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罪深き人の名は川崎経子牧師! 

渡辺博弁護士の秘密めいた手紙(17回)

なんと罪深き“クリスチャン”!!

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 三田由香里さんが陳述書(「上」 「下」)を第2東京弁護士会の綱紀委員会に提出したことはすでに述べた。提出は2010年2月28日のことだった。
 
 陳述書の冒頭で、彼女はこう述べていた。

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「沈黙の共謀」の証明 

渡辺博弁護士の秘密めいた手紙(18)

 これまで2回にわけて、三田由香里さんの陳述書を紹介した。
 この陳述書(甲18号証)をもってしても、田中幸子さんの渡辺弁護士への懲戒請求は棄却となった。
 以下は、私の「感想と解説」である。

厚顔無恥 

 田中幸子さんの懲戒請求の主張に対し、渡辺博弁護士と山口広弁護士をはじめとする39人の代理人たちは、そもそも、統一教会員に対する「拉致監禁を手段とした脱会説得」など存在しないと反論した。
 清水与志雄牧師が強制説得をしていた旨の過去の裁判の証言録、また拉致監禁裁判で親子が和解した裁判記録などを証拠として提出しても、厚顔無恥な彼らは「存在しない」の一点張りだった。
 
 “マインドコントロール”の種本、チャルディーニの『影響力の武器』で書かれている「首尾一貫性の法則」に呪縛されているとしか言いようがない。

 とまれ、そうしたときに、元信者の三田由香里さんが勇気を振り絞って、「私の一連の出来事は渡辺先生の手紙通りだった」と明らかにしたのである。眠そうな綱紀委員会の目がパッチリ開き、懲戒相当だと議決してしかるべき証拠だろう。 

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渡辺弁護士たちが青くなった甲18号証(下) 

渡辺弁護士の秘密めいた手紙(17)

・はじめに
・事実経過
(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)
・陳述書を書くに至った経緯
(1)(2)(3)(4)(5)(6)


(8) 「いのちの家」で父親に聞きました。
「どうして、私が統一教会に入っていることを知ったの?」(私)
弁護士さんから手紙が届いたんだよ。『娘さんが統一教会に入っている』って。びっくりしたよ。はじめは信じられなかった」(父)
「なんていう弁護士さん?」(私)
渡辺博さんという弁護士だよ。すぐに信じることができなくて、インターネットで調べたんだよ。手紙に書いてあった法律事務所をネットで調べると、きちんとした法律事務所であり、適当なことを言うはずがないし、嘘ではないと思ったんだ」(父)  

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渡辺弁護士たちが青くなった甲18号証(上) 

渡辺弁護士の秘密めいた手紙(16)

 田中幸子さんは懲戒請求にあたって、甲1号から甲22号証までの証拠を提出した。その中で、渡辺弁護士が青くなり、代理人たちのメーリングリストで大騒ぎになったのは元女性信者の陳述書甲18号証だった。

 なぜ、監禁諸派は陳述書に衝撃を受けたのか。
 それは、渡辺弁護士の手紙通りのこと-当職に相談→脱会屋を紹介→拉致監禁→監禁説得-が行われたことを、体験者自らが暴露したからである。

 陳述書を全文、紹介する。長文なので、2回に分けて行う。陳述者を三田由香里さんとしておく。

 読みやすいように、適宜、改行、行空けをした。下線、ゴチックは私。文中の*注は最小限にした。それを補うために、陳述書の最後に、やや長めの補足説明と感想を書いておく。

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弁護士村-沈黙の共謀! 

渡辺博弁護士の秘密めいた手紙(15)


 沈黙の共謀(conspiracy of silence)

 
 この言葉を知ったのは、加藤新太郎氏の『弁護士役割論』によってであった。加藤新太郎氏はエリートコースを歩んでいる裁判官であり、法曹界で知らない人はいないだろう。司法修習時代にお世話になった弁護士も少なくないはず。

 彼が東京地裁の統括判事をしていたときの判決文を読んだことがあるし、東京高裁統括判事のときにはいわゆる「割り箸事件」と呼ばれる医療過誤訴訟の判決を聞くために傍聴したこともあった。原告敗訴判決だったが、判決文を読み上げたあと、被告(医師)に説諭していたのが印象的だった(これは新聞記事になったと記憶する)。前者の判決文もなかなか人情味あふれるものであった。
 

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