諸行無常の響きあり、チーン
2021・7・15
桐花大綬章がほしい…山口県、河村建夫議員の「迷走」に自民党内が大混乱に陥っている
7/18(日) 6:02配信
くすぶっていた保守分裂の火種が燃え上がっている。
山口県選出の自民党参院議員・林芳正氏が衆院山口3区への鞍替えを党内で宣言、次の総選挙で現職の元官房長官・河村建夫氏と真っ向勝負を演じる見通しとなった。
下馬評は林氏が優勢だ。
「3区最大の票田の宇部興産は、これまで河村さん支持でしたが、林さんの妻・裕子さんの親族が経営に関わるなど林家と関係が深く、今回は林さん支持。県議団や地元農協、公明党も林サイドに回りつつある。河村さんは相当苦しい」(自民党山口県連関係者)
地元では「河村さんも歳だし、そろそろでは」との声も上がるが、78歳の氏が引くようすはない。その理由は、盟友である二階俊博幹事長の後押しや、政治家としての意地だけではないようだ。
「実は以前から、河村さんは『最後に衆議院議長をやって辞めたい』『そうすれば(総理と同格の勲章の)桐花大綬章を受けられる』と言っている。
順当にいけば次の衆院議長は清和研(細田派)会長の細田博之さん。そのため河村さんは、同じ文教族の森喜朗さんや、地元が同じ安倍前総理に『細田さんの前に1年だけでも議長をやらせてもらえないか』と働きかけてきたが、なかなか実現しなかった。次の選挙後が最後のチャンスなのです」(自民党ベテラン議員)
しかし、清和研は秋の衆院選が終われば安倍派に衣替えする見通し。
「森さんは清和研会長を長く務めた細田さんに報いるため、衆院議長として処遇し、円満に安倍さんに清和研を継いで欲しいと思っている」(前出・自民党ベテラン議員)といい、河村氏の要望が聞き入れられる見込みは薄い。
さらに山口では、次々回の衆院選から選挙区が一つ減ることが決まり、仮に河村氏が秋の衆院選で勝っても、後継者の長男・建一氏へすんなり地盤を継げる保証はない。もし負ければ「お家断絶」もありえる。
窮地の河村氏に、ワガママを言っている余裕はなさそうだ。
『週刊現代』2021年7月10・17日号より
興味深い記事だと思われた方は↓
にほんブログ
- [2021/07/18 07:39]
- 今日の意見・批評 |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- TOP ▲
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://yonemoto.blog63.fc2.com/tb.php/1249-6ae03222
- | HOME |
コメントの投稿