日本のトップ・宋龍天の訴えはなぜ無視されたのか(3)
消えゆく分裂3派(29)
「日本総会長宋龍天氏の天一国指導者総会での報告(2015年) 」を知って、食口たちはどう思ったのだろうか。
ここでいう食口とは、統一教会本部から給料を得ている職員食口(日本人)のことである。勝共連合など摂理機関の職員(日本人)を含む。
一般食口は、宋龍天総会長の報告を知らされていないと思う。小耳に挟んだ人がいるとしても。小生は、文3派の誰かから報告文をもらったと記憶している。
あまり知られていないから、「統一教会変革論議」さんが図解入りで説明したのだと思う。
さて、局長クラスを含む職員食口はどう受け取ったのか。
5つの危機のどれか1つでも数年以内に解決できるという希望があればともかく、そうでなければ躊躇する。
5つの危機が生まれた根本の根本は、金・金・金。「蘇生期」は廃品回収、「長生期」は高額霊石売り、「完成期」は高額エンドレス献金。統一教会から「金金金〓献金生活」を引いたら何もない。あわれなスカスカ団体なのだ。
ウルトラ仮面さんの投稿を全文紹介する。「Re2: 無視された理由」(http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-1036.html#comment18813)
食口が疲弊し、社会的イメージが悪い原因を突き詰めると、最終的には高額エンドレス献金が問題という事になります。
米本さんがよく指摘される、愛のない組織、お互いに関心のない組織。これは、献金絶対主義、献金が全てに勝る善なる行いであり、組織の目的は献金であるかのように進められた結果、としか言いようがないと思います。
牧会者がいくら愛を説いても、献金ノルマを達成できなければクビです。残ったのは、献金を吸い上げることに長けた牧会者のみ。中には、食口を恫喝してでも献金させる牧会者さえいます。
確かに、献金絶対主義を反省し、愛ある教会を目指そうという改革の機運はありました。しかし、それによって献金ノルマ(=韓国家庭連合への送金)が達成できなければ、改革など忘れ去られてきたのが現実です。
牧会者の評価システムや、組織のスリム化など、実を結んだ改革がない訳ではありません。しかし、献金絶対主義にメスを入れなければ、本当の意味での改革はありえません。
宋龍天総会長の報告の後、徳野会長もその内容を高く評価し、改革を進めようとはしました。しかし、改革によって献金(=韓国家庭連合への送金)を減らすことは許されないと公言していたのも事実です。
献金目標が引き下げられた事もありました。これは私の勝手な推測ですが、日本教団の人件費や経費の削減で、その差額を埋めようとしていたのではないでしょうか?言い換えると、韓国家庭連合への送金は減らすことができないので、その差額は日本家庭連合で埋め合わせてきたのではないでしょうか。
結局、問題の核心部分には手を付けることができないまま、信者にとって絶対であるべき教義に重大な疑義が生じ、さらには親子、兄弟で裁判が起こされるという、家庭連合、サンクチュアリ教会、家庭平和協会の三つ巴の戦い。改革など夢のまた夢になり、問題はさらに深刻なっています。
実に説得力ある指摘であろう。
話を少し前に戻す。
5つの危機のどれか1つでも数年以内に解決できるという希望があるような状況だったら、牧会者たちはどうしたか。あり得ないような疑問だが、その場合、内部で改革議論が起きたと思う。
しかし、もはやそんな状況にはなく、牧会者〓公職者〓職員たちはその日暮らしの日々(給料をもらう日々)。それを誤魔化すために、彼らは「会議」に明け暮れていた。
午前中会議、午後も会議。ときに韓国から来日した韓国人幹部の接待が入る。(女がいる酒場で)
で 、口癖は「忙しい・忙しい」(爆)
小生には電話口での言葉は「心を亡くした・心を亡くした」にしか聞こえなかった。心を亡くせるから精神の危機をスル-することができるのだと思う。
<重要な注>ブログ「内部改革を希求します」がスタ-トしたのは、期せずして、日本総会長宋龍天氏の天一国指導者総会での報告があった2015年(1月2日)。
更新がストップしたのは2018年の5月のことだった。
100本近くの記事を書かれ、「内部改革はもう無理」と判断されたのだ。炯眼だと思う。ならば、火の粉は?
