産経新聞=【外信コラム】ソウルからヨボセヨ キモノ・デモ
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産経新聞が4月10日付で、3月23日に韓国で行われた「拉致監禁反対」のデモを材料にした「外信コラム」を報じた。それを紹介する。ユニークで面白いコラムである。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ キモノ・デモ
注:ヨボセヨ=ちょっとこっちを見てよ。(電話で)もしもし。
韓国ではいわゆる反日感情のため日本のキモノ(和服)は長い間、タブーになっていた。
以前は日本の女性のお客さんから「韓国での行事に和服を着ていっても大丈夫でしょうか?」とよく問い合わせがあった。しかし今は変わった。
日韓カップルの結婚式でキモノ姿をよく見かけるし、さきごろはソウル中心街のホテルで和服姿の日本女性の団体に出合った。聞くと茶道の日韓交流でやってきたという。観光名所になっている故宮・景福宮で、着物姿の日本婦人ご一行様に出くわしたこともある。
韓国では昔から日本女性は評判がいい。ドラマに登場する日本人も、男はいつも悪者だが女性は決まって「よい日本人」に描かれてきた。したがって女性はキモノでも気にしなくてよかったのかもしれないが。
そしてつい先日、ソウルの日本大使館前でキモノを着た日本女性の不思議なデモがあった。横断幕を掲げハンドマイクを持ったタスキ掛けのデモは約40人。うち先頭の10数人がキモノ姿だった。聞くと「世界基督教統一神霊協会」(統一教会)の関係者だという。
日本当局が統一教会の信者に対する「不法な脱退工作」を取り締まらないのはケシカランという抗議だった。抗議文書によると韓国には韓国人と結婚した統一教会の日本婦人が約7000人(在韓日本人の総数は約2万8千人)もいるという。しかし、大使館前でのキモノ・デモには驚いた。(黒田勝弘)
(追記1)この記事のURLはhttp://sankei.jp.msn.com/world/korea/100410/kor1004100332000-n1.htm
デモの写真はここをクリックしてください。
(追記2)書き手の黒田勝弘記者は、韓国では著名人で、日本でも名物記者として知られている。韓国の民主主義化に冷やかな態度を示すことには少々嫌悪感を覚えることもあるが、視点は実にユニークで、勉強になることが多い。
なお、韓国に在住する日本人女性のうち半数が統一教会員であることを、初めて報道した記者でもある。記事は価値中立的なもので、<正直、驚いた>といったニュアンスが行間から読み取れた。
なちみに、この記事は、日本の反統一教会派に衝撃を与えた。渡韓した花嫁の多さに、ある牧師は「これまでの反対運動はいったい何だったのか」とうめくように語った。
(追記3)日本の全国紙で、統一教会員に対する強制説得を取り上げたのは、朝日新聞の「信仰切れず、鎖が切れた」の記事以来、26年振りのことではないかと思われる。
(追記4)前回のブログで案内したHSさんの陳述書は、次のブログにアップします。予定を変更して申し訳ありませんでした。
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コメント
視野の狭さ
視野の狭さにやっと気づいたかと言いたいですね。
報道された韓国の記事を見て、インターネットのすごさを実感しました。
拉致監禁の意味
それは、未だに統一教会が存在していること、説得の成功率の低さに現れています。反対派は、このことをどの位自覚しているのでしょうか?
拉致監禁の記事
「中央ジャーナル」
http://chuohjournal.jp/2010/05/post_2670.html
統一教会信者拉致監禁事件十二年五カ月にわたって棄教を強要(2010年5月25日更新)
無料の記事ではなく、有料の記事です。
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