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弁護士山口氏のコラムを評す(1) 

山口コラム(1)
牽強付会1

 牽強付会
 自分の都合のよいように無理に理屈をこじつけること

 2004年、月刊「現代」11月号にルポ「書かれざる「宗教監禁」の恐怖と悲劇」を掲載したところ、すぐさま全国霊感商法対策弁護士会(以下全国弁連)の機関誌「弁連通信」に、会代表の山口広弁護士の「お粗末な内容の米本論文」というコラム書評が載った(以下、山口コラム)。短文なので、ぜひ目を通してください。

 山口広弁護士が「ルポ」(記事)をあえて「論文」と言い換える底意には言及しないが、「すでに最高裁決定で確定した判決で、拉致監禁ではないことが認定されているアントール美津子、先般の高裁判決で同様の認定がなされた今利理絵について、拉致監禁された事例と決めつけ、(「お粗末な米本論文は)判決無視の統一協会と軸を一にしてしまった」という見解には首を、大きく、傾けざるを得ない

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資料1 - 2004年 - 月刊「現代」 書かれざる「宗教監禁」の恐怖と悲劇 

月刊「現代」に「書かれざる「宗教監禁」の恐怖と悲劇」を掲載。

次の2つのサイトに全文が掲載されている。
http://www5.plala.or.jp/hamahn-k//gendai.htm
http://ataul-g.hp.infoseek.co.jp/gendai2004.11.htm

資料2 - 2004年 - 紀藤弁護士への質問項目(FAX全文) 

月刊「現代」に「書かれざる「宗教監禁」の恐怖と悲劇」を掲載。この記事の取材で、紀藤氏に質問項目をfaxで送る。

紀藤正樹様

質問は2点です。

1. 統一教会の事件で、霊感商法絡みで刑事事件になったものはあるでしょうか(住居不法侵入罪などを除く)。また元信者を含め被害者が告訴したケースはあるでしょうか。あれば、簡単な箇条書きでいいですから、要点を教えてください。警察への要望書は弁連ニュースで見ています。

2. 渡辺博さんから、87年から01年まで弁連に寄せられた相談被害金額は総額で870億円と聞いていますが、和解を含め裁判や示談で返還させた金額の総額はわかりませんか。ざっとでもいいのですが。

お話ししたかどうかわかりませんが、媒体は月刊「現代」です。

昨日の電話でもお話ししたように、弁連を代表して弁護士のどなたかにインタビューしたいと希望しています。テーマは脱会の手法についてです。実現のほど、切望しています。取材者としては当然、取材しなければならないわけで、インタビューNOとなれば、ファックスなどで質問せざるを得なくなります。それだとギコチなくなるので、やはり会ってお話を聞くというのが一番いいと思います。ご相談のうえ、ご連絡をお願いいたします。

弁護士山口氏のコラムを評す(2) 

山口コラム(2)
牽強付会2

 今利理絵氏が訴えた2人の牧師の代理人は山口広渡辺博紀藤正樹氏の3氏。タレ弁(タレント弁護士)の如くテレビによく登場する紀藤氏は有名だが、他の2人も宗教絡みの事件が起きたときにはよくマスコミに顔を出す。世間のイメージは“カルト”と闘う人権派弁護士たちというものであろう。

 山口氏たちは、ほんとうに「拉致監禁はなかった」と思っていたのか。
 それが実に疑わしいのである。

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弁護士山口氏のコラムを評す(3) 

山口コラム(3)
牽強付会3

 山口広弁護士をはじめとする全国弁連全国霊感商法対策弁護士会)に所属する弁護士たちは、水面下で続けられてきた強制説得の実態を知らなかったのだろうか。

 私が拉致監禁の事実を知り驚愕したのは99年のことだ。そのことを同年に出版された別冊宝島『救いの正体』(「ドキュメント救出」)で明らかにした。

 ちょうど今利氏アントール美津子氏の裁判が始まったばかりの頃である。現在発売されている宝島SUGOI文庫『救いの正体』に収録されているので、読んでみてください。

この記事が載ってから数ヶ月のこと。記事を再録した『教祖逮捕』が出版された直後のことだった。山口広弁護士から電話があり「会いたい」と言ってきた。彼曰く、「あの記事によってすごいハレーションが起きているよ

 私は面食らった。

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