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資料3 - 2004年 - 「弁連通信」に掲載された「現代」ルポに対する山口弁護士のコラム書評  

月刊「現代」に「書かれざる「宗教監禁」の恐怖と悲劇」を掲載。

「弁連通信」に、弁護士山口広氏がコメント書評「お粗末な米本論文」を掲載。


お粗末な内容の「米本論文」


 米本氏もヤキが回ったとしか言いようがあるまい。月刊現代の統一協会機関紙が喜んで紹介している「米本論文」は、あまりにお粗末な内容で「残念!!」。

 すでに最高裁決定で確定した判決で、「拉致監禁」ではないことが認定されているアントール美津子、先般の高裁判決で同様の認定がなされた今利理絵について、「拉致監禁された事例」と決めつけ、判決無視の統一協会と軌を一にしてしまった(二八八頁)。

彼は統一協会信者が有罪判決を受けた恐喝事件、薬事法違反事件、マイクロ過労運転の死亡事故、古参の信者大貫の殺人事件、韓国人夫が日本人妻を殺した事件などさえ知らないまま、あるいは敢えて無視して書いている。

 また、少くとも平常心で対外的に発言できる心理的情況にない元信者の話を実名で中心に据えたことは、彼の良識を疑わしめる。統一協会のシステム化された教え込みの本当の意味の悪質さ、個々人にもたらす深刻な影響を彼は理解しようとしていない。

彼のジャーナリストとしての根性やこれまでの業績については高く評価していた。しかし、たいへん残念だが、この論文についてはそうコメントするしかない。

この号だけ統一協会信者は大量に購入して、親元を含むあっちこっちにバラまいて宣伝している。
【このコメントの文責は弁護士山口広氏】

統一教会(統一協会)を脱会した人たちの生の声 

資料(4)

「一筆(8)」でアナウンスした「統一教会の元信者の生の声」を紹介する。

 以下に引用するのは、強制説得を手がけていた日本基督教団の川崎経子氏が、脱会した信者に配ったアンケートを集約したものである。

「統一協会で得たものがあったか、それをどう生かしていきたいか」

(回答者は28人。恣意的な引用と誤解されたくないために全員の回答をそのまま載せる。回答は原文のママを基本とするが、わかりやすい表現にしたところもある。不明な点は?マークを入れた)

なお、このアンケート調査は『我らの不快な隣人』380頁注14でも違う角度から触れている。

統一教会の人にとっても、反統一教会の人にとっても、あるいは“カルト”に関心のある人にとっても、<脱会した人たちがやめたあと過去の統一教会にどんな気持ちを抱いているのか・・・>?興味深い必見資料だと思う。

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資料5?拉致監禁問題が国会で 

 国会の参議院決算委員会で、拉致監禁問題が取り上げられました。

「参議院インターネット審議中継」をクリックすると、左側に「会議名」がアップされます。
 そこの「決算委員会」をクリックすると、「開催日」が表示されます。

 5月14日をクリックすると、審議中継が画面に表れます。大変長いのですが、お昼の休憩の約30分前から、拉致監禁問題の質疑応答が始まります。

 質問者は自民党の秋元司議員。答弁に立ったのは、中井洽国家公安委員長千葉景子法務大臣です。

 秋元議員は、統一教会の名前、また具体的な拉致監禁の事例を伏し、一般論として、「ある宗教に入信した子どもをそこからやめさせるために、家族が子どもを拉致監禁して説得しようとした場合、政府はいかなる対処をするのか」と質問しました。

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外国人記者クラブで、後藤氏が記者会見(上) 

資料(6)
『財界にっぽん』10月号?特別レポート・宗教ジャーナリスト室生忠(上)

財界にっぽん10月号

外国人記者クラブの記者会見で拉致監禁の恐怖の実態を語った後藤徹さん
監禁下では40度の高熱を出しても医者にかかれず
問題放置は政府の国連外交・人権外交の障害に

ブログスタイルに合わせて、読みやすいように、改行、行空けを適宜、行った。

 京のメトロ日比谷線・日比谷駅の階段をのぼると目の前に有楽町電気ビルがそびえている。その北館最上階、20階のエレベーターホールから奥に進むと、社団法人・日本外国特派員協会の時代を感じさせるアンチーク調の受付がある。

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外国人記者クラブで、後藤氏が記者会見(中) 

資料(7)
『財界にっぽん』10月号?
特別レポート・宗教ジャーナリスト室生忠
(中)

財界にっぽん10月号

外国人記者クラブの記者会見で拉致監禁の恐怖の実態を語った後藤徹さん
監禁下では40度の高熱を出しても医者にかかれず
問題放置は政府の国連外交・人権外交の障害に

ブログスタイルに合わせて、読みやすいように、改行、行空けを適宜、行った。

 場の約30席がおおよそ埋まるなか、ふと気がつくと、AFP(フランス通信社)の記者と並んで熱心にメモを取る一人の日本人女性がいた。
 会見終了後、感想を聞くために名刺交換をお願いすると、ジャーナリストではなくて、米国大使館・政治部政治外交政策課の中堅職員だった。

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