職員らの生態を観察して、『火に油を注ぐ』の鞍馬天狗さんは、鋭く、宗教サラリ-マンと命名した。4、5年前のことだったと思うけど---。
もはや、植木等のような気楽なサラリ-マンという訳にはいかなくなった。2万円3万円欲しさのサバイバル時代に突入したからである。
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コメント
金、金、金
すべては自分の選択
この世ではすべて消えて無くなるもの、
消えるものに執着するか、しないか、は
自分の選択だし、心を惑わす背後の存在は確実に、たくさんいる。
根源神は、あーだ、こーだ、言わない。
感じるだけ。
反対の存在は、いろいろ語る。
組織に依存する虫けらどもには、何の用もない。
先回のコメントについて
今日、教会で日本に行ったメンバーとお話しする機会がありました。全部で5人のメンバーでお話ししていて話題になったのが、日本の教会のことでした。現実的にはやはりお金です。お金なしには現実に迫っている問題は解決されないということでした。
私がどうすれば解決できるかと聞いたら、「無理無理、絶対に無理。」と言ってました。どうしてなのかとは聞きいていませんが。
日本とアメリカの教会の雰囲気は全く違って、アメリカでは拍手したり、叫んだり、感動したらたって拍手したり、感情を体でひょうげんするのですが、日本の礼拝では拍手もできないって言ってました。どんなときなおか詳しくは聞きいてませんが、静かに聴くべき雰囲気だといってました。
宋龍天総会長の報告による解決はかなりの時間を要すると思います。ある面多くの犠牲を覚悟で進めなければならない方法でしょう。一番初めに来る犠牲が、経済的問題だと考えます。家賃とか経費を一体誰が払うのか? 収入がなければどうすれば良いかという事です。
1/10献金を信者の自主的献金でやってもらうなら、その教会は運営できるでしょうが、全体の献金もあるので難しいようです。
そんな中で、礼拝参加数の低迷、シックの高齢化、2世たち教会を離れ、低い社会的イメージなどの解決は相当な時間がかかると思われます。その期間の経済はどうするのかということで追い回されてしまい、問題解決どころでないでしょう。そんな情景がみえます。
そうなると独立採算制にしてそれぞれに任せると良いかもしれません。でもビジネスの世界では事業ごとに独立採算制とする「カンパニー制」の導入企業が増えましいたが、日本では20年前、多くの企業が導入するも、経営が混乱し、結局カンパニー制を取りやめることになったそうです。独立採算制にも簡単にはできないようです。
独立採算制にして1/10献金にする。搾取ではなくて、信者の自主的献金をしてもらう。献金の精神はありますが、献金の収支報告も必要でしょう。あやふやになっているという意見がありました。これをすると、海外に送るお金は減るのは覚悟しなければならないでしょう。
何処まで犠牲を伴ってもやる覚悟があるかだと思います。他人事のように書いてしまいましたが、そんな決意は必要だと思います。
先回のコメントは具体案もなくわけの分からないコメントだったと感じています。コメントそのために再びコメントさせていただきました。
Re: 先回のコメントについて
今回は前回よりはまともになっていますが、似たりよったりです。
しっかりしてくださいな。
日本語が十全でなければ、ここにあえて投稿される必要はないと思います。キチガイキさんのとことか。よろしくです。
内部改革は無理。なのか
チャート内に『食口が組織や責任者に対して抱いている思い(言わないが…)』とありましたが、個性は色々あるかと思います。私はストレートに言い続けてました。
イエスマンばかりを配置する組織は滅びると言うではないですか。おまけに、「真の父母を中心とする家族」なんですからね、思った事、感じている事を言うのは当然の事と考えていました。でも、組織からすると鬱陶しい存在だったのでしょうか、献身者時代は割と短期間で人事異動されてました。
今、振り返ると、ですね!
