ブログ開設の目的 (2009年のスタンス) 

長年、宗教批判、カルト批判の原稿を書いてきた。

当然のことながら、批判の対象となった団体からの評判は悪い。「幸福の科学」「ヤマギシ会」「ライフスぺース「コスモメイト(現ワールドメイト)」などは裁判で訴えてきた。(いずれも勝訴)
統一教会は、『世界日報』日曜版で、ヤマギシ会との裁判について1、2面を使って、私の顔写真まで載せ、批判をした。

その逆に、奇妙なことに、反カルト、人権正義派の立場の人たちからも批判を受けてきた。97年に出版した「洗脳の楽園?ヤマギシ会という悲劇」では、ヤマギシ会に反対する「ヤマギシを考える全国ネットワーク」がホームページに「取材過程が虚構だ」という批判文章を掲載した。

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ブログの骨格 - ふり払うべく火の粉の正体  

ブログの骨格?目次

(このページをブログの目次として利用していただければと思います。ブログにアップしたものは「お知らせ」以外はすべてリンクしてあります。


「洗脳の楽園」への批判は「ヤマギシを考える全国ネットワーク」からのものだけだったが、統一教会(統一協会)信者を拉致監禁して強制脱会させる?という水面下の事実を暴露した雑誌記事と単行本への批判は陰に陽に長期に及んだ。

そのため、それら(火の粉)に対する、これから書いていく私の批判は、どのことを指したものか分かりにくいと思う。そこで時系列で火の粉を示しておく。

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弁護士山口氏のコラムを評す(1) 

山口コラム(1)
牽強付会1

 牽強付会
 自分の都合のよいように無理に理屈をこじつけること

 2004年、月刊「現代」11月号にルポ「書かれざる「宗教監禁」の恐怖と悲劇」を掲載したところ、すぐさま全国霊感商法対策弁護士会(以下全国弁連)の機関誌「弁連通信」に、会代表の山口広弁護士の「お粗末な内容の米本論文」というコラム書評が載った(以下、山口コラム)。短文なので、ぜひ目を通してください。

 山口広弁護士が「ルポ」(記事)をあえて「論文」と言い換える底意には言及しないが、「すでに最高裁決定で確定した判決で、拉致監禁ではないことが認定されているアントール美津子、先般の高裁判決で同様の認定がなされた今利理絵について、拉致監禁された事例と決めつけ、(「お粗末な米本論文は)判決無視の統一協会と軸を一にしてしまった」という見解には首を、大きく、傾けざるを得ない

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資料1 - 2004年 - 月刊「現代」 書かれざる「宗教監禁」の恐怖と悲劇 

月刊「現代」に「書かれざる「宗教監禁」の恐怖と悲劇」を掲載。

次の2つのサイトに全文が掲載されている。
http://www5.plala.or.jp/hamahn-k//gendai.htm
http://ataul-g.hp.infoseek.co.jp/gendai2004.11.htm

資料2 - 2004年 - 紀藤弁護士への質問項目(FAX全文) 

月刊「現代」に「書かれざる「宗教監禁」の恐怖と悲劇」を掲載。この記事の取材で、紀藤氏に質問項目をfaxで送る。

紀藤正樹様

質問は2点です。

1. 統一教会の事件で、霊感商法絡みで刑事事件になったものはあるでしょうか(住居不法侵入罪などを除く)。また元信者を含め被害者が告訴したケースはあるでしょうか。あれば、簡単な箇条書きでいいですから、要点を教えてください。警察への要望書は弁連ニュースで見ています。

2. 渡辺博さんから、87年から01年まで弁連に寄せられた相談被害金額は総額で870億円と聞いていますが、和解を含め裁判や示談で返還させた金額の総額はわかりませんか。ざっとでもいいのですが。

