法」はアンタッチャブルなテーマなのだと改めて思いました。 私が拉致監禁のことを最初に書いた99年からもう10年以上が経過するというのに・・・。しかも、今回の記事は違法行為(逮捕監禁罪)といった次元のことではなく、密室での性犯罪、性の逸脱のことを書いたというのに・・・。

御無沙汰しておりました。
1年ほど前、書き込みをさせて頂いた者です。
米本さんの記事は毎回楽しみにし、婦人公論の記事も、全て拝読いたしました。

ただ、コメントを控えさせて頂いておりましたのは、幽霊食口さんをはじめとする方々の、『統一教会員にしか分からない用語』を多用したコメントには、辟易としていた為です。

また、統一教会員の方々にお願いがあります。

本当に、拉致監禁について訴えたいのであれば、ジャーナリストとしての米本さんの記事にコメントをつける際、
統一教会用語は使わないで頂きたい。
良く出て来るアベルとか・・・。

婦人公論の記事等を読み、米本さんの書籍等に関心を持った方々が、このブログのコメント欄を読んだ時、どう感じるか・・・そこのところを、ご配慮いただけたらと思います。

久々の書き込みであるにも関わらず、記事そのものに関するコメントではなくて、大変心苦しいのですが、
『統一教会側の・・・』と、米本さんが呼ばれてしまうのは、本当に能力のおありであるジャーナリストであられるので、一言信者の方々に向け、コメンとさせていただきました。

>次回以降のブログでは有田氏のことも取り上げる。カテゴリーは今のところ「“救出カウンセラー”の周辺びと」という名前を考えています。

有田氏に関する記事を楽しみにしております。
むし暑い毎日が続いておりますので、どうぞご自愛下さいませ。
ご活躍を、心からお祈りしております。

ひまわり娘さんへ

 久しく投稿がなかったので、寂しく思っていました。投稿、ありがとうございました。

 婦人公論の記事を読んでいただいたそうで、これまた感謝感激です。記事に登場したエホバ二世の2人の女性と昨日会って、いろいろ話しました。近く、3人でブログを立ち上げようということになりました。そのときには、また投稿のほど、よろしくお願いいたします。

「能力あるジャーナリスト」は過分すぎる評価ですが、拉致監禁を批判しただけなのに(人間としてあたりまえの営為なのに)、どうして、「統一教会寄りになった」とか「統一教会の御用ライターになった」と言われなければならないのか。この思考パターンについては、いずれきちんと書くつもりです。

「統一教会の御用ライター」というレッテルを貼っているのは、ジャーナリストの有田氏ですが、ブログの注で予告した通り、彼についてはレッテルではなく、事実に基づいて論じるつもりでいます。
 ただし、今やると、選挙妨害と受け取られてしまいます。それは不本意なので、選挙が終わってからアップする予定でいます。そのときにまたコメントをいただけたら、うれしいです。

>米本様
「全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)」の事務局員をしているSという女性(私は2度会っている)と同一人物だと聞いていた


これは、本当なんですか?

改宗屋と「全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)が結びつくというのは、ちょっと事件が大きくなっていってしまうように感じますが、、、。


「信頼できる筋」本当に信頼できるんですか?

MOさんへ

 全国弁連事務局員のSさんと、後藤さんを監禁下で説得した元信者とが同一人物であることを認めたのは、宮村峻さんです。
 本当ですか?と聞かれても・・・。

<改宗屋と「全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)が結びつく>

 ブログ記事ではこのような表現はしていません。引用するなら、正しくお願いいたします。

 宮村さんを「脱会説得者」(ないしは「脱会請負人」)と表現してきましたが、これまで一度も「改宗屋」と書いたことはありません。
 彼はクリスチャンではなく、会社の社長さんです。直接、改宗のための説得をしたことはないはずです。
 改宗は、宮村さんのお友だちである福音系牧師がやっていました。

 また、後藤さんの部屋に現れた高森洋子さん(仮名)も、脱会説得はしていますが、改宗はしていません。根拠は、ブログにアップしている後藤陳述書、また『人さらいからの脱出』、『脱会屋の全て』の記述です。

 さらに「結びつく」と書いた覚えはありません。
 これに関連する記述を再録します。

(注1)高森さんが登場する後藤氏の陳述書(7)を再度、読んで欲しい。高森さんはAと記されている。
 なお、全国弁連の代表者は山口広弁護士である。山口弁護士は高森さんの雇用主であり、高森さんの青春を返せ裁判の代理人。同時に、後藤氏から告訴された宮村氏の応援弁護士でもある。宮村-高森-山口は実に濃密な関係にあるのだ。(引用終わり)


 全国弁連の事務局員であるS=高森さんが後藤徹さんの監禁部屋に行っていることを、全国弁連代表の山口広弁護士が了解しているとすれば、看過できない問題だと思っています。

 了解ないし黙認していたと解釈するのが自然ですが、それを立証できる証拠はありません。したがって、今のところ(注1)で書いたことがすべてです。

>米本様
わざわざご返信ありがとうございます。
私の行き過ぎた認識でした。

---下記の文---

<改宗屋と「全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)が結びつく>

 ブログ記事ではこのような表現はしていません。引用するなら、正しくお願いいたします。

----

了解しました。
今後、気をつけさせていただきます。

----

全国弁連事務局員のSさんと、後藤さんを監禁下で説得した元信者とが同一人物であることを認めたのは、宮村峻さんです。

----

上記の事実関係をようやく理解することができました。


余談ですが、私の知り合いの女性(当時30歳くらい)も、東京都内で拉致監禁されました。




彼女が実家に帰省した翌日

教会に彼女の親から連絡があり、
「娘は、しばらくあなたの教会には行かない…」

このような連絡がありました。
彼女は、7年間くらい教会に通い続けていましたが、その七年間に親から教会に連絡があったことは一度もありませんでした。

あまりにも長い間彼女との連絡が途絶えたので、不審に思った私のアベル(教会内のお兄さん役)が、

アベル「彼女の実家に行って、彼女の様子を聞いてきてください」

と言い、彼女の実家に行ってインタフォンを押してみましたが、実家はもぬけの殻でした。

その後、何度も何度も彼女の自宅のドアをたたきましたが、締め切られた雨戸と誰もいない実家は何週間経っても、変わらないままでした。

半年ほどして、いきなり教会に

彼女の父「○○の父親ですが、娘の荷物を取りたいんですが、●●さん(アベル)いますか?」

結局、本人と会うことができないまま現在、3年が過ぎようとしています。

もはや、このような人権無視と人権無視放任を放置しておくわけには行きません、、。

彼女も強い女性ではなかったです。
今も後遺症があるのではないか?と心配です。

性の話に行ってますが…

統一協会(教会)は散々、純潔を訴え、信者たちは自ら禁欲的な生活を実践している。ところが、どういうわけか、この点での国民的評価は決して高くはない。日本人は性におおらかすぎる民族のようだ。
監禁グループがいくら性的にみだらであっても、だからといって、それを嫌悪し、問題視するムードは起きにくい。その意味で、監禁グループの女性問題をことさら強調しても、インパクトは広がらない、と思う。
それよりも、むしろ、現役の国会議員である有田芳生氏、著名な弁護士、紀藤氏、山口氏が監禁にかかわっている、という事実。これが核心的で最大の問題だろう。
これまで同様、釈明もしないで、のこのこテレビや公の場に出てこれるようなら、よほどこの国の国民は問題意識がない、といわざるを得ない。

本当のこと

本当の事を知りたいと思っていました。
憶測ではない、
意見ではない、
事実。
米本さん、
ありがとうございます。

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