ブログと活字媒体との落差について 

一筆一論(1)

プロローグ

 ブログのメインでは「火の粉を払う」ことに専念していますが、それとは別に、思いついたことをときおり綴っていくことにします。

最初に、タイトルをどうしようかと考えました。

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家族の再生  

一筆一論(2)

家族の再生-門田家の場合

我らの不快な隣人』第14章「韓国に渡った花嫁たち」で登場してもらった門田由紀江さんの、その後のことを書いておく。(門田さんは監禁事例にある05年のS・Y子さん。脱会説得者は日本基督教団の岩崎隆牧師)

05年12月に監禁部屋から脱出した門田由紀江さんは、そのまま家族と会うことなく渡韓し、合同結婚式で決まった韓国人男性(小学校教員、I君)のもとに嫁いだ。

私は、親子の早期再会がなければ、お互いの感情は固定し、永久の別れとなってしまうと危惧し、何とか仲を取り持とうと、メールや電話で双方と何度かやりとりをした。

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家族の解体 

一筆一論(3)

家族の解体

実に、不可解なことがある。
門田家の明るい話と打って変わって、今度は少々暗い話である。

牧師など脱会説得者たちは「統一教会問題は家族の問題だ」という。どういう意味か正確にはわかないが、子どもが統一教会に入信したことによって家族の関係が悪化した。だから、統一教会問題とは畢竟、家族の問題という意味だろう。

 そうだとすると、理解不能なことが生じる。

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猫さんへの返信  宮村峻氏 松永牧師 清水牧師 黒鳥牧師  

一筆一論(4)

脱会説得者と料金

猫さん、コメントありがとうございました。
読んでいると、いろいろなことが思い出されてきました。
少々ランダムなのですが、以下、徒然なるままに。

一昨年夏の韓国取材で、偶然にも私と郷里(島根県)が同じ、在韓の統一教会信者の方(女性)と知り合いになりました。昨年の8月、彼女が2人の子どもを連れて里帰りするというので、私もお盆休みを取って松江市に戻り、彼女の実家を訪問しました。

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ジョージ・オーウエルの世界 『1984年』 

一筆一論(5)

用語と用語法-ジョージ・オーウェルの世界

 どんな団体でも、多かれ少なかれ、独特の用語法がある。とりわけイデオロギー性の強い団体となると、外部からは理解しがたい用語と用語法があり、用語の使い方によって団体のメンバーを束縛する。

 ジョージ・オーウェルの有名な小説『1984年』(ハヤカワ文庫)では、全体主義国家の新語法によって人々の精神と行動を呪縛する様子が生々しく描かれている。

「タイムス 88・12・3 bb 日命 報道 極不可 言及 非実在者 全面的リライト ファイル前 用上提」
 これを旧語法に翻訳すると、
「1983年12月3日付けザ・タイムス紙に掲載された“偉大な兄弟”の日々命令報道は極めて不充分。既に実在しない人物に言及している。全面的に書き直して綴じ込む前に草案を上司に提出せよ」

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