お話ししたかどうかわかりませんが、媒体は月刊「現代」です。

昨日の電話でもお話ししたように、弁連を代表して弁護士のどなたかにインタビューしたいと希望しています。テーマは脱会の手法についてです。実現のほど、切望しています。取材者としては当然、取材しなければならないわけで、インタビューNOとなれば、ファックスなどで質問せざるを得なくなります。それだとギコチなくなるので、やはり会ってお話を聞くというのが一番いいと思います。ご相談のうえ、ご連絡をお願いいたします。

資料3 - 2004年 - 「弁連通信」に掲載された「現代」ルポに対する山口弁護士のコラム書評  

月刊「現代」に「書かれざる「宗教監禁」の恐怖と悲劇」を掲載。

「弁連通信」に、弁護士山口広氏がコメント書評「お粗末な米本論文」を掲載。


お粗末な内容の「米本論文」


 米本氏もヤキが回ったとしか言いようがあるまい。月刊現代の統一協会機関紙が喜んで紹介している「米本論文」は、あまりにお粗末な内容で「残念!!」。

 すでに最高裁決定で確定した判決で、「拉致監禁」ではないことが認定されているアントール美津子、先般の高裁判決で同様の認定がなされた今利理絵について、「拉致監禁された事例」と決めつけ、判決無視の統一協会と軌を一にしてしまった(二八八頁)。

彼は統一協会信者が有罪判決を受けた恐喝事件、薬事法違反事件、マイクロ過労運転の死亡事故、古参の信者大貫の殺人事件、韓国人夫が日本人妻を殺した事件などさえ知らないまま、あるいは敢えて無視して書いている。

 また、少くとも平常心で対外的に発言できる心理的情況にない元信者の話を実名で中心に据えたことは、彼の良識を疑わしめる。統一協会のシステム化された教え込みの本当の意味の悪質さ、個々人にもたらす深刻な影響を彼は理解しようとしていない。

彼のジャーナリストとしての根性やこれまでの業績については高く評価していた。しかし、たいへん残念だが、この論文についてはそうコメントするしかない。

この号だけ統一協会信者は大量に購入して、親元を含むあっちこっちにバラまいて宣伝している。
【このコメントの文責は弁護士山口広氏】

弁護士山口氏のコラムを評す(2) 

山口コラム(2)
牽強付会2

 今利理絵氏が訴えた2人の牧師の代理人は山口広渡辺博紀藤正樹氏の3氏。タレ弁(タレント弁護士)の如くテレビによく登場する紀藤氏は有名だが、他の2人も宗教絡みの事件が起きたときにはよくマスコミに顔を出す。世間のイメージは“カルト”と闘う人権派弁護士たちというものであろう。

 山口氏たちは、ほんとうに「拉致監禁はなかった」と思っていたのか。
 それが実に疑わしいのである。

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弁護士山口氏のコラムを評す(3) 

山口コラム(3)
牽強付会3

 山口広弁護士をはじめとする全国弁連全国霊感商法対策弁護士会)に所属する弁護士たちは、水面下で続けられてきた強制説得の実態を知らなかったのだろうか。

 私が拉致監禁の事実を知り驚愕したのは99年のことだ。そのことを同年に出版された別冊宝島『救いの正体』(「ドキュメント救出」)で明らかにした。

 ちょうど今利氏アントール美津子氏の裁判が始まったばかりの頃である。現在発売されている宝島SUGOI文庫『救いの正体』に収録されているので、読んでみてください。

この記事が載ってから数ヶ月のこと。記事を再録した『教祖逮捕』が出版された直後のことだった。山口広弁護士から電話があり「会いたい」と言ってきた。彼曰く、「あの記事によってすごいハレーションが起きているよ

 私は面食らった。

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弁護士山口氏のコラムを評す(4) 

