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宮村の支配的性格/取り巻きとの異様な関係 

ストーカー事件の真相(28)

宮村の特異な性格

 これから宇佐美冤罪事件の構造を明らかにする。(文中敬称略)

 その前に、構造の核となる人物のことに触れておく。
 むろん、脱会屋・宮村峻のことである。
 
 絵解き記事を書こうとして、こんなことが思い浮かんだ。 
 <よりファンダメンタルな教会に所属する脱会説得者、新潟の牧師松永、岡山の高山、京都の船田など、あるいは聖書の一字一句に拘泥しない日本基督教団に所属する杉本清水、故川崎などが、脱会者に、元婚約者を告訴させるようなことをするのだろうか。あるいは脱会者が元婚約者の教会員を告訴しようとしたとき、それを是認することはあるのだろうか・・・>



 彼らの人となりを知っているわけではないから断言はできないものの、宮村であったからこそ、宇佐美をストーカー犯に仕立て上げようとしたのではないか。
 

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いきなり荻窪警察の公安だぁ! 

ストーカー事件の真相(29)

実にシンプルな出来事

 前回の記事で、Kを脱会説得した宮村峻の人間性のことに言及した。この記事を踏まえ、ストーカー事件の真相を解き明かしていく。最初に、事件の概要を記す。これだけは頭に叩き込んでもらいたい。(文中、敬称略)

2010年6月8日-統一教会を脱会したKが献金等返還請求の法的手続きを取るため、両親と一緒に、山口広弁護士の事務所を訪ねた。その際、宇佐美の姿を目撃した。(ストーカーと認定された行為1
6月12日-父親が運転する車の中から、杉並区の路上にいる宇佐美の姿を目撃した。(行為2
9月30日-両親と一緒に山口弁護士を訪ねた際、宇佐美の姿を目撃した。(行為3
10月3日-Kの隠れ家付近で、Kは宇佐美の姿を目撃した。(行為4

(行為1~4で、宇佐美はKに目撃されていたことを知らなかった。行為2では、宇佐美はKの姿を見ていない)

10月3日-K家族は宇佐美に隠れ家を知られたことに驚愕した。調べた結果、Kの父親の車にGPSが設置されていたことが判明。これによって、それまでの謎-宇佐美がKの居る所をどうして知ったのか-が解ける。GPSを取り外す。

11月28日-杉並区のサウナで、宇佐美とK・宮村たちとが遭遇。そこで、Kは自分の気持ちを宇佐美に伝え、宇佐美はKの脱会が偽装ではなく真性脱会であることを認識した。(行為5

*注この段階ではGPSは存在しない。
前段の「遭遇」は宇佐美の主張で、Kは「待ち伏せ」していたと主張。ただし、検事は宇佐美の主張を真っ向から否定するような具体的な弁論を行っていない。
また後段の記述の根拠は、宇佐美はこの日以降、Kとの接触を試みていないことにある。真性脱会とわかったからである。

2011年1月13日-Kは告訴状を提出(告訴代理人は山口広弁護士)。
2月7日警視庁公安部は宇佐美を逮捕するとともに、宇佐美宅を家宅捜索した。

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冤罪ドラマの監督は警視庁公安、裏方は誰? 

ストーカー事件の真相(30)

統一教会と公安警察

「警察社会の常識」では考えられないことに、Kのストーカー相談に対応したのは、ストーカー事件をこれまで一度も手がけたことがなかったという荻窪警察公安係の松岡栄太であった。このことは前回の記事で詳述した。(文中敬称略)

 相談を受けた松岡が警察官の職務としてまずやるべきことは、ストーカー規制法に基づき、宇佐美に「今後ストーカー行為をしないように」(ストーカー行為ではないのだが)と警告を発することだった。そうしていれば、事件は一件落着していた。
 ところが、松岡は宇佐美を署に呼び出すことなく、警視庁公安部に連絡したのである。
 驚喜雀躍したのは、同部の刑事福山研三郎だった。

 ここから、フレームアップのドラマが始まったのである。

フレームアップ:無実の者を罪に陥れること。多くは政治・治安・イデオロギー上の理由から、事実を曲げたりを事件を捏造したりして犯罪者を仕立て上げ、世論の攻撃を誘導する 政治的詐術。

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勝利したフレームアップ作戦 

ストーカー事件の真相(31)

 これまでの記事は「法的真実は必ずしも真実ではない」「宮村の支配的性格・取り巻きとの異様な関係」「いきなり荻窪警察の公安だぁ!」「冤罪ドラマの監督は警視庁公安。裏方は?」
 このシリーズを初めて読まれる方はどうかお目通しを。

フレームアップ

 警視庁公安部の福山研三郎たちは、いよいよ最後の仕上げに取りかかった。
 それは、宇佐美逮捕劇の演出である。
 公安はどう考えたのか。想像してみたい。
 それには、前回紹介した「フレームアップ」の言葉の意味を噛みしめる必要がある。

無実の者を罪に陥れること。多くは政治・治安・イデオロギー上の理由から、事実を曲げたり事件を捏造したりして犯罪者を仕立て上げ、世論の攻撃を誘導する政治的詐術。

 ポイントは「世論の誘導」である。(以下、一部敬称略) 

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法律などどこ吹く風の反統一教会の人たち 

ストーカー事件の真相(32)

はしゃぐ「公安御用達びと」

 
自前で記者会見を開く弁護士の山口広。右側の人物は、山口とともに後藤裁判で脱会屋の代理人になっている木村壮か?

 公安のフレームアップ作戦大勝利だけならまだしも、それを補強・補完する人たちがいたから、気分悪いことこのうえなしだ。
 今回は、前回の記事の末尾で触れた「公安の御用達(ごようたし)びと」のことである。
 その一人は言わずと知れた弁護士の山口広だ。(一部、文中敬称略)

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