…まぁ、近年に至って愛が無くても、ご利益!があればそれで伝道してました。祈願書とか、「書いたことが叶わなかった時は、神様から見た時に他に重要なことがあって、其方を優先されているの(大意)」と、わかるよ〜な、わからんよ〜な事を区域長とかアベルとか、事情を知り尽くした人から言われてましたね。
今は“何”で伝道してるんでしょ。
先日、「今は教会長が変わって、とても優しいいい人だから礼拝に来ない?」と、教会員から誘いが来ました。
いゃ〜、、、“礼拝”って、誰を拝するの??って感じですよね。
“いい人”の話なんて、そこら中に…。
向こうも私の問い掛けには相対せず、言いたい事だけ言って電話は終わりました。
火の粉ブログでなされる分析(諸氏コメント欄含め)は、結構タイムリーで、反芻するとまた深い気づきを得られて、立ち上がる力が湧いてくる様に思います。「相対」という言葉についても先日取り上げられていましたね。
「真の家庭」とか「メシヤ」「再臨主」とか「原理」「真理」「罪」色々と、吹き込まれたし、自ら進んでのめり込んだことも否定出来ないけれど。
自分の背景を変えたいが為に伝道に勤しんでいた時期もあった。(背景の良い人を伝道すると、自分も背景が良くなり、その人がもし教会を去る時には、先祖の功労を全て置いて出て行く様になっていると聞いていました)
今、振り返ると恐ろしい事をしていました。…申し訳ないことでした!
“背景の良い人”と教会で言う時は、金脈、人脈がある時かな?
宋龍天会長さんは、責任者としてとても腰の低い方のような印象を個人的に持って居ます。
当時は全教区回って、教会員と握手して写真まで撮ってくれてましたよね。
私も写真撮って貰ってます。
日本人会長はしなかったことでした。
教会員の、下々の事情と心情が分かり過ぎて下克上に??とか!
奥様もご活躍されて居たし、複雑な人間関係が生じたのかも知れませんが、下々には知る由もありません。
働き蟻ですから〜。
不得意のようです。
用語問題
>「真の家庭」とか「メシヤ」「再臨主」とか「原理」「真理」「罪」色々と、吹き込まれたし、
別に統一さんが特化している訳ではないと思いますが、『1984』に見られる通り、特殊な用語はその人を呪縛します。
ロシア革命は1917年。ソ連崩壊は1991年。実に74年間も、定義、字義がはっきりしない言葉に呪縛されました。
1筆1論で、書きたいです。
呪縛を防ぐにはふつうの「辞書」を引くことだと思います。そこになければ警戒を。
コスタさん、常に、辞書を!
用語問題(2)
えらそうにといった印象を持たれた方もいるのではないかと、説明しておきます。
誰も見ない「日記」とか手帳とかだったら、いちいち辞書を引く必要などありません。
しかしながら、ブログの場合、日記とは名ばかりで、世界中の人が閲覧できるようになっています。
たとえば、このブログの今現在は、「イギリス領インド洋地域」「オーストラリア」からもアクセスがきています。
だからこそ、手元に辞書を-なのです。
念を押す
念を押すという受け取りになってしまいました。わかっているけど治らないところがあります。でも、そんなこと言ってたら、ブログも書けないので。
大学入試に国語と英語がなければとどんなに良かったかと思っていました。理系の頭なのでちょっと変わった文章に受け止められるかも知れません。表現は乏しい世界もあります。表現の上手い人は羨ましいです。書いた文章読み返せばよいのですが、性格上出来ません。読み返す努力はしています。一応、ポイントになるとネットで調べる努力はしています。専門家からの指摘感謝です。
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