山口コメント(4)
勝訴の裏側1

裏側 : 両面ある物の、普通は隠れて見えない方の側。文脈により、物事の背後にひそむ(意外に)醜悪な事情を指す(新明解国語辞典



 これまでのブログ記事(「弁護士山口氏のコラムを評す 牽強付会1?3」)は、山口広弁護士が「お粗末な論文」と評した私のルポ「書かされざる宗教監禁の恐怖と悲劇」が最高裁判事に影響を与えたこと、全国弁連(全国霊感商法対策被害弁士会)に所属する少なからぬ弁護士たちが「保護説得」と呼ばれる脱会方法の実態が「拉致監禁」であることを知っていたこと?を明らかにした。

 これからの3回にわたる「勝訴の裏側」では、弁護士や牧師たちが「全面勝訴した!」と喧伝する、今利理絵氏が提訴した裁判の裏側の事情を書くことにする。

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弁護士山口氏のコラムを評す(5) 

山口コメント(5)
勝訴の裏側2

 清水牧師が強制説得に関わっていたことを知っていたのは、紀藤弁護士ばかりではなかった。

 今利氏が提訴してから、弁護士たちは清水、黒鳥の両牧師に有利になるような陳述書を裁判所に提出することを決めた。清水氏は自分の説得によって脱会した元信者に陳述書を依頼した。

入信から脱会までの経緯を書いて欲しい。ポイントは親子で話し合いに入った経緯、できれば希望して話し合いに入ったことなど。私との話し合いは平穏だったこと」

 牧師側の裁判戦術が透けて見える。

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宮村峻氏 松永牧師ら書類送検される。 逮捕監禁罪容疑で。 

ニュース(1)
脱会説得者の宮村峻氏など6名を書類送検 - 統一教会員を12年監禁した容疑で (2月11日付) 

荻窪警察署は3日、後藤徹氏(45)を逮捕監禁、監禁致傷、統一教会(統一協会)からの脱会を強要した疑い(強要未遂)で、同氏の母親、兄、兄嫁、妹、ならびに株式会社タップ(東京都杉並区荻窪)の社長宮村峻氏(63)、日本同盟基督教団・新津福音キリスト教会牧師の松永堡智氏(64)を東京地検に書類送検した。

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弁護士山口氏のコラムを評す(6) 

山口コメント(6) 
勝訴の裏側3

 前回書いたように、「話し合いは希望して入った」「話し合いは平穏だった」と書いて欲しいという清水牧師の要望を、元信者のKM氏は断わり、事実をありのままに綴った陳述書を弁護士に送った。

 彼女が弁護士渡辺博氏に送ったファックス全文を紹介しておく。それを読めば、裁判の裏側の事情を理解することができるだろう。

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ブログと活字媒体との落差について 

一筆一論(1)

プロローグ

 ブログのメインでは「火の粉を払う」ことに専念していますが、それとは別に、思いついたことをときおり綴っていくことにします。

最初に、タイトルをどうしようかと考えました。

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市民組織「拉致監禁をなくす会」が発足 

ニュース(2)
市民組織「拉致監禁をなくす会」が発足
脱会者2人を含め50人が参加 (2月16日付)

「拉致監禁をなくす会」の設立総会が2月15日、文京シビックセンターで開かれた。参加者は拉致監禁(保護説得)によって脱会した元信者2人を含む50人が参加した。

総会は、会を代表して小出浩久氏(一心病院医師、『人さらいからの脱出』の著者)の挨拶から始まった。
「会の目的は拉致監禁をなくすことだが、それと同時に会が監禁体験者が心の傷を癒す場になるようになればと願っている」

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後藤徹さんの驚くべき回復力 

ニュース(3)
後藤氏の驚くべき回復力
「絶対に自分の事件をあいまいにしない」
(2月17日)

 2月15日に開かれた「拉致監禁をなくす会」の設立総会で、参加者が圧倒されたのは後藤徹氏の熱弁だった。

与えられたスピーチ時間はわずか10分。この10分間で、後藤氏は12年5カ月の監禁生活を、速射砲の如く、しゃべりにしゃべり、しゃべりまくった。圧巻であった。

彼のスピーチが終わると、まるで感動的なオペラが終わった如く、自然と拍手が沸き起こった。

私が感慨深かったのは、後藤さんの身体つきであった。
監禁解放直後は39キロ。今は70キロ。

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強制改宗目的の「拉致監禁」は刑法犯罪 - 「なくす会」が設立総会(世界日報) 

