監禁した側(親)と監禁された側(子)の対話? 

保護説得と親子関係(8)

『我らの不快な隣人』の第?部の主人公は宿谷麻子さん(保護説得によって脱会)。その麻子と母親とのトークショーが「拉致監禁をなくす会」の主催で、昨年の11月15日、渋谷の「フォーラム8」で開かれた。出席者は約60人。

 監禁した側(親)と監禁された側(子)の対話は、おそらく世界でも初めての試みだろう。

 これから数回にわたって、トークショーを掲載する。
 保護説得を体験された信者・元信者のみなさん、また保護説得を実行された信者・元信者のご家族、保護説得を検討していらっしゃる信者のご家族には是非とも目を通していただきたいと願っています。親子それぞれの気持ち・心理がよく理解できるはずです。

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赤ずきんちゃんは無事だった! 

お知らせ(19)

 七草粥をいただき、胃の調子を整えたところで、正月気分ともおさらばです。
 今年もよろしくお願いいたします。謹賀の投稿ありがとうございました。

 正月休みに拉致監禁事件が何件発生するか心配していましたが、1月8日昼現在の調べによると、一件も起きていません。つまり、赤ずきんちゃんは狼に食べられることなく、全員、無事だったということです。

 もっとも、いまだ勧誘・献金実績しか興味のない、人間性が欠落している指導者(教区長・教域長・青年支部長・婦人部長など)が全国に散在しているようなので、教会員が戻ってこなくても関心がないというケースもひょっとしたらあるかもしれませんが。

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監禁した側(親)と監禁された側(子)の対話? 

保護説得と親子関係(9)

アベルと嘘

司会:ありがとうございました。その無理さが(アベルの指示に従って親子関係を良くしようとする麻子の無理さが妹に)気味悪く思われたと言うことですね。
  (妹さんが変化に気付かれ)、麻子さんの入信を知ってから、お母さんは教会側の責任者と何かやりとりがありましたか。

母:それはないです。反対に親戚に相談して、麻子をどうしたら良いか相談しました。私は、あまり週刊誌とか世間のことは知らなかったので、どうして良いか分からなくて、それで親戚を頼ったんです。
  親戚と、それこそ、こそこそと会って、麻子に内緒で相談していました。
 
 その結果、主人の弟に説得してもらって、麻子はやめるということになったんです。それならと、主人の弟と麻子と主人の3人で、麻子が通っているホームへ行って、脱会の届けを出したんです。

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保護説得と親子関係(10)


表現できない痛み


司会:親子同士で話が通じ合わないとか、誤解を生じたままだという部分がどんどん問題を深刻化していくということがあるわけですが、米本さんと麻子さんが作成された表のなかに1994年5月の子どもの動きと親の動きというのがあります。

 ここを見てみますと、麻子さんは山中湖畔のマンションから逃げ出して、一時期、新宿教会周辺のホームを転々とされました。それに対してご家族は新宿界隈を探し回わる。
 そのときの様子をちょっと触れていただければと思います。 

娘:山中湖畔から脱出したときに、まず最初に、アベルに電話を入れました。
 新宿で待ち合わせしました。
 そこでアベルに会って、初めて、すごくほっとしました。

 このままの拉致監禁の精神状態でしたら、精神は死んでしまうと思うほど、気持ちはズタズタになっていたので、逃げてアベルの元に戻ったときに、すごくほっとしたのを覚えています。

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保護説得と親子関係(11)


家族以外の人物


司会:それでは、監禁後のお話に移っていきます。それぞれの立場からですね、今日のテーマの一番大事な部分の親子関係が、どのように修復していったのか、経験からポイントになることを、お母さん、麻子さんお願いします。

母:麻子がすごいアトピーになったのですね。買い物にも行けなくなるし、何もできなくなって、「お母さん来て」ということで、私は泊まりで、ずっと、麻子の面倒を見るようになりました。
 そこから少しずつ麻子の言うことをだんだん聞くようになったんだと思います。

『我らの不快な隣人』103?108頁を参照)

娘:アトピーになったのは96年7月に解放されてからすぐでした。アトピーは体中全身に出て、ステロイド剤の後遺症で、全身が腫れ上がるほど酷い状態で、体中から体液が漏れ出るという症状を起こしていまして、介護がなければ絶対一人では生活できない状況に追い込まれていました。

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保護説得と親子関係(12)

高額エンドレス献金

司会:統一教会に対する疑問や意見をおっしゃってくださいますか。同じ質問を麻子さんにもお願いします。

娘:はい。一番、統一教会を辞めるきっかけになったのは高額な献金エンドレスな献金ということでした。一番私の心に引っかかったのは日韓トンネル(を建設を名目にした献金)でした。

 あんなに騒いでお金を巻き上げて、その後、清水牧師(当時大田八幡教会、現行田教会)のところで「日韓トンネル計画書」というのを見せて頂いたんですけど、これでは到底、日韓トンネルは実現しないであろうと思われると、私の目から見てはっきりしましたので、統一教会を辞めました。そういうことが、つまり、いろいろ口実を作って献金をさせて、そしてその個人の財産がすっかり無くなるまで献金させるというところが私にとっては一番の疑問です。

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監禁した側(親)と監禁された側(子)の対話? 

保護説得と親子関係(13)


「あんた」から「お母さん」へ

司会:脱会された家族の皆さんはその後どうされているのか、ご存じのことがあれば。

母:脱会された方は、今まで統一教会に入っていなかったような振りをして、子どもさんは社会に出て行く。親も、うちの子どもが入っていたというのは見せないような、隠しているというふうな感じが見受けられます。

 私は、あのときは、うちの子どもが統一教会に入っていて、すごい保護説得・拉致監禁をやって苦しんだのよと、私は平気で言います。でも、他の親御さんは、私は普通の親御さんではないのでわからないんですけれども、統一教会を悪い面で見ているので、絶対に自分の子が統一教会に入っていたというのはひた隠しに、隠している方が多いと思う。

 親子というか兄弟姉妹関係が良くないというのをよく聞きました。だから、子どもさんが実家に帰っても、親に本音を言えない、心を閉じる、苦しいまま生活をする。拉致監禁が辛かったことを言うと、自分はまた拉致監禁されるという不安があるのじゃないかと思います。

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拉致監禁事件、発生! 

拉致監禁リアル情報(7)

 新たな拉致監禁事件、発生!


 このほど、カープ(原理研究会)に所属する名城大学4年生のT・Fさん(女性)が監禁されたことが判明した。

 T・Fさんは1月15日に、17日までの予定で実家(滋賀県長浜市)に帰省した。予定日を過ぎても戻ってこないため、名古屋地区のカープの責任者が実家を訪ねたところ、留守番をしていた実兄がにやにやした表情の笑顔を浮かべ「親子で話し合いをしています」と語ったという。

 背後にいる牧師は不明だが、立地からすれば、考えられるのは神戸真教会の高澤守牧師である。

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監禁した側(親)と監禁された側(子)の対話? 

保護説得と親子関係(14)

緊急ニュースを流したため、対話シリーズが中断してしまい、申し訳ありませんでした。前回で対話がちょうど終わったところでした。今回は質疑応答です。

一人で立って歩けるような人に

司会:時間がなくなりましたので、質問は2人だけ受けます。

会場発言者A:3、4年ほど前に、宿谷麻子さんのホームページを読んで、かつて統一教会のリーダーの位置を担っていたものとして、一度会ってお詫びをしたいなあという、その気持ちを話したくて・・・。
 
 ホームページで本当に心が痛かったのは「私はこの世の中で真実を探したのにどこにもなかった。統一教会にあると思って入ってきたのに教会にもなかった」という言葉でした。(涙)

 その叫びが胸に痛くて、本当に統一教会が再びそういう真実を探す人の答えがあるような教会にするために、このホームページの内容を受け止めて、私は統一教会を改革しますという誓いを立てましたので、今日お会いできて本当に感謝です。ありがとうございました。(涙)

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