ニュース(4) 
2月16日付けの「世界日報」に設立総会のことが記事に掲載されたので紹介します。

強制改宗目的の「拉致監禁」は刑法犯罪
「なくす会」が設立総会(世界日報)

 
拉致監禁による強制改宗など宗教迫害の根絶を求める市民組織「拉致監禁をなくす会」(代表・小出浩久氏=医師)の設立総会が十五日、東京・文京区のシビックセンター内で開かれ、被害者や支援者ら約百人が集まった。

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より読みやすく・書きやすく 

お知らせ(1)
「後藤氏の驚くべき回復力」のニュースの冒頭に、色文字で「ニュース(3)」と付けたように、これからは冒頭に通しナンバーを打つことにしました。その理由を以下に…

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少しばかりの宣伝を 

お知らせ(2)
このブログは、「ブログ開設の目的」「ブログの骨格」でもお知らしているように、私の月刊『現代』のルポ「書かれざる『宗教監禁』の恐怖と悲劇と単行本『我らの不快な隣人』への批判(火の粉)を反批判する(振り払う)ことを目的にしたものです。

このため、ブログではどうしても火の元になったルポや本の記述に具体的に触れざるを得ません。その結果、火の元を読んでいないと、全体の文脈が掴むことができないところもあると思います。

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弁護士山口氏のコラムを評す(7) 

山口コラム(7)
小細工1

小細工 : 根本的な解決ではなく、つまらない策略や手段で一時を糊塗すること(新明解国語辞典



 コラムを読んで思わずのけぞり「嵌められた」と思ったのは、次の一文だった。

彼は統一協会が有罪判決を受けた恐喝事件、薬事法違反事件、マイクロ過労運転の死亡事故、古参の信者大貫の殺人事件、韓国人夫が日本人妻を殺した事件などさえ知らないまま、あるいは敢えて無視して書いている

これを読めば、誰だって、米本和広のルポは統一教会を身びいきしたものと思うだろう。
なぜ、嵌められたと思ったのか。話は長くなる。

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リンクを追加しました。 

お知らせ(3)

日本脱カルト協会」と「宗教ジャーリスト室生忠」のサイトをリンクに加えました。

前者は、私のブログで批判する人たちのほとんどが会員となっている会のサイトです。元信者のPTSDの原因となった黒鳥栄牧師も清水与志雄牧師も会員です。

後者は、反統一教会陣営に、統一教会と癒着していると批判された室生忠氏のサイトです。これまでの拉致監禁関係の裁判のことがわかりやすく書かれています。判決文も載っています。

推薦図書を追加しました。 

お知らせ(4)

飛鳥井望著『PTSDとトラウマのすべてがわかる本』」(講談社)と、ジュディス・L. ハーマン著の『心的外傷の回復』増補版(みすず書房)を推薦図書にアップしました。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)のことを知りたい方にはお勧めします。前者はイラストがふんだんに取り入れられているので、とても読みやすいです。
画面をクリックしてもらえば、アマゾンの注文コーナーにつながります。

弁護士山口氏のコラムを評す(8) 

山口コラム(8)
小細工2

 警察庁の検挙ゼロ件の議事録を読んで、こんな仮説が生まれた。

牧師も、牧師の説明を鵜呑みにした信者家族も、ひょっとしたら、民事事件と刑事事件との区別がわからず、統一教会が数多く敗訴した民事事件を犯罪事件と思い違いをしているのではないか。それだったら話の辻褄があう

それでも、長年統一教会問題と取り組み、数多くの資料を収集している牧師も果たしてそうなのか・・。

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